スポーツランドSUGO

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日本の旗 スポーツランドSUGO
概要
所在地 日本 宮城県 柴田郡 村田町 菅生6-1
オーナー ヤマハ発動機
運営会社 株式会社 菅生
代表取締役社長 多田 栄治[1]
事業内容:サーキット運営/ライディング・ドライビングスクール/各種走行会など
営業期間 1975年5月 -
収容人数 5万人
主なイベント SUPER GT
スーパーフォーミュラ
スーパー耐久
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
国際レーシングコース
Sportsland Sugo.png
コース長 3.737km
コーナー数 11
ラップレコード 1分5秒005 (2015年
アンドレ・ロッテラー
ダラーラ・SF14スーパーフォーミュラ
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スポーツランドSUGO(スポーツランドすごう)は、宮城県柴田郡村田町菅生にある総合モータースポーツ施設である。ヤマハ発動機の関連会社によって運営され、国際自動車連盟(FIA)公認の国際レーシングコース(グレード2)を含む[2]4つの専用コースを有する、モトクロス世界選手権日本グランプリの開催地である。

沿革[編集]

コース[編集]

国際レーシングコース[編集]

国際自動車連盟(FIA)公認(グレード2)のオンロードサーキットであり、全長は3.73750Km(シケイン部分を除く3.704256km)で右回りのテクニカルサーキットである。最終コーナーからホームストレートにかけての10%(高低差約73m)の登り勾配が特徴[8]。また、このコースは平坦な場所がなく、常に登り、下りの繰り返しである[9]。2輪は最終コーナー手前のシケインを通るが、4輪の場合はそのまま直進する。

1987年のコース改修の影響で、通常のサーキットでは1コーナーの手前にあるピットロードの出口が、本コースでは2コーナーの後ろにある。ピット数は45個。観客席は、グランドスタンド約12,000席、他13,500席(第1コーナースタンド、SPスタンド、シケインスタンド)である [10]

全体的にランオフエリアは狭く、巨大なスポンジバリアを大量に用いて壁への衝突事故を防いでいる。そのため大きいクラッシュが発生するとスポンジバリアがコース上に飛散する事がある。前述の山間部の地形を生かした標高差73mというアップダウンに富んだコースレイアウトとタイトなコーナーが連続することからアクシデントが発生しやすく、他のレースではありえないような事例が発生することから、「SUGOには魔物が棲む」と表現されることがある[11][12][13]

コースレイアウトの変遷
Aerial photo of Sportsland Sugo 1976.jpg Aerial photo of Sportsland Sugo 1984.jpg Aerial photo of Sportsland Sugo 2013.jpg
1976年度(昭和51年度)撮影の国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
1984年度(昭和59年度)撮影の国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
オープンの1975年以来、格段に向上したマシン性能に対応するため、また安全面から、最大の難所と言われた高速の第1コーナーに1983年4月にS字カーブが新設された。この改修でコース全長は2.6633kmに延長された。
2013年度(平成25年度)撮影の国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
1987年4月に大規模改修を行いFIA、FIM公認の国際レーシングコースとしてハイスピードコースからテクニカルコースへと生まれかわった。コース全長は1076.8m延長され、4輪で3.704256km、2輪で3.73750kmとなった。観客収容能力も約5万へと拡大している。

コースレコード[編集]

カテゴリー 記録 ドライバー メーカー・車種 樹立日
フォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラ 1'05.005 アンドレ・ロッテラー ダラーラ・SF14/トヨタ 2015年10月17日
全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権 1'06.514 テオ・ファビ ジャガー・XJR-14 1991年11月2日
JLMC 1'13.306 黒澤治樹 クラージュ・LC70/無限 2007年5月12日
SUPER GT GT500 1'10.516 大嶋和也 レクサス・RC F 2016年7月23日
GT300 1'17.493 松井孝允 トヨタ・86 2016年7月23日
全日本ロードレース選手権 JSB1000 1'27.523 伊藤真一 ホンダ・CBR1000RR 2010年8月28日

国際オフロードコース[編集]

国際モーターサイクリズム連盟(FIM)公認の国際オフロードサーキット。2005年から2007年にかけて本コースでモトクロス世界選手権が開催され、2005年12月にはモナコ・モンテカルロにおいて開催された、2005FIMモトクロス・スーパーモト表彰式(2005 FIM Motocross and SuperMoto Prize-giving Ceremony)でスポーツランドSUGOの施設・競技運営・観客への配慮が高く評価され「FIMモトクロス・ベストオーガナイザー賞」を受賞している[14]。菅生名物の「大坂」は傾斜角30°全長約70m 最大高低差約35mという規模で、坂というよりも「壁」である。

西コース[編集]

1975年当時、国内最大規模のコース(1,050m)として造られたカート専用コース。1977年にはFIA-CIK(国際自動車連盟/国際カート委員会)の国際公認コースとして登録され、同年、国内初の国際格式レース「第1回ジャパンカートレースミーティング」が開催されている。「SUGOマルチコース」の名称でカートをはじめとして2輪・4輪のイベントが多数行われてきたが、2008年12月のファイナルイベントを最後に、コースレイアウトを変更するなど全面改修を行い、2009年3月に「西コース」の名称でリニューアルオープンした[15]。改修後のコース全長は984m、ストレートを長くするなどテクニカルコースにスピードがプラスされたコースに生まれ変わっている[7]

