ウォークマン

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各種Walkman
右上から時計回りに、カセットウォークマン、MDウォークマン、メモリースティックウォークマン、CDウォークマン
WM-2
Walkman II
Interior of a Walkman II

ウォークマン: WALKMAN)はソニーが販売するポータブルオーディオプレイヤーシリーズ[1]

概要[編集]

ポータブルモノラルテープレコーダーの「プレスマン」からスピーカーと録音機能を省きステレオ再生専用ヘッドに置き換えステレオの再生に特化したものとして誕生[2]

発売当初のマスコミの反応は芳しくなく、人目に触れなければとの考えから宣伝部や営業スタッフはウォークマンを身につけ山手線を1日中ぐるぐる回るという作戦にでる。日曜日には若いスタッフにも製品を身につけさせ、街中をあるかせた。さらに影響力のある有名人にも製品を提供するなどして認知を高めていった。こうした工夫された広告・宣伝活動により発売1ヶ月で3000台ほどの売上から、翌月には初回生産3万台を全て売上げ供給不足が半年間続くほどの人気となった[2]

商標について[編集]

日本では最初からウォークマンの商品名で発売されたが、文法に合わない和製英語であるウォークマン(Walkman)を避けて、海外では当初他の商品名で発売された。アメリカではウォーク・アバウツ=歩き回る、ラン・アバウツ=走り回るからの造語で「サウンド・アバウツ Sound about」、イギリスでは密航者を意味する「ストウアウェイ Stow away」、スウェーデンでは「フリースタイル Free Style」の商品名で発売された。しかし、来日した音楽家らによって日本からウォークマンが土産として“輸出”され、オピニオンリーダーである彼らの口コミにより日本国外でも「ウォークマン」の知名度が高まったことから、1年も経たずにウォークマンに統一された。黒木靖夫によると、この判断には、当時の社長盛田昭夫の独断的な決定があった[3]

2002年、オーストリア最高裁判所は「ウォークマン」がポータブルオーディオプレイヤーの一般名称と化しており、ソニーは商標権を失っているとする判決を下した。現在でもオーストリアにおいて、ソニーは「ウォークマン」の商標を独占使用出来ない[4]

2006年中にCDウォークマン・MDウォークマン・(カセット)ウォークマンの殆どとHDD型Aシリーズの機種を生産終了させ、フラッシュメモリ型の「ウォークマンA/S/Eシリーズ」の展開に経営資源を集中させるようになり、iPodおよびiPhoneとのライバル関係が続いている。差別化を図るため、音質(イコライザ、ノイズキャンセリング、リニアPCMでの非圧縮録音など)とデザイン面に力を入れてシェアを延ばしている。

初代ロゴは広告宣伝用と製品貼り付け用の2種類があり、前者は「A」の文字から足が生えていた。1980年代のテレビCMでは、「A」の文字から生えた足が歩き出すというグラフィックで「WALKMAN」ロゴを表示していた。1990年代に入ると広告宣伝用ロゴは使われなくなったが、製品貼り付け用のロゴは2000年4月まで使用された。

現在の「WALKMAN」ロゴは2代目である。2000年5月より使用され、「W.WALKMAN」と呼ばれている。なお、ビデオウォークマンにはこれらのロゴは使用されなかった。

開発経緯[編集]

カセットテープタイプの初代ウォークマンの開発を言い出したのは、当時会長であり、創業者の一人でもあった、盛田昭夫であった。開発のきっかけは、当時名誉会長であった井深大が機内できれいな音で音楽が聴けるモノを作って欲しいと、当時オーディオ事業部長であった大曾根幸三に依頼するところから始まる。大曾根は周りにあったテープレコーダー、ステレオプレスマンを改造したヘッドホンステレオによるプロトタイプを井深に渡したところ、その性能に驚いた井深が、直ぐに盛田に聴かせ、その可能性に気がついた盛田は商品化を命じることになる。

当時社内から、録音機能の無いテープレコーダーは絶対に売れないと反発されたが、それを押し切り開発を続行、思いのほか音質が良いと感じたと言う。

実際の開発は黒木靖夫のデザインコーディネイトのもと大曾根部隊のエンジニアによって行われた。のちに黒木靖夫はウォークマン開発の功績によりソニー取締役になった。

黒木は2007年7月に癌のためにこの世を去り、多くの経済紙などが「ミスターウォークマン」の訃報を取り上げた。ウォークマン発売後もさまざまな商品を世に送り出し、ワールドカップサッカーフーリガン対策に開発された「透明な盾」のデザインなども行っていた。また、自身が開発したウォークマンを脅かす存在の、iPodに対しても高い評価を与えていたと言う。ソニーに対する思い入れは強く「ソニーは本当にダメになった」などと近年の失速を嘆いていたと言う。

規格[編集]

ウォークマンからは、いくつかの規格が生まれた。ステレオヘッドホンの接続端子の規格としてステレオミニプラグとマイクロプラグ、そして充電池の規格としてはガム型電池である。

ヘッドホンプラグ[編集]

初代 アラカルトヘッドホンでない
リモコン付属モデル
アラカルトヘッドホン 1997年秋
以降
現行のウォークマン
本体のヘッドホン端子 ステレオミニ ステレオミニへの
変換プラグが付属
変換プラグ付属
→ステレオミニ
ステレオミニ・5極プラグ
(ステレオミニ併用)
本体のリモコン端子 なし 9極プラグ 9極プラグ
→ステレオミニ併用型
ステレオミニ併用型
リモコンのヘッドホン端子 リモコンなし リモコンとヘッドホンが
一体で分離不能
マイクロ ステレオミニ リモコンが付属しない製品が多い
マイクロプラグ(左)とステレオミニプラグ(右)。ともにウォークマンが生んだ規格である。
ステレオミニプラグ

既存の部品の組み合わせで開発された1979年発売の初代ウォークマン「TPS-L2」にあって、ステレオミニプラグはただ一つ新規開発された部品であった。当時ステレオのヘッドホンは標準プラグによるのが普通で、ミニプラグにはモノラルのものしかなかった。そのためウォークマンの試作機ではモノラルのイヤホン端子を2組使ってステレオヘッドホンを接続していた[5]が、市販化までにステレオのミニプラグとそれを受けるジャックが新規に開発された[6]。このステレオミニプラグはソニー以外の製品にも広く採用され、デファクトスタンダードとなった。

マイクロプラグ

1987年頃からのウォークマンでは、従来一体であったリモコンとヘッドホンを差し替えできるようにした「アラカルトヘッドホン」を採用したが、リモコンとヘッドホンとの接続にステレオミニプラグよりさらに小さい「マイクロプラグ」という新規の規格を採用していた。デファクトスタンダードとなったミニプラグと違って、こちらはデファクトスタンダードとはならなかった。当初の本体とリモコンは「9極プラグ」と呼ばれる独自の平形端子で接続され、ステレオミニプラグ用の変換プラグが付属した。1993年頃以降の機種では9極プラグを廃してステレオミニジャックとリモコン端子を併用して接続する形式に変更され、リモコンを使わなければ直接本体とステレオミニプラグ端子のヘッドホン類との接続が可能にはなった。

