ローラーコースター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Expedition GeForce
エクスペディション・ジーフォース

ローラーコースター: roller coaster)は、遊園地に設置されているアトラクション一種で、絶叫マシン(スリル・ライド)等と呼ばれる種類の乗り物のひとつ。

日本ではジェットコースター和製英語: jet coaster)と呼ばれることも多い。これはジェット噴射するように加速していくことからきた呼び方だが、実際にジェットエンジンなどは使われていない。かつて後楽園遊園地に存在したアトラクションの名に由来する。

ローラーコースターの乗客は、急勾配や角度の付いたカーブするレールの上を高速で駆け抜け、時には一回転して天地逆転するスリルを味わいながら一周することでこの遊具を楽しむ。

仕組み[編集]

ローラーコースターでは、乗客がいる列車自体に基本的に動力などは存在せず、一般的にはチェーンリフトによってレールの最高到達点まで車両を巻き上げ、ここから下りの傾斜を走らせることで位置エネルギー運動エネルギーに転換して速度をつける。そして、ある程度下ったら再び傾斜を駆け上がらせて運動エネルギーを位置エネルギーへと転換する。この間、運動エネルギーは摩擦空気抵抗などの要素によって減衰しているため、第二の山以降では頂上が徐々に低い位置におかれる。この動作を繰り返すことでローラーコースターは進んで行き、最後に車両に取り付けられた金属板をレールに設置されたブレーキパッドで挟んで摩擦を起こし、運動エネルギーを主に熱エネルギーとして放出して停止させる。

最近では、チェーンではなくフライホイールリニアモーター、圧縮空気等を用いて、スタート時や走行中に運動エネルギーを適宜追加する方式がよく見られる。この方法により、カタパルトで射出されるような加速感や、従来型では加速しない区間での加速による意外性などが演出され、さらにチェーン方式では実現できないような速度を出すことも可能である。また、チェーン方式ではコースターの速度を上げるにはかなり大がかりな巻き上げが必要で、土地や建設コストもかなり膨大になってしまう。その点でもリニアモーターなどの方式は有利である。ブレーキシステムに関しても、リニアモーターや渦電流といった非接触式のものを導入し、滑らかな減速・停止ができる他、ブレーキ作動時の騒音を大幅に減少できるようになった。

ローラーコースターのコースには山なりや谷底および左右のカーブがあり、カーブ区間では乗客に遠心力がかかる。ローラーコースターのスペックとして、乗客にかかる遠心力と重力合力G重力加速度)を基準にその何倍かで表されることがある。このの変化がローラーコースターの醍醐味の1つであり、高さや速度に加えてその乗り心地の評価などに用いられることがある。しかし、乗客にかかる力は身体への負担となるため、クロソイド曲線などの緩和曲線を用いて強い力がかかる時間を短縮したり、カント(レールの傾き)を付けて乗客の横方向にかかる遠心力を縦方向に分散したりして、乗客にかかる力の影響を調整し、身体への負担を軽減している。

日本では、1959年昭和34年)からローラーコースターが建築基準法の「工作物」として扱われるようになり、法律や省令に基づいて安全基準や定期点検などが実施されている。「工作物」すなわち建物と同じように扱われ、乗り物として扱われていないのは、乗客の乗車地点と降車地点が同じであり、乗車と降車の地点が異なる一般的な乗り物とは用途が違うからと考えられている。なお、ローラーコースターを道路上などに設置して新交通システムとして利用する研究が、2009年(平成21年)度から経済産業省の委託事業として行われている。

種類[編集]

以下のいくつかの要素が組み合わされているものが多い。

構造

  • キャメルバック - 基本となる構造。ラクダの背のように、山なりになったコースを進行する。速度を保ったまま山を越える際には浮遊感を味わう事ができ、この時の浮遊感は「エアタイム」と呼ばれる。
  • サイクロン - レールを支える構造物の内部にもレールを通している構造。構造物にぶつかりそうになるスリルを味わえる。
  • 水平ループ - カントの付けられた螺旋状のコースを、高速で水平旋回するもの。上から下へ降下するものと、下から上へ上昇するものがある。
  • 垂直ループ - 宙返りをするように「垂直方向に360度回転する」構造を持つもの。
  • コークスクリュー - ワインコルク抜きのような「螺旋状に360度回転する」構造を持つもの。
  • マウス - 2〜4人程の小型の車両で、名前の通りネズミの様に細かい動きをするもの。このタイプにはカントのつけられていないカーブがあるものが多い。場合によっては360度の垂直ループがあったり、車両が360度水平回転するものがある。 コースターの種類
  • 木製 - レールを保持する支柱などの構造物が、木でできているもの。独特の外観と、木材の特性による軋みやしなりから、スチール製とは異なる独特の振動がある。また、木組みの中を走行するものも多い。
  • ハイブリッド - レール部分が木製、支柱部分が鉄製のもの。木製と比べると振動が少なめだが、木製では無理な複雑なコース構成ができる。日本には未導入。
  • スタンディング - ライドに立った状態で固定されるもの。
  • サスペンデッド - 名称の通り、車両がレールの下部に吊り下がっている構造で、インバーテッドのとの違いは足場が存在すること。いわば、ゴンドラのような状態。カーブで車両が横に大きく振られるのが特徴。
  • インバーテッド - 名称は「反転する」の意味で、車両がレールに吊り下げられたタイプのうち、足場が存在しないもの。いわば、スキー場のリフトのような状態。肢体部分を覗いて体が固定されにくい分、複雑なレール構造にも耐えることができるため、ループやスクリューを設置しやすい。日本では1990年台から姫路セントラルパークを皮切りに、相次いで導入された。
  • フロアレス - レールは下に存在する従来型と同様だが、出発と共に足場が無くなり、足がブラブラの状態で走行するもの、または乗降用の足場は存在するが、足が付かない状態のもの。インバーテッドとは逆の構造。日本には長らく未導入だったが、2013年にスチールドラゴン2000が採用。
  • フライング - 出発と共に座席が下を向き、常にうつ伏せの状態で走行するもので、インバーテッドの亜種。空を飛んでいるかのような感覚を味わえる。
  • ダイビング - 頂上で真下を向いた状態で一時停止した後、突然垂直落下するもの。車両は座席が8~10人分あり、両端は完全にレールからはみ出ているのが特徴。日本には未導入。
  • ボブスル - ボブスレーのように、ハーフパイプ状になったコースを走破するもの。車両を固定するレールが存在しないため、カーブの走行中に車両が左右に振られるのが特徴。古くは世界中で見られたが、2000年以降は新規で作成されることが少なく、稼働車両数も減少している。
  • ウィング - 鳥の翼のように、座席がレールの外側にはみ出しているもの。その分視界を遮るものが無くなり、開放感がある。日本には未導入だが、ライド形状で類似したものには後述の四次元型がある。
  • レーシング - 車両の構造というよりは、二台の車両を並走させるタイプのもの。
  • 四次元 - アメリカのアロー・ダイナミクス社が開発したコースター。レールの挙動に関係なく、座席自体が独自に機械によって制御された回転運動をする。その為、今までのいかなるタイプのものでも実現不可能だった動きが出来るようになった。なお、四次元とはレールの形状に沿って進み上下左右に動くコースターの3次元の動きに、新たに4つ目として座席の回転が加わった事が由来。
  • 新四次元 - スイスのインタミン社及びアメリカのS&S社が開発したコースター。四次元では制御されていた回転運動が制御されておらず、前後座席の重量バランスによって変化する。その為(乗客の組み合わせが変わる)乗車の度にに回転はもとより速度も異なり、常に予測のつかない動きをする。日本には2017年3月10日にナガシマスパーランドに「4Dスピンコースター 嵐(ARASHI)」として登場した。

