猫ひろし

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猫 ひろし
Neko Hiroshi, Japanese comedian.jpg
猫 ひろし(2008年5月25日)
本名 瀧崎 邦明
生年月日 1977年8月8日(36歳)
出身地 日本の旗 日本千葉県市原市カンボジアの旗 カンボジア国籍)
血液型 A型
身長 147cm
最終学歴 目白大学人文学部卒業
芸風 コント
事務所 WAHAHA本舗
活動時期 2003年3月15日 -
配偶者 既婚
公式サイト 猫ひろしドットコム (日本語)

猫 ひろし(ねこ ひろし、1977年8月8日 - )は、日本で活動している日本出身のお笑いタレントマラソン選手。2011年(平成24年)よりカンボジア国籍。本名:瀧崎 邦明(たきざき くにあき)[1]

千葉県市原市出身。WAHAHA本舗所属。千葉県立市原八幡高等学校目白大学人文学部卒業。身長147cm。[2]。 体重45kg。血液型A型[3]

人物[編集]

小さい頃より背が低かった。また、顔も小学3年の頃から老けて見えた。このため、低身長の人にありがちな「子供料金でバスに乗った」といった類の話とほぼ無縁であった。逆に学生なのに学割を利用できないといった苦労を味わったという[4]。このような自身の低身長の事をネタにブログにしばしば書いている。

高校生時代からお笑い芸人を志し、上京するために目白大学に入学。大学時代は、友人を強引に誘って路上で漫才を披露したりもしていた。大学卒業後は、フリーのピン芸人として漫談を行っていたが、それを見た先輩から「只の落ち着きの無い人だ」と指摘されたことで独自のスタイルを模索し、ギャグを言い続ける現在のスタイルに行き着く。

師匠に当たるハチミツ二郎が社長を務めていたインディーズお笑い事務所「トンパチプロ」で活動。2003年(平成16年)3月15日にデビュー。現在の芸名である「猫ひろし」を名乗る以前は、師匠のハチミツ二郎から「タランチュラ」とつけられたのを始めとして一年間に30回以上改名したとブログで語っている[5]

「猫ひろし」の芸名の由来は、舘ひろしの「たち」を同性愛用語の攻め役「タチ」と捉え、それに対しての受け役を意味する「ネコ」≒「猫」に変えたものである。命名時、ハチミツ二郎により「東京都港区六本木出身」「ピエロの父とダンス教室の生徒である母の間に生まれる」「米ミネソタ州立大学機構 (MnSCU) 秋田校に駅前留学後、目白大学文鳥部卒」等の架空の経歴が付けられる。これらは公式サイトでも経歴として紹介されているが、『キャプテン☆ドみの』出演時は経歴詐称を認め学歴不明となっていた。WAHAHA本舗の演出家兼社長の喰始の目に止まる。

赤地に白のゴシック体で「猫魂」(そのすぐ下に「NEKO DAMASHI」)と表記されたTシャツ、ビキニパンツ一丁に裸足といういでたちで登場してネタを披露する。その特徴は、ハイテンションにひたすら一発ギャグのようにフレーズを連発するというもの。代表的な芸は猫の真似であり「ニャー」と挨拶をする。また口を開け、両手を前に出したポーズをする。2005年(平成18年)頃から徐々に知名度が上がりさまざまな番組にゲスト出演するようになる。2006年(平成19年)には女子高生ファッションモデル4人と企画ユニット「ソーランはっぴぃずと猫ひろし」でCDをリリース。

2000年代後半以降は当初バラエティ番組で“挑戦”的に始めたマラソンを本格的に取り組んでおり、アマチュア陸上選手としての顔も持つ(詳細は#マラソン選手としての節を参照)。

2006年(平成19年)12月10日、一般人女性と婚約。2007年(平成20年)4月28日に婚姻届を提出し、6月25日に結婚式を挙げた、「猫の飼い主が、見付かりました」とコメントしている。2011年(平成24年)2月11日、第1子となる女児誕生。2011年(平成24年)11月9日、翌年8月に開催予定のロンドンオリンピック男子マラソンカンボジア代表を狙う為、カンボジア国籍となる[6]

マラソン選手として[編集]

足が速く、毎朝ジョギングを行っているという。初めて『オールスター感謝祭』に出演した際にはその健脚を披露し、何かギャグを見せるのかと思いきや、真面目に走ったことも含めて多くの驚きの声があった。ただし、1周目は圧倒的に速かったものの、2周目以降に次々と後続ランナーに抜かれている。その後、2008年(平成21年)春・2011年(平成24年)春・秋・2013年(平成26年)秋と4回優勝し、その結果プロのランナーの次に重いハンデが課されるまでになっている。