1994年頃にステレオミニプラグ-マイクロジャックの変換コードがソニーの接続コードアクセサリーで用意され、リモコンが使える状態で他社製のヘッドホンや外部機器にも接続できるようになった。一方、1990年代から1997年後半までに発売されたソニーの単品(汎用型)オープンエア型ヘッドホンは本体と直結したケーブル長0.3m程度の部分はマイクロプラグ端子で、ウォークマンのマイクロジャック端子のリモコンと接続することを前提とした設計がされていた。同梱のステレオミニジャック変換を兼ねた延長用ケーブルを接続することでステレオミニジャック機器と接続できるようになっている。このマイクロプラグ-ステレオミニジャックのケーブルも接続ケーブルのアクセサリーで付属品と同等品が発売されていたが、やや長い(0.8m程度)ため、この変換ケーブルを通じてステレオミニジャック転換後のウォークマンリモコンとの接続には取り回し面で不便が生じた。

単品ヘッドホンはマイクロプラグ部分をステレオミニプラグへの変更を経て、現在もヘッドホン本体は短いケーブル+延長ケーブル同梱という事実上のセパレートケーブル構成が踏襲されている。

ディスクマンやMDウォークマンにおいても採用されてきたが、ステレオミニプラグと違って他社の採用はなく、1997年9月の新機種よりリモコン・ヘッドホン間の接続にも本体・リモコン間と同じステレオミニプラグを使う方針転換を行った。転換と同時に単品販売されたMDウォークマン用のスティック・コントローラーでは、ステレオミニジャック転換前のMDウォークマンでの使用を想定し、ステレオミニプラグのヘッドホンを同梱していた。

2011年現在でもマイクロプラグ仕様のヘッドフォンイヤフォンおよび変換プラグは生産されている。ヘッドフォンに至ってはかつてノイズキャンセリング機能の付いた最新鋭のものも発売されていたことがある。これらは品番にMPが付けられている。しかし、ごく一部の大規模家電量販店を除きほぼ店頭で見かけることは無く、取り寄せや通信販売などの限られた方法でしか入手ができない。これに対して、ステレオミニプラグの製品はソニー以外からも豊富に発売されており、容易に入手が可能である。

ノイズキャンセリング用5極プラグ

2006年秋からはノイズキャンセリング機能を本体に内蔵したウォークマン(デジタルオーディオプレーヤー型)Sシリーズの登場により、ステレオミニプラグにマイク用の接点を増やした5極プラグが登場した。5極プラグ採用のヘッドホンは2008年以前のノイズキャンセリング機能搭載モデルのウォークマン以外では使用できないが、ステレオミニプラグのヘッドホンは変換アダプターなしで使用できる。

2009年モデルからはステレオミニプラグと同一形状の新5極プラグが採用された。新5極プラグは一般のヘッドホンジャックに差し込み、通常のヘッドホンとしても使用できる(ノイズキャンセリング機能は使用不可)。

ガム型充電池[編集]

ウォークマン用ガム型充電式電池(上の黄緑色の帯の方がニッケル・カドミウム蓄電池、下のオレンジ色の帯の方がニッケル・水素充電池) 専用充電器
ウォークマン用ガム型充電式電池(上の黄緑色の帯の方がニッケル・カドミウム蓄電池、下のオレンジ色の帯の方がニッケル・水素充電池
専用充電器

1985年に本体の電源として単三型電池より小型のガム型充電式電池を開発。こちらも他社の製品にも広く採用され、デファクトスタンダードとなった。これ以降本体の電池投入口はガム型充電池用のみ搭載し、乾電池は外付けのケースに入れる形式が他社製ポータブルオーディオを含めて浸透した。CDプレイヤーについては単三型電池(アルカリ乾電池または充電式電池)を使用する形態が続き、「ディスクマン」が「CDウォークマン」に一新されて1年経過した1999年秋モデルより本格採用が始まった。MDウォークマンは1996年モデルから再生専用機で、1998年からは録音再生機でも採用された。1997年の「MZ-EP10/EP11/EPS11」では乾電池型電池かガム型電池のどちらかを本体内に収納できるようにして、乾電池型電池を電池ケースなしで使用できるようになっていたが、本体サイズが通常の機種に比べて大型化してしまうことや、乾電池とガム電池の併用などによる長時間再生ができないという欠点があったためか、再生専用機では前述の3機種・同年秋のMZ-E25・翌年のMZ-E33の5機種のみで姿を消した。

MDウォークマンリンク[編集]

1998年夏モデルのミニコンポMD pixy DMC-MD777」への搭載により登場。当時は、MDデッキのダブルデッキ化が一般的ではなく、ダブルMDデッキ搭載モデルの価格が高かったこと、低価格コンポが登場していたことから、低コストでMDダビングができるシステムが早急に望まれた。その答えの1つが、MDウォークマンをもう1台のMDデッキとして使うことであった。MD pixy2機種と高級志向のマイクロコンポJMD-7にMDウォークマンリンク端子が搭載されたが、それ以上の展開はされなかった。

MDウォークマンリンクは、MDウォークマンとMD pixyとを専用ケーブルを用いて繋ぐことで、MDダビングやテキストコピー、シンクロ録音、MDウォークマンの再生が可能であった。リモコン端子搭載モデルのMDウォークマンであれば使用が可能。デジタル信号によるMDダビングでは、SCMSにより2世代以降のデジタルコピーが禁止されているが、MDウォークマンリンクは、ダブルMDデッキでのMDダビングと同様にアナログ接続であるため、SCMSの制約は受けない。また、MDウォークマンのリモコン端子に接続しているので、MD pixyへコマンド信号が送信されて[7]、テキストコピー、シンクロ録音はもちろんのこと、コピー元のMDと同じトラックで分割される(ギャップレスのMDも同様に分割される)ため、手動でのトラック分割は不要である。

MD Link Plus[編集]

1997年に発売されたCDラジカセ「ZS-D7」への搭載により登場。当時はMDデッキが一般的ではなく、MDを搭載しないラジカセも多数販売されていたことから、録音再生MDウォークマンをMDデッキ代わりにして、MDラジカセ感覚で使うスタイルが提案された。MDウォークマンとラジカセ付属の専用ケーブルを用いて繋ぐことで、MDウォークマンの再生、シンクロ録音、充電が可能であった(CDのデジタル録音には別途光デジタルケーブルが必要)。

1999年には2代目の「ZS-D70」が発売された。機能はZS-D7とほぼ同じであるが、前年のMZ-R55から動作電圧が3Vに変更されたため(従来は6V)、DC-DCコンバーターユニットを介して動作電圧を3Vに変更する機能が追加された。

WM-PORT[編集]

