2016年アメリカグランプリ

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アメリカ合衆国の旗 2016年アメリカグランプリ
レース詳細
Austin circuit.svg
日程 2016年シーズン第18戦
決勝開催日 10月23日
開催地 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
アメリカ テキサス州 オースティン
コース長 5.513km
レース距離 56周(308.405km)
決勝日天候 晴(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:34.999
ファステストラップ
ドライバー ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル
タイム 1:39.877(Lap 55)
決勝順位
優勝
2位
3位

2016年アメリカグランプリ2016 United States Grand Prix)は、2016年のF1世界選手権第18戦として、2016年10月23日サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催された。

レース前[編集]

  • このレースでピレリが用意したドライタイヤのコンパウンドはミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種類[1]

フリー走行[編集]

マノー(MRT)の開発ドライバーを務めているジョーダン・キングが金曜午前のFP1で初参加した[5]

予選[編集]

2016年10月22日土曜日)13:00(現地時間

経過[編集]

ルイス・ハミルトンがオースティンでは初めてのポールポジションを獲得した。ドライバーズランキング首位のニコ・ロズベルグが2位に続き、メルセデスがフロントローを独占。レッドブルダニエル・リカルド3位、マックス・フェルスタッペン4位)が2列目、フェラーリキミ・ライコネン5位、セバスチャン・ベッテル6位)が3列目を占めた。

ジェンソン・バトンは1回目をソフトタイヤ、2回目はスーパーソフトタイヤでアタックしたが、いずれもトラフィックに引っかかりQ1で脱落。Q2ではチームのホームグランプリとなるハースエステバン・グティエレスが脱落したが、ターン15でのロックアップに放送禁止用語を叫び悔しさを露わにした。フェルナンド・アロンソも12位でQ2脱落となっている。

このレースではギアボックスやパワーユニットの交換やその他の要因によるグリッド降格ペナルティが1つもなく、予選順位のままスターティンググリッドが確定した。

結果[編集]

Pos. No. ドライバー コンストラクター Q1 Q2 Q3 Grid
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:36.296 1:36.450 1:34.999 1
2 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:36.397 1:36.351 1:35.215 2
3 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 1:36.759 1:36.255 1:35.509 3
4 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 1:36.613 1:36.857 1:35.747 4
5 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 1:36.985 1:36.584 1:36.131 5
6 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:37.151 1:36.462 1:36.358 6
7 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 1:36.950 1:36.626 1:36.628 7
8 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス 1:37.456 1:37.202 1:37.116 8
9 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 1:37.402 1:37.214 1:37.269 9
10 55 スペインの旗 カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 1:37.744 1:37.175 1:37.326 10
11 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 1:37.345 1:37.353 11
12 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 1:37.913 1:37.417 12
13 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 1:37.844 1:37.480 13
14 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 1:38.053 1:37.773 14
15 30 イギリスの旗 ジョリオン・パーマー ルノー 1:38.084 1:37.935 15
16 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 1:38.040 1:39.356 16
17 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:38.308 17
18 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ルノー 1:38.317 18
19 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 1:38.327 19
20 94 ドイツの旗 パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 1:38.548 20
21 12 ブラジルの旗 フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 1:38.583 21
22 31 フランスの旗 エステバン・オコン MRT-メルセデス 1:38.806 22
107% time: 1:43.036
ソース[6]

決勝[編集]

2016年10月23日(日曜日)14:00(現地時間)

  • 天候:晴
  • 路面状況:ドライ

経過[編集]

レースはルイス・ハミルトンポール・トゥ・ウィンで通算50勝目を飾った。

ポイントリーダーのニコ・ロズベルグは、スタートでダニエル・リカルドにかわされ3位に後退した。しかしロズベルグは、マックス・フェルスタッペンがリタイアした時にバーチャル・セーフティーカーが発動した際にピットストップの作戦でリカルドを逆転した。フェラーリ勢は最大のライバルであるフェルスタッペンがリタイアしたことでポイント差を広げるチャンスであったが、セバスチャン・ベッテルは4位となったものの、キミ・ライコネンは4位走行中にピット作業のミスで右リアタイヤがきちんと装着されないまま走り出す失態を演じリタイア。さらにフェラーリに5000ユーロの罰金が科せられるなど散々な結果となってしまった。またマクラーレン勢はフェルナンド・アロンソがマクラーレンホンダ復活後最高順位タイとなる5位、ジェンソン・バトンが予選19位から9位入賞を果たし、日本GPの不振を払拭した。アロンソは終盤にフェリペ・マッサをかわした際の接触で審議の対象となったが、結果的にペナルティは科されなかった。

このレースで、ランキング首位のロズベルグと2位ハミルトンの差は26点となった。またロズベルグとリカルドの差が残り3戦で104点となったことで、チャンピオン争いはロズベルグとハミルトンの2人に絞られた。

結果[編集]

