PlayStation 3

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PlayStation 3
プレイステーション3
PLAYSTATION 3 logo.svg

PlayStation 3 Logo neu.svg
PS3Versions.png
PlayStation 3の本体とコントローラ
(右はスリム化されたCECH-2000シリーズ)
メーカー ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE)
種別 据置型ゲーム機
世代 第7世代
発売日 日本の旗 2006年11月11日
CPU Cell 3.2GHz
GPU RSX 500MHz
対応メディア Blu-ray Disc
DVD
コンパクトディスク
Super Audio CD
対応ストレージ 内蔵用SATA 2.5インチ HDD
内蔵用SATA 2.5インチ Flash SSD
外付けUSB2.0接続HDD等に対応
コントローラ入力 SIXAXIS
DUALSHOCK3
PlayStation Move
Bluetooth(最大7台)
USB
外部接続 USB2.0
1000BASE-T
Bluetooth
IEEE 802.11 b/gWi-Fi WPA2対応)※ 20GBモデルを除く
オンラインサービス PSN
売上台数 日本の旗 956万台(2014年1月)[1]
Newworldmap.png 8000万台(2013年11月)[2]
最高売上ソフト 日本の旗 ファイナルファンタジーXIII [3]
Newworldmap.png コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2(2009年) [4]
後方互換 PlayStation[5]
PlayStation 2
(初期モデルのみ)
前世代ハードウェア PlayStation 2
次世代ハードウェア PlayStation 4
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PlayStation 3(プレイステーション3)は、日本では2006年11月11日に発売された家庭用ゲーム機。略称はPS3。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)。PlayStation 2次世代機として開発された。

概要と歴史[編集]

2006年11月(日本・北米)と2007年3月(欧州・豪州)に発売された。

PlayStation 3の中核を担うCell Broadband Engine光ディスク規格であるブルーレイディスク、高品質なデータ転送が行えるインタフェースであるHDMI(Ver.1.3a規格)の採用、7.1chサラウンドやフルHD/1920×1080の高精細解像度に対応するなど、世界的な高精細度テレビジョン放送の移行に伴う形で進化が図られた。

PlayStation 3の存在が公になったのは、2005年5月16日アメリカカリフォルニア州で催されたコンピューターゲームの見本市であるElectronic Entertainment Expo(以下、E3)であった。この時は試作品としての公開だったが、筐体は後に発売された製品とほぼ差異がなく、外部接続の端子類にのみ細かな違いがあった。ゲームコントローラは柄が長いものが公開されたが、製品に付属されたのは従来のDUALSHOCKのデザインを踏襲したSIXAXISとなった。発売日は2006年の春と発表された[6]

2006年5月に開催されたE3にて正式なデザイン、スペックと価格が発表されるとともに、発売日が11月中旬(日本では11日、欧米では17日)へと延期されることになった[7]。発売されるモデルはHDD容量が20GBと60GBのふたつであり、両者にはHDDの容量以外にも細かな違いがあった。スペックについて当初は20GBモデルにHDMI端子は非搭載とされたが、HDMI端子を搭載したテレビ受像機の加速的な投入を受けて急遽搭載することとなった[8]

発売2ヶ月前となる2006年9月、PAL地域(欧州の一部、ロシア、中東、アフリカ、オーストラリア)での発売が再々延期された。これにはブルーレイの読み出し装置に使われるレーザーダイオードの生産計画に遅れが出たためとされた[9]。このことは日本や北米地域にも波及し、日本では初回出荷が8万台程度にとどまり[10]、SCEアメリカの最高経営責任者が「北米地域では2007年の4月あるいは5月までに在庫として製品が確保できるだろう」と語るほどであった[11]

2007年にはPlayStation 2用ソフトの実行機能などが削除され大幅なコスト削減が図られたモデルが投入された[12]。2009年9月には、内部部品の改良により軽量・薄型化が図られた120GB/CECH-2000Aモデルが発売された[13]。 2012年9月19日には、更なる軽量・薄型化が図られたCECH-4000シリーズが発表された[14]

性能・パフォーマンス[編集]

実際には総合的な見た目を大きく左右するテクスチャの質やシェーディング等の処理の負荷も掛かるため1280×720の解像度が主流になり、フルHDで制作されたソフトは少ない。また、Cellのアーキテクチャがほぼストリームプロセッサそのものであるため、性能を引き出すためには開発の難易度は高くなる傾向にあった。

PlayStation 2の特異なアーキテクチャ構成(VRAMバス幅が2560bit)のため、半透明なエフェクトやオブジェクトを多数描画するようなPlayStation 2ソフトウェアのHDリマスターにおいてPlaystation 3のVRAMバスの帯域が足りず、十分なパフォーマンスが出ない問題が浮上している。例としては『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』が挙げられるが、ただし、この作品については後にパッチ適用によりフルHD・1080p/60fpsや高画質化が施された[15]

機能[編集]

ゲーム[編集]

PS3規格のゲームソフトをはじめ、PlayStation Storeオンライン配信ソフトや体験版ゲームアーカイブス)からソフトをダウンロード・プレイできる。3D立体視ゲームにも対応している他、3D立体視PlayStation Moveを組み合わせたゲームも発売されている。

PS規格ソフトは、ソフトウェアによるエミュレーションにより動作し全てのモデルで対応しているが、一部のソフトは正常に動作しない。そのため、ゲームアーカイブス版『NOëL NOT DiGITAL』などは修正を施してPS3に対応させている。PS2規格ソフトは、初期モデルではハードウェアレベル、もしくはソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより互換機能を実現していたが、2007年発売のモデル以降ではPS2の互換機能は省かれている。

多くのPS3規格ソフトにはリージョン制限が掛けられていないため、日本版の本体で他地域のPS3規格ソフトも使用可能(本体発売から6年が経過した2012年になって発売された『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』がPS3初のリージョン制限が掛けられたソフトとなったことを皮切りに、いくつかのソフトでは確認されている)。ただし、SCEからの動作保証は無い[16]。映画などのBDビデオには3つのリージョンが設定されている(日本と同一リージョンなのは、南北アメリカ、中印を除く東アジア)。

セーブについては、PS/PS2ソフトはHDDの仮想メモリーカードに、PS3ソフトはHDDのセーブデータにて行う。PS3ではPS/PS2用メモリーカードスロットがないため、PS/PS2のセーブデータを取り込むには「メモリカードアダプター」が必要(PS2用ソフトで遊べないモデルが発売されてからは、販売している場所は少なくなっている。主にSONYのホームページで購入可能である[17] )。

ビデオ[編集]

当時の家庭用テレビ規格では最高画質のプログレッシブフルハイビジョン(1920×1080p)でBDビデオ(後にBlu-ray 3Dにも対応)やDVDビデオ、ハイビジョン映像記録規格AVCHDの再生、MPEG-2(PS、TS)、MPEG-1H.264/MPEG-4 AVC、MPEG-4 SP、DivXVC-1形式の各種動画データなどに対応。サーバーに接続した場合、Windows Media Centerで録画した番組DVR-MS形式のファイルが見られる。PS3側ではMPEG-2として認識される。

AVIファイルであっても映像コーデックがDivX形式であれば再生が可能である。PS3で閲覧できるWebサイト上の映像は、動画配信サービスmirneYouTubeが代表されるように、Adobe Flashを用いて配信される。YouTubeでは、テレビ画面視聴に最適化した専用サービス「YouTube for Television」を提供しており、PS3のブラウザ機能から「www.youtube.com/tv」(www.youtube.com/xlは終了)にアクセスすると、PS3での操作に最適化された YouTubeの画面が表示される[18]

VC-1 (WMV) の再生はインターネット接続によるアクティベーションが必要。

PSP-2000およびPSP-3000のみ対応のワンセグチューナーや、ワンセグ録画対応のウォークマンで録画したテレビ番組はPS3本体にムーブ可能。

CECH-4200シリーズ以降は、BDビデオなどの著作権保護技術の適用されたコンテンツからの映像出力はHDMIでのみ出力されるように変更されている。

アップコンバート
アップコンバートの品質はアニメに対して特に配慮しており、『AIR』のBD版と同レベルを目指している[19]
ビデオ編集&アップロード
バージョン3.40から動画ファイルの編集やFacebookやYouTubeにアップロードすることができるようになった。ただし、システムソフトウェア更新前に保存されたビデオや著作権保護があるビデオには対応しない。
ディスクリジューム
本体に再生情報が記録されるためディスクを取り出したり電源を切ってもリジューム(途中)再生が可能である。

ミュージック[編集]

ATRACAACWMA(バージョン1.60以降)、MP3WAV形式の音楽データに対応する(ATRAC、WMAの再生はインターネット接続によるアクティベーションが必要)。音楽CDATRACAACMP3いずれかの形式でHDDへリッピングすることにより、ジュークボックスとして利用することが可能である。WAVデータの取り込みについては、CDからのリッピングには対応しておらず、USBメモリーやiPodウォークマンなどを用いてのUSB接続によるか、LAN機能を用いた方法でのみ可能である。WAVでは16 bit, 44.1 kHz以外のデータを再生することができない。

SACD(40GBモデル以降は非対応)やDSDディスクの再生にも対応する。DSDの再生に関しては、SACDとDSDディスクでのみ再生でき、DSDデータをHDDに移動して再生することはできない。HDMI接続によるDSD出力にも対応していない。

音楽再生時はビジュアライザーを利用できる。プレイリストを作成して写真のスライドショーと同期させたり、インターネットブラウザ・Folding@homeや一部のゲーム実行時にバックグラウンド再生することも可能。

PS3本体の起動音はA音によるオーケストラチューニングのような雰囲気となっている。

音楽CDのアップサンプリング(88.2kHz/176.4kHz)や、スーパーオーディオCD対応機ではビットマッピングによる高音質化にも対応する。バージョン3.00よりHDDに取り込んである音楽データのアップサンプリング再生にも対応する。

フォト[編集]

JPEGGIFPNGTIFFBMP形式の静止画データに対応。写真がひらひらと舞い落ちるようなものや、顔認識技術により被写体の顔をフォーカスしながら移り変わっていくスライドショーがある。エプソンキヤノンHP製の一部プリンタをUSBやLAN接続して印刷が可能。

「PlayView」やPlayMemories 4K EditionPlayMemories Studioにより2160p(3840×2160、Quad HD、4K)にも対応する。

フォトギャラリー
バージョン2.60からフォトギャラリーが追加され、時系列で線をたどって並べるアルバム表示や、顔の数や笑顔に撮影カメラ等のさまざまな要素で分類、フレームつきプレイリスト作成などフォト閲覧の機能が強化された。バージョン3.40からPlayStation NetworkエリアからFacebookやPicasaウェブアルバムの写真を見たり、フォトギャラリーの写真をPlayStation Networkのフレンドとシェア(共有)できるようになった。また、アルバムのタイトルと説明の編集や、写真へのコメント記入もできるようになった(FacebookまたはPicasaアカウントが必要)。

ネットワーク[編集]