デジタルオーディオプレーヤー型ウォークマンにおいて様々な周辺機器に接続できるようにするため、2006年秋発売のNW-S700F/NW-S600シリーズから採用された。NW-A3000/NW-A1000に搭載された42ピンプラグを、使いやすいように22ピンヘコンパクト化してキャッチーな名前にしたものであるが、42ピンプラグとWM-PORTに互換性はない。iPodの「Dockコネクタ」の仕様に似ているが、こちらの方がよりコンパクトである。サポートされている周辺機器は、WM-PORT搭載の機種ではWM-PORT対応の周辺機器であれば接続でき、NETJUKEの接続にも対応している。尚、PCとの接続など接続時に操作ができない組み合わせもある。

WM-PORTでは、従来からの楽曲転送やバッテリー充電の他に、「ダイレクトエンコーディング」、「マイク録音」、「Bluetoothトランスミッター接続」、「NETJUKEとの接続」、「録画機能(一部機種のみ)」に対応している。また、DMPORT端子搭載のAVアンプとの接続に関しては、専用ケーブルを接続することで、ウォークマンに転送された楽曲を再生することができる。

WM-PORT対応の周辺機器は、ソニーから発売されていたが、2008年の9月のプレスリリース[8]によると、ソニーはライセンスプログラム「Designed for Walkman®」を開始し、ライセンシーに対して「WM-PORT」の仕様を公開するとしている。これにより、様々なメーカーにて、ウォークマンと接続して楽しめる専用アクセサリーの製造・販売が可能となり、ライセンシーはソニーによって認定された「WM-PORT」搭載商品のパッケージ等に「Designed for Walkman®」ロゴを使用できる。

なお、ロジテックは「Designed for Walkman®」に準拠した「WM-PORT」搭載アクセサリー4機種、FMトランスミッター2機種、サウンドレコーダー、アクティブスピーカーを販売している[9]

WM-Port対応ウォークマンにはアクセサリーアタッチメントが付属し、一部の周辺機器とはこのアタッチメントをはめ込んで使用する。当初はアタッチメントの形状は円形であったが、2009年秋からは円形に加え楕円(オーバル)形も付属するようになった[10]。2010年モデルからは円形はオプション扱いとなっている。

種類[編集]

製品一覧についてはウォークマンの製品一覧を参照

現行[編集]

CD(コンパクトディスク
CDウォークマン。1984年に初代のD-50発売[11]。当初は「ディスクマン (Discman) 」と呼ばれており、後に8cmCD専用機として「CDウォークマン」の商標が登場したが、1998年10月以降「ディスクマン」と「CDウォークマン」が統合され現行名に改称。2012年時点での販売機種はエントリーモデルのD-EJ002(2005年発売)と、MP3ファイルでの音楽が再生できるD-NE241(2010年発売)の2機種である。D-NE241は2010年発売のため新機種と思われがちだがD-NE241(JE)という2006年に発売した海外モデルをベースに、ACアダプターとパッケージ・説明書を日本国内向けとしたものに過ぎない。またこのD-NE241が多機能モデルの後継機となるが、リモコンは画面なしなど前機種よりも劣る。過去の製品についてはウォークマンの製品一覧#CDも参照のこと。
内蔵フラッシュメモリーデジタルオーディオプレーヤー/旧称 ネットワークウォークマン)
現在の主流的存在。2000年6月ライター型のNW-E3(64MB)が発売。現在単に「ウォークマン」と表記した場合、公式上はこのフラッシュメモリー型を指す。当初はネットワークウォークマンと表記したが、2005年のAシリーズ発売時に「ウォークマン(当初はEシリーズ)」へと改称した。カセット型との区別のために「(メモリータイプ)ウォークマン」や旧称の「ネットワークウォークマン」と表記されることもある。2006年モデルからAシリーズ(上級機種)、Sシリーズ(機能特化機種)、Eシリーズ(エントリーモデル)とカテゴライズされ、後にWシリーズ(イヤフォン一体型機種)、Zシリーズ・Fシリーズ(以上Android搭載機種)を展開。iPodシリーズとの競合関係で知られる。2009年〜2010年にはXシリーズ(最上級機種)も存在した。また海外向けにはBシリーズ(Eシリーズよりさらに機能を絞り込んだモデル)もある。

過去[編集]

カセットテープ
かつては単にウォークマンと表記されていたが、2005年にソニーがフラッシュメモリー/HDD型の呼称をネットワークウォークマンからウォークマンへと改称したため、区別のため「テープウォークマン」もしくは「ウォークマン(テープ)」と表記されることがある。1979年の初代ウォークマンTPS-L2を筆頭に、2000年ごろにかけて、ヘッドホンステレオの筆頭的存在であった。2000年代前半までは録音機能・ラジオ(シンセサイザーチューナー)をそれぞれ搭載しつつ、音質・スタミナ・コンパクトさなどをテレコと差別化した録再/ラジオ内蔵機種や、1980年代末から1996年頃まで子供向けのモデルが「My First Sony」ラインナップの一つとして存在した。
2010年4月末で国内向け出荷を終了し、店頭在庫分のみの流通となる[12][13]。なお、ウォークマンにカテゴライズされないソニー製のポータブル型カセットレコーダー(録再機能・ラジオ搭載型など)は「テレコ」としてラインナップされており、音質やコンパクトさなどに重視しない機種として存続していたが、これも2012年12月をもって生産を終了している。
ラジオ
ラジオウォークマン。ラジオ受信機能のみを搭載した機種。1980年に初代のSRF-40発売。日本市場では1980年代の一時期発売された。なお、ソニーの携帯型ラジオは従来通り別カテゴリで引き続き発売されているほか、ラジオチューナーを内蔵したウォークマンも発売されている。
ビデオテープ
Videoウォークマン。1988年に初代のGV-8発売。現在発売機種はない。同社のハンディカムブランドのポータブルビデオレコーダーは現在も発売されている[14]
DAT
DATウォークマン。1990年に初代のTCD-D3発売。2005年にTCD-D100の生産出荷完了をもって姿を消した。過去の製品についてはウォークマンの製品一覧#DATも参照のこと。
MD(ミニディスク
MDウォークマン。1992年11月1日に初代の録再機MZ-1と再生専用機MZ-2P発売。1990年代後半〜2000年代前半の筆頭的存在であった。2008年末に最終機種のMZ-N920の生産が終了となり姿を消した(再生専用機の最終機種は2003年10月10日発売、2006年夏に生産終了のMZ-E520)。ただ、その後も上位規格Hi-MD対応の高性能録再機MZ-RH1が2011年まで生産された。過去の製品についてはウォークマンの製品一覧#MDも参照のこと。
Hi-MDミニディスク
Hi-MDウォークマン。2004年1月に同社によって規格発表、2004年7月10日に初代の録再機MZ-NH1/MZ-NH3Dと再生専用機MZ-EH1発売。MD規格の上位版だがデジタルオーディオプレーヤーの爆発的な普及時期と重なり普及しなかった。2011年9月に最終機種のMZ-RH1の生産が終了となり姿を消した(再生専用機の最終機種は2005年11月20日発売、2009年春頃に生産終了のMZ-EH50)。過去の製品についてはウォークマンの製品一覧#MDも参照のこと。
また、MZ-RH1の生産終了発表と同時にHi-MDディスクの生産終了も発表され、通常のMD規格よりも機器・ディスク共に先に消滅した(通常MDディスクは継続販売されているほか、一部据え置き機器が現在も販売されている)。
ビデオCD
Video CD ウォークマン。1996年c6月21日に初代のD-V500が発売。現在発売機種はない。
DVD
DVDウォークマン。1998年に「DVDディスクマン」として初代機種「PBD-D50」「PBD-V30」発売。その後、2001年11月21日に改称したD-VM1が発売[15]。2006年発売のD-VE7000Sの生産完了をもって姿を消す。ソニーのポータブルDVDプレーヤーはBDZシリーズなどビデオ機器のカテゴリーに移動し、現在も発売されている[16]。(但しEMS製でオーソドックスな性能となっており、ウォークマンブランドではない。)。
メモリースティックデジタルオーディオプレーヤー/旧称 ネットワークウォークマン)
メモリースティックウォークマン(MS WALKMAN)、後にネットワークウォークマンと表記する。1999年12月21日に初代のNW-MS7発売[17]。メモリースティック専用であったが、メモリースティックデュオと内蔵フラッシュメモリー両対応の過渡期を経て、内蔵フラッシュメモリー専用型にバトンを渡す形で2003年のモデルを以て姿を消した。
内蔵ハードディスクデジタルオーディオプレーヤー/旧称 ネットワークウォークマン)
ネットワークウォークマン。2004年7月10日に初代のNW-HD1が発売[18]。1インチHDDを搭載。2005年11月19日発売のNW-A3000/A1200/A1000から「ウォークマン Aシリーズ」となるが、その後のフラッシュメモリータイプの大容量化・低価格化に伴い1年余りで生産完了となり姿を消した。