SUGOマルチショートコース[編集]

2014年4月にオープンした新コース。ポケバイ・ミニバイク/モタード・キッズカート・レンタルカートなどで走行することができる。営業はビッグレース開催日以外の土日曜日・祝日、ゴールデンウィーク夏休みは毎日営業となっている。

イベント[編集]

国内はもとより国際的な選手権レースの開催実績を持つ。

バイクレース[編集]

カーレース[編集]

ATV[編集]

過去[編集]

モータースポーツ[編集]

音楽[編集]

その他[編集]

  • ドライブ王国2008 in SUGO(2008年5月24日・25日)[16]- トヨタ自動車主催。セントラル自動車等が協力。
  • MTG宮城トヨタグループモーターフェスティバル(2010年10月3日、2013年5月18日・19日、2014年6月7日・8日)- 宮城トヨタ自動車主催[17]
  • 宮城県オールトヨタモータースポーツフェスティバル(2012年4月7日・8日)- 宮城県オールトヨタ販売店グループ(宮城トヨタ自動車・仙台トヨペット・トヨタカローラ宮城・ネッツトヨタ仙台・ネッツトヨタ宮城)主催[18]
  • GAZOO Racing ワクドキ もっと サーキットを走ろう(2012年 - )- トヨタ自動車・GAZOO Racing主催によるサーキット走行会[19]
  • Enjoy Honda 菅生(2012年 - )- 本田技研工業によるファン感謝イベント[20]

レースクイーン[編集]

このサーキットの専属レースクイーンである「SUGOレースクイーン」がおり、毎年コンテスト・オーディションが行われてグランプリ、準グランプリが決定し、メンバーが入れ替えられる。コスチュームは、仙台市にある宮城文化服装専門学校の学生によるデザインが2005年平成17年)から毎年採用されている[21]

SUGO RACE QUEEN 備考
2001 多田恵子、小田桐華恵、神農英子、守谷志保、坂本優利 [22]
2002 奥山友紀、細部葉、祐川茜、福沢由希、佐藤敦子 [23]
2003 小野寺美穂、佐藤葵、田端恵、冨樫幸絵、岩手佳代子 [24]
2004 大熊紋季、千坂香織、平山倫、相馬ふみ、齋藤真里枝 [25]
2005 菊田かおり、杉本知春、遠藤佑希恵、千坂香織、相馬ふみ 千坂香織・相馬ふみは2004年度から継続[26]
2006 遠山みのり、栗原美帆、菊地あおい、平林妙子、柏倉綾子、前田智穂子 [27]
2007 野中翔、種崎まりえ、天野由加里、芦野由憂、佐久田瑠美 [28]
2008 片見祐子、浅野加奈、内藤淑美、星亜祐美、小野寺みなみ、モスタルディーニ・絵里香 [29]
2009 佐藤陽子、河合ひかる、和泉麗、林万理、小野寺みなみ、内藤淑美 小野寺みなみ・内藤淑美は2008年度から継続[30]
2010 林万理、佐藤陽子、森あみ、千葉陽子、唯、佐藤理緒 佐藤陽子・林万理は2009年度より継続[31]
2011 伊良井蛍、熱海景子、千葉萌美、岡田ちほ、唯・森あみ 唯・森あみは2010年度より継続[32]
2012 芳田七海、藤本ゆり、加藤志織、中山玲名、熱海景子 熱海景子は2011年度より継続[33]
2013 ユリエ、夕陽あや、橋本祐美、山口令奈、武田智恵、加藤志織 加藤志織は2012年度より継続[34]
2014 半澤智穂、上山真里愛、村山美月、末永冬子、ユリエ、山口令奈 ユリエ・山口令奈は2013年度より継続[35]
2015 遠藤萌、小沼未里、石川阿沙恵、奥山かずさ、半澤智穂、上山真里愛 半澤智穂・上山真里愛は2014年度より継続[36]
2016 高木由紀、遠山瑞姫、及川真珠、鈴木ユウ、澤田加奈子、奥山かずさ 奥山かずさは2015年度より継続[37]

「SUGOレースクイーン」出身の著名人には、2003年(平成15年)に務めた岩手佳代子(宮城県のローカルタレント)や2007年(平成19年)に務めた天野由加里2010年ZENT sweeties)などがいる。

SRQ5[編集]

SRQ5
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
活動期間 2012年 -
共同作業者 サウンドリソース
メンバー 芳田七海
藤本ゆり
加藤志穂
中山玲名
熱海景子

2012年(平成24年)の「SUGOレースクイーン」に選ばれた5名によりローカルアイドルユニット「SRQ5」が結成された[38]。同年5月4日からDate fmAIRJAM Friday』内で始まったコーナー「SUGOサウンドサーキット」に合わせ、同コーナーを担当するSRQ5が「恋のポールtoウィン」[39]でデビューした[40][リンク切れ]。同曲はスポーツランドSUGOのCMBGMとしても使用されている。