リモートプレイ
PlayStation PortablePlayStation Vitaの画面上でPS3の各種機能が操作できる機能である。PS3の画面をリアルタイムで480pのMPEG-4 Simple Profileに変換し、ストリームとして無線LAN経由でPSPに伝送する。ビットレートは256・512・768・1024 kbpsの中から選択できる。ただし、全ての機能に対応しているわけではなく、HDD上の音楽の再生やビデオの視聴、インターネットブラウザ、Folding@homeやPS3ゲームでは『週刊トロ・ステーション』『PixelJunk』などが対応している。ゲームアーカイブスも含め、PS規格ソフトは全て対応している。ver.1.80からは、外出先からもネット経由でリモートプレイが可能になり、ver.2.00からは、PSPからネット経由でPS3の電源をオンオフできる機能が追加された。
また、2010年5月より発売されたPシリーズからのVAIO(2010年7月よりソフトウェアアップデートで2009年秋冬モデル以降のVAIOにも対応)では、「リモートプレイ with PlayStation 3」「リモートキーボード With PlayStaiton 3」に対応しており、前者ではPS3に保存されている音楽・動画ファイルの再生、写真の表示、『週刊トロ・ステーション』のプレイができ、後者はVAIOをPS3のBluetoothキーボードとして使うことが可能となっている。
インターネットブラウザー
PlayStation 3には独自のウェブブラウザが標準搭載され、ウェブサイトの閲覧が可能である。閲覧だけではなく、ブックマークの保存、文字サイズの変更、表示文字コードの変更、アクセスしたウェブページのURL履歴の表示、JavaScriptのサポート、プロキシサーバの設定など、一般的なブラウザに匹敵する機能がある。リンクなどの操作はパソコン同様にマウスポインタを使用し、アナログスティックやカーソルキーで操作する(マウスも使用可能)。
ページ上の画像や動画もダウンロード可能。これらのデータはHDDや記録メディアに保存され、画像動画ダウンロードしてすぐ楽しむことができる。音声についても、対応している形式であればダウンロードして保存後すぐ再生できる。更にAdobe Flash Player 9(古いシステムソフトウェアではFlash Player 7)を搭載しており、サイト上のFlash動画なども閲覧できる。また、6つのウインドウが用意され、複数のリンクを開くことなく複数のページに同時アクセスでき、各ウィンドウを縮小表示することもできる。
2008年10月、システムソフトウェア バージョン2.50でAdobe Flash 9に対応。これにより、Flash Player 7では対応できなかったサイトを閲覧したり、ニコニコ動画が視聴できるようになったほか、YouTubeなどの動画の動きが若干なめらかに表示されるようになった。
2009年9月、システムソフトウェア バージョン3.0で名称が「インターネットブラウザー」に変更された。
2010年夏ごろから、ニコニコ動画のプレイヤー仕様変更により、再度閲覧が不可能となってしまったが、アップデートにより再び閲覧可能になった。
対応仕様については公式サイトにある「PlayStation3 インターネットブラウザー向け Webコンテンツガイドライン」[20]に詳しく記載されている。システムソフトウェア バージョン2.50の時点でHTML 4.01、CSS1、CSS2 Positioning、JavaScript 1.5の一部、これら他の仕様に対応している。
Life with PlayStation
2008年9月18日より無料提供され、2012年11月にサービスが終了した。その場に居ながらにして世界各都市(約60都市)のニュースや天気、気温、ライブ映像を得ることが可能になる情報サービスである。地球上の雲の様子もリアルタイムで表示している。チャンネルの切り替えで画面を切り替えることが可能であり、世界の情報を得られるライブチャンネルと、Folding@homeチャンネル、世界各地の暮らしの1コマを紹介するユナイテッド・ビレッジチャンネル、世界遺産を写真で紹介する世界遺産 by αCLOCKチャンネルの4つが有る。BGMはデフォルトのものだけでなく、HDDに入っているものからも選曲が可能である。デフォルトのテーマは朝、昼、夜とで変化し、起動時と1時間ごとに時報的に再生される。リモートプレイ機能にも対応している。ユナイテッド・ビレッジは2009年5月7日に1.1へのバージョンアップと共に追加された。世界遺産 by αCLOCKは2009年8月11日に追加された。
2007年の3月22日からPS3による分散コンピューティングでの社会貢献の一環としてFolding@homeに参加できた。2008年2月5日には参加者が100万人を突破。

PlayStation Network[編集]

PS3の発売と同時にPlayStation Networkというネットワークサービス(2013年6月よりPSNに改称)が展開されており、ユーザー毎に無料でアカウントを発行している。これにはメッセージの送受信、マッチング(オンラインプレイ用)、パッチング(配布済みプログラムの修正用)、コンテンツのダウンロード(PlayStation Store)などの機能が含まれ、コンテンツ配信のインフラにはアカマイ・テクノロジーズが採用されている。アカウントにはマスターアカウントとサブアカウントの2種類あり、サブアカウントはマスターアカウントを持つ保護者が被保護者にアカウントを分け与えるためのものである。マスターアカウントを得るのには18歳以上である必要がある。サブアカウントにはウォレットにチャージできないなどの行動制限が有る。バージョン2.00からXMB上にインフォメーションボードでPS3に関するお知らせや更新情報が出るようになった。バージョン3.00ではインフォメーションボードの名称がWhat's Newに改められ、デザインも一新された。

PlayStation Home
3Dオンライン・ユーザーコミュニティである。オンライン対応ゲームのマッチングにも対応し、ゲームが仕様に沿っていればセッションを組むこともできる。
アドホック・パーティー
PS3を介しネットワーク経由でPSPやPS3のアドホック・モードを使うことができるサービスである。
PlayStation Plus
PlayStation Network上の多様な特典を提供するオプションの定額制サービスパッケージのこと。PlayStation StoreからPlayStation Plus利用権を購入することでPlayStation Plusに加入できる。購入手続きが完了すると、XMB(クロスメディアバー)上のアバターにPlayStation Plusのアイコンが表示され、PlayStation Plus加入者専用の機能やPlayStation Storeのコンテンツにもアイコンが表示される。加入するには本体をバージョン3.40以降に更新する必要がある。
トロフィー
PS3のアップデートによって更新された機能で、ゲームのやり込み度を表す。

システムソフトウェア[編集]

純正のシステムソフトウェアはOSの名前としては「Game OS」と呼ばれている。操作のためのGUIXMBを採用している。最新の機能追加やセキュリティ強化、不具合修正などがあるので、常に最新版にしておくことが推奨されている。

システムソフトウェアアップデート
PlayStation Portableと同様に、PS3本体をアップデートすることにより、機能拡張やセキュリティーの向上が見られる。主な方法は、ネットワーク経由からが主流である。
ただし、PlayStation HomeFolding@home、その他ゲームソフトのアップデートはここでは行われない。

デザイン[編集]

CECH-2000A発表前のロゴ
CECH-2000A発表後のロゴ
左からセラミックホワイト、サテンシルバー、クリアブラックのPS3本体
(東京ゲームショウ2005にて展示)
試作品のコントローラ
2005年に公開されたPS3の試作品の背面。実際に発売された初期型のPS3と比べていくつか端子類が多くなっている

本体の当初のデザインは初代から前世代機まで据置型PSシリーズのデザインを務めてきた後藤禎祐が続投。一番の特徴として、(横置き時の)上面が曲面となっている。16cm大型冷却ファンや電源部品を内蔵しており、PS2と同様に縦置き/横置きに対応。60GB/CECHA00モデルのみ光学ドライブ周辺がクロムメッキされ、40GB/CECHH00・80GB/CECHL00モデルは銀色、20GB/CECHB00モデルは本体色のままである。ディスクドライブはスロットイン方式を採用。本体に同梱されるコントローラはPS2同梱のものと似ているが、ワイヤレス、6軸検出システムが付いている、中央のANALOGボタンの代わりに無線認識などに用いるPSボタンが付いている、L2・R2ボタンがトリガー式になる、振動機能が付いていないなどの変更点がある(詳細は仕様を参照)。

PS2までのロゴは「PlayStation」(または「Play Station」)と大文字と小文字による表記だったが、PS3ではロゴが一新され「PLAYSTATION 3」と大文字のみの表記になった。これは久夛良木健社長(当時)によると、今までのPS・PS2はPlayStationの完成形ではなく、PS3で完成したため、今までは「Play」と「Station」という2つの単語から構成されていた名前から、「PLAYSTATION」という1つの単語になったためという。このロゴは、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントソニー・ピクチャーズ・イメージワークスが製作に関わった映画「スパイダーマン」(サム・ライミ監督作品)の字体(フォント)と同一。プレスリリース内では「PS3(ピーエススリー)」の略称が使用されていた。テレビCMには「PLAY BEYOND」のロゴとサウンドロゴも使用。箱には大きくブルーレイディスクのロゴが刻印。

CECH-2000Aからは、ファミリーを総称する「PlayStation」に表記を統一するため、英語表記を「PLAYSTATION 3」から「PlayStation 3」に変更し、ロゴも「PS3」に一新したことで、PS3が正式な略称として用いられている。CECH-2000Aモデルの本体のデザインは従来と異なり曽我部卓によるもので、横置き時の上面の曲面部分は残しつつも全体的に大きく変更されており、表面には柔らかさを感じさせるシボ加工を新たに施している。

パッケージデザイン
当初、対応ソフトのパッケージデザインは左側に黒枠があり、枠内の上にPSシリーズのロゴ、下に縦向きで「PLAYSTATION 3」と書かれているもので、パッケージイラストもより縦長であった。2009年10月から11月にかけて対応ソフトのパッケージデザインが変更され(この時期に発売されたソフトは新デザインのものと旧デザインのものが混在している。なお、同時期にPlayStation Portable対応ソフトのパッケージデザインも変更されている)、これ以降のものでは上側に黒枠があり、枠内の左に「PS3」、右に対応ソフトのみ「PlayStation Network」と書かれている。
北米では3月下旬から青に統一したPS Vitaと同じような外観となった。

その他[編集]

メディアサーバー
音楽・映像・画像の視聴・閲覧機能やネットワーク機能のリモートプレイにより、家庭内LANもしくは家庭外インターネット環境下でメディアサーバーとして利用できる。USBストレージも利用可能だがNTFSには非対応。DLNAクライアントになることも可能でありパソコンなどのDLNAサーバー上にある映像や動画、音楽データを再生することもできる。本来DTCP-IPに対応していなかったため著作権保護されたデジタル放送の再生などには非対応であったが、バージョン3.00からDTCP-IPへ対応しており、対応するメディアサーバーを検出したときのみ、XMB左側にある設定メニューにDTCP-IP接続を有効にする項目が現れる(対応メディアサーバーが検出されないときは設定項目が隠れている)。2009年9月1日現在ではソニー製のブルーレイハードディスクレコーダーの一部の機種のみ、対応を公式に発表している。また、nasneを接続した時も同様。なお、同時に認識できるメディアサーバーは最大4台までである。
XMB(クロスメディアバー)
PSXPSPなどのソニー製品に採用されてきたGUIをPS3においても採用している。PS3では、メニューアイコンのカスタマイズや壁紙の変更が可能。バージョン3.00では、デザインが大きくリニューアルされる。
HDMI端子
HDMI Ver.1.3a規格を搭載し、HDMIにて1080pに対応した製品は、PS3が初めてである[21]。さらにPS3ではHDMI Ver.1.3規格の中でもオプショナル機能であるDeep Color (12bit) 、x.v.Color (xvYCC) をサポートしている。1920×1080/60pに対応した初めてのソフトウェアは、ローンチタイトルの『リッジレーサー7』である。当初はHDMI端子の自動認識がなく、RCA端子等にて接続して設定する必要があったが、バージョン1.60からはHDMI端子の自動認識に対応した。
HDMI接続では、映像と音声の完全なデジタル出力が一本のケーブルを繋ぐことで可能となった。接続するHDMIケーブルについては、HIGH-SPEED規格を推奨している。CDのアップサンプリング出力(176.4kHz出力)やDSDディスク(またはSACD)のハイビット・ハイサンプリング出力する場合などにおいては必須である。
PS3システムソフトウェアver.1.80から、HDMI出力のみハードウェアスケーラ機能が使用できるようになり、PS、PS2、DVDビデオではこの機能を使うことで描画解像度は低いままで出力解像度を1920×1080iに「アップスケール」(アップコンバート再生)、つまり拡大して出力することができるようになっている。しかし、480Pと720pのみ対応のPS3タイトルについてはD3端子(480i、480p、1080i)の解像度にしか対応していないテレビに出力する際、強制的にSD解像度 (480p) まで落とされる問題は解消されていない(720p→1080iへのコンバートは行われない)。
ブラビアリンク
ソニー製液晶テレビ「BRAVIA」とHDMI接続した際の連携機能。BRAVIAに付属しているマルチリモコンで直接PS3のXMBを操作できるほか、テレビの電源を切るとPS3の電源も自動的にオフになる「システムスタンバイ」機能などを利用できる。120GB/CECH-2000A以降の全ての機種に搭載されている。リンク機能はCEC (Consumer Electronics Control) に準じた規格の為、動作保証対象外となるがレグザリンクビエラリンクAQUOSファミリンク等の他社製品でも操作可能。
USB端子
2個の端子が装備されている(最初期モデルのみ4個)。パソコンでも使われている通常のキーボード、マウスも接続して使用可能。USBメモリーにも対応していてデータの保管に使える。外付けHDDも接続可能だが、XMBに認識させるにはFAT32型式でフォーマットされている必要がある。同時に接続できるデータ保管用メディアはPSPやメモリーカードリーダライタに接続している物を含めて9台までである。PlayStation Storeへのチャージに使えるEdyのカードリーダーもUSBで接続する。
3D立体視
3D立体視ゲームとBlu-ray 3Dを再生できる。3Dテレビまたは3Dディスプレイ(ソニーの「HMZ-T1」「HMZ-T2」といったヘッドマウントディスプレイでも可能)とHDMIケーブルが必要。
生産拠点の見分け
化粧箱に「Made in Japan」本体名板に「SKZ」と記載があった場合はソニー木更津製(ローマ字標語でSony KisaraZu)でオークションでも人気が高い(PlayStation 2でも同様)。

各モデル比較[編集]