歴史[編集]

創成期[編集]

1979年にウォークマン1号機「TPS-L2」が発売された。「音楽を携帯し気軽に楽しむ」という新しい文化を創造した。小型化・軽量化・薄型化を限りなく追求したのもウォークマンの歴史であった。

1983年に発売された「WM-20」は、カセットケースサイズを実現するために、伸縮ケースと超扁平薄型モーターを採用し、1985年に発売された「WM-101」では、さらなる薄型化を実現するためにガム型充電式電池を初採用した。1987年に発売された「WM-501」では、ガム型充電池を本体内蔵型に変更することで、初めてカセットケースサイズを下回った。

一定の効果を得たことで、登場したばかりのCDに注目するようになる。しかし、カセットテープとは異なり、CDでは「音飛び防止」が長年の課題でもあった。

ソニーは1992年発売のD-515において、他社に先駆けて電子音飛び防止技術のESP(「X秒音飛びガード」)を開発し、ESPを搭載したディスクマンを「ディスクマンESP」として差別化して販売した。音飛び防止技術は徒歩などの突発的な振動によってピックアップ部の読み出しが失敗して発生する音飛びを、再生中のCDデータを先読みしてメモリに記憶して、読み出し失敗時にメモリから読み出すことで音飛びを抑える機能である。音飛び防止技術搭載の製品に需要があったこともあり、普及するのは時間の問題であった。以降は改良を重ね、1998年1月のD-700/800にて「連続音飛びキャンセラー(ESP2)」が登場。音飛び防止技術がESPから連続音飛びキャンセラーへ進化するのにあわせて、ブランドもディスクマンESPからCDウォークマンへと変更され、1998年11月のD-707/808の「高音質連続音飛びキャンセラー」、1999年7月のD-E01(15周年記念モデル)の「G-PROTECTION」へと、ESPのギミックおよびメモリ容量を改良し進化することとなる。

カセットでは、1990年以降から液晶リモコンの採用、頭出し機能(AMS)やホールドシャッターの搭載、スタミナ再生を打ち出していき、1994年にはウォークマン15周年記念モデルとして「WM-EX1」を発売する。前機種の「WM-EX999」とは比較にならないほどの先進機能を次々に搭載したことや使い勝手を考慮したデザイン設計が支持を得て、ウォークマンの大ヒット商品となった。1990年代がウォークマンの最も絶頂だった時期でもあった。1996年には本体とリモコン一体型イヤホン間を独自のアナログ無線通信によりワイヤレス化した「WM-WX1」を発売。1998年にその後継機種である「WM-WE1」「WM-WE7」と、リモコン接続端子をマイクロプラグからステレオミニプラグに変更し、連続再生96時間という当時最長を誇った「WM-EX9」を発売。これ以降、ポータブルCD/MDプレーヤーやデジタルオーディオプレーヤーの台頭と、他社(パナソニック/アイワなど)がカセットプレーヤーをエントリーモデル主体へシフトした事により、ELバックライト付き液晶リモコン・高速送り出し・低消費電力などメカ構造が高度で高価格であったオーディオカセット型のウォークマンは2000年以降に衰退して行くことになる。

1992年にMDウォークマンが発売され、以降はMDウォークマンの販売に力を注ぐこととなる(カタログはウォークマンブランド統合まで、CT/CDとは独立していた)。日本では編集のしやすさから一定のシェアを獲得することができたが、ミニディスク自体、ATRACという非可逆圧縮音源を採用しているため、「ATRAC=音質が悪い」というイメージを覆すことはできず[19][20]、アメリカやドイツなどでは普及しなかった。

ウォークマンでは、周年記念モデルの発売がなされてきた。

ウォークマン10周年を迎えた1989年には、10周年記念限定ウォークマンが抽選でプレゼントされた。

  • WM-701S(CT) - WM-701Cに真鍮製・純銀メッキを施したもので、200台限定で制作された。10周年の箱に入れられている。
  • WM-701T(CT) - WM-701Sのティファニーバージョン。外観はWM-701Sとほぼ同じであるが、ティファニーの名前が刻まれている。また、木箱に入れられている。250台限定で製造され、うち200台が抽選でプレゼントされた。

ウォークマン20周年・CDウォークマン15周年を迎えた1999年には、同年後半に当時の最新技術を盛り込んだプレステージモデルが発売された。

  • WM-EX20(CT) - メカ構造の一部はWM-EX9と共通しているが、フルステンレス化を施し更なる薄さを実現。SRS Surround機能を初めて搭載。
  • WM-WE01(CT) - ワイヤレスウォークマン。従来のWM-WE7では一体型であったリモコン部分についても分離し、ワイヤレス化。本体 - イヤホン間の通信方式を改良
  • D-E01(CD) - 15周年記念モデル。ディスクマン/CDウォークマンでは唯一となる、シャッター型のスロットインによる投入方式を採用(8cmCDは12cmCDアダプターの装着が必要)。高音質連続音飛びキャンセラーを改良した「G-PROTECTION」を初搭載。

2000年代[編集]

