パディ・ロウ

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パディ・ロウPaddy Lowe, 1962年4月8日 - )は、イギリス出身のエンジニア。2013年までF1チームのマクラーレンに在籍し、同年6月から2017年1月までメルセデスのエグゼクティブディレクターを務めた。2017年3月からウィリアムズの技術部門を率いる。

経歴[編集]

ケンブリッジ大学で工学を専攻し、1984年に卒業。電子回路設計部門のチーフとして、1987年にウィリアムズに加入した。チーム内ではフランク・ダーニーの仕事を引き継ぎ、アクティブサスペンション開発の責任者となった[1]

1993年、研究開発 (R&D) 部門のトップとしてマクラーレンに移籍し、その後8年間にわたって同チームの研究開発部門(後に動体技術部門に改称)を統括した。

2001年にシステム開発部門のチーフエンジニアとなり、後にレースにおけるMP4-20の性能・開発の研究開発を行った。テクニカルディレクターのエイドリアン・ニューウェイの離脱を受け、2005年5月にエンジニアリングディレクターに就任し、技術部門の責任者となった。2011年にはテクニカルディレクターに就任し、ティム・ゴス(エンジニアリングディレクター)、ニール・オートレイ(デザイン・開発プログラムディレクター)と共に技術部門を率いる体制となった[2]

2013年2月、メルセデスAMG F1への移籍が明らかになった[3]。マクラーレンとの契約上、移籍は2014年になると思われたが、両チームの協議により2013年6月よりメルセデスへ合流して、技術部門を統括するエグゼクティブディレクターに就任[4]。2014年から2016年、メルセデスは3連覇を果たしメルセデスの躍進に大きく貢献した 。2017年1月11日、契約満了に伴いメルセデスから離脱することが発表された[5]

2017年2月、ウィリアムズへの移籍が内定。技術部門のトップに就任し、主要取締役の1人となる。また、チームの株式も取得する。メルセデスとの移籍手続きが終わる3月に就任する見込みとなっている[6]

脚注[編集]

  1. ^ 「パトリック・ヘッドが語るFW14B誕生秘話」『F1速報PLUS』Vol.8、イデア、2007年、32頁。
  2. ^ "マクラーレンのパディ・ロウが昇進". ESPN F1.(2011年1月27日)2013年3月2日閲覧。
  3. ^ "パディ・ロウ、メルセデスへの移籍が決定". F1-Gate.com.(2013年2月26日)2013年3月2日閲覧。
  4. ^ "メルセデス、パディ・ロウのチーム合流を正式発表". オートスポーツweb.(2013年5月20日)2013年5月20日閲覧。
  5. ^ "メルセデス、パディ・ロウの離脱を正式発表". F1-gate.com.(2017年1月11日) 2017年1月11日閲覧
  6. ^ パディ・ロウがウイリアムズの取締役に就任へ。メルセデスF1から人員引き抜き、体制強化か”. AUTOSPORTweb (2017年2月2日). 2017年2月5日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]