クリンチャー

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クリンチャー
Clincher Kikkasho 2017.jpg
第78回菊花賞 (2017/10/22)
欧字表記 Clincher[1]
香港表記 關鍵一擊
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2014年3月10日(4歳)
ディープスカイ
ザフェイツ
母の父 ブライアンズタイム
生国 日本の旗 日本北海道新冠町
生産 平山牧場
馬主 前田幸治
調教師 宮本博栗東
競走成績
生涯成績 12戦3勝
中央:10戦3勝
海外:2戦0勝
獲得賞金 2億1226万4000円
(2018年10月7日現在)
 
勝ち鞍
GII 京都記念 2018年
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クリンチャー(英:Clincher[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2018年京都記念(GII)。馬名の意味は「決定打」[2]

戦績[編集]

デビュー前[編集]

北海道新冠町の平山牧場で生まれる。母ザフェイツがノースヒルズマネジメントの所有馬であった繋がりでノースヒルズグループ代表の前田幸治の所有馬となり、デビュー前は鳥取県の大山ヒルズで育成された。大山ヒルズマネージャーの齋藤慎は当時のクリンチャーの印象について、「入厩当初からどちらかといえば晩成型という印象でしたが、気持ちの入っている馬で、当時から豊かな将来性を感じていました」と語っている[3]

3歳(2017年)[編集]

1月16日の中京競馬場での新馬戦でデビューするが、全く見せ場がないまま12着と大敗する。中1週での出走となった未勝利戦では14頭立ての最低人気(単勝244.8倍)だったが、藤岡佑介を鞍上に迎えてハナを奪うとそのまま3馬身差をつけての逃げ切り勝ちを収めた[4]。3戦目のすみれSでは好位追走から早めに抜け出し、後続に4馬身差の圧勝で2連勝を果たす[5]。続く皐月賞(GI)では13番人気の低評価であったが、先行策からしぶとく粘って4着に入り、東京優駿(GI)への優先出走権を得た[6]。デビュー5戦目で挑んだ東京優駿では行き脚がつかず、内で動くに動けない形となり、13着に敗れた[7]

秋はセントライト記念(GII)から始動するも、直線で失速して9着に終わる[8]台風21号による大雨で史上稀に見る極悪馬場となった[9]菊花賞(GI)では、これまでと違って中団後方に待機し、外を回って徐々に進出。直線では一旦先頭に立ち、大外を追い込んできたキセキには交わされたが2着に入った[10]

その後、陣営の元に香港ヴァーズ(GI)の招待状が届き、有馬記念(GI)への出走も含めてローテーションが検討されたが[11]、どちらにも参戦せず、結局は年内を休養に当てることになった。

4歳(2018年)[編集]

始動戦となった京都記念(GII)では、同期のダービー馬レイデオロや皐月賞馬アルアインなどG1馬4頭が顔を揃える中、4番人気に支持される。重馬場の中、道中は内で我慢し、直線で馬群の間を突いて抜け出して重賞初制覇を果たした[12]。続く阪神大賞典(GII)では主戦の藤岡佑介に代わり、陣営が以前からオファーを出していた武豊が騎乗した[13]。レースでは序盤に折り合いを欠いて3着に終わり、単勝1.9倍の1番人気に応えることはできなかった[14]天皇賞(春)(GI)でも武が騎乗予定だったが、前週に騎乗停止となったため、三浦皇成が騎乗することになった[15]。天皇賞・春は単勝4番人気で出走し、直線で先頭に躍り出そうな場面はあったが上位2頭に競り負け3着に終わる。

レース後、陣営は秋にフランス遠征を行うことを発表。宝塚記念には向かわず、武とのコンビでフォワ賞凱旋門賞に挑戦することになった[16]

凱旋門賞前哨戦のフォワ賞で最下位6着に完敗。本番の凱旋門賞では本命エネイブルと同じような位置取りで進めるものの地力の差で直線に入って全く伸びず。17着に惨敗した。

