SMPレーシング

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2018年 BRエンジニアリング・BR1

SMPレーシング は、2013年ボリス・ロマノヴィチ・ローテンベルクによって設立された、彼がオーナーを務めるロシアSMP銀行をスポンサーとするモータースポーツ耐久レースのチームである。

概要[編集]

SMPレーシングの目標は、ロシア人ドライバーの新しい才能を育成して、レースでそのパフォーマンスを見せることである[1]。SMPレーシングは世界各地のレースシリーズに参戦するロシア人ドライバーを財政面で支援しており、2018年のF1世界選手権に参戦したセルゲイ・シロトキンもその中に含まれている。チームのトレーニングセンターは、フランス南東部のル・リュックに置いている。2018年現在は元F1ドライバーのミカ・サロがスポーティングディレクターを務める[2]

2014年11月に、チームは最初の自社製のレースカーであるBR01を公開し 、2015年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズにデビューさせている[3]

2018年からは、BR01の後継となる新型レースカー、BR1を開発し2018-19年のWECLMP1クラスに参戦。4月27日ミカエル・アレシンビタリー・ペトロフのチームメイトとして、2009年F1チャンピオンのジェンソン・バトンをレギュラードライバーとして起用する事を発表した[4]。バトンがレギュラードライバーとして参戦しているSUPER GT第2戦富士と日程の重なる第1戦スパ・フランコルシャンは欠場するため、第2戦ル・マン24時間がバトンのデビュー戦となった。

参戦したレースの選手権[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Laurent Mercier (2014年5月9日). “The present and future of SMP Racing”. Motorsport.com. 2016年4月17日閲覧。
  2. ^ ウィリアムズのドライバーたちは“ハングリー”だとミカ・サロ - TopNews・2018年1月17日
  3. ^ John Dagys (2004年11月4日). “SMP Racing BR01 LMP2 Car Revealed”. Sportscar365.com. 2016年4月17日閲覧。
  4. ^ - ジェンソン・バトン、WEC参戦を電撃発表。第1戦除く全戦に出場へ AUTOSPORTweb

外部リンク[編集]