レイデオロ

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レイデオロ
Rey-de-Oro IMG 3196-2 20170924.jpg
第65回神戸新聞杯パドック
(2017年9月24日)
欧字表記 Rey de Oro[1]
香港表記 金之霸
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2014年2月5日[1]
死没 (現役競走馬)
キングカメハメハ[1]
ラドラーダ[1]
母の父 シンボリクリスエス[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町
生産 ノーザンファーム[1]
馬主 キャロットファーム
調教師 藤沢和雄美浦
競走成績
生涯成績 10戦6勝
中央:9戦6勝
海外:1戦0勝
獲得賞金 7億3559万0000円
(2018年10月28日現在)
 
勝ち鞍
GI 東京優駿 2017年
GI 天皇賞(秋) 2018年
GII ホープフルステークス 2016年
GII 神戸新聞杯 2017年
GII オールカマー 2018年
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レイデオロは、日本競走馬である。2016年のホープフルステークス(当時の格付けはGII)、2017年の東京優駿、2018年の天皇賞(秋)に優勝した。馬名の由来はスペイン語で「黄金の王」という意味であり、父馬と母馬からの連想による[1]

経歴[編集]

2歳(2016年)[編集]

2016年10月9日のメイクデビュー東京で1番人気でデビュー。道中5番手で折り合うと直線では先に抜け出したポールヴァンドルに1馬身1/4差をつけて快勝した[2][3]。2戦目は12月3日の葉牡丹賞。レースでは後方2番手を進むと直線で外から鋭く伸びてデビュー2連勝となった[4][5]。そして12月25日のホープフルステークスでは道中後方3番手から直線で一気に脚を伸ばして先頭に立つと、2着のマイネルスフェーンに1馬身1/4差をつけて重賞初制覇を飾った[6]

3歳(2017年)[編集]

予定では、前哨戦の弥生賞を経て、本番の皐月賞に臨むというローテーションを組んでいたが、ソエの症状が芳しくなく、馬体にも疲労が蓄積していたことから、弥生賞を回避し、皐月賞へ直行することとなった。2月1日、馬主は自身のホームページにおいて「フレッシュな状態で本番へ向かいたい」と唆した[7]。迎えた皐月賞では、休み明け直行が不安視され、最終オッズ10.4倍の5番人気に留まった。レースでは後方からの競馬を選び、直線に至るまで自らのポジションを保持しながら最後の直線へ。残り150m付近から伸びてくるも先団を捕えるには及ばず、5着に敗れた[8]

レイデオロは引き続き、クラシック第2戦・東京優駿に出走。最終オッズは5.3倍で、青葉賞を勝って挑んだアドミラブルに次ぐ2番人気に推される。レースではスタートでは後方に位置し、皐月賞と同じような競馬をするかと思われたが、鞍上のクリストフ・ルメールが「レースのペースが遅い」と判断し、1600mの標識を通過したところで前へ進出し、1000mの標識付近では逃げるマイスタイルに次ぐ2番手に位置した。2番手をキープしつつ、迎えた最後の直線では、残り200m付近でマイスタイルを漸く抜かし、追いすがるスワーヴリチャード、迫るアドミラブルらを抑え、2着のスワーヴリチャードに3/4馬身の差をつけ優勝した。またこの勝利により、ルメールは、史上最多タイとなる3週連続GI制覇を達成した[9][10]。藤沢和雄調教師は前週行われたオークスをソウルスターリングで制しており、ダービー初制覇をクラシック2週連続制覇という形で成し遂げた。 秋緒戦の神戸新聞杯は後の菊花賞馬キセキ以下に圧勝。優先出走権を得ていた菊花賞は回避し、続くジャパンカップ (JC)ではキタサンブラックに次ぐ2番人気に推され、ゴール寸前に同馬を交わすも5番人気のシュヴァルグランを1馬身1/4前に見る形での2着に終わり、ジャングルポケットに次ぐ3歳でのダービー・JC制覇は果たせなかった。

4歳(2018年)[編集]

年明け初戦は京都記念に出走。ここまで主戦を務めたルメールが騎乗停止となったため、ダリオ・バルジューに乗り替わってのレースになった[11]アルアインモズカッチャンディアドラなど同期のGI馬も参戦する中で1.6倍の圧倒的な支持を受けたが、道中折り合いを欠いて直線で伸びきれず3着に敗れた[12]。次走はドバイシーマクラシックにモズカッチャン、サトノクラウンと共に参戦。海外ブックメーカー及びJRAの馬券発売において、昨年の凱旋門賞で2着に入ったクロスオブスターズに次ぐ2番人気に推される。しかしレースではエクリプスステークスの勝ち馬ホークビルが超スローペースで逃げたため先行勢有利の展開となり、追い込んだものの4着に終わった[13]

その後は休養を挟み、オールカマーに出走。中団で競馬を進め、ゴール前でアルアインを差し切って優勝した[14]。また同日には阪神競馬場で行われた神戸新聞杯で当年のダービー馬ワグネリアンが優勝し、東西でダービー馬が重賞を制覇する史上初の快挙を達成した[15]。続く天皇賞(秋)はワグネリアンやダノンプレミアムなどの有力馬の回避が相次いだが、最終的に本馬を含めてGI馬が7頭出走する豪華メンバーとなり[16]、大阪杯を勝ったスワーヴリチャードに次ぐ2番人気に推された。レースではキセキが先手を取り、前半1000m59秒4のペースで引っ張る中で中団に位置した。直線では外から伸びてゴール前で先頭に立ち、粘るキセキと追い込んできたサングレーザーを抑えて優勝[17]。後半1000mが57秒2という淀みの無い展開となり、勝ち時計はトーセンジョーダンが記録した1分56秒1のレコードに次ぐ、天皇賞(秋)歴代2位のタイムとなった[18]