モデル 型番[* 1] 発売月 本体色 質量 搭載機能
USBポートが4つあり、SACDの再生やPS2ソフトのプレイが可能。
60GB CECHAxx 日・米 2006年11月 クリアブラック 5 kg *無線LAN
*Super Audio CD
*メモリーカードリーダ[* 2]
*PlayStation 2用ゲームの実行[* 3]
*サードパーティーシステムソフトウェア
20GB[* 4] CECHBxx 日・米 2006年11月 クリアブラック 5 kg *Super Audio CD
*PlayStation 2用ゲームの実行[* 3]
*サードパーティーシステムソフトウェア
60GB CECHCxx 欧 2007年3月 クリアブラック 5 kg *無線LAN
*Super Audio CD
*メモリーカードリーダ[* 2]
*PlayStation 2用ゲームの実行[* 3](EEなし[* 5]
*サードパーティーシステムソフトウェア
80GB CECHExx 米 2007年8月 クリアブラック 5 kg
USBポートが2つになり、SACDやPS2互換機能が削減された。後期モデルからピックアップレンズが2つになった。
40GB CECHGxx 欧 2007年10月 クリアブラック
セラミック・ホワイト
サテン・シルバー
4.6 kg *無線LAN
*サードパーティーシステムソフトウェア
40GB CECHHxx 日・米 2007年11月 クリアブラック
セラミック・ホワイト
サテン・シルバー
4.4 kg
40GB CECHJxx クリアブラック 4.4 kg
40GB CECHHxx 日 2008年6月 鋼 -HAGANE-[* 6] 4.4 kg
全モデル、ピックアップレンズが2つになり、同梱コントローラがSIXAXISからDUALSHOCK3に変更。
80GB CECHKxx 米・欧 2008年8月 クリアブラック
セラミック・ホワイト
サテン・シルバー
4.1 kg *無線LAN
*サードパーティーシステムソフトウェア
80GB CECHLxx 日 2008年10月
クリアブラック
セラミック・ホワイト
サテン・シルバー
4.4 kg
160GB
80GB
CECHPxx 欧 2008年10月
米 2008年11月
クリアブラック 4.1 kg
80GB CECHLxx 日 2009年2月 セラミック・ホワイト[* 7] 4.4 kg
160GB CECHQxx 日 2009年4月 Cloud Black[* 8] 4.4 kg
フルモデルチェンジ。本体を小型化し、サードパーティーシステムソフトを削除、ブラビアリンクとビットストリーム出力に対応。
120GB CECH-2000A 日・米・欧・亜
2009年9月
チャコール・ブラック 3.2 kg *無線LAN
*ブラビアリンク
*ビットストリーム出力[* 9]
250GB CECH-2000B 仏 2009年9月1日
英 2009年10月2日
米 2009年11月3日
日 2010年2月18日
チャコール・ブラック 3.2 kg
250GB CECH-2000B 日 2009年12月17日 セラミック・ホワイト[* 10] 3.2 kg
250GB CECH-2100B 日 2010年3月18日 チャコール・ブラック 3.0 kg
120GB CECH-2100A 日 2010年3月26日 チャコール・ブラック 3.0 kg
160GB CECH-2500A 日 2010年7月29日 チャコール・ブラック
クラシック・ホワイト
3.0 kg
320GB CECH-2500B 日 2010年7月29日 チャコール・ブラック 3.0 kg
320GB CECH-2500B 日 2010年10月21日 クラシック・ホワイト 3.0 kg
160GB CECH-2500A 日 2011年3月10日 サテン・シルバー 3.0 kg
320GB CECH-2500B 日 2011年3月10日 サテン・シルバー 3.0 kg
筐体のマイナーチェンジ、AACSの規定によりD端子によるブルーレイディスク再生が480iに出力制限。
320GB CECH-3000B 日 2011年6月19日 チャコール・ブラック 2.4 kg *無線LAN
*ブラビアリンク
*ビットストリーム出力[* 9]
160GB CECH-3000A 日 2011年7月8日 チャコール・ブラック 2.4 kg
160GB CECH-3000A 日 2011年9月8日 クラシック・ホワイト 2.4 kg
320GB CECH-3000B 日 2011年11月17日 スプラッシュ・ブルー
スカーレット・レッド
2.4 kg
フルモデルチェンジ。筐体がより薄型・軽量になり、ディスクドライブがトップローディングに。
フラッシュ12GB CECH-4000A 欧 2012年10月12日 不明 2.0 kg *専用の250GB HDDが別売
*無線LAN
*ブラビアリンク
*ビットストリーム出力[* 9]
250GB CECH-4000B 米 2012年9月25日
日 2012年10月4日
チャコール・ブラック
クラシック・ホワイト
2.1 kg *無線LAN
*ブラビアリンク
*ビットストリーム出力[* 9]
500GB CECH-4000C 欧 2012年9月28日
日 2012年11月22日
米 2012年10月30日
チャコール・ブラック 2.1 kg
250GB CECH-4000B 日 2013年2月28日
アズライト・ブルー
ガーネット・レッド
2.1 kg
筐体のマイナーチェンジ、AACSの規定によりBD映像ソフト(BD-ROM)、および著作権保護技術の適用されたコンテンツからの映像出力をHDMI接続されたHDCPによる認証済み機器に限定。
250GB CECH-4200B 日 2013年9月
チャコール・ブラック
クラシック・ホワイト
2.1 kg *無線LAN
*ブラビアリンク
*ビットストリーム出力[* 9]
500GB CECH-4200C 日 2013年12月
チャコール・ブラック 2.1 kg
モデル 型番[* 1] 発売月 本体色 質量 搭載機能
注釈
  1. ^ a b xxには00から12までのリージョンコードが入る。詳細は下記。
  2. ^ a b メモリースティックなどのメモリーカードの挿入口が設けられているが、PS/PS2のメモリーカードについては別売りされる専用のメモリーカードアダプターで対応している。
  3. ^ a b c *一部のPlayStation 2用ソフトは正常に動作しない。
    「プレイステーション 3」で「プレイステーション」および「プレイステーション 2」規格ソフトウェアタイトルをお楽しみいただくにあたって PlayStation.com (Japan)
  4. ^ この20GBのモデルのみ、無線LANIEEE 802.11 b/g)機能と回転ディスク挿入部付近へのクロム塗装がない。
  5. ^ Emotion Engine(EE)非搭載モデルは、搭載モデルと比べPlayStation 2との互換性が低い。詳細は#PS、PS2との互換性を参照せよ。
  6. ^ メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオットのプレミアムパック版に同梱された色。
  7. ^ 龍が如く3のPS3本体セット版に同梱された色。
  8. ^ ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリートのPS3本体セット版に同梱された色。
  9. ^ a b c d e TrueHD/DTS-HD MAなどHDオーディオのビットストリーム出力。
  10. ^ ファイナルファンタジーXIIIのPS3本体セット版に同梱された色(天面に主人公「ライトニング」をプリント)。
リージョンコード
番号 地域 信号 DVD BD 管轄
00 日本 NTSC 2 A SCEJ
01 北米 NTSC 1 A SCEA
02 豪州/ニュージーランド PAL 4 B SCEE
03 英国/アイルランド PAL 2D1 B SCEE
04 欧州/中東/アフリカ PAL 2 B SCEE
05 韓国 NTSC 3 A SCE Asia
06 東南アジア NTSC 3 A SCE Asia
07 台湾 NTSC 3 A SCE Asia
08 ロシア/インド SECAM 5 C SCE Asia
09 中国 PAL 6 C SCE Asia
11 メキシコ NTSC 4 A SCEA
12 香港 NTSC 3 A SCE Asia

歴代キャッチコピー[編集]

  • Play Beyond
  • PS3時代を宣言します。
  • 「世界でひとつ」のゲームをやる。
  • すべては、ココロ動かすために。
  • やりたかったぞー
  • ゲームの逆襲がはじまる。(コナミと共同)
  • 本格始動。
  • みんなのアソビ場。
  • みんな、ここで目覚める
  • こころは、もっと動く。(playfaceキャンペーン)
  • つかいきろう△◯☓☐。
  • Playの全てがここにある。
  • ソーレソレソレ

バリエーション[編集]

PlayStation 3は主に搭載されるHDDの容量によってモデルが決定されており、また発売時期や地域によって様々な機能の差異が存在している。※印は日本で発売されたモデル。

CECH*xxシリーズ[編集]

CECH*xxシリーズ

初期に発売されたモデル。同時発売の20GBモデルと60GBモデルと海外版の80GBモデルのみ、PS2互換機能とSACDプレーヤーを搭載している。40GBモデル以降は、PS2機能とSACDに非対応、USB端子数が2つに削減されたが、技術の改良で消費電力を抑えファンの動作音を低減し、HDD容量を増量したモデルが発売されている。 2014年3月に、修理部品の在庫がなくなり次第アフターサービスの受付を終了することが発表された[22]

CECHA(60GBモデル)※・CECHB(20GBモデル)※
(2006年11月11日〜60GBモデルはオープン価格59,980円(599ドル)、20GBモデルは49,980円(499ドル)、2007年7月9日から60GBモデルは$499(米国)/$549(カナダ)、10月17日から60GBモデルは54,980円、20GBモデルは44,980円)へと値下げされた。
初代モデルで、NTSC方式のみ対応。
イジェクトとスタンバイはタッチ式を採用。電極プラグは3極を採用し、電源ケーブルはアース(主にノイズ除去)接続にも対応している。
PS初期モデルやPS2初期モデルで問題となっていた熱暴走の対策として、通気口を従来の初期モデルよりも多めにとり入れ、ファンも発熱量に応じて回転数を自動でコントロール可能なものを採用している。
色はクリアブラックのみであるが、60GBモデルでは光学ドライブ周辺部分がクロムメッキ仕様であるため、20GBモデルとの見た目の区別は容易。
20GBモデルでは唯一無線LANに非対応、60GBモデルではメモリーカードリーダライタを搭載している。
コントローラはSIXAXISが標準で付属した。
「ガンダム無双 with PLAYSTATION 3 (HDD 60GB)」※
(2007年3月1日〜)
60GBモデルに『ガンダム無双』が付属している。
「PLAYSTATION3 ビギナーズパック」
(2007年7月26日〜60GBモデルは61,980円、20GBモデルは51,980円)
CECH-AMG(60GBモデル)※・CECH-BMG(20GBモデル)※
60GB・20GBモデルに『みんなのGOLF5』が付属している。
「BLADESTORM 百年戦争 with PLAYSTATION3 (HDD 60GB)」※
(2007年8月30日〜64980円)
60GBモデルに『BLADESTORM 百年戦争』とオリジナルサウンドトラックをセットにした商品。
CECHC(60GBモデル)
(2007年3月23日〜、2007年10月7日から499ユーロ)
欧州で発売されたモデル。PAL方式のみ対応。
PS2規格に対応しているが、Emotion Engine(EE)非搭載のためPS2ソフトの再現性は低い。
メモリーカードリーダライタを搭載している。
CECHE(80GBモデル)
(2007年6月16日〜518,000ウォン)
韓国・北米で発売されたモデル。NTSC方式のみ対応。
PS2規格に対応しているが、Emotion Engine(EE)非搭載のためPS2ソフトの再現性は低い。
メモリーカードリーダライタを搭載している。
CECHG(40GBモデル・PAL)・CECHH(40GBモデル・NTSC)※
(2007年10月10日〜399ユーロ(PAL版)、2007年11月11日〜39,980円(NTSC版)、2008年3月6日〜39,980円(サテン・シルバー)、2008年10月10日からオープン価格)
PS2機能とSACDに非対応、USB端子数が2に削減。
最大消費電力が380W→280Wに、本体重量が5kg→4.4kgになり、軽量・省電力化を実現した。
Cellは65nmプロセスにシュリンク化されている。
光学ドライブ周辺部分は銀色。60GBモデルでは艶のあるメッキだったが、40GBモデルではサテン調の艶消しメッキとなっているため、見分けることは容易。
色は従来のクリアブラックに、セラミックホワイトとサテン・シルバーを追加した。
「真・三國無双5 with PLAYSTATION3 (40GB/セラミック・ホワイト)」※
(2007年11月11日〜49,980円)
40GBモデルのセラミック・ホワイトに、『真・三國無双5』とマップファイル等をセットにした商品。
「PLAYSTATION3 “デビル メイ クライ 4”プレミアムBDパック」※
(2008年1月31日〜47,800円)
CECHHDM(クリアブラック)・CECHHCWDM(セラミック・ホワイト)
デビルメイクライ4』とプレミアム映像を収録したBlu-ray Discをセットにした特別生産限定商品。
「PlayStation 3『龍が如く 見参!』パック」※
(2008年3月6日〜47,040円)
龍が如く 見参!』と特製ステッカー“昇龍”をセットにした商品。
「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS プレミアムパック」※
(2008年6月12日〜51,800円)
CECHH00 MG(40GBモデルにオリジナルカラーを施した【鋼 -HAGANE-】)
メタルギアソリッド4』と、本体同色のDUALSHOCK3がセットの商品。
「PLAYSTATION3 METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS WELCOME BOX with DUALSHOCK3」※
(2008年6月12日〜49,800円)
『メタルギアソリッド4』と、40GBモデルに標準付属のSIXAXISに加えて、本体同色のDUALSHOCK3を追加した。
CECHK(新80GBモデル・PAL)・CECHL(新80GBモデル・NTSC)※
(2008年8月27日(ロシアはその二週間後)〜(PAL版)、2008年9月〜399USドル(NTSC版)、2008年9月20日〜$495(マレーシア、大卒初任給1ヶ月分相当)、2008年10月30日〜39,980円)
HDD容量が80GBに増量した以外は、40GBモデルの機能を踏襲している。
Cell、RSXともに65nm世代にシュリンク化されている。
コントローラはDUAL SHOCK3が標準で付属した。
期間限定で『グランツーリスモ5プロローグ Spec III』が同梱された。
「PLAYSTATION3 リトルビッグプラネット ドリームボックス」※
(2008年10月30日〜44,980円)
リトルビッグプラネット(CEJH-10003)』とDUALSHOCK3を2個セットにした商品。
「ウイニングイレブン×UEFA CHAMPIONS LEAGUE アニバーサリーBOX」※
(2008年11月27日〜46,980円)
『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2009』とPlayStation 3(CECHL00シリーズ)にDUALSHOCK3を2個セットにした商品。
「龍が如く3“昇り龍”パック」※
(2009年2月26日〜45,980円、10,000台限定)
龍が如く3』と、新80GBモデルのセラミック・ホワイトを特別にデザインした本体を同梱する商品。
「PLAYSTATION 3 バイオハザード5 プレミアム リミテッド BOX」※
(2009年3月5日〜48,980円)
バイオハザード5』と、新80GBモデルのクリアブラックにオリジナルロゴを施した本体に、DUALSHOCK3を2個セットにした商品。
CECHP(160GBモデル)
HDD容量が160GBに増量した以外は、80GBモデルと機能はほとんど同じ。
日本国内においては単体では発売されておらず(SCEIから発売されていない)、『ファイナルファンタジーXIIIトライアルバージョンセットとの組み合わせで販売された(下記参照)。
「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE PLAYSTATION 3 “Cloud Black” HDD 160GB特別仕様 +『FINAL FANTASY XIII』Trial Version Set」※
(2009年4月16日〜49,980円)(税込)
160GBに倍増し、特別色の“Cloud Black”でクラウディウルフの紋章が施されたオリジナルデザインのPS3と、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート』Blu-ray Disc版と、『ファイナルファンタジーXIII』体験版を同梱した商品。