歴史[編集]

トンプソンの木製ローラーコースター

その由来には諸説有る(アメリカトロッコや、ロシアの氷の滑り台から発展した等)。現在のローラーコースターの基となったのは、L・A・トンプソン英語版1884年コニーアイランドで建設したもので、翌年には特許を取得。初期のローラーコースターは木製で、今日にも木製のコースターは少数ではあるが現存し稼働している。

日本では1890年明治23年)の第3回内国勧業博覧会(上野)で「自動鉄道」(ローラーコースター)が初上陸し秋に大阪の今宮臥龍館に移設した。1925年(大正14年)に多摩川園に常設の「陸上波乗」(ローラーコースター)が設置された。1935年(昭和10年)にはあやめ池遊園地に設置された[1]

1952年昭和27年)12月には宝塚新温泉遊園地(後の宝塚ファミリーランド)に「ウエーブコースター」という名前で初めて常設された。これは、アメリカから輸入されたコースターであるともいわれる[2]。国産初のローラーコースターは、山田貞一[3]が東洋娯楽機により製造され、現存する中で最古のものが浅草花やしきにある「ローラーコースター」である。

1955年(昭和30年)7月9日に開園した後楽園ゆうえんちではジェット機にちなんでジェットコースターという名前が付けられ人気になる。この設計・開発は新明和工業川西航空機)が戦前からの航空機開発の技術を生かして作った[3][4]。ここから「ジェットコースター」という名称が一般的に使用されるようになり、この日を「ジェットコースターの日」と定められた。

1977年(昭和52年)(3月13日から営業開始)に谷津遊園に日本初となる360度回転するコースター「コークスクリュー」が登場。これをきっかけに1980年代から2000年代(現在)にかけて、遊園地の目玉アトラクションとして大規模なローラーコースターが各地で設置される。

2007年平成19年)5月5日エキスポランドのスタンディングコースター「風神雷神II」が、営業運転走行中に車軸が断裂し、車体が脱線後大きく傾斜したことで乗客の女性1人が死亡、他の乗客も重軽傷を負う事故が発生した。整備不良(耐久性など構造上の不備とも言われている)を原因としたことから、他の遊園地施設のコースターでも徹底的な点検を行う事となり、中長期間運休する事態が各所で発生した。一方、小規模の遊園地では費用が捻出できない事を理由にコースターの運行・存続を断念したり、経営悪化から遊園地全体が閉鎖される所も出た[要出典]

日本国外の著名なローラーコースター[編集]

この節では、Wikipedia日本語版にパーク・コースター単独の記事がある、または出典が明記されている日本国外の著名なローラーコースターについて記述する。

アメリカ[編集]

