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仙台ハイランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

仙台ハイランド(せんだいハイランド)は、宮城県仙台市青葉区にあった、遊園地ゴルフ場サーキットから構成される複合レジャー施設である。かつては西仙台ハイランドともいった。スキー場の営業もあった。1973年(昭和48年)にゴルフ場が開場し[1]、その後、遊園地[2]やサーキット[3]がオープンした。2014年(平成26年)から2016年(平成28年)にかけて各施設の営業が順次終了し閉鎖された。施設は解体、用地は売却され、跡地に太陽光発電所である新川メガソーラーハイランド第一発電所および仙台メガソーラーハイランド発電所が建設された。

経営者は青葉ゴルフで、仙台ハイランドの他に宮城県大和町のミヤヒル36ゴルフクラブを経営していた。青葉ゴルフは2006年(平成18年)5月に民事再生法を申請したが、2021年(令和3年)春から大和町のゴルフ場も閉鎖した状態となり、同年8月18日に事業停止した[4]

仙台ハイランド遊園地

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仙台ハイランド遊園地
仙台ハイランド入口
所在地 日本の旗 日本 宮城県仙台市
座標 北緯38度17分27秒 東経140度37分42秒 / 北緯38.290889度 東経140.62825度 / 38.290889; 140.62825
住所 青葉区新川早坂12
公式サイト www.aobagolf.jp/amusement/index
所有者 株式会社青葉ゴルフ
開業 1981年
閉鎖 2015年8月31日
旧称 西仙台ハイランド遊園地
開園期間 3月中旬~11月末
アトラクション 46
ジェットコースター 3
ウォーターライド 5
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開園は1981年(昭和56年)[2]。利用者の減少と施設の老朽化に伴い[2]2015年(平成27年)8月30日をもって閉園した[5]

東北地方で唯一のバンジージャンプ設備を備えていた[2]。閉鎖後、遊具のうち観覧車東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である宮城球場(楽天生命パーク宮城)に移設され、野球場では国内初の観覧車として稼働している[6]。同様にメリーゴーランドも宮城球場へ移設されている。

南東北遊園地協議会に加盟し、八木山ベニーランド(仙台市太白区)およびリナワールド山形県上山市)との間で共通サービスがあった。

遊具

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  • ジェットコースター
    • シースルーループコースター
    • ハリケーンコースター
  • メリーゴーラウンド
    • モンスター
    • フラッシュダンス
  • バンジージャンプ
    • 縦バンジー
    • 横バンジー
    • 逆バンジー
  • 観覧車
  • ツインドラゴン

プール

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  • レジャープール(屋外プール)
  • アクアドーム(室内プール)
    • 流水プール
    • ウォーターボブスレー(ウォータースライダー)

その他

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仙台ハイランドカントリークラブ

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セイコーゴルフ場設計事務所の設計によるゴルフ場フェアウェイが広いため視野はいいが、フェアウェイ上に点在する松の木立のために攻略ルートが限られる難コースだった。1973年(昭和48年)にオープンし[1]2016年(平成28年)11月30日をもって営業を終了した[7]

仙台ハイランドレースウェイ

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仙台ハイランドレースウェイ
所在地日本, 宮城県, 仙台市
オープン1986年[8]
閉鎖2014年9月15日[8]
主なイベントスーパー耐久 (2010)
全日本F3選手権 (1994–1998, 2000–2002, 2004, 2007)
JGTC (1994–1998)
JTCC (1986–1997)
グランプリサーキット (1996–2014)
コーナー数18
メインコース コントロールタワー
GT-R セーフティーカー
  • メインコース - 左回り4,063m
  • オフロードコース - 全長1,463.70m
  • ドラッグコース - 全長935.4m
  • テクニカルコース - 全長705.73m
  • レンタルカートコース - 全長452.0m

メインコースは、宮城県の山地を開発したため高低差があるコースであった。これは、近隣に位置するスポーツランドSUGOと同じ条件である。また、タイトなコーナーが連続する中速サーキットとされ[9]、国内の他サーキットに比べ路面抵抗摩擦(ミュー)が低いことから、タイヤ戦略が困難であると評価されていた。また、日本で唯一、SS1/4マイルが計測できる常設ドラッグコースが常設されていた。

このほか、日本国内の車両関係メーカーがテスト車両やタイヤの開発にここを利用していた[10]日産・GT-Rの開発時に国内のテストコースとして使用され、当時の社長カルロス・ゴーンが視察に来たこともある。この関連から開発テストに使用されたGT-R(左ハンドル ニュルブルクリンク仕様)が貸与され、セーフティカーとして使用されていた。このプラモデルは青島文化教材社から販売されている。

営業開始は1986年(昭和61年)[3]。翌1987年、世界スポーツプロトタイプカー選手権(WSPC)が開催される予定[注 1]であった。開催基準を満足するために、国際自動車連盟(FIA)および日本自動車連盟(JAF)の査察を幾度か受け入れコース改修作業を実施したが、最終確認時に開催基準をクリアすることができず、開催1週間前に断念した。

全日本GT選手権(JGTC)が1994年から1998年全日本F3選手権1987年から2007年まで、数回開催された実績がある。

2007年にはコースの舗装が一部改修された。この年以降は、スーパー耐久レース以外に大きなイベントの開催が少なくなった。これに伴いコースレベルが整っていること、年間を通してスケジュールに余裕があること、仙台市中心部やインターチェンジからのアクセスが良く宿泊施設が整備されていること等の条件がよいため、走り込みたい個人利用以外にモータースポーツライセンスの講習会やママチャリレース等、小規模のイベント等の開催が容易であった。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)では、コースの一部が崩落するなどの被害を受けたが、補修され営業を継続していた。しかし、翌2012年には爆弾低気圧に襲われ[11]、コントロールタワー等の施設が大きな損傷を受けた。このため同年以降はスーパー耐久を含む大規模レースイベントの開催を自粛し、小規模な走行会イベントなどを中心に運営を続けていた。