CECH-2000シリーズ[編集]

CECH-2000シリーズ

CECH-2000は軽量・スリム化され(奥行きは除く)、ロゴのデザインも一新し、前世代機のPlayStation 2の流れを組むロゴとなった。縦置き時には、別売の「縦置きスタンド」が必要。

CECH-2000A(120GBモデル)※
(2009年9月1日〜299USドル、299ユーロ(北米、欧州、アジア地域)、2009年9月3日〜29980円(日本))
  • 軽量・スリム化され、本体重量が4.4 kg→3.2 kgになった。
  • デザインは従来のイメージを踏襲しながらも大きく変更され、表面には柔らかさを感じさせるシボ加工を新たに施した。
  • Cellは45 nmプロセスに変更され低消費電力化されたものを採用し、システムの最大消費電力が280 W→250 Wに削減された。CPUなどの発熱の減少に伴い、通気口も本体後面に集約された。
  • ロゴのデザインも一新し、本体名の表記は全て大文字の「PLAYSTATION」から以前の「PlayStation」に戻った。前世代機の流れを引き継ぐ「PS3」ロゴが初めて採用された。
  • 新たに「ブラビアリンク」とドルビーTrueHD、およびDTS-HD Master Audio音声のHDMI端子からのビットストリーム出力に対応。「他のシステムのインストール」機能が削除された。
  • 内部機構についても約2000点の部品点数の削減がなされ[23]、大幅なコストダウンがはかられている。PS2初期モデルから採用されてきた回転式のPSロゴと主電源スイッチは削除され、イジェクトとスタンバイはタッチ式からボタン式に変更されている。また、電極プラグも2極に変更されており、従来モデルで使用されてきた電源ケーブルは使用できなくなったが、PS2(SCPH-70000系を除く)に付属していた電源ケーブルは使用可能。さらに、HDDの位置も変更された。
「PlayStation 3 FINAL FANTASY XIII LIGHTNING EDITION」 (CEJH-10008)※
(2009年12月17日〜41,600円税込)
HDDの容量を250GBに倍増し、特別色の“セラミック・ホワイト”でファイナルファンタジーXIII主人公ライトニングがプリントされたオリジナルデザインのPS3(CECH-2000B)と、ファイナルファンタジーXIIIを同梱した商品。
「PlayStation 3 「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」 Special Pack」 (CEJH-10009)※
(2010年1月27日〜33,500円税込)
マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のBlu-ray Disc版とPlayStation 3 (CECH-2000A) をセットにし、外箱を『-THIS IS IT』仕様にデザインした限定商品。
CECH-2000B(250GBモデル)
(2010年2月18日〜34,980円(日本:数量限定))
CECH-2100B(250GBモデル)
「PlayStation 3 地デジレコーダーパック」 (CEJH-10010)※
(2010年3月18日〜42,800円税込)
PS3専用地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)』と、HDD容量250GBのPlayStation 3 (CECH-2100B) をセットにした限定商品。
CECH-2100A(120GBモデル)
(2010年3月26日〜29,980円(日本))
(2010年7月7日〜オープン価格(日本))
  • 軽量化され、本体重量が3.2 kg→3.0 kgになった。
  • 初期システムソフトのバージョンが3.20になった。
  • HDD固定金具の形状変更。
  • RSXが65 nmから40 nmにシュリンク(加工技術を微細化し半導体チップサイズを縮小する事)され[24]、省電力化された。
  • XDRDRAMが512 Mbit(ピークバンド幅16 bit)×4個→1 Gbit(ピークバンド幅32 bit)×2個になった。
  • 2010年4月製造分からCELLのコアレスパッケージ(コア=芯材なしで形成する技術)[25]が採用された。
CECH-2500A(160GBモデル)
(2010年7月29日〜29,980円(日本))
  • チャコール・ブラックと新たにクラシック・ホワイトを追加
  • HDD容量が120GB→160GBに増量
「PlayStation 3 地デジレコーダーパック」 (CEJH-10011)※
(2010年7月29日〜36,980円税込)
PS3専用地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)』と、HDD容量160GBのPlayStation 3 (CECH-2500A) をセットにした限定商品。
CECH-2500B(320GBモデル)
(2010年7月29日〜34,980円(日本))
  • チャコール・ブラック、クラシック・ホワイト(クラシック・ホワイトは2010年10月21日より販売)
  • HDD容量が250GB→320GBに増量
「PlayStation 3 HDDレコーダーパック」 (CEJH-10013)※
(2010年11月18日〜39,980円税込)
PS3専用地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)』と、HDD容量320GBのPlayStation 3 (CECH-2500B) をセットにした限定商品。
「PlayStation3 GRAN TURISMO 5 RACING PACK」(CEJH-10007)
(2010年11月25日〜35,980円(日本))
グランツーリスモ5』を同梱した限定色のタイタニウム・ブルーバージョンであり、化粧箱は黒色。HDD容量は160GB。型式番号が現行商品よりも古いのは、過去に予定されていた発売日に合わせて割り振られていたものをそのまま使用している為。
「PlayStation3「フリフリ!サルゲッチュ」Moveでゲッチュ!はじめてパック」(CEJH-10014)
(2010年12月9日〜36,980円(日本))
PlayStationMoveモーションコントローラと『PlayStationEyeとフリフリ!サルゲッチュ』とPlayStation 3 (CECH-2500A)をセットにした限定商品。
「PlayStation3 with PlayStation®Move スポーツチャンピオン バリューパック」(CEJH-10015)
(2010年12月16日〜36,980円(日本))
PlayStationMoveモーションコントローラと『PlayStationEyeとスポーツチャンピオン』とPlayStation 3 (CECH-2500A)をセットにした限定商品。
「PlayStation 3 HDDレコーダーパック」 (CEJH-10016)※
(2011年3月1日〜35,980円税込)
PS3専用地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)』と、HDD容量320GBのPlayStation 3 (CECH-2500B) をセットにした限定商品。
CECH-2500A(160GBモデル)
(2011年3月11日〜29,980円(日本))
  • サテン・シルバーを追加
CECH-2500B(320GBモデル)
(2011年3月11日〜34,980円(日本))
  • サテン・シルバーを追加

CECH-3000シリーズ[編集]

CECH-3000は更に軽量・省エネ化され、イジェクトボタンのディスク挿入状態LEDランプ、無線LANアクセスLEDランプ、電源ボタンおよびイジェクトボタンのバックライトを省略。コスト削減の影響で電源ボタン、イジェクトボタン、パネルカラー、側面質感が変更されている。映像メディアのアナログ出力規制に伴い、ブルーレイディスク再生時のD端子出力がSD (480i) に制限されるようになった(ゲーム画面はHDでの出力が可能)。PS3コントローラの裏面表記変更、USB接続による電圧を追記(DC3.7V 300mA→DC5V 500mA)。

CECH-3000B(320GBモデル)
2011年6月19日 - 34,980円(日本)
2011年8月18日価格改定 - 29,980円(日本)
  • チャコール・ブラック
  • 最大消費電力が230W→200W。
  • 重量が3kg→2.6kg。
「PlayStation 3 HDDレコーダーパック」 (CEJH-10017)※
2011年6月30日 - 35,980円
2012年5月24日価格改定 - 32,980円
PS3専用地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)』と、HDD容量320GBのPlayStation 3 (CECH-3000B) をセットにした限定商品。
CECH-3000A(160GBモデル)
2011年7月8日 - 29,980円(日本)
2011年8月18日価格改定 - 24,980円(日本)
  • チャコール・ブラック
  • 最大消費電力が230W→200W。
  • 重量が3kg→2.6kg。
「PlayStation3 TALES OF XILLIA X Edition」(CEJH-10018)
(2011年9月8日〜32,980円(日本))
PlayStation 3 (CECH-3000A)チャコール・ブラックにTALES OF XILLIA X Editionオリジナルデザインがプリントされた限定のPS3と、『テイルズ オブ エクシリア』を同梱した商品。HDD容量は160GB。
CECH-3000A(160GBモデル)
2011年9月8日 - 24,980円(日本)
  • クラシック・ホワイトを追加
「PlayStation3 NINOKUNI MAGICAL Edition」(CEJH-10019)
(2011年11月17日〜33,780円(日本))
PlayStation 3 (CECH-3000A)に限定色「マジカル・ゴールド」とメインキャラクター・ナミダの妖精シズクのデザインを施しているPS3本体、同梱されるワイヤレスコントローラ (DUALSHOCK 3) も本体色と同様のカラー「マジカル・ゴールド」にして、二ノ国 白き聖灰の女王を同梱した商品。HDD容量は160GB。
CECH-3000B(320GBモデル)
2011年11月17日 - 29,980円(日本)
  • スプラッシュ・ブルーとスカーレット・レッドを数量限定で追加
  • 本体に同梱されるワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK3)も本体と同じ特別色
「PlayStation 3 FINAL FANTASY XIII-2 LIGHTNING EDITION Ver.2」 (CEJH-10020)
 2011年12月15日〜37,960円(日本)
PlayStation 3 (CECH-3000B)チャコール・ブラックをベースに赤と白で『ファイナルファンタジーXIII-2』重要キャラクター、ライトニングがプリントされたオリジナルデザインのPS3と、『ファイナルファンタジーXIII-2』を同梱した商品。
「ONE PIECE 海賊無双 GOLD EDITION」 (CEJH-10021) [26]
2012年3月1日〜38,170円(日本)
PlayStation 3 (CECH-3000B)チャコール・ブラックに金色とワインレッドで主人公のモンキー・D・ルフィと海図をプリントしたオリジナルデザインのPS3と『ワンピース 海賊無双』のソフト、麦わらの一味オリジナルカスタムテーマ10種がダウンロードできるプロダクトコードを同梱。

CECH-4000シリーズ[編集]

3年ぶりにフルモデルチェンジされ、CECH-3000シリーズより25%の軽量化。ブルーレイドライブはトップローディングに、蓋はスライド式となった。専用の縦置きスタンドも同時発売される。日本と北米ではHDD搭載の2モデル (250GB, 500GB)が発売だが、ヨーロッパでは250GBのHDDの代わりにフラッシュメモリを搭載するモデルが発売される[14]。そのため、国内では型番「CECH-4000A」は存在しない。