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2017.01.16 中京 3歳新馬 芝2000m(重) 16 8 16 034.4(11人) 12着 R2:08.0(35.8) -2.2 丸山元気 56 タガノアスワド 476
0000.01.28 京都 3歳未勝利 芝2000m(良) 14 4 5 244.8(14人) 01着 R2:00.8(35.6) -0.5 藤岡佑介 56 (ミッキーロイヤル) 478
0000.02.26 阪神 すみれS 芝2200m(良) 7 1 1 012.00(5人) 01着 R2:14.1(35.8) -0.7 藤岡佑介 56 (タガノアシュラ) 476
0000.04.16 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 8 16 076.7(13人) 04着 R1:58.1(34.8) -0.3 藤岡佑介 57 アルアイン 476
0000.05.27 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 3 5 030.20(9人) 13着 R2:28.1(34.3) -1.2 藤岡佑介 57 レイデオロ 472
0000.09.18 中山 セントライト記念 GII 芝2200m(良) 15 3 4 010.70(4人) 09着 R2:13.8(34.8) -1.1 藤岡佑介 56 ミッキースワロー 490
0000.10.22 京都 菊花賞 GI 芝3000m(不) 18 2 4 030.9(10人) 02着 R3:19.2(40.2) -0.3 藤岡佑介 57 キセキ 482
2018.02.11 京都 京都記念 GII 芝2200m(重) 10 4 4 010.50(4人) 01着 R2:16.3(36.1) -0.2 藤岡佑介 55 (アルアイン) 486
0000.03.18 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 11 7 8 001.90(1人) 03着 R3:04.0(36.6) -0.4 武豊 56 レインボーライン 486
0000.04.29 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 17 4 8 008.00(4人) 03着 R3:16.3(35.7) -0.1 三浦皇成 58 レインボーライン 488
0000.09.16 ロンシャン フォワ賞 G2 芝2400m(良) 6 4 6 06着 武豊 58 Waldgeist
0000.10.07 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m(良) 19 1 9 17着 武豊 59.5 Enable
  • 競走成績は2018年10月7日現在
  • 出典:[17]

血統表[編集]

クリンチャー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ディープスカイ
2005 栗毛
父の父
アグネスタキオン
1998 栗毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo
Wishing Well
アグネスフローラ
1987 鹿毛
*ロイヤルスキー
アグネスレディー
父の母
*アビ
Abi
1995 栗毛
Chief's Crown
1982 鹿毛
Danzig
Six Crowns
Carmelized
1990 鹿毛
Key to the Mint
Carmelize

ザフェイツ
1998 黒鹿毛
*ブライアンズタイム
1985 黒鹿毛
Roberto
1969 鹿毛
Hail to Reason
Bramalea
Kelley's Day
1977 鹿毛
Graustark
Golden Trail
母の母
*ミスシャグラ
1990 鹿毛
Danzig
1977 鹿毛
Northern Dancer
Pas de Nom
Dusty Dollar
1983 鹿毛
Kris
Sauceboat F-No.1-k
母系(F-No.) 1号族(FN:1-k) [§ 3]
5代内の近親交配 Danzig4×3=18.75%、Hail to Reason5×4=9.38%、Graustark5×4=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ クリンチャー 5代血統表2018年4月28日閲覧
  2. ^ クリンチャー 5代血統表2018年4月28日閲覧
  3. ^ クリンチャー 5代血統表2018年4月28日閲覧
  4. ^ クリンチャー 5代血統表2018年4月28日閲覧


出典[編集]

  1. ^ a b クリンチャー|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ JRAホームページ、2018年4月28日閲覧
  3. ^ 京都記念 G2 | 重賞ウイナーレポート | 競走馬のふるさと案内所、2018年4月28日閲覧
  4. ^ クリンチャー | 競走馬データ - netkeiba.com
  5. ^ 【すみれS】クリンチャーが好位抜け出しで4馬身差完勝 SANSPO.COM(2017年2月26日付)、2018年4月28日閲覧
  6. ^ 【皐月賞】クリンチャー、しぶとく粘った4着 SANSPO.COM(2017年4月17日付)、2018年4月28日閲覧
  7. ^ 【日本ダービー】戦い終えて Sponichi Annex(2017年5月27日付)、2018年4月28日閲覧
  8. ^ 【セントライト記念】クリンチャーは直線で失速して9着 藤岡佑騎手「4角でいっぱいになってしまった」 スポーツ報知(2017年9月18日付)、2018年4月28日閲覧
  9. ^ 【菊花賞】超極悪馬場を克服したキセキに無限の可能性 東京スポーツ(2017年10月23日付)、2018年4月28日閲覧
  10. ^ 【菊花賞】10番人気クリンチャーが2着! SANSPO.COM(2017年10月23日閲覧)、2018年4月28日閲覧
  11. ^ キセキ、12・10香港ヴァーズ参戦! SANSPO.COM(2017年11月9日付)、2018年4月28日閲覧
  12. ^ 【京都記念】クリンチャーがG1馬4頭を撃破 レイデオロは3着 スポーツ報知(2018年2月11日付)、2018年4月28日閲覧
  13. ^ 【古馬次走】クリンチャー 武豊と新コンビを組み阪神大賞典へ Sponichi Annex(2018年2月27日付)、2018年4月28日閲覧
  14. ^ クリンチャー3着、春盾で巻き返す/阪神大賞典 nikkansports.com(2018年3月18日付)、2018年4月28日閲覧
  15. ^ 【天皇賞・春】クリンチャーの鞍上は三浦皇成騎手に決定 SANSPO.COM(2018年4月23日付)、2018年4月28日閲覧
  16. ^ 【天皇賞・春】クリンチャー3着 力は出し切った、秋は凱旋門賞挑戦 Sponichi Annex(2018年4月29日付)、2018年4月29日閲覧
  17. ^ 競走成績:全競走成績|クリンチャー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年4月28日閲覧。

外部リンク[編集]