2014年9月15日をもって営業を終了[12]し、サーキットの建物および路面は撤去された。

2017年9月20日、サーキットの解体時に発生した産業廃棄物アスファルト片など)が、適正に処理されずに仙台ハイランド敷地内に不法投棄されていたとして、宮城県警察は解体業者など関係先を家宅捜索するとともに、同月25日、不法投棄箇所の掘削を伴う捜索を行った[13]

西仙台ハイランドスキー場

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2002年(平成14年)閉鎖[3]。西仙台ハイランドスキー場にはハーフパイプ設備が宮城県内のスキー場で唯一存在した。冬季以外にも利用可能な人工スキー場の営業が行われていた時期があった。

最寄駅であった仙山線西仙台ハイランド駅(2014年廃止)からの無料送迎サービスがあり、保護者の同伴なしで中高生の施設利用が可能であった。一方、同じ仙山線の山形寄りに、施設の規模が大きく積雪量、雪質ともに良好な山形県の面白山高原スキー場(2009年度以降休止中)が位置していた。スノーパーク面白山の最寄り駅である面白山高原駅のホームは、直接ゲレンデに繋がり利便性が格段に良かった。以上の条件から、当時の宮城県の学生達は、西仙台ハイランドスキー場よりも面白山高原スキー場を利用することが多かった。[要検証]

団地

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青葉ゴルフは仙台ハイランドに住宅地も造成した。2022年(令和4年)時点で57世帯がここに暮らしている[14]。サーキット、遊園地、ゴルフ場閉鎖後の仙台ハイランドには住宅地だけが残り様々な問題を抱えていたが、2024年設立の株式会社ハイランドエステートにより管理が再開された[15]

作品の舞台として

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仙台ハイランドはテレビ朝日のドラマ『西部警察 PART-III』第32話のクライマックスの場面で使われた(日本全国縦断ロケ)。また、ジャッキー・チェン主演の映画『デッドヒート』(1996年)の舞台ともなった。

立地・営業時期

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仙台ハイランドの敷地は青葉区太白区を分ける尾根上で両区にまたがっていた。登記上の所在地は青葉区であった。青葉区側と太白区側どちらからも道が通じていたが、道幅が広い大型車が通行可能な青葉区側(国道48号)からのアクセスが一般的であった。国道48号の旧西仙台ハイランド駅前のT字路から仙台ハイランドまでは道なりに約3キロメートルほどだった。太白区側からのアクセス道は、道路幅員が狭小であり安全上普通車クラスまでの通行に限定されていた。

東日本旅客鉄道(JR東日本)の仙山線には西仙台ハイランド駅臨時駅)が存在していたが、2003年10月から全列車通過となり、2014年3月をもって廃止された[16]。西仙台ハイランド駅の隣の作並駅熊ケ根駅の駅前の公衆電話から仙台ハイランドに電話して、送迎バスを呼ぶことができた[注 2]。また、国道48号に仙台市営バスのバス停留所「仙台ハイランド入口」があった。仙台ハイランド閉鎖後に停留所の名称は「鳳鳴四十八滝入口」に変更された。

スキー場施設の廃業後には仙台ハイランド全体の冬季閉鎖期間があった。例年3月中旬から営業し、遊園地は11月末、ゴルフ場は12月下旬まで営業していたが、ゴルフ場については閉鎖期間中でも積雪状態によっては営業していた。

脚注

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  1. 耐久レースを富士スピードウェイで開催し、1週間後にスプリントレースが開催される予定であった。
  2. 熊ケ根駅には電話による送迎案内の掲示がされていた。

出典

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  1. 1 2 "仙台ハイランドカントリー倶楽部"(2010年8月時点のアーカイブ)2025年11月23日閲覧。
  2. 1 2 3 4 「仙台ハイランド遊園地8月末閉鎖」『河北新報』2015年6月2日付記事。
  3. 1 2 3 「仙台ハイランドレースウェイ9月閉鎖 利用者減跡地は売却」『河北新報』2014年8月21日付記事。
  4. 河北新報 2021年8月14日
  5. 仙台ハイランド遊園地 公式サイト”. 2017年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月4日閲覧。
  6. <コボスタ>観覧車 回り巡ってまた笑顔を」『河北新報』2016年5月4日。オリジナルの2016年7月18日時点におけるアーカイブ。2016年5月4日閲覧。
  7. 1 2 仙台ハイランド、9月で営業終了。28年の歴史に幕 - オートスポーツ・2014年3月7日
  8. JAF|モータースポーツ|仙台ハイランドレースウェイ - JAFによるコース紹介
  9. わずか2周、仙台ハイランドで3秒更新
  10. Racing On No.461 135ページ・2012年・三栄書房
  11. 仙台ハイランド・レースウェイ9月閉鎖」『河北新報』2014年8月21日。オリジナルの2015年3月23日時点におけるアーカイブ。2015年6月4日閲覧。
  12. <仙台ハイランド跡地>不法投棄問題で廃棄物確認へ 宮城県警が掘り返し ”. 河北新報社 (2017年9月20日). 2018年6月18日閲覧。
  13. 「市管理水道への移行急務 西仙台ハイランド団地断水問題」『河北新報』2022年4月18日付記事。
  14. 株式会社ハイランドエステート”. 株式会社ハイランドエステート. 2024年8月14日閲覧。
  15. 仙山線 西仙台ハイランド駅及び八ツ森駅廃止について (PDF) - 東日本旅客鉄道仙台支社、2014年2月14日、同日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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