CECH-4000A
2012年10月12日〜(欧州のみ)229ユーロ。
HDDの代わりに12GBフラッシュメモリを搭載。250GBの増設用HDD(CECH-ZHD1、89.99ユーロ)も同時発売。
CECH-4000B(250GBモデル)
2012年10月4日〜24,980円
CECH-3000シリーズよりも小型化され、幅は変わらず高さと奥行きが小さくなった。
消費電力が10W低い190Wに下がった。
内蔵HDD容量250GB。チャコールブラックとクラシックホワイト (LW) の2色が発売。
CECH-4000C(500GBモデル)
2012年11月22日〜29,980円
内蔵HDD容量500GB。チャコールブラックのみ。
「PlayStation3 スターターパック チャコール・ブラック / クラシック・ホワイト」 (CEJH-10022 / CEJH-10023)
2012年11月22日〜25,980円
HDD容量250GBで『みんなのGOLF 6』を同梱した数量限定モデル。
「龍が如く5 EMBLEM EDITION」 (HSN-0023)
2012年12月6日〜37,800円
ブラック×ゴールドを施したオリジナルカラーのPS3(HDDは250GB)と『龍が如く5』を同梱した数量限定モデル。
「真・北斗無双 LEGEND EDITION」 (CEJH-10024)
2012年12月20日〜33,170円
ブラック×シルバーを施したオリジナルカラーのPS3(HDDは250GB)と『真・北斗無双』を同梱した数量限定モデル。
「METAL GEAR RISING REVENGEANCE 斬奪 PACKAGE」(VT066-J1)
2013年2月21日〜31,960円
ブラックの本体に「斬」・「奪」の文字を施したオリジナルカラーのPS3(HDD 250GB)と『メタルギア ライジング リベンジェンス』とカスタマイズ用データとカスタマイズ用ボディ『サイボーグ忍者』ダウンロードコードが付属。
CECH-4000B(250GBモデル)
2013年2月28日〜24,980円
内蔵HDD容量250GB。アズライト・ブルー、ガーネット・レッドの2色が発売。
「PlayStation 3 HDDレコーダーパック」 (CEJH-10025)※
2013年7月11日〜27,980円
PS3専用地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)』と、HDD容量250GBのPlayStation 3 (CECH-4000B) をセットにした限定商品。

CECH-4200シリーズ[編集]

AACS Final Adopter Agreementに準拠するために、CECH-4000シリーズ以前の生産を終了して、新規に販売されたシリーズ。CECH-4200シリーズ以降は、BD映像ソフト(BD-ROM)、および著作権保護技術の適用されたコンテンツからの映像出力は、HDCPで著作権保護されているHDMIでのみ出力されるように変更されている[27]

CECH-4200B(250GBモデル)
2013年9月〜24,980円
内蔵HDD容量250GB。チャコール・ブラック、クラシック・ホワイトの2色が発売。
CECH-4200C(500GBモデル)
2013年11月〜29,980円
内蔵HDD容量500GB。チャコール・ブラックが発売。

各国の発売日[編集]

地域 発売日
日本の旗日本 2006年11月11日
香港の旗香港 2006年11月17日
中華民国の旗台湾
アメリカ合衆国の旗アメリカ合衆国
カナダの旗カナダ
シンガポールの旗シンガポール 2007年3月7日
イギリスの旗イギリス 2007年3月16日
アイルランドの旗アイルランド
アラブ首長国連邦の旗アラブ首長国連邦 2007年3月22日
サウジアラビアの旗サウジアラビア
欧州連合の旗ヨーロッパ 2007年3月23日
オーストラリアの旗オーストラリア
南アフリカ共和国の旗南アフリカ共和国
ニュージーランドの旗ニュージーランド
パキスタンの旗パキスタン
ロシアの旗ロシア 2007年4月20日
インドの旗インド 2007年4月27日
大韓民国の旗大韓民国 2007年6月16日
メキシコの旗メキシコ 2007年8月20日
マレーシアの旗マレーシア 2008年9月20日
インドネシアの旗インドネシア 2009年10月1日
タイ王国の旗タイ王国 2009年11月1日
ベトナムの旗ベトナム 2010年1月16日
フィリピンの旗フィリピン 2010年3月27日

仕様[編集]

SCEがマニュアルや公式サイト上で公開しているデータに基づく。クロック周波数・性能の数値は2006年のE3で発表されたもの。2006年のE3以降は公式には発表されていない。

概要
外形寸法 (幅、高さ、奥行き)突起物含まず
CECH00シリーズ 約325×98×274 mm
CECH2000・3000シリーズ 約290×65×290 mm
CECH4000シリーズ 約290×60×230 mm
重量
CECHA00・CECHB00 約5 kg
CECHH00・CECHL00 約4.4 kg
CECH-2000 約3.2 kg
CECH-2100・CECH-2500 約3 kg
CECH-3000 約2.6 kg
CECH-4000 約2.1 kg
定格電源
CECHA00・CECHB00 最大約380 W
CECHH00・CECHL00 最大約280 W
CECH-2000 最大約250 W
CECH-2100・CECH-2500 最大約230 W
CECH-3000 最大約200 W
CECH-4000 最大約190 W
CPU
Cell Broadband Engine(最大駆動周波数3.2 GHz)
1基のPowerPCベース 64ビットコア (PPE)
1基のVMX ベクトルユニット(PPEに内包)
512KB 共有L2キャッシュ
8基のSPE(うち1基は冗長性確保のため非使用(つまり不良コアが1基あっても品質に影響がない。詳しくは後述)。またOS用に常時1基が確保されているため、アプリケーションが使用可能なのは6基)。
7基の128 bit 128 SIMD GPRs
7基の256KB SRAM(各SPE用)
浮動小数点演算性能: 218 GFLOPS
GPU
RSX (Reality Synthesizer) NVIDIAとの共同開発[28]GeForce 7800 GTX (G70) がベースだが、メモリバスなどの仕様が異なる。
描画コア+512 Mbit GDDR3 SDRAM4枚。
GPUクロック周波数: 500 MHz
ユニット数:24PS 8VS 8ROP
メモリインターフェイス : 128 bit
浮動小数点演算性能 : 224 GFLOPS[29]
フルハイビジョン(最大1080p) x 2 チャンネル
汎用プログラマブル並列浮動小数点シェーダーパイプライン
メモリ
主メモリ: 256MB XDR DRAM @3.2 GHz
VRAM: 256MB GDDR3 (128bit) @650 MHz
システム転送速度
主メモリ: 25.6GB/s
VRAM: 22.4GB/s
FlexIO
RSX: 20GB/s (write) + 15GB/s (read)
サウスブリッジ: 2.5GB/s (write) + 2.5GB/s (read)
サウンド
デコード
Dolby TrueHD(最大7.1chまで Blu-ray Disc再生時)
DTS-HD Master Audio(最大7.1chまで Blu-ray Disc再生時)
DTS-HD High Resolution Audio(最大7.1chまで Blu-ray Disc再生時)
Dolby Digital(最大5.1ch(EXの場合6.1ch)まで ゲームプレイ時 Blu-ray Disc再生時 DVD-Video再生時)
DTS Digital Surround(最大5.1ch(ESの場合6.1ch)まで ゲームプレイ時 Blu-ray Disc再生時 DVD-Video再生時)
Linear PCM(最大7.1chまで ゲームプレイ時 Blu-ray Disc再生時 DVD-Video再生時 CD-DA再生時)
AAC(最大5.1chまで Blu-ray Disc再生時 動画ファイル・音楽ファイル再生時)
MP3(最大2.0chまで 音楽ファイル再生時)
ATRAC3 plus(最大2.0chまで 音楽ファイル再生時)
エンコード
Dolby Digital(最大5.1ch ゲームプレイ時)
DTS Digital Surround(最大5.1ch ゲームプレイ時)
(デコード、エンコードともにすべてソフトウェア処理)
ディスクメディア
CD - CD-ROM(PS、PS2ソフト含む)、CD-DACD-RCD-RWSACD Hybrid(CD層)、DualDisc(音楽専用面)
DVD - DVD-ROM(PS2ソフト含む)、DVD-Video(DualDiscも対応)、DVD-RDVD-RWDVD+RDVD+RWDVD-VRCPRM対応〉、DVD+VRAVCHDフォーマットに対応)
Super Audio CD(20・60GBモデルのみ)
Blu-ray Disc BD-ROMBD-RBD-REBlu-ray 3D(PlayStation 3、BD-Video〈BDMV〉、BDAVの再生に対応)
コントローラ(SIXAXIS / DUALSHOCK3 / PlayStation Move モーションコントローラ / PlayStation Move サブコントローラ)
Bluetooth (最大7台)
USB (有線接続)
Wi-Fi (PSP)
Network (over IP)
通信
Ethernet (10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T)×1
IEEE 802.11b/g(Wi-Fi認証取得)無線LAN(20GBモデルは非搭載)
Bluetooth:Bluetooth 2.0 (EDR)
AV出力
解像度 480i、480p、720p、1080i、1080p。(他のシステム使用時はWXGA、SXGA、WUXGAについては,HDMIで対応する)
HDMI (Ver1.3a "Deep Color (12bit)"、"x.v.Color (xvYCC)"、"3D映像" に対応) 出力×1
アナログ映像/音声 AVマルチ出力×1
光デジタル (OPTICAL) 出力×1
I/O
USB (2.0):前面×4(20・60GBモデル以外は前面×2)
カードリーダー/ライター(60GBモデルは標準装備、その他はUSB接続の市販品で増設可能)
Memory Stick (MS) 標準/Duo、PRO×1
SDメモリーカード 標準/mini×1(SDHC規格対応)
コンパクトフラッシュ (Type I、II) ×1
HDDスロット
2.5インチSATA接続ハードディスクドライブ x1
※HDDの交換が可能
メディア再生機能
動画
MPEG-1,MPEG-2 (PS,TS) ,H.264/MPEG-4 AVC,MPEG-4 SP,DivX,WMV,AVCHD
音楽
ATRAC (.oma .msa .aa3),AAC (.3gp .mp4),WMA (.wma),MP3 (.mp3),WAV (.wav)
静止画
JPEG,GIF,PNG,TIFF,BMP
同梱品
  • PlayStation 3本体
  • ワイヤレスコントローラ(60・20・40GBモデル SIXAXIS/80GBモデル以降 DUALSHOCK3)
  • 電源コード
  • AVケーブル(AVマルチコンポジット端子
  • USBケーブル(A端子⇒ミニB端子)
  • LANケーブル(20・60GBモデルのみ)
  • 説明書一式

CPU[編集]

PS3では8つあるSPEの内の1つが、歩留まり向上を目的にした冗長性のために使用不可になっている。

GPU[編集]

GPUには、GeForceシリーズなどで知られるNVIDIAと共同開発した「RSX Reality Synthesizer」を採用している。RSXは、NVIDIA社のPC用VGA「GeForce7800 GTX」に実装されているGPU (G70) をベースに、PS3内部で採用されている「Flex IO」インターフェイスを搭載したPS3専用のカスタマイズGPUである。単純な性能比較はできない GeForce7800GTXとはバーテックスシェーダ数(8本)、ピクセルシェーダ数(24本)が共通だが、動作周波数 (GeForce7800GTX:430 MHz、RSX:500 MHz)、VRAMインタフェース (GeForce7800GTX:38.4GB/s(256 bit)、RSX:22.4GB/s (128 bit))、CPUインタフェース (GeForce7800GTX:8GB/s、RSX:35GB/s)、ROPユニット(GeForce7800GTX:16基、RSX:8基)と異なる部分もある。ソフトによってはCellのSPEユニットによる描画の処理分散も行われている[30]

SCEではRSXの浮動小数点演算性能を当初1.8 TFLOPSであると発表していたが、この数字はRSXのベースになったといわれているGeForce 7800 GTX (G70) 430 MHzの313 GFLOPSの6倍弱であり、G70の次世代GPUであるGeForce 8800 GTX (G80) 575MHzの345.6 GFLOPS(G70の算出方法では約500 GFLOPS)をも上回ってしまう。これはマイクロソフトがXbox 360のシステム全体の浮動小数点演算性能が1 TFLOPSであると発表したことに対抗し、特殊な算出方法を用いたことによると見られているが、SCE・MSともに数値の内訳は明らかにしていない。

画像出力解像度は、PS2が720×480ピクセルに対し、PS3では最大1920×1080ピクセルのフルHD表示が可能であり、プログレッシブ表示にも対応している。

2005年に発表されたスペック表には、クロック周波数は550 MHzと表記されていたが、後に製造費のコスト削減のために500 MHzにスペックダウンされた。

冷却・騒音・消費電力[編集]

高速なCPU/GPUを使用するため、静音性と冷却を両立するために大型のヒートシンクと16 cmのファンを搭載。向かって右側(横置きの場合)の排気口、および前面の吸気部の周辺はエアフローを確保するためある程度空けておくことが望ましい。40GBモデルではCellが65 nmプロセス版に変わっているため、発熱が抑えられている[31]。80GBモデル (CECHL01/CECHK01) ではRSXも65 nmプロセス版になっているとみられ、更に発熱が抑えられている[32]。室温より高温の空気は上昇するため、縦置きの方が排熱効率は高いと見られる[33]。CECH-2000A(120GBモデル/250 W)では、45 nm版Cell、65 nm版RSX、更に小型化した250 W電源等によりレイアウトも変更されており、冷却機構も小型化され、ファンも10cmファンに変更されている[34]

