緑園都市駅
緑園都市駅 | |
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駅舎 東口側(2007年9月20日) | |
りょくえんとし Ryokuen-toshi | |
◄SO31 南万騎が原 (1.5 km) (1.8 km) 弥生台 SO33► | |
所在地 | 横浜市泉区緑園3-1-1 |
駅番号 | SO32 |
所属事業者 | 相模鉄道 |
所属路線 | SO いずみ野線 |
キロ程 |
3.1km(二俣川起点) 13.6 km(横浜起点) |
電報略号 | リョク |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 相対式 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
26,114人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1976年(昭和51年)4月8日 |
備考 | 関東の駅100選認定駅 |
緑園都市駅(りょくえんとしえき)は、神奈川県横浜市泉区緑園二丁目にある相模鉄道いずみ野線の駅である。駅番号はSO32。電報略号はリョク。
年表
- 1976年(昭和51年)4月8日 - 開業。
- 1986年(昭和61年)11月3日 - 泉区の発足により、当駅の所在区が戸塚区から泉区になる。
- 1987年(昭和62年) - 駅の改築を実施。同時にブラウン管ディスプレイによる日本初のタッチパネル式自動券売機が設置された(#その他も参照、のちに別のものに交換されている)。
- 1997年(平成9年) - 関東の駅百選に選出される。選出理由は「一般からのアイデアで展望台、ギャラリー、庭園などを設置したおしゃれな駅」。
- 1999年(平成11年)2月27日 - 快速の運転が開始され、当駅が停車駅となる[1]。
- 2013年(平成25年)6月30日 - 当駅の窓口に併設されていた「グリーンぽけっと」が営業を終了。
- 2014年(平成26年)4月27日 - ダイヤ改正により特急が運用開始。当駅は通過駅となる。
- 2015年(平成27年) - 駅の耐震工事を開始(2016年1月時点でも工事が続いている)。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。2004年に各ホーム中央部とコンコースを連絡するエレベーターが設置された。
将来的には島式ホーム2面4線の待避設備を持つ駅となるように設計されており、そのための用地も確保されている。この場所をキョウチクトウなどの樹木が植えられている庭園のほか、一部が展望台や保線用機器の待機場所として活用している。夏には赤や白の花弁を有するキョウチクトウが開花してホームを彩る。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | SO いずみ野線 | 下り | いずみ野・湘南台方面 |
2 | 上り | 二俣川・横浜方面(大和・海老名方面は二俣川で乗り換え) |
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改札口(2007年9月20日撮影)
-
1番ホームより横浜方を望む
(2007年9月20日撮影) -
ホーム中程(2013年9月22日撮影)
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ホームにある庭園展望台の入り口
(2013年9月22日撮影) -
庭園には花が植えてある
(2013年9月22日撮影)
利用状況
2014年度の1日平均乗降人員は26,114人である[2]。
近年の1日平均乗降人員および乗車人員推移は下記のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員[4] |
1日平均 乗車人員[5] |
出典 |
---|---|---|---|
1980年(昭和55年) | 2,825 | ||
1981年(昭和56年) | 2,622 | ||
1982年(昭和57年) | 2,827 | ||
1983年(昭和58年) | 3,000 | ||
1984年(昭和59年) | 3,162 | ||
1985年(昭和60年) | 3,381 | ||
1986年(昭和61年) | 3,723 | ||
1987年(昭和62年) | 4,770 | ||
1988年(昭和63年) | 5,956 | ||
1989年(平成元年) | 7,299 | ||
1990年(平成 | 2年)8,044 | ||
1991年(平成 | 3年)8,478 | ||
1992年(平成 | 4年)8,978 | ||
1993年(平成 | 5年)9,386 | ||
1994年(平成 | 6年)9,797 | ||
1995年(平成 | 7年)10,336 | [* 1] | |
1996年(平成 | 8年)10,526 | ||
1997年(平成 | 9年)10,660 | ||
1998年(平成10年) | 11,222 | [* 2] | |
1999年(平成11年) | 24,030 | 11,810 | [* 3] |
2000年(平成12年) | 24,398 | 12,072 | [* 3] |
2001年(平成13年) | 25,341 | 12,645 | [* 4] |
2002年(平成14年) | 25,903 | 12,789 | [* 5] |
2003年(平成15年) | 26,123 | 13,000 | [* 6] |
2004年(平成16年) | 26,310 | 13,111 | [* 7] |
2005年(平成17年) | 26,498 | 13,311 | [* 8] |
2006年(平成18年) | 26,288 | 13,246 | [* 9] |
2007年(平成19年) | 26,488 | 13,339 | [* 10] |
2008年(平成20年) | 26,874 | 13,513 | [* 11] |
2009年(平成21年) | 26,853 | 13,510 | [* 12] |
2010年(平成22年) | 26,671 | 13,398 | [* 13] |
2011年(平成23年) | 25,953 | 13,047 | [* 14] |
2012年(平成24年) | 26,114 | 13,128 | [* 15] |
2013年(平成25年) | 26,591 | 13,388 | [* 16] |
2014年(平成26年) | 26,114 | 12,962 |
駅周辺