Pos. No. ドライバー コンストラクター 周回数 タイム/リタイア Grid Pts.
1 44 イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 56 1:38:12.618 1 25
2 6 ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 56 +4.520 2 18
3 3 オーストラリアの旗 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 56 +19.692 3 15
4 5 ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 56 +43.134 6 12
5 14 スペインの旗 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 56 +1:33.953 12 10
6 55 スペインの旗 カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 56 +1:36.124 10 8
7 19 ブラジルの旗 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 55 +1 Lap 9 6
8 11 メキシコの旗 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 55 +1 Lap 11 4
9 22 イギリスの旗 ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 55 +1 Lap 19 2
10 8 フランスの旗 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 55 +1 Lap 17 1
11 26 ロシアの旗 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 55 +1 Lap 1 13
12 20 デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン ルノー 55 +1 Lap 2 18
13 30 イギリスの旗 ジョリオン・パーマー ルノー 55 +1 Lap 15
14 9 スウェーデンの旗 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 55 +1 Lap 16
15 12 ブラジルの旗 フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 55 +1 Lap 21
16 77 フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス 55 +1 Lap 8
17 94 ドイツの旗 パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 55 +1 Lap 20
18 31 フランスの旗 エステバン・オコン MRT-メルセデス 54 +2 Laps 22
Ret 7 フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 38 ホイールナット[7] 5
Ret 33 オランダの旗 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 28 エンジン[8] 4
Ret 21 メキシコの旗 エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 16 ブレーキ[9] 14
Ret 27 ドイツの旗 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 1 ステアリングアーム[10] 7
ソース[11]
ファステストラップ[12]
ラップリーダー[13]
追記
  • ^1 - クビアトは1周目にペレスとの接触を引き起こしたとして10秒のタイムペナルティ(ピットストップで消化)とペナルティポイント2点が科された[14][15]
  • ^2 - マグヌッセンはレース終盤にクビアトを追い抜く際、コースを離れランオフエリアを走行したため、レース後に5秒加算ペナルティとペナルティポイント2点が科された。このペナルティにより11位から12位に降格[16][17]

第18戦終了時点でのランキング[編集]

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。


脚注[編集]

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  1. ^ F1アメリカGP:各ドライバーのタイヤ選択”. F1-Gate.com (2016年10月12日). 2016年10月23日閲覧。
  2. ^ FIA、ブレーキング時の進路変更の取り締まりを強化”. ESPN F1 (2016年10月23日). 2016年10月24日閲覧。
  3. ^ ルノーF1がヒュルケンベルグとの複数年契約を発表。チームメイトに触れず”. AUTOSPORTweb (2016年10月14日). 2016年10月24日閲覧。
  4. ^ クビアトがトロ・ロッソ残留”. ESPN F1 (2016年10月23日). 2016年10月24日閲覧。
  5. ^ F1アメリカGP最初のセッションはメルセデス勢がワン・ツー。アロンソは13位”. AUTOSPORTweb (2016年10月22日). 2016年10月24日閲覧。
  6. ^ 2016 FORMULA 1 UNITED STATES GRAND PRIX - QUALIFYING”. The Official F1 Website (2016年10月22日). 2016年10月23日閲覧。
  7. ^ 理想とは程遠いリザルトだとライコネン”. ESPN F1 (2016年10月24日). 2016年10月24日閲覧。
  8. ^ 表彰台に上ったことが素晴らしいとリカルド”. ESPN F1 (2016年10月24日). 2016年10月24日閲覧。
  9. ^ ハース:グロージャンがチームのホームレースで10位 / F1アメリカGP”. F1-Gate.com (2016年10月24日). 2016年10月24日閲覧。
  10. ^ フォース・インディア、「悪夢のような1周目」”. ESPN F1 (2016年10月24日). 2016年10月24日閲覧。
  11. ^ 2016 FORMULA 1 UNITED STATES GRAND PRIX - RACE RESULT”. The Official F1 Website (2016年10月23日). 2016年10月24日閲覧。
  12. ^ 2016 FORMULA 1 UNITED STATES GRAND PRIX - FASTEST LAPS”. The Official F1 Website (2016年10月23日). 2016年10月24日閲覧。
  13. ^ Lap chart”. fia.com (2016年10月23日). 2016年10月24日閲覧。
  14. ^ サインツ、見事なバトルに感激”. ESPN F1 (2016年10月24日). 2016年10月24日閲覧。
  15. ^ Stewards Decision Doc30 - D.Kvyat”. fia.com (2016年10月23日). 2016年10月24日閲覧。
  16. ^ マグヌッセン、5秒のタイムペナルティで12位に”. ESPN F1 (2016年10月24日). 2016年10月24日閲覧。
  17. ^ Stewards Decision Doc40 - K.Magnussen”. fia.com (2016年10月23日). 2016年10月24日閲覧。
前戦
2016年日本グランプリ
FIA F1世界選手権
2016年シーズン
次戦
2016年メキシコグランプリ
前回開催
2015年アメリカグランプリ
アメリカ合衆国の旗 アメリカグランプリ 次回開催
2017年アメリカグランプリ