トップ・スリル・ドラッグスター(Top Thrill Dragster)
所在:オハイオ州シダーポイント」 / 材質:鉄製 / オープン:2003年
ドラッグレースをテーマにしたコースター。オープン当時、高さ128m、落差121.9m、最高速度193.1km/hの3項目でギネスに認定され、それまで最高速度で世界一の「ドドンパ」(富士急ハイランド)及び高さと落差で世界一の「スチールドラゴン2000」(ナガシマスパーランド)の記録を上回った。現在はキンダ・カに次いで最高速度は世界3位、高さと落差は世界2位となっている。
マグナム XL-200(Mugnum XL-200)
所在:オハイオ州「シダーポイント」 / 材質:鉄製 / オープン:1989年
世界で初めて高さが200フィート(約60m)を越えたコースター。62.5mの高さから60度の角度で落下し、最高速度は116km/hに及ぶ。コースの各ポイントにトンネルが設置されている。1994年にオープンした「タイタン(現在はタイタンMAX)」(スペースワールド)は、このコースターがモデルである。
ミレニアム・フォース(Millennium Force)
所在:オハイオ州「シダーポイント」 / 材質:鉄製 / オープン:2000年
世界で初めて高さが300フィート(約90m)を越えたコースター。94.5mの高さから80度の角度で落下する。落差は91.4m、最高速度は149.7km/hに及ぶ。全体的に振動が少なく、滑らかな走行が特徴。登場時では高さ・落差・速さで世界最高のスペックを誇っていたが、同年にそれらを上回る「スチールドラゴン2000」が登場した為、現在は巻き上げ式のコースターでは世界第2位である。
エックス2(X2)
所在:カリフォルニア州シックスフラッグス・マジック・マウンテン」 / 材質:鉄製
当初は世界初の座席が前後方向に回転する機構をもった四次元コースター「エックス(X)」として2002年に開業。その後レールや支柱の色を変更、オーディオ機能を搭載した車両を導入、炎などの特殊効果を追加し、2008年にリニューアルオープンした。「ええじゃないか」(富士急ハイランド)は、このコースターがモデルである。
スーパーマン:エスケープ・フロム・クリプトン(Superman Escape from Krypton)
所在:カリフォルニア州「シックスフラッグス・マジック・マウンテン」 / 材質:鉄製
スーパーマンをテーマとしたコースター。元々は1997年に「スーパーマン・ジ・エスケープ(Superman The Escape)」という名称で登場。リニアモーターによって7秒で最高速度161km/hまで加速し、その勢いで垂直にそびえるタワーを上昇、そして高さ100mから無重力状態で後ろ向きに落下し元のコースを戻っていくというコースターだった。
2011年に現在の名称にリニューアル。レールや支柱のカラーリングを変更し、前回は前向きで加速していた車両を、今回は後ろ向きに変更。世界初の後ろ向きで加速するコースターとなった。
2012年7月7日には、スーパーマンの悪役であるレックス・ルーサーをテーマとした、当時世界最大(高さ122m)のフリーフォール「レックス・ルーサー:ドロップ・オブ・ドゥーム(Lex Luthor: Drop of Doom)」が、コースターのタワー部分を共用して開業した。
タツ(TATSU)
所在:カリフォルニア州「シックスフラッグス・マジック・マウンテン」 / 材質:鉄製
出発と同時に座席が傾き、腹這いの状態で走行する、フライングタイプのコースターである。高さ51.8m、最高速度99.8km/hは、フライングコースターとしては世界最大。なお、タツという名称は日本語の「龍」から来ている。
フルスロットル(Full Throttle)
所在:カリフォルニア州「シックスフラッグス・マジック・マウンテン」 / 材質:鉄製 / オープン:2013年
スタート直後にリニアモーターによって時速112.7kmまで加速し、直径48.8mのループを通過する。オープン当初は純粋なループコースターとしては最高速度とループ直径は世界一を誇っていた。他には途中で一旦停止し、後ろへと加速してから前進するポイントや、前述のループの上を通過するキャメルバックがある。
リドラーズ・リベンジ(Riddler's Revenge)
所在:カリフォルニア州「シックスフラッグス・マジック・マウンテン」 / 材質:鉄製
バットマンに登場するリドラーをモチーフにしたコースター。巨大なループやひねりが続くコースを走行する、世界最大の立ち乗りコースターである。
レボリューション(Revolution)
所在:カリフォルニア州「シックスフラッグス・マジック・マウンテン」 / 材質:鉄製 / オープン:1976年
世界初の垂直ループコースターで、2006年にリニューアルされ、VRゴーグルを着用しながら乗車する、ザ・ニュー・レボリューションとして稼働を続けている。
マッターホーン・ボブスレー(Matterhorn Bobsleds)
所在:カリフォルニア州「ディズニーランド」 / 材質:鉄製
その名の通りボブスレーのように縦1列に並んで座り、マッターホルン山を疾走し、クライマックスは池に着水する。開業したのは1959年と、世界のディズニーパーク最古のローラーコースターである。
カリフォルニア・スクリーミン(California Screamin')
所在:カリフォルニア州「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」 / 材質:鉄製
大型コースター。車両にスピーカーが搭載されており、音楽や効果音が流れる。コースには4秒で88.5km/hに到達するリニア加速や、太陽のシンボルに沿って360度宙返りするループが用意されている。以前は太陽ではなく、ミッキーマウスの顔のシルエットだった。
エクセラレーター(Xcelerator)
所在:カリフォルニア州「ナッツベリーファーム」 / 材質:鉄製
世界初のインタミン・アクセラレーターとして登場した。油圧モーターにより2.3秒で130km/hオーバーという急加速を生み出し、直後に垂直上昇・垂直落下を行う。その後、8の字に旋回をして走行する。
キンダ・カ(Kingda Ka)
所在:ニュージャージー州シックスフラッグス・グレート・アドベンチャー」 / 材質:鉄製 / オープン:2005年
ニュージャージー州の「シックスフラッグス・グレート・アドベンチャー」にあるコースター。2005年に登場し、高さ139m、落差127.4m、最高速度206km/hの3項目のスペックでギネスに認定された。最高速度は世界2位となったが、高さと落差は現在も世界一。最高速度に達するまでの時間は3.5秒である。
サイクロン(Cyclone)
所在:ニューヨーク州「コニーアイランド」 / 材質:木製 / オープン:1927年
ローラーコースターの中でも特に古いとされている。
インクレディブル・ハルク(Incredible Hulk)
所在:フロリダ州アイランズ・オブ・アドベンチャー」 / 材質:鉄製 / オープン:1999年5月
パーク開園と同時にオープンしたハルクをモチーフにした大型コースター。スタートすると暗闇の中をゆっくりと上昇するが、途中から急加速し、外に飛び出すと同時に360度ひねり回転をする。以降は様々なループやひねりのあるコースを走行していく。
ドラゴン・チャレンジ(Dragon Challenge)
所在:フロリダ州アイランズ・オブ・アドベンチャー」 / 材質:鉄製
インバーテッド(吊り下がり式)コースター。赤いレールの「チャイニーズ・ファイヤーボール」と、青いレールの「ハンガリアン・ホーンテイル」の2つのコースがあり、それぞれ異なるループやひねりが用意されている。
エクスペディション・エベレスト(Expedition Everest)
所在:フロリダ州「ディズニー・アニマル・キングダム」 / 材質:鉄製
大型コースター。その名の通り世界一高い山であるエベレストをモチーフとしており、至る所にイエティが登場する。また、途中で後ろ向きに走行するスイッチバックが導入されている。総工費は1億ドルで、ディズニーパークのコースターでは最高額である。
元々は「デュエリング・ドラゴンズ(Dueling Dragons)」という名称でパーク開園と同時にオープンした。コース名称も「ファイヤードラゴン」「アイスドラゴン」だった。2010年6月に新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」内のアトラクションとなり、リニューアルされた。
ハリウッド・リップ・ライド・ロックイット(Hollywoood RIp Ride Rockit)
所在:フロリダ州「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」 / 材質:鉄製 / オープン:2009年
座席の耳元にスピーカーが内蔵されており、乗車中に音楽を聴くことができる。音楽は予め設定されている曲のうち1曲を選ぶことができる。コースには空を見上げた状態で上昇する垂直巻き上げや、世界初となるループの頂点で反転し上下逆さまにならない「ノン・インバーテッド・ループ」が設置されている。
2014年7月4日には、タワー部分に世界最大(高さ126m)のフリーフォール「ズーマンジャーロ:ドロップ・オブ・ドゥーム(Zumanjaro: Drop of Doom)」がオープンした。

アジア[編集]