いずみ野線沿線のニュータウンの中心地域として開発された。駅の立地する場所が周辺一帯で最も標高が低く、駅を挟んで東側・西側はともに斜面となっている。基幹道路(都市計画道路)の「中田さちが丘線」が街を南北に貫いており、駅前広場を中心として機能的に主要道路を配置している。また、幹線道路および準幹線道路では電線の地中化を実施している[6]。
東側は高層マンションのサン・ステージ緑園都市、西側は一戸建を中心に開発されている。大学の誘致にも成功しているほか、1990年(平成2年)には原広司設計による相模鉄道の美術館「相鉄ギャラリー」が開設されジャンルを問わない展示が行われていたが、2014年(平成26年)3月30日閉館となった[7][8]。他にも奇抜な外観の建物として、駅周辺には山本理顕により設計されたコンクリートを露出させた独特の外観を有する建物がいくつかある(下記のアムニスなど)。
駅の西側、池の谷地区には横浜市の最終処分場の一つである神明台処分場があり、駅開業前の1973年(昭和48年)より埋め立てが行われている。埋め立ての終わった敷地のうちの一部はグラウンドとして市民に開放されている。
駅の東側にある緑園東小学校の隣に緑園中学校(仮称)を建設し、小中一貫校とする計画がある。
- フェリス女学院大学 緑園キャンパス
- サン・ステージ緑園都市(西の街・東の街)
- 神奈川県立横浜緑園総合高等学校
- 横浜市立緑園東小学校
- 横浜市立緑園西小学校
- 緑園都市駅前郵便局
- 戸塚カントリー倶楽部
- ケンタッキーフライドチキン緑園都市店
- 緑園都市ショッピングプラザ相鉄ライフ(緑園都市ライフ)
- 相鉄文化会館
- 相鉄ギャラリー(4階・2014年3月30日閉館)
- アムニス
- 東京個別指導学院 緑園都市教室
- 神明台最終処分場
バス路線
- 最寄り停留所は、駅口のロータリ上にある緑園都市駅である。以下の路線が乗り入れ、神奈川中央交通、横浜神奈交バス、相鉄バスにより運行されている。
- 2015年12月1日から実証実験により3か月間、緑園都市駅~緑園地区循環~緑園都市駅~二俣川駅南口間の路線バスが開設された。それに伴い既存の旭18・19系統上の路線に「こども自然公園入口」バス停が新設された。[1]
- 2016年2月1日から神奈川中央交通による緑園都市駅~緑園地区循環~緑園都市駅~弥生台駅間の実証実験路線が新設される予定である。[2]
- 他にタクシー乗り場がある。東口ロータリは一般車両進入禁止。
駅名の由来
緑あふれる快適な街をイメージして、「緑園都市」と名付けられている。
駅開業後に街の造成工事が始まり、1986年(昭和61年)には戸塚区(当時)岡津町の一部が駅名を採って緑園一丁目 - 七丁目となった。
なお、計画時における仮称は「子易」であった[9]。
ドラマ・映画等の撮影
ここでは緑園都市駅構内とその周辺の関連施設において撮影されたものについて記す。
- コマーシャル(CM)
- ケンタッキーフライドチキン
- 日本経済新聞
- ファンタジーライフ
- コカコーラ アクエリアスゼロ
- ACジャパン 肝炎検査啓発
- その他
- 西友「ネットスーパー」WEB用写真
- 雑誌「SEVENTEEN」
- おはよう日本 まちかど情報室
- 住友生命 Story Book ウェブ動画
- 1年1組平成教育学院(バラエティ番組)
その他
- 過去には、ブラウン管ディスプレイを採用した日本初のタッチパネル式自動券売機が設置(1987年の駅改築時に設置)されていたことがある[10][11][12]。現行のタッチパネル式自動券売機とは大幅に仕様が異なるもので、本格実用化は見送られている。
- 飯塚雅弓の「かさぶたの恋」という歌の歌詞に緑園都市という言葉が登場する。
隣の駅
脚注
- ^ 『鉄道ジャーナル』第33巻第4号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、85頁。
- ^ 相鉄グループHP 安全報告書・各種データ「相鉄乗降人員」
- ^ 横浜市統計ポータル - 横浜市
- ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ^ 神奈川県県勢要覧
- ^ 緑園都市住宅地について (PDF) (緑園都市コミュニティ協会)
- ^ 相鉄ギャラリー閉館のお知らせ(相鉄グループ:相鉄ギャラリー公式ページ)
- ^ 相鉄ギャラリー閉館のお知らせ (PDF) (相鉄ギャラリー 2014年2月21日)
- ^ 鉄道ピクトリアル1973年11月号
- ^ 人文社「駅の旅物語 関東の駅百選」
- ^ 関東の駅百選「貼りつぶし」:緑園都市(相模鉄道いずみ野線)(ゲイムマンのダイスステーション 2002年3月30日掲出)
- ^ 相鉄線のページ:駅、車両施設(フフフのページ)
出典
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 26ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)- 225ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 227ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 225ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 225ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 225ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 227ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 227ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 229ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 233ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 243ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 241ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 241ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 239ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 241ページ
関連項目
外部リンク
- 相模鉄道 緑園都市駅
- 相鉄Style(相鉄スタイル) 緑園都市駅 - 相鉄沿線口コミ情報サイト
- 相鉄ギャラリー (2014年3月30日閉館)
- 相模鉄道線(駅、月別乗降者人数) (xlsファイル) - 横浜市