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2016.10.09 東京 2歳新馬 芝2000m(重) 16 1 1 001.70(1人) 01着 02:04.3(34.6) -0.2 C.ルメール 55kg (ポールヴァンドル)
0000.12.03 中山 葉牡丹賞 芝2000m(良) 12 8 11 001.70(1人) 01着 02:01.0(34.7) -0.2 C.ルメール 55kg (コマノインパルス)
0000.12.25 中山 ホープフルS GII 芝2000m(良) 14 2 2 001.50(1人) 01着 02:01.3(35.7) -0.2 C.ルメール 55kg (マイネルスフェーン)
2017.04.16 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 3 5 010.40(5人) 05着 01:58.2(34.0) 00.4 C.ルメール 57kg アルアイン
0000.05.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 6 12 005.30(2人) 01着 02:26.9(33.8) -0.2 C.ルメール 57kg (スワーヴリチャード)
0000.09.24 阪神 神戸新聞杯 GII 芝2400m(良) 14 5 8 002.20(1人) 01着 02:24.6(34.1) -0.3 C.ルメール 56kg (キセキ)
0000.11.26 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 17 1 2 003.80(2人) 02着 02:23.9(34.6) 00.2 C.ルメール 55kg シュヴァルグラン
2018.02.11 京都 京都記念 GII 芝2200m(重) 10 6 6 001.60(1人) 03着 02:16.5(36.4) 00.2 D.バルジュー 57kg クリンチャー
0000.03.31 メイダン ドバイシーマC G1 芝2410m(良) 10 3 3 04着 C.ルメール 56.5kg Hawkbill
0000.09.23 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 12 4 4 002.00(1人) 01着 02:11.2(34.3) -0.0 C.ルメール 57kg (アルアイン)
0000.10.28 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 12 4 4 003.10(2人) 01着 01:56.8(33.6) -0.2 C.ルメール 58kg (サングレーザー)
  • 競走成績は2018年10月28日現在

血統表[編集]

レイデオロ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

キングカメハメハ
2001 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
Manfath
1991 黒鹿毛
*ラストタイクーン *トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer

ラドラーダ
2006 青鹿毛
シンボリクリスエス
1999 黒鹿毛
Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
母の母
*レディブロンド
1998 鹿毛
Seeking the Gold Mr. Prospector
Con Game
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
母系(F-No.) 2号族(FN:2-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr. Prospector3×4、Northern Dancer5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ レイデオロ 5代血統表2017年6月27日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com レイデオロ 5代血統表2017年6月27日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ レイデオロ 5代血統表2017年6月27日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ レイデオロ 5代血統表2017年6月27日閲覧。


出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i レイデオロ” (日本語). キャロットクラブ. 2017年9月24日閲覧。
  2. ^ 【東京5R新馬戦】レイデオロ人気に応え初陣V ルメール「いい瞬発力」スポーツニッポン、2016年12月25日閲覧
  3. ^ 【東京新馬戦】レイデオロがデビュー勝ち ルメール「距離延びても」スポーツニッポン、2016年12月25日閲覧
  4. ^ 【葉牡丹賞】レイデオロ、無傷2連勝 藤沢和師「様子見てホープフルSへ」スポーツニッポン、2016年12月25日閲覧
  5. ^ 【葉牡丹賞】ルメール称賛!レイデオロ 直線突き抜け無傷の2連勝スポーツニッポン、2016年12月25日閲覧
  6. ^ レイデオロが無傷の3連勝で重賞初制覇!/ホープフルSnetkeiba.com、2016年12月25日閲覧
  7. ^ ホープフルS覇者レイデオロ 馬体の疲れ考慮し皐月賞直行へ デイリースポーツより 2017年5月28日閲覧
  8. ^ 第77回 皐月賞 KLANより 2017年5月28日閲覧
  9. ^ 第84回 日本ダービー KLANより 2017年5月28日閲覧
  10. ^ レイデオロが7015頭の頂点に! ルメール騎手は3週連続GI勝利!/日本ダービー netkeibaより 2017年5月28日閲覧
  11. ^ “ルメールが騎乗停止 京都記念のレイデオロはバルジューが騎乗 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=132511 2018年9月30日閲覧。 
  12. ^ “【京都記念】レイデオロ3着…ドバイに暗雲?藤沢和師「様子を見てから」 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=133101 2018年9月30日閲覧。 
  13. ^ “【ドバイSC】レイデオロ不発…スローペースに翻弄され4着 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=135382 2018年9月30日閲覧。 
  14. ^ “【オールカマー】レイデオロ貫禄 神戸新聞杯から1年ぶり勝利 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=143272 2018年9月30日閲覧。 
  15. ^ “史上初の快挙 異なる世代の日本ダービー馬が同日に重賞制覇” (日本語). スポーツ報知. (2018年9月23日). https://www.hochi.co.jp/horserace/20180923-OHT1T50181.html 2018年9月30日閲覧。 
  16. ^ “【JRA】GI馬7頭、豪華メンバー集結の天皇賞・秋/本日の注目ポイント | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=145352 2018年10月30日閲覧。 
  17. ^ “【天皇賞・秋】ダービー馬レイデオロがV! ルメール騎手はGI・3連勝&年間6勝目!/JRAレース結果 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=145392 2018年10月30日閲覧。 
  18. ^ “天皇賞・秋ダイジェスト/勝ちタイムは1分56秒8(良) | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=145417 2018年10月30日閲覧。 

外部リンク[編集]