Tエクスプレス(T Express)
所在:韓国エバーランド」 / 材質:木製 / オープン:2008年
56mの高さから77度の角度で落下する。当時落下角度は木製としては世界一だった。出資者である韓国の携帯電話のブランド「SKテレコム」のロゴが使用されている為このような名称となっている。
ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー(Big Grizzly Mountain Runaway Mine Cars)
所在:中国香港香港ディズニーランド」 / 材質:鉄製 / オープン:2012年7月14日
新テーマランド「グリズリー・ガルチ」と同時にオープンした、世界のディズニーパークで最も新しい大型コースター。ビッグサンダー・マウンテンと同様に鉱山の中を列車で疾走するという所は共通しているが、テーマがグリズリーの住み処となっており、コース内にはスイッチバックや急加速が用意されている。
フォーミュラ・ロッサ(Formula Rossa)
所在:アラブ首長国連邦アブダビフェラーリ・ワールド」 / 材質:鉄製 / オープン:2010年11月4日
スタートから4秒で最高速度240km/hに到達し、全長約2kmのコースを走行する。2011年現在、世界最速のコースターである。最前列の座席では、加速時の風圧から目を保護する為に専用ゴーグルの装着が義務づけられている。

オセアニア[編集]

タワー・オブ・テラーII(Tower of Terror II
所在:オーストラリア「ドリームワールド」 / 材質:鉄製 / オープン:1997年
世界各国のディズニーパークにある「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」や、東京ディズニーシーにある同名のアトラクションとは無関係。
開業当時は「タワー・オブ・テラー(Tower of Terror)」という名称で、「スーパーマン・ジ・エスケープ」(シックスフラッグス・マジック・マウンテン)と同様のシステムのコースターである。2010年に加速部分のトンネルの長さをタワー直前まで延長するというリニューアルが施され、現在の名称となった。2011年にはスーパーマンと同様、座席が後ろ向きに変更された。なお、タワー部分は高さ120mのフリーフォール「ジャイアント・ドロップ(The Giant Drop)」と共用されている。
グリーン・ランタン・コースター(Green Lantern Coaster)
所在:オーストラリア「ワーナーブラザーズ・ムービーワールド」 / 材質:鉄製 / オープン:2011年12月23日
DCコミックスのヒーローであるグリーンランタンをモチーフにしている。最大落下角度が122.4度あり、それまで世界一だった高飛車(富士急ハイランド)の121度を上回る予定だったが、実際には120.5度だった為更新されなかった。

ヨーロッパ[編集]

リング・レーサー(ring゜racer)
所在:ドイツラインラント=プファルツ州ニュルブルクリンク」 / 材質:鉄製 / オープン:2013年
エアーランチによりスタートから2.5秒で最高速度217km/hに到達し、世界最速かつドドンパ(富士急ハイランド)に次ぐ加速力を持つコースターとして2009年オープン予定だったが、トラブルが相次ぎオープンまでに4年かかってしまった上、加速力もスタートから2秒で160km/hと大幅にスペックダウンしてしまった。

日本国内の著名なローラーコースター[編集]

この節では、Wikipedia日本語版にパーク・コースター単独の記事がある、または出典が明記されている日本国内の著名なローラーコースターについて記述する。

稼動中のもの[編集]

東日本[編集]