最大騒音は36 dB(40GBモデルは30dB)と公表されている[35]。2倍速のBD(データ転送量はDVDの6倍速に相当)ディスクドライブ、16cmの排熱ファンは共に回転速度が遅いため、薄型PS2に近い静粛性である。

仕様上の最大消費電力は380 W(40GBモデルは280 W)と公表されているが、これは電源容量のことである[36]XMB使用時で約165 - 170 W(40GBモデルでは約130 - 132 W)、BD-Video再生時には約170 - 174 W(40GBモデルでは約134 - 137 W)、ゲームは約170 - 197 W(40GBモデルでは約142 - 158 W)となる。また、最新のファームウェアにすることによって低下していることも判明した[37]。CECH-2000A(120GBモデル/250 W)の結果は、XMB使用時で約76 W、BD-Video再生時には約83 W、ゲームは約81〜101 Wである(「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」のデモバージョン)[38]

メモリ[編集]

メインメモリには米国Rambus社が開発した次世代メモリ「XDR DRAM」を採用した。2005年5月17日に東芝エルピーダメモリがPlayStation3向け512 MビットXDR DRAMを発表している。XDR DRAMは、32ビットバス幅ながらDDR2 SDRAMデュアルチャンネル転送の2倍のスピードに達するといわれている。2009年1月20日にはエルピーダメモリがPlayStation3向け1GビットXDR DRAMを発表した[39]。PS3本体CECH-2100シリーズより搭載されている。I/Oインタフェースは米国Rambus社のFlexIO技術を採用し、HD品質の高精細画像をリアルタイム処理するために必要な転送速度を実現している。CPUにはXDR DRAMメインメモリが直結され、GPUにはGDDR3ビデオメモリが直結されており、NUMA構成を取る。レイテンシ・ペナルティがあるものの、CPUとGPUが相互に他方の専用メモリにアクセスすることも可能である。

SCEEが2009年に公開した技術文書によると、ファームウェアのアップデートによりOSのメモリ使用量が減り、ゲームや開発に利用できるメモリの量が70MB増加したとのこと[40]。メインメモリであるXDRが249MB(256MBの内、OSが7MBを使用)、そしてRSXと繋がるGDDRが213MB(256MBの内、OSが43MBを使用)となり、計462MBがゲームに利用可能になり、50MBがOSに占有されている状況となった。リリース当初は120MB占有していたOSが様々な機能追加などを行いながらも大きく軽量化を果たしており、今回の軽量化はメインメモリであるXDRの解放とボトルネックとされるRSXへの新たな割付が行われる事で、今後のPS3の開発をさらに柔軟な物にするものだと言える。

2005年に発表されたスペック表には、クロック周波数は700 MHzと表記されていたが、後に製造費のコスト削減のために650 MHzにスペックダウンされた。

サウンド[編集]

サウンド処理は主にSPEが担当し、全てソフトウェアで行う。PS3のゲームタイトルでは最大でLinear PCM 7.1ch出力に対応。そしてDolby Digital 5.1chのリアルタイムエンコードに対応する。Blu-ray Discに採用されたロスレスオーディオコーデックでは、Dolby TrueHDDTS-HD Master AudioLinear PCMに変換して出力する。DTS-HD High Resolution Audioのデコードには対応している。その他、デジタル放送の記録フォーマットであるAACのデコードも可能。音声出力はアナログ音声端子・HDMI端子・光デジタル音声端子のいずれか1つを選択する。音声同時出力を設定することでその他の出力端子にも2.0chで同時出力が可能(Ver3.00以降で対応)。Super Audio CD(初期型の20,60GBモデル限定。それ以降は未搭載)の音質は高く評価されている[41]。CECH-2000ではDolby TrueHD、およびDTS-HD Master Audio音声を、HDMI端子からビットストリーム出力が可能となっている[42]

Blu-rayディスク/ドライブ[編集]

ソニー/パナソニックなどが提唱する次世代DVD規格である「Blu-ray Disc (BD)」を採用。北米での次世代DVD規格争いにおいてBD陣営の強力な牽引役となり、HD DVDを撤退に追いこむ要因の一つとなった[43][44]。容量8.5GB(2層)のDVDに比べ、BDは大きい記録容量(25GB/50GB/100GBが開発済み。200GBが開発中)を持つため、ゲームが記録容量の制約を受けにくくなった。ゲームによってはDVDでも容量は足りるが、著作権保護などを考慮し、全作品がBDを採用している(PSN配信作は除く)。PS3はBD-ROMの他にBD-RとBD-REの読み出しも可能。CPRMAACSに対応、読み取り専用で書き込み不可。2008年3月のシステムソフトウェア バージョン 2.20で、記録膜に有機色素を採用したLTHタイプのBD-Rを正常に認識するようになった[45]

PS3は、BD再生において専用のプレーヤー/レコーダーと比しても遜色ない性能を持っている。システム更新により無償で劇的に機能が向上する点はAV機器としては革新的で、特に2007年5月のシステムソフトウェア バージョン 1.80ではBDの1080p/24 Hz出力(フィルム素材の映画ソフトを最も忠実に再生する)とDVDのアップコンバートに対応、高価な民生機に匹敵する画質と評価する向きもある[46]。この機能は、本来SD画質のDVDがHD画質と同レベルにみえるほど性能が高い。HDMI搭載のハイビジョン対応テレビがあれば、BD再生だけでなくDVDのアップコンバートなどで多くのユーザが恩恵を受けられる[47]

SIXAXIS[編集]

「SIXAXIS」(シックスアクシス)の形状は、従来品のDUALSHOCK 2とほぼ同じだが、振動機能にちなんだ従来の名称は廃止され、モーションセンサー(6軸検出システム)の軸数にちなんだ新しい名称が採用された(Six axis=6軸。回文でもある)。

Bluetoothによるワイヤレス通信接続が可能になったため、従来のようなケーブルやマルチタップ等の煩わしさから解放され、リモートによる電源投入も可能となった。また、USBケーブルによる有線接続と急速充電が可能(充電は本体が起動している時のみ可能)。初回使用時は、USB経由でPS3本体に接続し、中央のPSボタンを押してペアリング(Bluetoothの相手となる機器の組み合わせを認識)させる手順が必要となる。一度ペアリングさせれば、次回以降この手順は必要ない。

コントローラの新要素は、アナログスティックの精度向上(8ビットから10ビットへ)、R2/L2ボタンのトリガー化、3軸加速度と3軸回転(前後左右傾き・左右振り)を検出する6軸検出システムを搭載した「モーションセンサー」で、より直感的な操作が可能である。従来あった振動機能は搭載されていないが、以前の感圧入力機能も引き続き搭載され、大幅な軽量化 (136 g) を実現している。

なお、「SIXAXIS」に振動機能が搭載されない理由として、当初は開発担当者のインタビュー上で「モーションセンサーとの併用が技術的に難しいため」であるとされていたが[48]、後にSCEA(SCEのアメリカ法人)のCEOのインタビューで「技術的には可能だったが、価格が高くなるため戦略的な問題を理由に外した」と訂正されている[49]

DUALSHOCK 3[編集]

2007年11月11日より、「SIXAXIS」にフォースフィードバック機能(振動機能等)を追加した「DUALSHOCK 3」が発売[50]された。振動機能は、既に発売されている一部ソフト[51]に対しても、ネットワークを利用したアップデートで対応。2008年10月発売の80GBモデル以降は標準で同梱されている。2011年6月より発売された3000シリーズでは、PS3コントローラの裏面表記変更、USB接続による電圧を追記(DC3.7V 300mA→DC5V 500mA)。

ネットワーク[編集]

10BASE-Tおよび100BASE-TX1000BASE-Tをサポートするイーサネットインタフェースを備える。

20GBモデル以外では、IEEE 802.11 b/g準拠の無線LANを搭載する。特にPSPとの連動による「リモートプレイ」は、PS3の画面をMPEG-4/480pに変換・転送し、PSPでのネイティブな操作・視聴が可能となる"簡易ロケーションフリー"を実現。2007年5月31日からは、インターネット経由のリモートプレイに対応。外出先でリモートプレイをする場合、自宅のPS3をリモートプレイ待機状態にしておき、PSPで、PS3で使用しているPlayStation NetworkサインインIDとパスワードを入力する必要がある。(システムソフトウェア バージョン 1.80で対応。なお、著作権保護されたBD・DVDなどについては転送できない)。またデータのやりとりを行ったり、ポケットステーションのような使い方をしたり、PSPをPS3のコントローラやセカンドモニタとして使用するなど、今後さまざまな応用が考えられている。システムソフトウェア バージョン 2.00からはWake on LANやWake on Wi-Fiにも対応した。スタンバイ状態(電源ランプが赤点灯)でリモートアクセスを認識して自動的に電源が入るようにすることができる。

20GBモデルは無線LAN機能が非搭載で増設も不可のため、無線LANを用いたPSPとの連動が制限されていたが、バージョン1.60で無線LANルーター経由のリモートプレイができるようになった。無線LANは「AOSS」(バッファロー)、「らくらく無線スタート」(NEC) 対応。

AV出力[編集]

AV出力端子にはHDMIAVマルチを搭載(同梱はコンポジット端子入力のAVケーブルのみ)。音声出力には光デジタル出力端子を搭載している。

PS1・PS2と同じ仕様の接続端子であるAVマルチを用いた出力でもD1 (480i) - D5 (1080p) までのアナログ出力をサポートしている。既存のケーブルの流用が可能。ただしDVDビデオとBDビデオはRGBでの出力ができず強制的にY/Cb/Cr信号に変更されるほか、D映像端子出力と同様に市販のDVDをアップコンバート出力することはできない(Ver1.80以降で対応)。同じくコンポーネント映像端子D映像端子SCART端子(ヨーロッパ向け)、S映像端子、コンポジット映像端子での接続も可能。

AVマルチ入力端子を持つソニー製テレビには、AVマルチケーブル(VMC-AVM250または互換品)を用いることによりケーブル一本で映像/音声の伝送が可能。なお、一部機種ではD3、D4接続が可能であるが、設定の際は画面の指示通り「AV MULTI」を選択してはならず、「コンポーネント / D端子」を選択して設定する(一部機種のみの対応となっているためか、公式仕様とはなっていない模様)。

ゲームプレイ時には多くのタイトルでDolby Digital 5.1chに、一部ではより高音質であるDTS Digital Surround 5.1chや、無圧縮変調方式であるLinear PCM 7.1ch/5.1chなどにも対応しており、中でも多くのSCE製タイトルはLinear PCM 7.1chまで対応している。

注意が必要なのはBlu-ray Disc視聴時であり、初期モデルではDolby TrueHDDTS-HD Master Audioビットストリーム出力についてはサポートしておらず、ビットストリーム出力を選択している場合、HDMIで接続していても、旧来互換のDolby DigitalおよびDTS Digital SurroundDTS-HD Master Audioのコア部)で出力される[52][53]。未対応ということではなく、それらについてはPS3側でLinear PCM 7.1ch/5.1ch(最大7.1ch/192kHz)へデコードしてしまうため、Dolby TrueHDDTS-HD Master Audioに未対応のAVアンプでも、HDMI接続によるLinear PCM 7.1ch/5.1chの再生に対応さえしていれば、Linear PCM出力を選択することにより同等のサウンドを楽しめ、後に未対応だったDTS-HD Master Audioのデコードについても2008年4月15日のVer.2.30にてサポート[54]された。尚、PS3のように次世代オーディオコーデックのデコード機能まで搭載したブルーレイディスクプレイヤーは数少ない[55]

CECH-2000Aの従来機にない機能としてシステムソフトウェアバージョン3.0以降により、Dolby TrueHDやDTS-HD Master Audioのビットストリーム出力に対応した[38]

システムソフトウェアバージョン3.30からゲームの3D映像に対応し、システムソフトウェアバージョン3.50からBlu-ray Discの3D映像に対応した。

I/O[編集]

60GBモデルには本体にメモリースティックSDメモリーカードコンパクトフラッシュと三種類のカードスロットが搭載されていて、横置きの場合におけるBDドライブ左に位置するカバーが開くようになっている。(搭載していないモデルでは、カバーはついているが開かない)内部ではUSBで接続されている。

メモリースティックのスロットにはメモリースティックDuoもアダプターなしで差し込める。同様にSDメモリーカードのスロットにはminiSDもアダプターなしで差し込める。各スロットにはアクセスランプもある。

セーブデータの保存にはHDD、メモリースティックの他、SDメモリーカードコンパクトフラッシュなど様々なメディアを使用できるようにした。またUSBポートにはUSBマスストレージ規格に対応した機器とPC向けに販売されているマウスやキーボードなどの汎用機器が接続できるとしている。USBでHDDを繋げる場合はFAT32でフォーマット済みでないと認識しない(Game OS使用時)。

HDD[編集]