MDウォークマンにおいても、10周年を迎えた2002年秋に当時の最新技術を盛り込んだプレステージモデルが発売された。

  • MZ-E10 - 発売当時の世界最小、最薄(9.9mm)、最軽量(内蔵電池込みで55g)を実現した再生専用機。後にQUALIA017に基本構造が転用される。
  • MZ-N10 - 発売当時の世界最小、最薄(最薄部12.9mm)、最軽量(内蔵電池込みで84g)を実現した録音再生機。NetMDにも対応。

ウォークマン25周年・ネットワークウォークマン発売5周年を迎えた2004年には初のHDDタイプとしてNW-HD1が発売された。また、ウォークマン30周年・デジタルオーディオプレーヤー発売10周年を迎えた2009年に発売されたNW-X1050/1060が事実上の30周年記念モデルとなっている。

2000年5月には、ネットワーク、CD、MD、カセットでブランドを統一し、「w.walkman」というロゴを採用した。2005年には、フラッシュメモリー/HDD型の名称を従来のネットワークウォークマンからウォークマンへと変更し、新たにシリーズ別に系統化されるようになった。

2001年以降は、デジタルオーディオプレーヤーの世界的な普及に伴い、日本国内市場でも激しい競争にさらされることとなる。ソニーは、デジタルオーディオプレイヤーの開発において先駆者であったが、上記のフォーマット騒動等、ユーザーの利便性を考慮しない製品が続いたため、後発であるアップルiPodにシェアを奪われることになった。

2006年10月にはNW-S700Fシリーズが発売され、高音質化やマルチコーデックへの対応により、一定のシェアを回復した。2008年10月に発売したNW-S730F/630Fシリーズでは、若年層に向けたマーケティング展開を実施したことも功を奏し、2009年8月の最終週(24〜30日)販売台数シェアでiPodを追い抜き、4年8ヶ月ぶりに首位を記録することとなった。

2010年代[編集]

2010年8月には、2002年7月から96ヶ月連続首位だったアップルを抜き、月間販売シェアで1位

2001年秋以降の機種に限り、「カナ漢字交互」と「漢字優先」を選択できる。両モードはセクタ1とセクタ4の文字データを交互に表示するか、セクタ4のデータのみを表示するかの違いである。
第5世代 (RM-MC33EL、RM-MC35ELK)
基本操作をジョグレバーで行う方式に変更し、ヘッド部は音量調節機能・メニュー選択のみとなった。
カナ表示対応型と漢字表示対応型とで異なっていたデザインを統一。これによりカナ表示対応型ではステレオミニプラグの位置が従来の停止ボタンの位置に変更された。
再生ボタンが順方向頭出しボタンとの兼用から一時停止ボタンとの兼用に変更され、これに伴い再生や一時停止はレバー中央のボタンを押し込む形に変更された。それに合わせて本体内部でも仕様変更が行われており、それ以前のMD/CDウォークマンで対応していた周辺機器の一部が使用不可になっている。
リピートボタンはプレイモードボタンに統合された。短押しでプレイモード切り替え、長押しでリピートON/OFFになる。
脱着式のクリップが採用され、向きを変更することが可能になった。
最大表示文字数はRM-MC33ELでは半角9文字、RM-MC35ELKでは半角9文字または全角6文字。RM-MC35ELKでは一部機種で2行表示に対応している。
MZ-E10では、別売のスティック・コントローラーとの接続には対応していない。
RM-MC35ELKはHDDタイプのネットワークウォークマン・ウォークマンAシリーズでも使用可能である。また、現在もソニーストア等で販売されている。
第6世代 (RM-MC55ELK)
CDウォークマン向けに開発。
左部には回転スイッチによる表示・プレイモード・音質調整が、右部には頭出し・フォルダスキップと音量調節にジョグレバーがそれぞれ割り当てられた。また、曲の検索を容易に出来るよう、新たにサーチボタンが増設された。
回転式のクリップや白色のバックライトを搭載。
トラック番号は従来のデジタル表示からドット表示に変更し、反転表示や表示文字数の増加を可能とした。
最大表示文字数は半角12文字または全角9文字。半角表示では2行表示に対応している。但し、全角・半角混じりの文字表示が可能となったこと、表示にトラック番号も含まれるため、場合によってはこの文字数よりも少なくなる場合がある。

型番について[編集]

ウォークマンの型番の原則的な規則は以下の通り。「ウォークマンの製品一覧」も参照のこと。

ハイフンより前

  • TPS…初代ウォークマン(Tape Player Stereoの略)
  • WM…カセットウォークマン(WalkManの略)
  • D…ディスクマン・CDウォークマン・DVDウォークマン・ビデオCDウォークマン(Discmanの略)
  • PBD…初代DVDディスクマン
  • GV…ビデオウォークマン
  • TCD…DATウォークマン(Tape Corder Digitalの略)
  • WMD…再生専用DATウォークマン(Walkman Digitalの略)
  • MZ…MDウォークマン(Music Zealotの略)
  • NW…ネットワークウォークマン・ウォークマン△シリーズ(Network Walkmanの略)
  • NWD…ウォークマンWシリーズ(Network Walkman DRM非対応の略)2013年秋以降はNWに統一された。
  • NWZ…海外用ウォークマン△シリーズ

ウォークマンではない一部のソニー製ポータブルプレーヤー・レコーダーも、ハイフンより前の型番は上記と共通である。

ハイフンより後(主に1995年以降)

  • ウォークマン(カセット)
    • D…高性能録音再生機(デンスケのD)
    • E…再生専用機
    • F…チューナー付き再生専用機
    • G…チューナー付き録音再生機
    • R…録音再生機
    • W…ワイヤレス機
  • CDウォークマン
    • E/EJ…標準機
    • T/F/FJ…チューナー付き再生専用機
    • CJ…MP3 CD対応機
    • NE…ATRAC CD対応機(一部MP3 CD対応)
  • MDウォークマン
    • E…再生専用機
    • F…チューナー付き再生専用機
    • R…録音再生機
    • B…ビジネス向け録音再生機(MDウォークマンのブランドを使用しない)
    • N…NetMD対応録音再生機
    • NE…NetMD対応再生専用機
  • Hi-MDウォークマン
    • DH…Hi-MD Photo対応録音再生機
    • NH…Hi-MD対応録音再生機
    • RH…Hi-MD対応録音再生機
    • EH…Hi-MD対応再生専用機
  • ウォークマン(△シリーズ)、ネットワークウォークマン
    • A…Aシリーズ。上位機(Advanced、Ace、最初のアルファベットのA)。
    • B…Bシリーズ。日本未発売。
    • E…Eシリーズ。エントリー機(EntryのE)。
    • F…Fシリーズ。Android搭載ハイエンドモデル。
    • M…Mシリーズ。ワイヤレスヘッドセット機能搭載モデル。
    • S…Sシリーズ。機能特化機(SpecializedのS)。
    • W…Wシリーズ。ヘッドホン一体型機(WearableのW)。
      • WH…ヘッドホン型。
      • WS…防水。初期は数字の後ろにSがあった
    • X…Xシリーズ。メモリータイプウォークマンでの史上最高級モデル。
    • Z…Zシリーズ。Android搭載フラグシップモデル。
    • ZX…ZXシリーズ。Android搭載ウォークマンでの史上最高級モデル。
    • MS…メモリースティック対応機(Memory StickのMS)。
    • HD…ハードディスク搭載機(Hard DiscのHD)。