ローラーコースター(旧ロケットコースター)
所在:浅草花やしき / オープン:1953年
日本国内で稼働する最古のローラーコースター。初の国産コースターでもある。距離は短く、最高時速42km/hと速度も遅いが、銭湯や民家を模したセットすれすれに走るのが特徴。ただし年齢制限があり、65歳以上は利用できない[5]
ファミリーコースター
所在:あらかわ遊園
日本で最も遅い、いも虫型コースター。年齢制限3歳以上、身長制限80cm以上。全長138mを2周する[6]
コークスクリュー
所在:[谷津遊園]] / オープン:1977年
日本初となる360度回転式コースター。2連続のひねり回転が特徴。国内各地に設置され、としまえんのものは1993年に車両が変更された。なお、谷津遊園のものは閉園後、北海道のルスツリゾートに移設され、現在も稼働している。
レイジングスピリッツ
所在:東京ディズニーシー
遺跡発掘現場をイメージしたコースター。東京ディズニーリゾート内で初めて360度の垂直ループが設置された。
サンダードルフィン
所在:東京ドームシティアトラクションズラクーア
大型コースター。大観覧車ビッグ・オーの中心を通過したり、なめらかで滑るような走行が特徴。高さ80.5m、落差66.5m、落下角度74度、最高速度127km/hは都内一のスペック。巻き上げ角度が45度と急であり速度が速いのも特徴。2010年12月に車両から落下したボルトが弾み下を通りかかった客に当たる事故[7]が発生して以来運行を休止していたが、2013年8月に運行を再開した[8]
カワセミ
所在:東武動物公園 / オープン:2008年
別名「新滑空水上コースター」。走行は非常に滑らかである。コースには大小数多くのキャメルバックを配置しており、強烈な浮遊感が味わえる。キャメルバックにはストレートのものと、頂上でひねりがつけられたものとがある。
レジーナ
所在:東武動物公園
世界初の水上木製コースター。軌道全長は1334m。レジーナとはイタリア語女王を意味する。なお、以前は4番目の落下で写真撮影があったが、現在は行われていない。期間限定で、夜間暗闇の中を走行する「暗黒レジーナ」というイベントが行われている。
サイクロン
所在:としまえん
としまえんにあるコースター。丸太を模った車両がアップダウンを繰り返し、終盤には暗闇のトンネル内を走行する。登場は1965年と古く、当時は「東洋最大のコースター」とキャッチコピーが付けられていた。座席が起毛素材で出来ているのも特徴。
F2
所在:那須ハイランドパーク
関東唯一のインバーテッド(吊り下がり式)コースター。コース中には様々なループやひねりが用意されている。名称は恐怖を意味する「Fright」と、飛行を意味する「Flight」から来ている。
ビッグバーンコースター
所在:那須ハイランドパーク
高さが40mに満たない割にファーストドロップの角度が75度あるのが特徴で、更に落下する前に助走をつける為、引きずり込まれるように落下する。高さ・落差・速度は園内のコースターで最高スペック。また、360度の垂直ループも用意されている。全長は短いが巻き上げに時間を要する為、乗車時間は3分を超える。
メガコースター四次元
所在:浜名湖パルパル
最大傾斜60度の「ファーストドロップ」、最高速度82km/hの「ブーメランターン」、身体が反した直後に落下する「ツイストダイブ」、きりもみ回転の「ハートラインロール」、そして最大カント角85度の旋回「ダブルスパイラル」がある。最大加速度4G。高さ38m、全長800m。名前は一般公募で決められた。
キング・オブ・コースター・FUJIYAMA
所在:富士急ハイランド / オープン:1996年
オープン当時は高さ79m、巻き上げ高さ71.5m、落差70m、最高速度130km/hの4項目でギネスにも認定され話題となった。最高斜度65度、全長2045m。現在は廃業した大手遊具メーカー、トーゴ製の最後の大型コースターであり、前述のサーフコースター、バンデッドと並べてトーゴの傑作と称され、登場から20年近くが経った現在でも大勢のファンが訪れる。大型にも関わらず背もたれが低く簡素な装備の車両を取り入れた。
ええじゃないか
所在:富士急ハイランド / オープン:2006年
大型コースター。座席が前後方向に回転する「四次元コースター」で、レールのループ2回、レールのひねり5回、座席の回転数7回の総回転数14回でギネスに認定。何回乗っても回転する位置や回数は同じである。同じ形式のコースターに「エックス2」(シックスフラッグス・マジック・マウンテン)があるが、全体のスペックはええじゃないかの方が上である。前述した海外の2コースターはええじゃないかに肖ってか黒の支柱に赤のレールというカラーリングであるが、2015年現在ええじゃないかは富士山世界遺産登録による景観規制により黒色のレールになっている。2012年4月に車両からボルトが落下し、下を歩いていた客に当たり怪我をする事故が発生して以来運行を休止していたが、同年7月に運行を再開した。世界で最も怖いコースターランキングで2位に選ばれた。
高飛車
所在:富士急ハイランド / オープン:2011年7月16日
大型コースター。2秒で最高速度100km/hに到達するリニアモーターによる直線加速と、巻き上げによる高さ43mからの落下がある。特に後者は最大落下角度が121度であり、内側にえぐれるように落下する。落下角度はギネスに認定された。落下までには垂直に巻き上げられ、頂上に到着すると下を向いた状態で一時停止といった動きをする。この他にも、室内での暗闇走行や7種類のひねり回転が、全長1004mのコースに用意されている。
ド・ドドンパ
所在:富士急ハイランド
日本最速を誇るコースター。2001年にドドンパとして登場、2017年にリニューアル。加速に圧縮空気を用いるエアーランチを使っており、空気圧で一気に加速するのが特徴。その為、スタートから僅か1.56秒で最高速度180km/hに達する。また、世界最大級の直径39mの垂直ループがある。
サーフコースター リヴァイアサン
所在:横浜・八景島シーパラダイス
コースの一部が海上に突出している点と、3ヶ所の水平ループが特徴。日常的にやや強い風が吹き、滑走時に海に突入するような感覚がある。日没後はコースの周囲が暗闇となり、別の恐怖感が出る。
2014年3月15日に新車両「BLADE(ブレイド)」の導入、水柱や光、音の演出を加えて今の名前でリニューアルオープンされた。
バンデット
所在:よみうりランド / オープン:1988年
オープン当時は世界最高速度を記録し、現在も高低差で日本国内2位を誇る。バンデット(bandit)とは山賊を意味し、鬱蒼とした山林(多摩丘陵)を走り抜ける。これまでに期間限定イベントとして、コースを後ろ向きの車両で走行する「逆走バンデット」、夏期限定で乗車中に水のかかる「スプラッシュバンデット」、コース中に火柱の上がる装置を設置した「ファイヤーバンデット」、夜間営業時にLEDを取り付けた車両が光りながら走行する「スターライトバンデット」などが行われている。
ループコースターMOMOnGA
所在:よみうりランド / オープン:1979年
日本初の垂直ループコースター。1982年にはスタンディング(立席)車両を後付することで、世界初のスタンディングコースターとなった。このため、基本的に着席車両と立席車両を同じコース上で交互に運転する。2002年にレールの塗装が変更され、名称も変更された。2007年の風神雷神IIの事故の影響を受け、スタンディングについては一旦休止したものの、その後運行を再開した。

西日本[編集]