PS3におけるハードディスクドライブ(HDD)は、PS2のようなオプション装備ではなく標準装備だったが、2012年に欧州のみでHDD非搭載の廉価モデルが発売となった(代わりに12GBのフラッシュメモリを内蔵)。使用されているのは一般的な2.5 inchシリアルATA(9.5 mm厚)5400 rpmのHDDである。

市販の2.5インチSATAのHDDに交換が可能である。交換方法は説明書に書かれているが、モデルによって若干違う。交換の失敗によって故障した場合には、保証期間内でもメーカーの保証対象外となる。修理に出す時はHDDを外してメーカーに送る必要があり、修理内容によっては本体交換やマザーボード交換などの理由により、修理前に使用していたHDDの初期化が必要になる場合もある。

2.5 inchシリアルATASSDとの交換も可能である。3.5インチのSATA HDDを外部に装着するサードパーティー製のキットも市販されている。

外付HDDをUSBポートに接続することも可能であるが、この場合FAT32フォーマットにする必要がある(Game OS使用時)。

SCEJ公式のHDD交換サービス(有料)も開始された。純正HDD320GBとの交換でHDDもSCEJ側で用意してくれる。

PS、PS2との互換性[編集]

日本国内では20・60GBモデルのPS3ではPS/PS2用のゲームソフトを、40GBモデル以降ではPS用ソフトのみがプレイ可能である。

プロセッサアーキテクチャがPS/PS2と異なる(両者ともMIPS系で、PS3はPower (PC) 系)ために、PS1用ソフトに対しては全モデルともソフトウェアによるエミュレーションによって互換性を持つが、PS2については互換性を高めるため、後期のPS2に搭載されたチップ「EE+GS」(Emotion EngineGraphics Synthesizer)を搭載し、このためにDRDRAMを2つも装備。ただし、欧州版60GB/80GBモデルではEE+GSチップとDRDRAMは無くなり、GS相当のチップのみ搭載。EEをエミュレーションすることでPS2タイトルのプレーは可能だが(ただし、EEをエミュレーションする場合、EE+GSチップの場合より互換性が低い)、GSはDRAM混載の2560 bit幅で48GB/秒のバスを持つ特殊なアーキテクチャであり、またゲーム開発者がPS2の性能を極限まで引き出すために直接GSにアクセスするプログラムを書いた例も多いことから、エミュレーションは困難と言われている。40・80GBモデルでは低価格・低消費電力化を理由に、前述のハードウェアによるPS2互換のための部品が省かれPS2非対応の仕様となった。

PS/PS2用コントローラ接続端子がないためPS3専用コントローラを使用するが、サードパーティー製のコントローラ変換アダプタも存在する。振動機能のあるPS/PS2用ソフトには別売りのDUALSHOCK 3を使う。USB接続の周辺機器や特定ゲーム専用コントローラは、純正でなく外部業者製が多いためPS/PS2ソフトへの対応は不完全。振動機能やフォースフィードバックも含めて動作する場合もある(システムソフトウェア バージョン1.70参照)。

2006年11月11日の段階では803作(PS用511・PS2用ソフト292)に何らかの不具合が発生(国産全7841作中、動作検証中1631本)。当初動作不能ゲームに含まれていた『ファイナルファンタジーXI』、『信長の野望Online』といったHDD必須のPS2タイトルもシステムソフトウェア バージョン 1.31で対応するようになり、バージョン 1.51ではPS2非対応だったPS作品の一部が対応に[56]

発売から約2ヶ月間、PS/PS2ソフトの映像出力時にi/p変換の不具合による大幅な画質劣化が発生していたが、システムソフトウェア バージョン 1.50以降は改善され、i/p変換の恩恵を受けられるモニタなら画質はPS2よりもむしろ優れたものとなった。システムソフトウェア バージョン 1.80以降でアップコンバートに対応、HDTVであればPS1/PS2より高精細で滑らかな表示が可能になった。スムージングを入れると画像の荒さを取る画像処理が行われる。特にグラデーションのような色の変化が滑らかにできそうな部分には効果的な補正が掛かり、単なる高解像度化よりも画質が向上する。

PS2に存在した、PS用ゲームソフトプレイ時に「テクスチャマッピング補間処理」「CD-ROM高速読み込み」を可能とする機能(PlayStation 2#上位互換性参照)は、PS3でのエミュレーションにおいては省略された。ただし、テクスチャマッピング補間処理機能に関しては前述のアップコンバートやスムージングによる画質向上と重複する機能である。

2009年7月30日、SCEが国際出願したPS2エミュレーターに関する特許出願が日本において公報される[補足 1]

周辺機器[編集]

SCE純正、ソニーグループより発売[編集]

型番 名称 発売日 備考
CECH-ZA1J ACアダプター 2008年12月7日
CECH-ZAC2 ACアダプター 充電スタンドに同梱
CECH-ZC1J ワイヤレスコントローラ (SIXAXIS) 2006年11月11日 初期の本体に1つ同梱。振動機能なし
CECH-ZC2J ワイヤレスコントローラ (DUALSHOCK 3) 2007年11月11日 本体に1つ同梱。振動機能付き
CECH-ZCC1J PlayStation Move 充電スタンド 2010年10月21日
CECH-ZCM1J PlayStation Move モーションコントローラ
CECH-ZCS1 PlayStation Move ナビゲーションコントローラ
CECH-ZD1J torne(トルネ) 2010年3月18日
CECH-ZDC1J DUALSHOCK 3 充電スタンド 2011年4月21日
CECH-ZED1J 3Dディスプレイ 2011年11月2日 BDリモートコントローラ(CECH-ZRC1J)による赤外線通信による操作に対応
CECH-ZEG1J 3Dメガネ
CECH-ZGA1 PlayStation Move シューティング アタッチメント 2010年10月21日
CECH-ZK1JP ワイヤレスキーパッド 2008年12月7日
CECH-ZKB1JP ワイヤレスキーボード 2011年6月30日
CECH-ZM1J メモリーカードアダプター 2006年11月11日 PlayStationPlayStation 2のゲームセーブデータを「PlayStation 3」の内蔵HDDに取り込むためのアダプター。
CECH-ZNR1J nasne(ナスネ) 2012年8月30日 500GBモデル
CECH-ZNR2J 2013年10月10日 1TBモデル
CECH-ZR1J BDリモートコントローラ 2006年12月7日 Bluetoothのみに対応したモデル
CECH-ZRC1J 2011年3月31日 薄型・軽量化、そしてボタンや赤外線も追加されたモデル。PS3システムソフトウェア3.60以上に対応。
CECH-ZS1J 縦置きスタンド 2009年9月3日 CECH-2000シリーズ、CECH-3000シリーズ用。
CECH-ZST1J 2012年10月4日 CECH-4000シリーズ用。
CECH-ZUC1 USBケーブル 2.8m 2010年12月16日
CECH-ZVS1 サラウンドサウンドシステム 2010年9月30日
CEJH-15001 PLAYSTATION Eye 2008年7月24日 「メモーション」というソフトが同梱。
CEJH-15002 ワイヤレスヘッドセット 2008年10月30日
CEJH-15004 HDMIケーブル 3.0m 2009年9月3日
CEJH-15005 電源コード 2009年9月17日 初期の本体に1つ同梱。
CEJH-15007 PlayStation Eye 2010年10月21日 単品。「メモーション」というソフトは同梱していない。
CEJH-15008 PlayStation Move スターターパック
CEJH-15012 ワイヤレスヘッドセット 2012年9月20日
CEJH-15014 HDMIケーブル 2.0m 2011年9月8日
CEJH-15018 PlayStation Move モーションコントローラ 2012年11月22日
CEJH-15019 PlayStation Move レーシングホイール 2013年1月17日
SCPH-10050 電源コード 2000年3月4日 CECH-2000(薄型)以降の本体に1つ同梱。PlayStation、PlayStation 2と共用
SCPH-10480 S端子ケーブル 2006年12月7日 音声・映像を出力するためのケーブル。S端子付きのテレビで利用できる。PlayStation、PlayStation 2と共用
SCPH-10490 コンポーネントAVケーブル 音声・映像を出力するためのケーブル。コンポーネント入力端子付のテレビで利用できる。PlayStation 2と共用
SCPH-10500 AVケーブル 音声・映像を出力するためのケーブル。本体に1つ同梱。PlayStation、PlayStation 2と共用
SCPH-10510 D端子ケーブル 2006年11月22日 音声・映像を出力するためのケーブル。D端子付きのテレビで利用できる。PlayStation 2と共用
ECM-PCV80U エレクトレットコンデンサーマイクロホン 2011年10月10日 通信カラオケJOYSOUND DIVE』等で使用可能なマイク。

PS3についての関連事例[編集]