容量(メモリータイプウォークマン) 2005年以降に発売されたメモリータイプウォークマンでは、容量は型番末端の数字で表される。但し数字と容量の関係は発売時期により異なる。

  • 2005年〜2006年春:3…256MB、5…512MB、7…1GB、8…2GB
  • 2006年夏〜2008年:2…512MB、3…1GB、5…2GB、6…4GB、8…8GB、9…16GB
  • 2009年以降:2…2GB、3…4GB、4…8GB、5…16GB、6…32GB、7…64GB

付加機能・付属品(メモリータイプウォークマン) メモリータイプウォークマンのみ、付加機能や付属品の内容によっては末尾に1〜2文字のアルファベットが付加される。

  • F…FMチューナー搭載機(Xシリーズより後のモデルでは省略)
  • K…スピーカーを同梱(S730シリーズのみ、FMチューナー搭載機には「F」を付けるというルールがあったため「FK」となる)
  • BT…Bluetoothヘッドホンを同梱

製品一覧[編集]

現行モデルのみ掲載。現行モデルの詳細や、過去のモデルについては「ウォークマンの製品一覧」を参照のこと。

ウォークマン(シリーズ)[編集]

2015年現在の主力モデル。2007年以降は主にEシリーズが毎年春に、Wシリーズが毎年夏に、S/Fシリーズが毎年秋に新モデルが発表されている(NW-E050シリーズ、NW-A820シリーズ、NW-E080シリーズ、NWD-W270シリーズ、NWD-W270Sシリーズなど一部例外あり)。2012年にはFシリーズも発売、2013年にはZX1とMシリーズも発売、2014年にはAシリーズが復活した。

ZXシリーズ
  • NW-ZX2 (フラッシュメモリタイプ/128GB/microSDカード別売)
2015年1月15日発表、2月14日発売予定。
ZX1の後継モデルだが、ZX1は併売される。新たにAndroid 4.2、DSD128(5.6MHz/1bit)フォーマットへの対応とDSD再生メニュー、microSDカードスロットを搭載。
ZX1からの強化点として、筐体にはアルミニウムと銅を組み合わせたハイブリッドシャーシの採用、電源強化、周波数44.1kHz・48kHz別にクロック発振器を2個搭載、OS-CONの追加や大容量バッテリの搭載、信号回路のブラッシュアップなどで音質向上を図っている。内蔵スピーカーは非搭載。
  • NW-ZX1 (フラッシュメモリタイプ/128GB)
2013年9月25日に発表、2013年12月7日発売。
シリーズ初の超高音質形状で、手軽に音楽を楽しむというイメージの強いウォークマンだが、アイリバーから発売されている「AK100/AK120」などによく似ており、イヤホンは付属されず、microSDカードスロットも搭載していない。
性能は同時発表されたF880シリーズを基調とするが、超高音質形状のためウォークマンの売りの1つである「デジタルノイズキャンセリング」や「クリアステレオ」、「FMラジオ」を搭載せず、デザインもややリアが膨れており、裏面はレザー調になっている。
Fシリーズ
  • NW-F885 (フラッシュメモリタイプ/16GB)
  • NW-F886 (フラッシュメモリタイプ/32GB)
  • NW-F887 (フラッシュメモリタイプ/64GB)
Android搭載ウォークマン第3弾で、SシリーズやEシリーズなどと同じく2013年9月25日に発表し、2013年10月19日発売。
ユーザーインターフェースに独自コミュニケートUIを採用している。
音質面ではウォークマンとしては史上初となる最大192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応し、従来の「クリアオーディオテクノロジー」に加えて先述のZXシリーズ同様、S-Masterをハイレゾ音源に対応させた「S-Master HX」を搭載。さらに、4.0型タッチパネル対応液晶ディスプレイを採用する。
新たにFLACApple LosslessAIFFなどの高音質コーデックに対応した。また、2014年4月17日に配信されたアップデートでDSDフォーマット(DSD64・2.8MHz/1bit)にも対応。リニアPCM(176.4kHz/24bit)に変換しながらの再生となる。
OSに「Android 4.1」を採用することでGoogle Playなどからアプリをダウンロードが可能なほか、「mora」から楽曲の直接購入が可能。
また、CPUはテキサス・インスツルメンツ製の「OMAP4430 1.0GHz(デュアルコア)」を採用し、更に従来のNW-F800シリーズに対しRAMが1GBまで拡張され(従来のF800シリーズは512MB)、アプリの起動やシステムの安定性、操作性の向上を図っている。
Bluetoothに加え、ウォークマン初のNFCに対応。Xperiaシリーズなどでよく採用されていたNFCがようやくウォークマンでも使用可能となり、NFC対応の機器にかざして接続できるようになった。
Aシリーズ
  • NW-A16 (フラッシュメモリタイプ/32GB/microSDカード別売)
  • NW-A17 (フラッシュメモリタイプ/64GB/microSDカード別売)
2014年9月25日の新モデル発表会で発表、2014年11月8日発売。
S10シリーズの上位モデルで、Androidを搭載したZX1・F880シリーズ以外で初のハイレゾ音源に対応したウォークマン。
ウォークマンで初めてmicroSDカード[21]によるストレージ容量の拡張が可能となっており、内蔵ストレージ・microSDカードを意識せずファイル操作が可能となっている。
2015年4月に行われる本体アップデートで、Bluetoothの音声コーデックにソニー独自の高音質コーデック「LDAC」が追加される予定[22]
Sシリーズ
  • NW-S14 (フラッシュメモリタイプ/8GB)
  • NW-S15 (フラッシュメモリタイプ/16GB)
  • NW-S14K (フラッシュメモリタイプ/8GB/スピーカー付属)
  • NW-S15K (フラッシュメモリタイプ/16GB/スピーカー付属)
2014年9月25日の新モデル発表会で発表、2014年11月8日発売。
NW-S780シリーズの後継モデル。最大77時間の連続音楽再生はそのままに、Bluetoothの音声コーデックに「aptX」が追加された。
Eシリーズ
  • NW-E083 (フラッシュメモリタイプ/4GB)
  • NW-E083K (フラッシュメモリタイプ/4GB/スピーカー付属)
2013年9月25日の新モデル発表会で発表、2013年10月19日発売。
今回のものは海外モデルのEシリーズを基調としており、EシリーズというよりはBluetoothと動画再生機能を除外したようなSシリーズに近い印象であり、バッテリー面はNW-S770シリーズをベースとし、Bluetoothがない点だけで考えればNW-S750シリーズが元となるが、Sシリーズとの大きい違いが動画再生機能の有無とストレージ容量が4GBのみとなっており、Eシリーズというよりも廉価版のSシリーズと考えた方がよい。
ケースなどはNW-S780シリーズと共通だが、色によってはにじんで見えてしまい合わないものもある。
Mシリーズ
  • NW-M505 (フラッシュメモリタイプ/16GB)
2013年9月25日の新モデル発表会で発表、2013年12月7日発売。
NW-S700/S600以来となるスティックタイプモデル。改良されたS-Master MX、デジタルノイズキャンセリング、Bluetooth、NFC、マイクを搭載。ワイヤレスヘッドセット機能を備えており、スマートフォンなどのBluetooth搭載機器と繋げて音楽を聴いたり着信を受けたりすることが可能。
ただし、本機からBluetooth搭載スピーカーやヘッドホンなどでワイヤレス再生はできない。
Wシリーズ
  • NW-W274S (フラッシュメモリタイプ/8GB)
欧米では「wearable walkman」と称されているカナル型イヤフォン一体型モデル。2009年に欧米で発売され、日本では同6月に初代モデル「NWD-W202」が発売。ディスプレイがなく、楽曲検索のために楽曲の一部だけを連続再生するZAPPIN機能を備える。Xシリーズ同様にドラッグ&ドロップ転送に対応。但し、ネットジュークなどのオーディオ機器からの転送はできないがPS3を使用しての転送はできる。
2013年9月25日の新モデル発表会で「NW-W274S」が発表され、2013年10月19日に発売。
NWD-W273との違いは、容量が8GBに増量され、不具合の原因の1つであった水泳中に水が入り音が聞こえなくなる現象の対策のために水泳用のイヤーピースを付け、プレイリスト再生を可能にし、付属ソフトをx-アプリからMedia Goに変更した。
  • NW-WH303 (フラッシュメモリタイプ/4GB)
2013年9月25日の新モデル発表会で発表、2013年10月19日発売。
ヘッドホン・耳かけスピーカー一体型モデル。これもNW-W274Sと同様ディスプレイがなく、楽曲検索のために楽曲の一部だけを連続再生するZAPPIN機能を備える。ドラッグ&ドロップ転送に対応。
また、電源オフ時に付属のヘッドホンケーブルでスマートフォンや携帯ゲーム機などと接続してヘッドホンとして利用できる。
  • NW-WS615 (フラッシュメモリタイプ/16GB)
2014年9月25日の新モデル発表会で発表、2014年11月8日発売。
カナル型イヤフォン一体型モデルで、専用のリングタイプリモコンを付属する。またNW-W270Sシリーズの上位モデルにあたる。
新たにBluetoothとNFC、マイクを備え、スマートフォンとの連携が強化された。また、Android/iOSアプリの「SongPal」を入れることにより、本体に転送したアルバムや曲名の確認や曲送り、音質設定などができるようになった。
ただし、W274SとWH303に搭載されているZAPPIN機能は省略されている。
主要機種別性能・機能比較表
2015年4月現在、ウォークマンの主力製品は「ZXシリーズ」、「Fシリーズ」、「Aシリーズ」、「Sシリーズ」、「Eシリーズ」、「Mシリーズ」、「Wシリーズ」の7つである。それぞれの製品ごとに違った特徴をもつ。
ウォークマン主要機種別性能・機能比較表(2015年4月現在)
NW-ZX2 NW-ZX1 NW-F880 NW-A10 NW-S10 NW-E080 NW-M500 NW-WH300 NW-WS610 NW-W270S
ストレージ容量 128GB 128GB 16/32/64GB 32/64GB 8/16GB 4GB 16GB 4GB 16GB 8GB
microSDカードスロット
(SDXC対応)