天の川コースター「ミルキーウェイ」
所在:グリーンランド(旧三井グリーンランド)
座り乗りの「織姫」と立ち乗りの「彦星」の2つの車両が並走する。当初は「風神雷神」という名称だったが、エキスポランドにあった兄弟機「風神雷神II」での事故の影響を受け、解体検査・点検の後、改称の上運転再開。
恐竜コースター「GAO(ガオー)」
所在:グリーンランド
九州最長のコースター。コースの長さと速度の関係で乗車時間は4分を超える。2008年3月、車両・コースの双方に関し大幅にリニューアルされた。
ジュピター
所在:城島高原パーク
日本で最初に導入された木製コースター。全長も木製コースターの中ではかなり長い方であり、キャメルバックが連続するコースターは全国有数である。
タイタンMAX
所在:スペースワールド
大型コースター。1994年に「流星ライナータイタン」の名称で登場し、FUJIYAMAが登場するまで日本国内最高高度・最速を誇った。
2007年に「タイタンV」にリニューアルされ、「走行中に隠された3つのキーワードを探しあてる」という宝探しの要素が加わった。2007年12月31日に発生した事故[9]のため、長期運休。2010年5月1日に運行再開された。車両リニューアルの為2015年1月23日をもって一時的に運休。
2015年3月20日に「タイタンMAX」としてリニューアルオープン。車両が大幅に変更され、周りを囲う壁がなく開放感がある。また、各車両の前列の座席は足が着きにくく恐怖感がある。また、座席にはスピーカーが搭載され、予め設定された5曲のうち1曲を選んで乗車中に聴く事ができる。なお、曲は乗車中に変更可能。因みに名称の「MAX」とは、音楽(Music)を聴きながら、空中(Air)をかけ(X)抜ける最高(MAX)のコースターという意味が込められている。
ヴィーナスGP
所在:スペースワールド
スペースシャトル「ディスカバリー号」がシンボルのコースター。1996年に「スパイラル彗星ヴィーナス」の名称で登場。コースターの神様といわれたアントン・シュワルツコフによる設計。巨大な垂直ループを始め、様々なカーブが続く。2007年にリニューアルされ、出発前にスタッフが掛け声をかけるようになり、搭乗者の掛け声の大きさによってタイムが変化するという演出が加わった。
ザターン
所在:スペースワールド / オープン:2006年4月
全世界で8基目、日本初の油圧モーターを用いた直線加速式コースター。スタート後、約2.5秒で約130km/hまで加速し、高さ約65mのタワーを89度の角度でひねられながら上昇・下降をする。
スチールドラゴン2000
所在:ナガシマスパーランド
世界最大級のコースター。開業当時、高さ、落差、全長、最高速度の4項目でギネス認定。現在は全長のみ世界一であるが、巻上げ式コースターとしては何れも世界一である。事故で負傷者を出したため、2003年8月から営業を休止していた。試運転を重ね、2006年9月3日より運転再開。高さ97m、最大落差93.5m、最高斜度68°、全長2479m、最高速度153km/h。
2013年に車両をリニューアル。足がつかない状態で走行するフロアレス型になり、スリルが倍増した。
フライングコースター アクロバット
所在:ナガシマスパーランド / オープン:2015年7月
その名の通り座席がうつ伏せの状態で走行する。コースにはプレッツェル状のループや3回のキリモミ回転、水面ギリギリを通過と同時に噴水が上がる演出が用意されている。大型のフライングコースターでは日本初登場である。
ホワイトサイクロン
所在:ナガシマスパーランド
全長、高度が世界最大規模の木製コースター。高さ45m、最高斜度50°、全長1715m、最高速度102km/h。
ピレネー
所在:パルケエスパーニャ
インバーテッドコースター。開業当時は吊り下げ型(インバーテッド)コースターとして世界最長・最速・最高度を誇った。現在でも日本国内の同型コースターではスペックは日本一。ピレネーとは、スペインとフランスの国境に位置するピレネー山脈のこと。
ディアブロ
所在:姫路セントラルパーク
日本で最初に導入されたインバーテッドコースター。スパイラルやツイストが多く用意されているのが特徴。ディアブロとはスペイン語悪魔のこと。
ザ・フライング・ダイナソー
所在:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン / オープン:2016年3月18日
大型コースター。座席がうつ伏せの状態で走行するフライングコースターとして、全長1,124メートル、最大落差37.8メートルは世界最大。
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド
所在:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
日本初かつアジア初となるB&M社によるメガコースター。キャメルバックでは無重力に近い感覚を味わえる。乗車中に聴く音楽を選曲するシステムを世界初で搭載している。また、車両に350個のLEDを搭載しており、夜は流れ星のように光る。2013年には後ろ向きに走行する車両「バックドロップ」が登場した。
バックナンジャー
所在:鷲羽山ハイランド
世界初のループ付逆走コースターで、後ろ向きのまま進むジェットコースターである。バックナンジャーの由来は岡山弁から。2001年には2人の乗客が1050回、時間にして35時間30分もの間ジェットコースターに乗り続け、ギネスに認定された[10]。ちなみに、バックナンジャーと同じコースを立席で走行する「スタンディングコースター」もある(こちらは前向き)。
シャトルループ
スタートと同時に加速し、前向き、後ろ向きでループする往復式のコースター。加速装置にフライホイールを使用。登場したのは1970年代後半と、ループコースターが初めて国内に導入された年とほぼ同じ。国内では他にとしまえん、横浜ドリームランド、小山ゆうえんちにもあったが、現在はナガシマスパーランドにのみ存在している。現在普及している直線加速方式のコースターの先駆けとも言える。

営業を終了したコースター[編集]

オロチ
所在:エキスポランド
日本国内最長クラスのインバーテッド・コースター。同園閉鎖に伴い営業終了。2009年8月に撤去。
ダイダラザウルス
所在:エキスポランド
大阪万国博覧会が開催された1970年に登場し、コースが5つ用意されていた。1999年までに2つのコースが残されていたが、2000年に万博開催30周年を記念し、2つのコースを結合した。その結果全長は2342mに及び、スチールドラゴンに次ぐ長さとなったが、全長の割にスピードはあまり出ず、乗車時間は7分にも及び、日本国内は元より、世界でも最長だった。2008年5月12日から撤去を開始。現在は撤去が完了している。
風神雷神II
所在:エキスポランド
スタンディングコースター。2007年5月5日に死傷事故が発生し、運行中止。2008年3月19日より撤去を開始。撤去完了後、同園は2009年2月に閉鎖した。
ガンビット
所在:小田急御殿場ファミリーランド
インバーテッドコースター。ディアブロの兄弟機。
ミュンヘンアウトバーン
所在:神戸ポートピアランド
レールのない国内唯一のボブスル型コースター。登場当時は話題を呼んだ。コースの見た目はウォータースライダーに似ており、視界を遮るため景色はあまり見えない。
2WAYジェットコースター
所在:後楽園ゆうえんち内コースターランド(現東京ドームシティアトラクションズ内ラクーア)
前向きの車両と後ろ向きの車両が2両ずつ連結しており、コースターランド内を走行する。巻き上げは最初と中盤の2回。ちなみに「ジェットコースター」という名前が使われたのはこのコースターが初めてである。
リニアゲイル
所在:東京ドームシティアトラクションズ内パラシュートランド / オープン:1998年
世界初の吊り下がり式リニアコースター。前向きと後ろ向きで垂直上昇・落下を繰り返す。パラシュートランドリニューアルの為2010年10月末に営業を終了した。
スピニングコースター舞姫
所在:東京ドームシティアトラクションズ内タワーランド
マッドマウスタイプのコースター。日本で初めて、前後背中合わせに座る座席を取り入れた。走行中に座席が横に360°回転するのが特徴。2011年1月30日に死亡事故が発生[11]し、運行を中止した。東京ドームシティアトラクションズの営業停止中に撤去された。
ブラックアウト
所在:鈴鹿サーキット
インバーテッド・コースター。2007年9月に利用者が骨折する事故が発生し、運行を休止した。2008年1月に撤去。
マッドコブラ
所在:鈴鹿サーキット
国内初の加速装置にリニアモーターを採用したコースター。リニア加速の後は複雑に絡み合ったコースを走行する。2003年9月に営業終了した後、大連の遊園施設に売却され、クレイジーコブラとして稼働している。
はやぶさ
所在:東京サマーランド
国内で数少ないサスペンデッドコースター。カーブを走行する際に車両が大きく振られるのが特徴だった。
ASKA
所在:奈良ドリームランド
木製コースター。日本国内の木製コースターで唯一、米国の専門誌によるローラーコースターランキング木製部門で上位常連となるほど非常に高い評価を得た施設であり、同公園は海外でも知られていた。同園閉鎖に伴い運転を終了した。
ジャイアントコースター
所在:富士急ハイランド
開業当時はコース全長が世界一でギネスに認定された。FUJIYAMAと差し替えで営業終了。
ワールド・ブッチギリコースター・ドドンパ
所在:富士急ハイランド / オープン:2001年
日本最速を誇るコースター。加速に圧縮空気を用いるエアーランチを使っており、空気圧で一気に加速するのが特徴。その為、スタートから僅か1.8秒で最高速度172km/hに達する。また、日本国内初の高さ52mの垂直タワーがあった。最高速度は2001年当時ギネスに認定。最高速度こそ抜かれたものの、エアーランチの加速力も世界一であった。2016年10月2日をもって、リニューアルのため営業終了。コースレイアウトの変更を行い2017年7月にド・ドドンパとして再オープンした。
フライングコースター・バードメン
所在:富士急ハイランド
国内初となるうつ伏せの状態で走行するコースター。二人乗りで全長480mと小さく建設費もFUJIYAMAの5分の1だった。2001年5月にブレーキゾーン急停車による事故を起こし運休。ライドを座るタイプに変更し「フワフワお空の大冒険」として営業を再開。富士急ハイランドで事故が原因により営業終了になった唯一のコースター。
ムーンサルトスクランブル
所在:富士急ハイランド
往復式のループコースター。「プレッツェルノット」と呼ばれる他に類を見ないエレメントを持ち、世界最大の6.5Gと言う強烈なGを誇った。あまりに過激なため、年齢制限は同園で一番厳しい50歳未満だった。2000年にドドンパ建設のため撤去。
デルピス・ザ・コースター
所在:フェスティバルゲート
都市ビルに組み込まれて設計され、突如として市街地が見えたり、ビル内に突入したりする感覚は独特のもの。屋内型コースターとしては最速だったが、エキスポランドの事故を受けて運転を終了した。
ホワイトキャニオン
所在:よみうりランド
国内で3台目、東日本初の木製コースター。最大の特徴は世界最大級の横Gで、カーブ時に1.5Gの重力がかかる。最初の下り坂では左にひねりながら落下する。木組みの中を走行する部分が多い事も特徴。2013年1月14日に営業を終了した。
ツイストコースター ロビン
所在:よみうりランド / オープン:2014年3月19日
落下角度93度のファーストドロップや360度スパイラル、反転して落下するツイストダイブの他、日本初となる外側に傾いてターンする逆カントカーブが用意されていた。ちなみにロビンとはコマドリの事である。オープン当日に、逆走して他の停止車両に衝突する事故が発生し運休。ファーストドロップの角度を緩めるなど一部コースレイアウトを変更し再開検討していたが運行再開することなく2016年1月に解体された。