その他[編集]

  • 1982年昭和57年)、映画「汚れた英雄」のロケ地として利用され、撮影のための模擬レースを実施している。オープニング映像は旧コースのオンボード映像である。
  • 台湾ドラマ『戰神 MARS』のロケ地となった。
  • 2012年のSUPER GT第4戦予選で、予選前に馬の背コーナー付近のコース上に穴が空いているのが発見されるトラブルがあったが、石灰で目印をひき予選レースを開始した。

アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “代表取締役社長交代のお知らせ” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 株式会社 菅生, (2016年3月18日), オリジナル2016年5月16日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20160516130449/http://www.sportsland-sugo.co.jp/press/pdf/release_20160318.pdf 2016年5月16日閲覧。 
  2. ^ LIST OF FIA LICENSED CIRCUITS 2015.02.06 (PDF)
  3. ^ スポーツランドSUGO 40周年 PART01”. 2015年9月14日閲覧。
  4. ^ スポーツランドSUGO 40周年 PART02”. 2015年9月14日閲覧。
  5. ^ スポーツランドSUGO 40周年 PART03”. 2015年9月14日閲覧。
  6. ^ スポーツランドSUGOの事業集約について -モータースポーツ事業に特化し、新たなスタート- - 広報発表資料”. ヤマハ発動機株式会社 (2004年11月2日). 2015年9月14日閲覧。
  7. ^ a b スポーツランドSUGO 40周年 PART04”. 2015年9月14日閲覧。
  8. ^ SUPER GT サーキット紹介 : モータースポーツ”. J SPORTS. 2016年1月5日閲覧。
  9. ^ 山野哲也. “山野哲也のサーキット攻略講座! 第16回 スポーツランドSUGO”. ブリヂストンモータースポーツ. 2016年1月5日閲覧。
  10. ^ モータースポーツ|SUGOインターナショナルレーシングコース”. JAF 日本自動車連盟. 2015年9月14日閲覧。
  11. ^ 皆越和也 (2015年9月17日). “魔物が棲むSUGOはどんな結末に?”. J SPORTS. 2016年1月5日閲覧。
  12. ^ 【スーパーGT 第6戦】チャンピオンへのサバイバル!最大関門のSUGO決戦!”. オートックワン (2015年9月16日). 2016年1月5日閲覧。
  13. ^ 松永和浩 (2015年10月2日). “SUGOの魔物は健在だった?第6戦SUGOはマザーシャーシ勢が初勝利!【SUPER GT 2015】”. clicccar.com. p. 3. 2016年1月5日閲覧。
  14. ^ スポーツランドSUGOが2005FIMモトクロス・ベストオーガナイザー賞を受賞!”. MFJ Online Magazine. 2015年9月14日閲覧。
  15. ^ SUGO MULTI COURSE FINAL EVENT”. 菅生スポーツクラブ. 2015年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月14日閲覧。
  16. ^ ドライブ王国”. トヨタ自動車. 2015年8月21日閲覧。
  17. ^ MTG宮城トヨタグループモーターフェスティバル公式サイト”. MTG宮城トヨタグループ. 2015年8月21日閲覧。
  18. ^ 宮城オールトヨタモータースポーツフェスティバル公式サイト”. 宮城県オールトヨタ販売店グループ. 2015年8月21日閲覧。
  19. ^ スポーツランドSUGOでサーキット走行体験イベント「ワクドキサーキットを走ろう」開催”. GAZOO Racing. 2015年8月21日閲覧。
  20. ^ Enjoy Honda history”. Honda. 2016年1月5日閲覧。
  21. ^ SUGOレースクイーンコスチューム”. 宮城文化服装専門学校. 2015年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  22. ^ 2001 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2002年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  23. ^ 2002 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2002年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  24. ^ 2003 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2003年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  25. ^ 2004 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2004年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  26. ^ 2005 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2005年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  27. ^ 2006 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2006年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  28. ^ 2007 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2007年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  29. ^ 2008 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2008年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  30. ^ 2009 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2010年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  31. ^ 2010 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2010年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  32. ^ 2011 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2011年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  33. ^ 2012 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2012年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  34. ^ 2013 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2013年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  35. ^ 2014 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2014年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  36. ^ 2015 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2015年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月22日閲覧。
  37. ^ 2016 RACE QUEEN”. スポーツランドSUGO. 2016年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月16日閲覧。
  38. ^ 仙台 イイね!”. SUGO RACEQUEENブログ. 2014年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月21日閲覧。
  39. ^ 恋のポールtoウィン”. サウンドリソース (2012年5月5日). 2015年8月22日閲覧。
  40. ^ 鉄子、ふたたび・・・(SUGO RACEQUEENブログ 2012年5月5日)

関連項目[編集]

宮城県内のモータースポーツ施設[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯38度08分25秒 東経140度46分32秒 / 北緯38.14028度 東経140.77556度 / 38.14028; 140.77556