(SDXC対応)
連続音楽再生時間[23] 約60時間 約32時間 約35時間 約50時間 約77時間 約36時間 約15時間 約20時間 約8時間 約8時間
ディスプレイ 4.0型
(タッチパネル)
4.0型
(タッチパネル)
4.0型
(タッチパネル)
2.2型 2.0型 2.0型
(3桁有機EL)
スピーカー(本体内蔵)
WM-PORT
ダイレクト録音
ハイレゾ音源再生
(最大192kHz/24bit)

(最大192kHz/24bit)

(最大192kHz/24bit)

(最大192kHz/24bit)
ハイレゾ音源出力対応[24]
S-Master HX HX HX HX MX
DSEE HX HX HX[25] HX
デジタルノイズキャンセリング
クリアフェーズ [26]
クリアオーディオプラス
クリアステレオ
クリアベース
VPTアコースティックエンジン
Bluetooth [27] [28] [28] [29] [30] [31] [32]
NFC
無線LAN [33] [33] [33]
おまかせチャンネル
ZAPPIN(ダイジェスト再生)
歌詞ピタ(有料)/歌詞表示
カラオケモード
ダンスモード
語学学習
動画視聴・画像閲覧 [34]
FMラジオ
Media Go/
ドラッグ&ドロップ転送
PS3連携 [35] [36] [36] [36] [36]
tornenasne連携
おでかけ転送
防水
(IPX5/8)

(IPX5/8)

CD・MDウォークマン[編集]

Hi-MD/MDウォークマン
  • MZ-RH1
2006年4月21日発売。大容量カップリングコンデンサ、ダイナミックノーマライザ初搭載。デジタル録音したMDからPCへのデジタルコピーを初めて実現。USB 2.0 High-Speed対応。有機ELディスプレイを本体側面に搭載したことで、再生専用機種並みの薄さを実現している。本体カラーは銀色だが、ソニースタイル限定で黒色もあった。
北米向けにはほぼ同様の機種が「MZ-M200」の型番で、業務用の販路で販売されていた。本体のカラーはMZ-RH1のソニースタイル限定品と同じ黒色だった。
販売数は少なく、販売店によっては取り寄せできないこともあるが、2011年7月現在生産されていた、唯一のポータブルMDプレーヤーであった。日本国内向けは2011年9月を目処に、アジア向けは同年10月を目処に生産を終えたため現在は流通在庫のみとなっている[37]
CDウォークマン
  • D-EJ002
2005年11月10日発売。シンプルモデル。リモコンは丸型である。液晶は本体のみ、リモコンに非搭載。
  • D-NE241
2010年11月21日発売。MP3が聞ける多機能モデル。リモコンは丸型である。液晶は本体のみ、リモコンに非搭載。2006年12月に発売されたD-NE241(JE)という海外モデルの国内版である。

限定モデル[編集]

ウォークマンにおいては、店頭では発売されない限定モデルが存在する。近年は当社のネット直販サイト「ソニースタイル(現:ソニーストア)」 限定で発売されるモデルを指すことが多いが、何らかの記念として限定発売されたモデルも存在した。

一般店頭販売モデルとの違いは主にカラーリングであるが、以前は店頭発売モデルよりも高機能のモデルも存在した(NW-HD5H、NW-A1200等)。

関連商品[編集]