事故[編集]

ローラーコースター(ジェットコースター)で事故が発生し安全管理が社会問題となることがある。

日付 施設 事故時
の状況
事故内容 原因 備考
2007年5月5日 風神雷神II
(エキスポランド)
営業中 車両が45度傾斜して手すりと衝突。1人が死亡、19人がけが[12] 車軸の金属疲労による折損[12] 2008年3月撤去
2010年12月5日 サンダードルフィン
(東京ドームシティアトラクションズ)
営業中 走行中の車両から部品が落下した後地面で跳ね返り、下を歩いていた女児に当たり軽傷[7]
2011年1月30日 スピニングコースター舞姫
(東京ドームシティアトラクションズ)
営業中 約8メートルの高さから客が転落し死亡[11] 安全バーのロックが不十分だったとみられている 2011年撤去
2011年3月29日 ブラワーエンジン
(としまえん)
営業中 女性がジェットコースターと乗降場ホーム部分との間に左足を挟まれ重傷[13]
2012年4月29日 ええじゃないか
(富士急ハイランド)
営業中 走行中の車両からボルトが落下し、下を歩いていた女性の額に当たり軽傷 車両の逆走防止装置のボルトに、局所的に力が加わった事による金属疲労とみられている[14]
2012年6月17日 軽井沢おもちゃ王国 営業中 ジェットコースターから男児が転落して重傷[15]
2012年9月8日 郡山カルチャーパーク 点検中 作業員が軌道上で点検中にコースターと軌道の間に挟まれ死亡[16]
2013年2月8日 シャトルループ
(ナガシマスパーランド)
点検中 試運転中に安全バーのロックがかかっていなかった為、従業員が落下 安全バーの確認ミス[17]
2013年4月30日 スペースコースター
(ワンダーランド)
営業中 男児が転落し重傷[18] ベルトの確認ミス。ベルト自体が機能していなかった疑いあり。同コースターは過去にも3回事故を起こしている[19] 翌月遊具5基に使用禁止命令
2013年10月10日 タイタンV
(スペースワールド)
営業中 地上50メートル付近で緊急停止したため乗客23人がレールに付設されている階段をおりて避難(けが人は無し)[20]
2015年5月2日 サンダーコースター
(那須ハイランドパーク)
営業中 部品の一部落下して付近にいた男性に当たり軽傷[21]
2015年5月18日 レディーバードコースター
NEWレオマワールド
営業中 骨折事故が発生[22]
2015年6月13日 レディーバードコースター
(NEWレオマワールド)
営業中 従業員が急カーブで体を揺さぶられ車両内に体を強く打ち付け肋骨を折る重傷[22]
2015年8月13日 ラプター
(シダーポイント)
営業中 フェンスで囲まれた立入制限区域に進入した男性がコースターと衝突して死亡[23]
2016年3月1日 高飛車
(富士急ハイランド)
営業中 121度で落下する直前の、地上約40mの地点で7分間停止(けが人はなし)[24] ブレーキ解除部品の空気漏れ[24]
2017年7月17日 ド・ドドンパ
(富士急ハイランド)
営業中 走行中に乗客7人を乗せた状態でループを回りきれず逆走、その後カーブの所で横向きに停止[25] 走行中にタイヤの1本がパンク[25]
2017年8月12日 ウルトラツイスター
(鷲羽山ハイランド)
営業中 身体を抑える安全バーが外れ、姿勢を崩した乗客1名が施設の構造物と接触してやけど[26]   
2017年8月12日 ジュピター
(城島高原パーク)
点検中 試運転中に作業員2人がはねられ1人死亡[27]   

製造会社[編集]

ローラーコースターを製造した事のある著名な会社を記す。

国内[編集]

海外[編集]

  • S&Sワールドワイド(S&S Worldwide, アメリカ) - 三精テクノロジーズ社が買収
  • アロー・ダイナミクス(Arrow Dynamics, アメリカ) - 2001年に倒産、翌年にS&S社が買収
  • モーガン(Morgan, アメリカ)
  • CCI(Custom Coasters International, アメリカ) - 木製コースターを中心に製造
  • グラビティ・グループ(The Gravity Group, アメリカ) - CCI社の元社員が設立
  • インタミン(Intamin AG, スイス
  • B&M(Bolliger & Mabillard, スイス)
  • アントン・シュワルツコフ(Anton Schwarzkopf, ドイツ
  • マウラー・ゾーネ(Maurer Söhne, ドイツ)
  • ゲルシュトラウアー(Gerstlauer, ドイツ)
  • マック(Mack Rides, ドイツ)
  • ベコマ(Vekoma, オランダ