谷川真理を育てたコーチ・中島進の指導を受けており、谷川真理が主宰するプーマランニングクラブ所属。日々メニューをこなしている。マラソンが速い理由は「練習の賜物」とのこと。

国際試合で好成績を残し始めた頃、2010年(平成23年)12月にアンコールワット国際ハーフマラソンで3位に入賞したのをきっかけにカンボジア側からのオリンピック代表への打診があり[7]、2011年(平成24年)2月にカンボジアへの国籍変換の手続きを申請、受理されることがほぼ確実になったことで、同年6月21日にはカンボジアオリンピック委員会のバス・チョモラン理事長とともにマスコミ向けの記者会見に臨んだ。この会見で2012年(平成25年)のロンドンオリンピック男子マラソンにカンボジア代表として出場することを目指していること、国籍変更ができた場合は2011年(平成24年)11月にインドネシアで開催される東南アジア競技大会にカンボジア人として出場することを公表[8]。2011年(平成24年)11月9日にカンボジア国籍を取得し、同月16日の代表選考レースに臨んだ。練習拠点は、国籍変更後も日本である。

猫ひろし本人のブログでは、2009年(平成22年)8月29日に出演した放送番組でカンボジアへ帰化する計画が堀江貴文らから出された事が語られている。[9]

2012年(平成25年)3月25日、ロンドンオリンピックのカンボジア代表に決定したことが明らかになった。国籍を変更してオリンピック出場を目指すことに、日本では倫理的な問題が指摘された[10]有森裕子は「これが本当にいいことなのかと考えると、複雑な気持ちだ」と発言している[11]。しかし、カンボジアではほとんど論争となっていない[12]。カンボジアではマラソンは人気のあるスポーツではないため、世論の反発は少ないと考えられていた[11]。北京オリンピックでカンボジア代表だったヘム・ブンティンを差し置いて代表に選ばれた理由には、ブンティンがカンボジアオリンピック委員会と対立していることと、日本向けにカンボジアのマラソンをPRしたいカンボジア政府の意向があったという説が挙げられている[11]

一方で、代表としての資格に疑問を抱いた国際陸上競技連盟がカンボジア陸連に説明を求めていることが、2012年(平成25年)4月12日に明らかになり[13]、同年5月8日には国際陸連は「過去に国際競技会での代表経験がない」「(ロンドン五輪の時点で)国籍取得から1年未満かつ連続1年以上の居住実績がない」ことから参加資格を満たしていない[14]と正式に判断、特例も認めないことをカンボジア陸連に通達した。カンボジア側は決定を受け入れると報じられており、ロンドンオリンピックに出場することは不可能となった[14]

2013年(平成26年)9月12日、同年12月にミャンマーの首都ネピドーで開催される東南アジア競技大会のカンボジア代表選考会で2時間36分39秒で優勝し、カンボジア代表に選ばれた[15]

マラソン成績[編集]

日本国内レース[編集]

  • 2008年(平成21年)に東京マラソン2008で初めてフルマラソンに挑戦し、以降毎年出場し続けている。
    • 東京マラソン2008 - 3時間48分57秒で完走。
    • 東京マラソン2009 - 3時間18分52秒で完走。
    • 東京マラソン2010 - 2時間55分45秒で完走(全完走者中326位)。 開催前に3時間以内での完走を目標とし、この目標を達成しなかった場合に芸名を本名の“ 瀧﨑邦明 ”に戻すと宣言していた[16]
    • 東京マラソン2011 - 2時間37分43秒で完走(自己ベストを更新)[17]
  • 2012年(平成25年)2月5日に開催された第61回別府大分毎日マラソンにおいて、2時間30分26秒で完走(自己ベストを更新、全完走者中50位)。
    • 北京オリンピック・カンボジア代表のヘム・ブンティンの2011年(平成24年)シーズン最高タイム2時間31分58秒を上回る記録を出したため、カンボジア代表内定の基準とされている「2時間31分台」をクリアしたことになる。
  • 2012年(平成25年)10月21日に開催されたちばアクアラインマラソンにおいて、2時間35分52秒で総合8位(男子7位)に入る。

日本国外レース[編集]

出演作品[編集]

バラエティ[編集]

ドラマ[編集]

映画[編集]

アニメ[編集]

ラジオ[編集]

オリジナルビデオ[編集]

CM[編集]

PV[編集]

アプリ[編集]

  • catひろしピアノ1.0(2010年(平成23年)10月12日、iPhone/iPod touch向け)
  • 猫ひろしの便利なライブ壁紙(2011年(平成24年)8月26日、Android向け)

音楽作品[編集]

シングル[編集]

他のアーティストと共演した楽曲[編集]

  • 175R - ニャゴニャゴロックンロール(2006年(平成19年)2月22日)

関連商品[編集]

2010年(平成23年)11月、共同開発したマラソン用GPS腕時計「ARES GPS」が発売される[26]