  • video walkman(ビデオウォークマン)
    商品コンセプトは、現在の液晶TV付きコンパクトDVDプレーヤーに近い。
  • watchman(ウォッチマン)
    小型白黒テレビ。FD管と呼ばれる縦型ブラウン管を使用。
  • scoopman(スクープマン)NT
  • pressman(プレスマン)
    小型テープレコーダーで、初代ウォークマンTPS-L2は、このプレスマンから録音機能を外したという位置付けだった。
  • 武道館(BOODO KHAN)(DD-100)
    1986年に発売された。WM-2、WM-DDのボディをベースに、専用の重低音回路「D.O.L回路」を搭載。さらにオーバーバンド式の密閉型ヘッドホンが付属し「武道館サウンド」と謳った迫力ある重低音を特徴としていた。型番のとおり、この商品はウォークマンの商品名を冠さず、カセットレコーダーとしてラインアップされていた。
  • ウォークマンケータイ/Walkman Phone
    auKDDI沖縄セルラー電話連合)からウォークマンケータイ W42S(CDMA W42S)(2006年)・ウォークマンケータイ W52S(CDMA W52S)(2007年)・Walkman Phone Xmini(CDMA W65S)(2008年)・Walkman Phone Premier3(CDMA SOY01)(2009年)の計4機種が発売されていた。
  • DATA Discman
    電子ブック(EB)専用のディスクマン。8cm CD-ROMを専用キャディに収めた電子書籍。
  • ICレコーダー
  • CE-P
    こちらは、ソニーの中国法人によって作られた中国限定販売のウォークマンである。中国のユーザーの要望に応えたフラッシュメモリ型ウォークマンで、音楽転送ソフトは無く、エクスプローラーから利用したり、ATRAC3に対応していなかったりなど特異な製品となっている。フラッシュメモリは価格設定の為に低くなっているものの、中国国外向けに販売して欲しいとの要望が日本などで上がったりしている[38]
  • Xperia / Xperia Tablet / Live with Walkman
    子会社であるソニーモバイルコミュニケーションズ(旧ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ)製[39]スマートフォンタブレットで、Android 4.0にバージョンアップした2012年モデルのXperiaやXperia GX (SO-04D)Xperia SX (SO-05D)以降の機種にウォークマンのブランドを冠した音楽プレイヤーアプリが搭載されている。
こちらは当初は「WALKMAN」と表記されていたが、後に「Walkman」に改称された。
  • Live with Walkman(WT-19)は音楽専用ボタン(Walkmanボタン)を備えており、そのボタンを押すと音楽プレイヤーアプリが起動する。
  • nasne
    子会社であるソニー・コンピュータエンタテインメント製のハードディスク・レコーダー機能搭載ネットワークストレージ。Android搭載のウォークマンZ1000シリーズ(2011年発売)及びF800シリーズ(2012年発売)にアップデートを行うことで、録画したテレビ番組や放送中のテレビ番組を別売の無線LANルーターを経由してウォークマンから視聴することができる。2013年以降に発売されたAndroid搭載ウォークマンは最初から対応している。

脚注[編集]

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  1. ^ “[sony.jp/walkman ポータブルオーディオプレイヤー WALKMAN ウォークマン|ソニー]”. 任天堂. 2015年5月15日閲覧。
  2. ^ a b Sony Japan|Sony History 第6章 理屈をこねる前にやってみよう <ウォークマン>”. ソニー. 2015年5月13日閲覧。
  3. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、第二章。[要ページ番号]
  4. ^ ソニー「ウォークマン」敗訴で浮き彫りになった商標確保の問題点WIRED NEWS。
  5. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、47頁。
  6. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、98頁。
  7. ^ 2002年秋以降のMDウォークマンはコマンド信号が変更されているため、トラック分割機能などが作動しなくなる。
  8. ^ 2008年09月08日“ウォークマン”専用アクセサリー拡大に向けてライセンスプログラム“Designed for Walkman(R)”開始
  9. ^ http://www.logitec.co.jp/press/2008/0908_01.html
  10. ^ オーバル形アタッチメントが必要な機器では、2009年8月以前に発売された機種(NW-S700F/NW-S600シリーズを除く)でも使用できるように専用アタッチメントが付属している。
  11. ^ D-50はDiscmanの名を冠しておらず、厳密な意味での初代DiscmanはD-50MkII(D-50の改良型)となる。
  12. ^ ソニー、カセット型ウォークマンの生産・販売終了 海外では継続。登場から約31年で2億2,000万台 AV Watch 2010年10月22日
  13. ^ 朝日新聞 2010年11月13日 be on Saturday キミの名は - ウォークマン。
  14. ^ ポータブルビデオレコーダーソニー製品一覧サイト
  15. ^ ソニー プレスリリース2001年9月21日発表
  16. ^ ポータブルDVDプレーヤーソニー製品一覧サイト
  17. ^ ソニー プレスリリース1999年9月22日発表。
  18. ^ ソニー プレスリリース2004年7月1日発表
  19. ^ これの一例として、MDの音質に嫌悪感を抱いたユーザーによる「非MD同盟のページ」が存在していたことがあげられる(現在同サイトは閉鎖)。
  20. ^ また、1994年以前の製品ではエラー対策のためにミラーリング記録していたため、これも音質に悪影響を及ぼしていた。
  21. ^ SDXC規格まで対応。
  22. ^ お知らせ|ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン"|ソニー” (日本語). ソニー (2015年1月22日). 2015年1月23日閲覧。
  23. ^ MP3 128kbps、デジタルノイズキャンセリング搭載機種はOFFの時。
  24. ^ 別売のUSB変換ケーブル「WMC-NWH10」と市販のUSBケーブル、もしくは別売のハイレゾ音源出力対応クレードル「BCR-NWH10」が必要。
  25. ^ 2013年12月11日に配信されたアップデートで対応。
  26. ^ 内蔵スピーカーのみ対応。
  27. ^ 対応コーデック:SBC/LDAC、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/OPP/HID/SPP
  28. ^ a b 対応コーデック:SBC、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/OPP/HID
  29. ^ 対応コーデック:SBC/aptX/LDAC(2015年4月の本体アップデートで追加)、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/OPP
  30. ^ 対応コーデック:SBC/aptX、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/OPP
  31. ^ 対応コーデック:SBC/AAC/aptX、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
  32. ^ 対応コーデック:SBC/AAC/aptX、対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP/SPP
  33. ^ a b c IEEE 802.11a/b/g/n準拠。
  34. ^ 画像閲覧のみ。
  35. ^ 音楽・画像のみ。
  36. ^ a b c d 音楽のみ。
  37. ^ さらば「MDウォークマン」 ソニー、今秋生産終了朝日新聞 2011年7月8日閲覧)
  38. ^ ITmedia +D PCUPdate:“中国人による中国人のための”ウォークマンを日本人が使ってみた
  39. ^ Xepria TabletのWi-Fiモデルはソニー製。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]