ピース (お笑いコンビ)

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ピース
メンバー 綾部祐二
又吉直樹
結成年 2003年
事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
活動時期 2003年10月 -
出身 NSC東京校5期
出会い NSC
旧コンビ名 SKILL TRICK(スキルトリック)(綾部)
線香花火(又吉)
現在の活動状況 テレビ・ライブなど
芸種 コント
漫才
ネタ作成者 両者
現在の代表番組 COOL JAPAN FOOTBALL
みんなの青春のぞき見TV TEEN!TEEN!
土曜はダメよ!
バチッと!爆ハリ!
ラジオな2人
など
過去の代表番組 爆笑オンエアバトル
爆笑レッドカーペット
なにわなでしこ
スター☆ドラフト会議
ピカルの定理
森田一義アワー 笑っていいとも!
NMB48 げいにん!!!3
など
同期 キングコング
平成ノブシコブシ
5GAPなど
公式サイト ブログ案内所
受賞歴
2010年 キングオブコント準優勝
2010年 M-1グランプリ4位
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ピースは、綾部祐二又吉直樹からなるお笑いコンビ吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属。キングオブコント2010準優勝、同年のM-1グランプリ4位。コンビとしてだけではなく、それぞれピンで出演するレギュラーのライブなども多く行っている。吉本若手芸人4組によるユニット「ラ・ゴリスターズ」に所属。

メンバー

来歴・人物

2003年10月に結成。別のコンビを解散しピン芸人や裏方として働いていた綾部が、同じくコンビを解散したため芸人を辞めると言っていた又吉を説得しているうちにコンビを結成することになった。東京NSCの同期に平成ノブシコブシ5GAP三瓶大西ライオンラフ・コントロールグランジの遠山大輔などがいる。

2010年2月にトークバラエティ番組『しゃべくり007』に「注目の若手芸人」として取り上げられる。同番組出演後、徐々にブレイクしていったことから、同年8月に「凱旋出演」として再びゲスト出演した。また、同年3月号『日経エンタテインメント!』のインタビューにおいて、『アメトーーク!』のMC雨上がり決死隊とプロデューサーの加地倫三が注目する芸人としてピースの名前を挙げた[1]

2010年4月より始まったフジテレビ番組『フジ算』(1人(組)の芸能人と1人の若手演出家が組み制作したVTRを配信し評価する番組)にてコント「綾部先生と又吉先生」が閲覧数・評価点で2位を獲る。同年10月にはこの番組で活躍した若手ディレクター・芸人が中心となって後番組の『ピカルの定理』が始まる事になる。

2010年のキングオブコント決勝に初進出。2ndステージで大会最高点(942点)を出し暫定1位に立つも、キングオブコメディに敗れ準優勝となった。

2010年9月28日をもってAGE AGE LIVEを卒業した。

2010年オリコンの「ネクストブレイクを期待するお笑い芸人」アンケートで1位に選ばれる。

2010年M-1グランプリ決勝に初進出。「日本語の発音」のネタで、審査員の中田カウス宮迫博之渡辺正行からはそれぞれ3位のスリムクラブよりも1点高い「95点」「92点」「89点」をつけられ暫定3位に入ったが、結果は敗者復活で上がってきたパンクブーブーに押し出され4位となった。

2011年第11回「ビートたけしのエンターテインメント賞」日本芸能大賞受賞(同受賞者ブラックマヨネーズ・スリムクラブ)。

2015年、女性向けファッション誌『an・an』(2015年5月7日発売、マガジンハウス)の表紙に起用。同誌創刊から45年の歴史において、お笑いコンビが表紙に登場するのは初めてである[2]。そして、同年、又吉が自身が書いた小説「火花」で新人小説家の登竜門である芥川賞を受賞した。ちなみにお笑い芸人での受賞者としては史上初の快挙である[3]。会見では異例づくめで通常15分ほどで終了するところ、メディアからの希望で急きょ又吉のために2度目の会見が開かれ、トータルで2時間ほどの長丁場となった[4]

エピソード

コンビ名は、もともと「ナンバーピース」にしようと思っていたが、ブランド名「ナンバーナイン」やバンド名「ナンバーガール」とかぶってしまう為、却下。その後又吉がカタカナ語辞典を買い、適当に指をさした言葉にしようと決め「スカベンジャー」になりかけたが、意味が「腐肉を食う動物、ゴミを漁る人」だった為これも却下。その時吉本の社員からコンビ名を催促する電話があり、ノートにポツリと残っていた「ピース」という言葉に決定した。どちらが決めたわけでもなく、込められた願いや意味もない。その為か、コンビ名の英語表記は「Peace」(グッズ等)と「Piece」(ブログURLや、『ピカルの定理』のジングル映像での表記等)の両方をダブル・ミーニング的に使用している(どちらかというと「平和」の意味でネタにする事は多い)。ほかの候補には「AJ」というものがあり、綾部は「今でもそれに変えたいぐらいだ。」と話しているが、又吉は綾部のAが強すぎるので反対した。又吉の候補には、「陽(ヤン)」「桜散る(表記不明)」というものがあったが、綾部がそれを却下した。

コンビ共通して寺社好きで特に大の京都好き(京都に行きたいが為にファンツアーを企画実行もした事がある)。 一番のお気に入りは知恩院。仲が良くなったきっかけも18歳の又吉が知恩院のストラップをしているのを綾部が見かけ盛り上がったのが始まり。ボケ等一切無しで京都案内番組をするのが二人の長年の夢である。