著書・関連書籍[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 猫ひろしブンティンが「僕より速いのは確か、現実をしっかり受け止める スポーツニッポン2012年(平成25年)4月16日では「お笑いタレント」。また2012年(平成25年)4月16日付のサンケイスポーツ猫ひろし「苦しい」五輪出場危機に/マラソン 、2012年(平成25年)4月14日付の朝日新聞では「タレント」となっており、本名も「滝崎邦明」と記載されている。
  2. ^ 猫ひろし (cathiroshi) - Twitter ツイッターで145㎝位しかないことも。
  3. ^ 本人は猫型と主張。
  4. ^ 【タキザキ坊ちゃん物語】 猫ひろしコラムブログ 2009年(平成22年)05月08日
  5. ^ 【我が輩も“猫”である】 猫ひろしコラムブログ 2008年(平成21年)12月12日
  6. ^ 昨年カンボジア国籍に変更/猫ひろし略歴 - 日刊スポーツ 2012年(平成25年)3月25日
  7. ^ 日刊スポーツ (2012年3月26日). “猫ひろし五輪!カンボジア代表決定”. 2013年5月27日閲覧。
  8. ^ “猫ひろしカンボジア国籍取得申請! ロンドン五輪マラソン代表切符へまっしぐら”. スポーツ報知. (2011年6月22日). http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110622-OHT1T00061.htm 
  9. ^ “かなり濃い放送がでました!”. (2009年8月29日). http://blog.oricon.co.jp/neko_hiroshi/archive/3560/0 2009年(平成22年)08月29日 猫ひろしドットコム
  10. ^ 及川彩子 (2012年4月11日). “猫ひろし、中東、英国……国籍変更で問われる問題点”. スポーツナビ. 2012年4月16日閲覧。
  11. ^ a b c 芝田裕一 (2012年3月29日). “なぜ猫ひろしが選ばれたのか”. 読売新聞. http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2012/feature/shibata/20120329-OYT8T00869.htm 2012年4月16日閲覧。 
  12. ^ 芝田裕一 (2012年4月11日). “猫のライバル、まだあきらめていない”. 読売新聞. http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2012/feature/shibata/20120411-OYT8T00709.htm?from=os4 2012年4月16日閲覧。 
  13. ^ “猫ひろしさん五輪黄信号か 国際陸連、資格を疑問視”. 47news. (2012年4月13日). http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012041201002157.html 
  14. ^ a b “猫ひろしさんの五輪消滅 国際陸連、資格認めず”. 日本経済新聞. (2012年5月8日). http://www.nikkei.com/sports/news/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E6868DE2EAE2E7E0E2E3E09180EAE2E2E2 
  15. ^ 猫ひろし、カンボジア代表で「東南アジア競技大会」出場決定 ORICON STYLE (2013年10月15日)
  16. ^ “ギャグ受けないけど…猫ひろし“頂点”ランナーに”. Sponichi Annex. (2010年3月1日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/03/01/01.html 2010年3月1日閲覧。  (日本語)
  17. ^ “猫ひろしが驚異の2時間37分43秒でゴール=東京マラソン”. スポーツナビ. (2011年2月27日). http://megalodon.jp/2011-0227-1750-49/sportsnavi.yahoo.co.jp/other/athletic/marathon/tokyo/2011/headlines/20110227-00000006-spnavi-spo.html 2011年2月27日閲覧。  (日本語)
  18. ^ ビザールでござ〜ると行く猫ひろしが走ったアンコールワット遺跡ツアー (日本語)
  19. ^ 猫ひろし、モンゴルで国際マラソン。日本人1位の快走 (日本語)
  20. ^ Niagara Falls International Marathon Results - 本名の「Kuniaki TAKIZAKI」で表示
  21. ^ 猫ひろし“ポーツマス”のカナダで快挙だニャー!国際マラソン10位 (日本語) - (zakzak 2010年(平成23年)10月25日)
  22. ^ “猫ひろし、オリンピックへまっしぐら!? アンコールワット国際マラソンで3位入賞”. ORICON STYLE. (2010年12月5日). http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/82721/full/ 2010年12月11日閲覧。  (日本語)
  23. ^ Results of Angkor Wat International Half Marathon 2010” (2010年12月5日). 2010年12月11日閲覧。
  24. ^ “猫ひろし 五輪切符に近づけず「これが自分の実力 また挑戦」”. Sponichi Annex. (2011年11月16日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/11/16/kiji/K20111116002042060.html 2012年3月10日閲覧。  (日本語)
  25. ^ 猫ひろし カンボジア代表で出場も凡タイム4位 - スポーツニッポン、2013年12月17日
  26. ^ ARES GPS

関連項目[編集]

外部リンク[編集]