PlayTV
SCEEはGC2007で、ヨーロッパ圏向けにUSB接続の外付けテレビチューナユニット「PlayTV」を発表した。チューナーを二つ搭載、HDDに1080pのまま保存が可能といった特徴がある。2008年9月にヨーロッパで販売が開始された。録画番組をPSP向けに変換して、USB経由で転送できる。EPGにも対応。
torne
USB接続の外付け地上デジタル放送チューナユニット(BSデジタル放送及びCSデジタル放送には非対応、データ放送には未対応)。シングルチューナー。日本では地上デジタル放送の視聴および録画に関する制限が非常に厳しいため、欧州ではPlayTVが発売されたものの日本での発売は長らく未定となっていたが、2010年3月18日に「torne(トルネ)」の名称で発売することとなった。ちなみにtorneを日本版PlayTVと呼ぶのは間違いであり、PlayTVの移植ではなく完全な日本独自の設計である[57]。録画番組をPSP向けに変換して、USB経由で転送できる。EPGも対応。
発売後のエピソード等
発売開始直後、メリルリンチ日本証券は60GBモデルの製造コストを約85,000円と試算、単純に言えば売る度に25,000円以上の損失を出していたことになる。しかし2008年1月の各誌報道によれば、40GBモデルの製造原価は、基板の設計変更や機能の省略などによって800ドルから400ドルへと半減した。北米での80GBモデルと日本での60GB/20GBモデルの出荷停止は、逆ザヤによる赤字を抑えることも目的とみられる。なお2009年末の段階では、逆ザヤは販売価格に対して6%ほど(約1,800円)であり、売れば売るほど赤字になる状態は解消しつつあることがソニーの2009年第3四半期業績説明会で明らかにされた。2009年度連結決算の発表時において、PS3の逆ザヤは2010年3月末で解消したことを公表した[58]
発売当初、BDドライブの主要部品である青紫色レーザーダイオードの量産失敗により、出荷台数は発売日に9万台、以降も週3-4万台程度と供給不足に陥った。発売日には国内のみならず海外からの来日者もおり各地で即日完売。その後1ヶ月間余は供給不足が続き、インターネットオークションにおける高額な転売が問題となった[59]。米国SCEのCEOジャック・トレットンは、2008年1月GameSpot紙に対して2007年北米で苦戦した原因について「PS3の最大の失敗は発売開始時の供給不足だった。米国だけで少なくとも100万台の需要はあったが、それに応えることができなかった」と述べた。2006年末頃から次第に供給不足は解消され、2007年1月中頃には生産出荷台数(主にソニーがゲーム機の販売台数の代わりに用いる、生産拠点からメーカーの倉庫などへの出荷数。小売店への出荷数とは異なる)国内100万台、全世界200万台を達成したと報道された。
2006年11月17日の米国発売日には販売店の前で2人組の強盗による発砲事件が発生、購入のために並んでいた客数人が怪我をした。12月4日には、ノースカロライナ州ウィルミントンで大学生からPS3を強奪し逮捕状が出た18歳の同大学生が警官に自宅で射殺される事件が発生。死亡した大学生の手にはPS3のコントローラが握られていた[60]。この事件は警察側が245万ドルを遺族に支払って終結した[61]12月5日には茨城県の運送会社の荷物置き場から、保管中のPS3が180台(計約950万円相当)がパレットごと盗まれ[62]、出入り業者の運転手の男と無職の男が逮捕された。
欧州版やオーストラリア版は国内や米国で発売されているモデルより互換性が低いが、価格は他のハードと同様に日米よりも割高である。しかし急激なユーロ高を勘案すれば、円/ドル換算の価格はある程度割り引いて考える必要がある。欧州では、発売からの累計販売数ではXbox360には劣っていて、PS2には抜き返されてしまっている。量産体制が整った状態での販売開始のため、発売週の販売台数はWiiを上回ったがやはりXbox 360には劣っている。欧州版の購入者でPLAYSTATION Networkに登録した先着50万人にBlu-ray Discビデオソフト「007 カジノ・ロワイヤル」を提供した[63]
2007年英語版ウィキペディアにあるPS3の記事(w:en:PlayStation 3)にて、マイクロソフトからのIPアドレスを介した編集が行われ[3]、「PS3は最も悪いハードであると思われる」などネガティブな編集をしたことが発覚し、マスコミで報道され話題になる事件が起こった[4]。ただし、この事件は同様にWikipediaにおいてソニー内部からXbox360ソフトに関して批判的な編集がなされた事が発覚した後の出来事である[5]
2008年からCellの強力な性能に着目したアメリカ空軍では、米国空軍研究所合成開口レーダー画像処理などの最先端研究用にPlayStation3を2016台を連結しクラスターシステムを2010年に構築した(コンドルクラスターと呼称)[64]
2007年3月22日 最新システムソフトのダウンロードで スタンフォード大学のグリッドコンピューティング「Folding@home」へ参加できるようになった。当時の参加台数は約2万8千台であったが、性能は地球シミュレーターの15倍にもおよび、他のパソコン約20万台分以上の性能を出して、同プロジェクトの処理能力が2倍以上に向上した。(東洋経済2007年4月7日号)
2010年4月1日のアップデートでLinuxなど他のOSをインストールする機能を削除した[65]。セキュリティ上の理由とされているが、この機能の削除は「不公正であり、詐欺的である」として、ユーザーに集団訴訟を起こされた[66]ほか、自作ソフト(Linuxインストール機能の復活など)を正規のものとPS3に認識させてしまうルートキーの解析[67]などが行われた。
台数とハード販売戦略
SCEのCEOとしてPS3の開発を主導した久夛良木健は、PS3の発売以前のインタビュー記事において「PS3が従来のゲーム専用機の枠に留まらない、エンタテインメントに特化した家庭用スーパーコンピュータ」であることをアピールした[68][69]。ここで言う「エンタテインメントコンピュータ」とはゲーム、オーディオ・ビジュアルを含む広範な娯楽環境の提供、またパソコンと同様の“誰もが自由にソフトを制作できるオープンな開発環境を持つ”ことも意味し、ソフトウェアをユーザーが独自に開発できる環境(Linuxなど)を提供することで、PS3というハードの魅力に惹かれたパワーユーザーが独自のソフトを開発することも見込んでいた[補足 2][70]
2007年6月に久夛良木の後継としてSCEのCEOとなった平井一夫は前任者のメッセージが伝わりきっていない懸念を持ちながらゲーム機としての側面をアピールした[71]。2008年6月の中期経営方針説明会にはソフトの重要性を語りながらも、新規ユーザの獲得としてノンゲームとネットワークにも焦点を当てるとも説明した[72]
しかし、売上に関しては、Blu-ray DiscHD DVD規格争いが終結していない最中で陣営戦略を含めての開発・製造となったために、生産体制の遅れや初期価格の高騰を招いたこと、ハード高性能化に伴う開発コストの上昇などにより多くのソフトウェアメーカーが参入に慎重な姿勢を示したことなどで出だしに大きく遅れをとり、そして競合ハードであるWiiが新規ユーザやライトユーザのシェア獲得に成功した、約1年先んじて発売したXbox 360が海外で大きな市場を事前に築いたなどが重なり、PS2と比較して苦戦を強いられることとなった。
後に生産体制が整い、新型の発売とともに大幅な低価格化に成功し、ソフトラインナップが充実するにつれ、CECH-2000A型発売以降は売り上げが安定していった。2012年12月末時点での世界出荷台数は7700万台となり、発売7年目にして競合ハードのXbox 360を抜き2番手となった[73]
2013年11月6日11月2日に世界累計売上台数が8000万台に到達したと発表した[2]
ソフトウェアメーカーの動向
PS3はサードパーティーのマルチプラットフォーム作品の開発に大きな影響を与え、同じHDゲーム機であるXbox 360との組み合わせが多くなり、PS2互換性を排してからは一部ソフトがPS2との組み合わせでも発売されるようになった[補足 3]。RAMの容量に関しては、Xbox 360では512MBをCPU/GPUで共用し、PS3ではMain RAM 256MB、GPU RAM 256MBの独立形式であるため、それぞれのOSで消費する容量を考えなければ容量の違いはほとんどない[補足 4]。グラフィック面等で劣るマルチ作品が一部にあった理由は、非対称型マルチコアを多数使用することによるミドルウェア開発の困難さに起因する。2007年12月、米国SCEのCEOジャック・トレットンは、「サードパーティーは、PS3版の開発を先行させて後で別プラットフォームに対応させ始めている」と発言した[74]。これに対しルーカスアーツの開発チームはXbox360用エンジンを開発後、PS3用に移植を進めたがエンジンがバージョンアップするたびにXbox360版と同じ表現を出せなかったため、PS3専用の開発チームを作ったと上記のトレットンとは逆のことを述べている[75]。原因の一つにSCEがライブラリの整備を怠っていることをサードの開発者は指摘する[76]バイオショックのPS3版は移植作業に3つのスタジオと14人ほどのスタッフをかり出すことになったという話もある。
PS3用ソフトウェアの開発が難しいと言われる理由は、3DCGを多用したタイトルをマルチプラットフォームで発売する場合において、Xbox360やPC向けの設計をそのままPS3に適用した場合:十分なパフォーマンスを得られないためだとの分析がある[77]。これは、PS3のグラフィック性能を十分に引き出すためには設計段階からPS3に特化しなければならないことを意味する。
開発費問題は同一社の定量的な調査では「(PS2の)2倍もいっていない。工数を上がらないように作ろうと思えば作れる」[78] などPS3ならではのゲームを作成するためにはPS2と比較し高騰しており、開発工程低減が重要視されている。 PS2並のゲームを作成する場合においては、PS3の大容量かつ高速なメモリやブルーレイディスクCellプロセッサの処理速度から、余計な調整の工程を省きつつも見栄えもよくすることができるため、かえって負担は軽くなると開発関係者は語っている[79]。EpicのUE開発者は講演の中で従来のシングルスレッドプログラムの5倍と答えている(EpicがPS3でリリースしたソフトはUT3の一本のみ)[80]
アクティビジョン・ブリザードのCEOはソニーがハードウェアの値下げでユーザーを拡大し、ソフトウェア販売の鈍化を止める気がないのなら2010年〜2011年を見て、PSPとPS3向けソフトのサポートを続けるかどうか、検討する可能性があると発言した[81]。これに対してソニー会長は「アクティビジョンCEOは、注目を集めることを好む。われわれは互いに圧力を掛け合っており、これは戦略」と述べ、ビジネス上よくある駆け引きだと一蹴した[82]
修理先の違い
PS3本体の修理先は3つに分かれており、CECHA00〜CECHQ00までが岩手県一関市、CECH-2000〜CECH2500までが千葉県東金市、それ以降の型番は千葉県木更津市へ送るように案内されている[83]なお、送り先はそれぞれ「プレイステーションクリニック」となっているが、実際には木更津(ソニーEMCSの木更津テックが担当)以外は外注会社による担当である(岩手県の修理先は岩手テック[6](日本マニュファクチャリングサービスの1部門であり、EMCSのテックとは一切関係ない)、東金市の修理先はアドレス・サービス[7]の担当)。
世界万能対談
世界万能対談とはPS3と万能ねぎによる対談でPS3の機能を紹介する対談である2010年12月11日現在9種類のCMが存在する。
  • タイトル
    • #1 万能とは
    • #2 新色・増量PS3®
    • #3 torne(トルネ)™で地デジ録画
    • #4 テレビでインターネット動画
    • #5 PSP®「プレイステーション・ポータブル」でできること
    • #6 PS3®は3D対応
    • #7 PlayStation®moveが新登場
    • #8 3D何でもPS3®で
    • #9 PS3®でAVチャット
世界万能「生」対談
さらに、このCMから派生したインターネット宣伝番組が『世界万能「生」対談』である。ニコニコ生放送Ustreamおよび世界万能対談ホームページでリアルタイム配信された。PS3、万能ねぎのほかにゲストを交えてPS3の機能を紹介する。また、番組と同時に行われたアンケート「世界万能調査」に回答すると、PS3と万能ねぎの「万能セット」などが当たるプレゼントが実施された。回によっては2コン、たまねぎ、PS3(クラシック・ホワイト)、Moveちゃん、3コンといったこの番組独自の新キャラクターも登場する。

問題点[編集]

世界規模のシステム障害
2010年3月1日PlayStation Networkの世界規模の障害が発生し、新型PlayStation 3以外では時計の表示エラーが原因とされ、以下の現象が確認された[84]。同問題はPlayStation 3が2010年をうるう年と誤認識していたことが原因であったため、3月2日(GMT)になった時点(内蔵時計で3月1日)で解消された[85]
  • 時刻が『2000/01/01』になり、PlayStation Networkにログインしようとすると『エラーが発生したため、“PlayStation Network”からサインアウトしました。(8001050F)』と表示。
  • ゲームを起動しようとすると『トロフィー情報の登録に失敗しました。(8001050F)』とエラーが表示され、トロフィーデータが表示されなくなる。
  • インターネット経由での日付と時刻の設定を行うと『時刻設定に失敗しました (8001050F)』とエラーが表示。
個人情報流出事件
2011年4月には約7700万件分の個人情報流出事件が発生した。
  • 2011年4月14日より断続的にPlayStation Networkへの接続が途切れるようになり、米国時間4月19日(日本20日)、米国にあるサーバーで異常な動きを確認。そして、米国時間4月20日(日本21日)にはサーバ全体の障害に発展した。
  • このネットワーク障害により、日本時間4月27日付けにて「住所」や「氏名」といった個人情報、「PSNのID、パスワード」、「クレジットカード番号、各種購入履歴」などが全世界で約7700万件漏洩した可能性があると発表。各個人にEメールにて呼びかけを行った。障害発生から1週間後にこの事が発表されたことにより、ユーザー各所から反感を買うこととなる。
  • SCEは5月1日(日本時間)、「段階的にPSNのサービスを再開していき、完全復旧は5月中を予定している」と会見で公表した。
  • なお、以前からPSNを攻撃のターゲットにしていたAnonymousは当初、PSNの本障害について「一切無関係である」と答えていたが、5月5日(米国時間5月4日)、PSNサーバーより『Anonymous』ファイルが発見されたが、サーバにそのようなファイルはなかったなどの報道もあり、真偽は不明である。6月10日に逮捕されたアノニマスのメンバーのPCからはPSNへのクラッキングを行った証拠がなかったため釈放されている。
  • 5月28日、37日振りに日本およびアジア諸国のサービスを一部再開することと、ユーザへのお詫びとして無料提供されるゲームのタイトルが発表される。PS3のラインナップは、『The Last Guy』、『おいでよロコロコ!! BuuBuu Cocoreccho!』、『無限回廊 -序曲-』、『WipEout HD』、『ハスラーキング』の5タイトルの中から2本。
  • この事件の詳細やPS3が関与しないPSN障害に関しては、上記リンクを参照。
違法コピー問題
  • パッケージソフトの場合、ディスクを複製できてもPS3においてコピーディスクを起動することは難しいとされていた[86]。しかし、2010年8月にPS3に特定のUSB機器を刺すだけでゲームディスクのバックアップとディスクレス起動を実現したjailbreak(脱獄)が公開された。翌9月には公開したチームとは別のチームがjailbreakに必要なソフトウェアをオープンソース化したと発表した。さらに同年暮にはPS3の電子署名アルゴリズムが解析されたとハッカーカンファレンス27C3で発表され、これまでより容易にコピーディスクの起動およびiso起動とカスタムファームウェアでのPSNへの接続が可能となった。後のファームウェア更新によってjailbreakが使用していたセキュリティホールは塞がれた。
  • ダウンロードソフトについてはプロダクトコードを他人と共有して使用するWarezが容易であるが、ゲームによってはネットワーク機能の使用不使用に関わらずプレイ時にネット接続を必須とさせるなど、独自の対策が進められている。

脚注[編集]

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補足[編集]

  1. ^ 文献種別A、文献番号2009-527836 国際出願されたものが日本国公表されたものであり、この後に審査を経て成否が判断される(特許・実用新案公報DB)。
  2. ^ ただし、ライセンシー向けの開発環境と違って、Linux上ではPS3の持つ100%の能力が使える訳ではない。
  3. ^ しかし、『レインボーシックス ベガス』のように、旧世代のゲームエンジン(UnrealEngine2.5)を使用したことが原因でグラフィックに差が見られる例もあった。
  4. ^ PS3ではCPU/GPUがそれぞれ相手のRAMにもアクセスできるが、GPUとなるRSXがGeforce7800Gtx相当のものを使用しているため、全く同じという訳にはいかない。システムのバージョンアップ作業ではメモリーとの葛藤もあるとPS3ファームウエアの開発陣が語っている(AV Watch(西田宗千佳のRandomTracking):新ファームウエア詳細をSCEに聞く)。

出典[編集]

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  2. ^ a b プレイステーション3の全世界累計売上台数が8000万台に到達、ファミ通.com、2013年11月6日
  3. ^ プレイステーション3の国内累計販売台数が500万台を突破、ファミ通.com、2010年4月13日
  4. ^ 2009年の日米英年間ランキング発表、1位は『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア2』、ファミ通.com、2010年2月4日
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  86. ^ 台湾の違法コピー事情

関連項目[編集]

外部リンク[編集]