その干支ストラップ(又吉が猿・綾部が蛇)は現在も所持しており、知恩院の土産屋では「ピースも持っている」と貼り出されているのを二人は知っている。なお、本人によるブログのタイトルの由来も二人の干支から。

芸風

  • 主にコントを行うが、漫才を行うことも多い。ネタは2人で考えているが、基本的な設定などは又吉が考えることが多い。
  • コントの大会であるキングオブコント、漫才の大会であるM-1グランプリの両方で決勝進出を決めている。双方の大会で決勝に進出したことがあるのはその他には、サンドウィッチマンモンスターエンジンジャルジャル銀シャリのみである。
  • 爆笑レッドカーペット』では、ジョン・レノンの名曲「イマジン」をバックに、ジョン・レノンに扮した又吉が「想像してごらん」と呟き、スパルタ教師に扮した綾部も「想像してごら〜ん」と繰り返し、又吉が「味噌がなく、具がなく、味がない味噌汁を」、「辛くなく、茶色くもない白いカレーを」、「ババの無いババ抜きを」、「カブトムシのないaikoのベストアルバムを」などと呟き、綾部が「お湯です」、「シチューです」、「すぐに終わるぞ〜 ひとつも面白くねえぞ!バカヤロー!」、「絶対に入っててほしいぞ〜 名曲だぞ!バカヤロー!」などと突っ込む。最後に「争いのない、平和な世界を」とまともに呟いて終わる。又、このネタでレッドカーペット賞を受賞した[5]

コンビ出演

単独での出演歴については各個人ページ(綾部祐二又吉直樹)を参照。

テレビ

現在のレギュラー番組

レギュラー

過去のレギュラー番組

レギュラー

準レギュラー

  • ほこ×たて(フジテレビ、2011年 -2013年) ※常連ゲスト

特別番組

過去の出演番組

ラジオ

CM

WEBキャンペーン
  • KOSE“潤肌粋”(2010年11月1日-30日期間限定)
よしもと関連

映画

  • ドロップ」綾部:ルパン(安城豊)役/又吉:主人公の昔の友人役
  • 「TSY タイムスリップヤンキー」綾部:大海翔太朗役/又吉:カメオ出演
  • 「オムライス」

DVD

  • M-1グランプリ2004完全版 〜いざ!M-1戦国時代へ“東京勢の逆襲”〜」
  • 「M-1グランプリ2007完全版 敗者復活から頂上(てっぺん)へ 〜波乱の完全記録〜」
  • 「YOSHIMOTO PRESENTS LIVE STAND 07」
  • 「The Best of ヨシモト∞(無限大)Vol.2」
  • 「The Best of ヨシモト∞(無限大)Vol.3」
  • 「ルミネtheよしもと 〜業界イチの青田買い2008夏」(2008年7月23日)
  • 「ルミネtheよしもと 〜業界イチの青田買い2008秋」(2008年10月29日)
  • 「笑いの万博」
  • 「ルミネtheよしもと 〜業界イチの青田買い2009冬」(2009年1月28日)
  • 「ルミネtheよしもと 〜業界イチの青田買い2009春」(2009年4月22日)
  • 「ルミネtheよしもと 〜業界イチの青田買い2010 SPECIAL」(2010年4月28日)
  • 「花坂荘の人々 上・下」
  • 「ドロップ」
  • 鬼のワラ塾 赤・黒」
  • ラ★ゴリスターズDVD '09」
  • フットンダ 2 タカアンドトシが選ぶゴールドモジリベスト10 第2弾」
  • 「やりすぎフェスタ2010 やりすぎ芸人都市伝説Vol.3」
  • キングオブコント 2010」
  • 「M-1グランプリ2010完全版 〜最後の聖戦!無冠の帝王vs最強の刺客〜」
  • ダイナマイト関西2010 forth 」
  • 「よしログ」
  • YOSHIMOTO WONDER CAMP TOKYO 〜Laugh&Peace 2011〜
  • ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ! 完全版 Vol.1 」

連載

単独ライブ

  • 2004年10月25日 - ライブ『ナンバー』(銀座小劇場)
  • 2005年4月9日 - 単独ライブ『春〜スプリングフェスティバル〜』(シアターブラッツ)
  • 2005年8月11日 - 単独ライブ『ジェシカ・パンディ』(新宿シアターモリエール)
  • 2005年10月12日 - トークライブ『10月』(シアターブラッツ)
  • 2006年2月16日 - 単独ライブ『恵比寿にて』(恵比寿エコー劇場)
  • 2006年8月9日 - 単独ライブ『ピカデリー』(北沢タウンホール)
  • 2007年6月22日 - ライブ『ゴールデン寄席』(新宿シアターモリエール)
  • 2008年8月20日 - トークライブ『夏』(TOKYO CULTURE CULTURE)
  • 2008年10月24日 - トークライブ『秋』(TOKYO CULTURE CULTURE)
  • 2009年3月9日 - トークライブ『春』(TOKYO CULTURE CULTURE)
  • 2009年6月3日 - トークライブ『6月』(TOKYO CULTURE CULTURE)
  • 2009年8月2日 - トークライブ『夏』(TOKYO CULTURE CULTURE)
  • 〜2011年3月 - 月一トークライブ『超ピース』ヨシモト∞ホール
  • 2011年4月〜 - 月一トークライブ『「ピース・綾部の恵比寿ガーデントーク」〜年間ゲスト ピース・又吉〜』恵比寿ザ・ガーデンホール

出典

外部リンク