雑学[編集]

ローラーコースターは後方の座席が怖い
車両が急降下を始める際、前方の車両が先に下り始めると、後方の車両はそれに引っ張られるように加速しながら下る。その際にゼロGやマイナスGが発生するため、乗客は強烈に引き込まれたり、上方向に飛び出されるような感覚となるので、一般的に後方の座席の方が怖いとされる。なお、車両の連結が長ければ長いほど怖さも増す。スリルを求めるマニアの間では、後方の座席を好む人が多い。
ローラーコースターは季節や気温によって速度が変わる
ローラーコースターの車輪には、グリスと呼ばれる潤滑剤が塗られている。冬場など気温の低い時はグリスが固くなり、それが車輪の抵抗となるために遅くなる。逆に夏場など気温の高い時はグリスが軟らかくなり、冬場に比べて速度は増す。また、同じ季節でも朝夕に比べて最高気温に達する正午過ぎの方が、速度が増す傾向にある。
ローラーコースターのループや旋回は直径が小さいほど怖い
同じ速度でループを通過した場合、直径が小さいほど減速せずに回転して強いGが発生するため、スリルは高くなる。水平旋回の場合も直径が小さいほど減速せず、Gも強くなる傾向にある。

出典[編集]

  1. ^ ジェットコースターの絵葉書その1・多摩川園の陸上波のり[出典無効]
  2. ^ モノマガジン』 559号(2007年4/16号)p.96「薀蓄の箪笥100章」
  3. ^ a b 遊園地を百倍楽しめる はじめて物語 NHK 歴史秘話ヒストリア
  4. ^ [1][出典無効]
  5. ^ ローラーコースター 浅草花やしき
  6. ^ のりもの広場 あらかわ遊園
  7. ^ a b “遊園地でボルト落下、女児軽傷=運転中ジェットコースターから―東京ドーム”. 朝日新聞. (2010年12月5日). http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201012050061.html [リンク切れ]
  8. ^ ジェットコースター「サンダードルフィン」営業再開について 東京ドームシティアトラクションズ[リンク切れ]
  9. ^ [2] 西日本新聞[リンク切れ]
  10. ^ ハイランドのギネス記録!! 鷲羽山ハイランド
  11. ^ a b “「コースター舞姫」転落事故―東京ドーム去年暮れにもトラブル2件”. J-CASTテレビウォッチ. (2011年1月31日13時50分). https://www.j-cast.com/tv/2011/01/31086803.html?p=all 2017年10月14日閲覧。 
  12. ^ a b 日本放送協会 『NHK年鑑 2008』 日本放送出版協会、2008年、43頁。
  13. ^ “コースターで足挟まれ重傷 としまえんで18歳女性”. 福井新聞. (2011年3月29日). http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/main/429518.html 2013年8月19日閲覧。 [リンク切れ]
  14. ^ ““富士急ボルト落下”金属疲労が発生と推定”. 記事:日本テレビ / 配信:Yahooニュース. (2014年12月2日). http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20141202-00000017-nnn-soci 2014年12月2日閲覧。 }[リンク切れ]
  15. ^ “事故後もコースター運行 男児重傷の群馬の遊園地”. 福井新聞. (2012年6月19日). http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/national/589995.html 2013年8月19日閲覧。 [リンク切れ]
  16. ^ “コースターに挟まれ作業員死亡 軌道上で点検中”. 福井新聞. (2012年9月8日). http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/main/620574.html 2013年8月19日閲覧。 [リンク切れ]
  17. ^ “ナガシマスパーランド コースター転落で書類送検 社員4人、業務上過失傷害容疑”. 伊勢新聞. (2013年6月26日). http://www.isenp.co.jp/news/20130626/news07.htm 2013年8月19日閲覧。 [リンク切れ]
  18. ^ “転落事故のコースター使用禁止命令 県の点検報告要請に遊園地側応えず”. 福井新聞. (2013年5月17日). http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/42531.html 2013年8月19日閲覧。 [リンク切れ]
  19. ^ “福井「ワンダーランド」ずさんな安全管理浮き彫り「ベルト緩かったかも」”. スポニチ. (2013年5月17日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/05/07/kiji/K20130507005756950.html 2015年4月10日閲覧。 [リンク切れ]
  20. ^ “「絶叫マシン」緊急停止 高さ50メートル、けが人なし”. 西日本新聞. (2013年10月11日). http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/45495 2013年10月11日閲覧。 [リンク切れ]
  21. ^ サンダーコースター事故についてのお客様へのお詫びとお知らせ”. 藤和那須リゾート株式会社 (2015年5月3日). 2015年10月27日閲覧。
  22. ^ a b “ジェットコースターで骨折 香川・丸亀の遊園地、5月にも”. 47NEWS. (2015年6月13日). http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015061301001840.html 2015年6月13日閲覧。 [リンク切れ]
  23. ^ “ジェットコースターにはねられ男性死亡 米遊園地”. CNN. (2015年8月14日). http://www.cnn.co.jp/showbiz/35068907.html 2015年10月27日閲覧。 
  24. ^ a b “「高飛車」落下する直前、高さ40mで7分停止”. 読売新聞. (2016年3月5日). http://www.yomiuri.co.jp/national/20160305-OYT1T50083.html 2016年3月6日閲覧。 [リンク切れ]
  25. ^ a b “富士急の新ドドンパ、走行中に停止 20分後に乗客避難”. 朝日新聞. (2017年7月16日). http://www.asahi.com/articles/ASK7J5Q4KK7JUZOB01M.html 2017年7月17日閲覧。 
  26. ^ “コースターの安全バー外れ1人やけど 岡山の遊園地”. 朝日新聞. (2017年8月12日). http://www.asahi.com/articles/ASK8D6GVNK8DPPZB00H.html 2017年8月13日閲覧。 
  27. ^ “ジェットコースターにはねられ作業員2人死傷 大分”. 朝日新聞. (2017年8月12日). http://www.asahi.com/articles/ASK8D5TLHK8DTIPE01M.html?ref=auweb 2017年8月12日閲覧。 

関連項目[編集]