スワーヴリチャード

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スワーヴリチャード
Suave Richard (JPN) IMG 1677-1 20180401.jpg
2018年大阪杯表彰式
欧字表記 Suave Richard[1]
香港表記 文雅之士
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2014年3月10日(5歳)[1]
ハーツクライ[1]
ピラミマ [1]
母の父 Unbridled's Song[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産 ノーザンファーム[1]
馬主 (株)NICKS[1]
調教師 庄野靖志栗東[1]
競走成績
生涯成績 16戦5勝
中央:15戦5勝
海外:1戦0勝[1]
獲得賞金 5億8813万2000円
(2019年6月23日現在)[1]
 
勝ち鞍
GI 大阪杯 2018年
GII アルゼンチン共和国杯 2017年
GII 金鯱賞 2018年
GIII 共同通信杯 2017年
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スワーヴリチャード (: Suave Richard) は、日本競走馬、主な勝ち鞍は2017年アルゼンチン共和国杯(GII)、共同通信杯(GIII)、2018年大阪杯(GI)、金鯱賞(GII)。

馬名の由来は冠名+人名より。

戦績[編集]

デビュー前[編集]

2014年3月10日に北海道安平町ノーザンファームで誕生。同年のセレクトセール当歳馬市場に上場され、株式会社MMB代表・竹内啓安によって1億5,500万円(税別)で落札された[2]

2歳(2016年)[編集]

9月11日、阪神競馬場の2歳新馬戦でデビューし、1番人気に推されるも差し切れずハナ差の2着に敗れた。続く未勝利戦を圧倒的人気に応えて快勝、初重賞挑戦となった東京スポーツ杯2歳ステークスでは直線追い込んだもののゴール手前で交わされて2着となった[3]

3歳(2017年)[編集]

年明け初戦は共同通信杯に出走、後続を突き放し2馬身半差の完勝を飾った[4]。そしてクラシック第一戦の皐月賞では、フラワーカップを圧勝して注目を集めていた牝馬ファンディーナに次ぐ2番人気の支持を集めた。しかし、レコードタイムでの決着となったレースでは直線で伸びずに6着に敗退、初めて掲示板を外す結果に終わった[5]。その後クラシック第二戦、東京優駿に出走。好位から追い込むも、スローペースで早め先頭に抜け出したレイデオロを捉えられずに2着となった[6]

秋初戦のアルゼンチン共和国杯は道中中団の内で追走すると直線で鋭く伸びてソールインパクトに2馬身半差つけて快勝した[7]。暮れの有馬記念キタサンブラックに次ぐ2番人気で出走。後方から追い込んでくるも内にもたれてしまい4着に敗れた。この時、シュヴァルグランサクラアンプルールの進路を妨害したため、騎乗していたミルコ・デムーロ騎手は年明け開催2日間の騎乗停止処分を受け、本馬も平地調教注意処分となった。

4歳(2018年)[編集]

4歳初戦の金鯱賞は2番手追走から直線で逃げ粘るサトノノブレスを捕らえ、半馬身差をつけて快勝した[8]。そして、4月1日の大阪杯は後方待機から向こう正面で一気にまくりあげて前方に進出し、3コーナーで早めに先頭に立つと最後はペルシアンナイトの追撃を振り切ってGI初制覇を果たした[9]。次走には初のマイル戦となる安田記念を選択。4頭のマイルG1勝ち馬をはじめとした有力馬達を抑えて1番人気に推されたが、伸びきれずに3着に敗れた[10]

2018年10月28日 東京競馬場にて

夏場は休養に充て、ぶっつけで天皇賞(秋)に出走し、同期のクラシックホース3頭(アルアインレイデオロキセキ)などの強豪を抑えて1番人気に支持された。しかし、スタートで隣のマカヒキに寄られて最後方まで下がる不利に見舞われ、道中も淀みのない流れでポジションを押し上げることができず、鞍上のデムーロも直線半ばで諦めて追うのを止めて馬群に沈み、10着大敗となった[11]

その後は第38回ジャパンカップに出走し、圧倒的1番人気のアーモンドアイに次ぐ2番人気の支持を受けた。アーモンドアイを後ろから見る形でキセキの作り出したハイペースを4、5番手で追走したが、直線では前の2頭との差を詰められず3着に敗れた[12]。アーモンドアイの勝ちタイム2分20秒6は世界レコードであり、本馬と4着シュヴァルグランの走破時計2分21秒5も、アルカセットの旧日本レコードを0秒6上回るタイムであった[13]

5歳(2019年)[編集]

5歳となった2019年は中山記念から始動した。当年の同レースには、後に香港のクイーンエリザベスⅡ世カップを制するウインブライトや前年の皐月賞エポカドーロ、2017年の阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったラッキーライラック、前年のマイルチャンピオンシップの勝ち馬ステルヴィオ、2017年の秋華賞ディアドラなどの豪華メンバーが揃った。レースはマルターズアポジーが前半の1000m58.2というハイペースで逃げてラッキーライラックが2番手、スワーヴリチャードは道中5,6番手を追走して直線に向いたが直線は思いのほか伸びず4着だった[14]

その後は、シュヴァルグランとレイデオロと共にドバイシーマクラシックに出走した。鞍上は主戦のデムーロが大阪杯でペルシアンナイトに騎乗するためジョアン・モレイラに乗り替わった。レースはレイデオロが逃げるという意外な展開の中スワーヴリチャードは道中最後方を追走して最後の直線では、先に抜けたオールドペルシアンをスワーヴリチャードとシュヴァルグランが追って最後はスワーヴリチャードはシュヴァルグランに競り負けて3着となった[15]

続いて国内GI初戦として第60回宝塚記念を選択。ドバイで共に走ったレイデオロや菊花賞馬キセキらの同世代の有力馬含め6頭のGI馬が集まった好メンバーの中で、単勝6番人気とやや評価を落とす。レースでは馬群前の方先行策に出たリスグラシューを見る形で4、5番手を追走。3コーナーにかけて3番手に上がると直線では伸びを見せるも先に抜けたリスグラシューや逃げたキセキを捉えられず3着となった[16]

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2016.09.11 阪神 2歳新馬 芝2000m(良) 9 8 9 001.70(1人) 02着 02:03.2(33.9) -0.0 四位洋文 54kg メリオラ
0000.10.02 阪神 2歳未勝利 芝2000m(稍) 10 7 7 001.10(1人) 01着 02:04.0(35.4) -0.2 四位洋文 55kg (ピスカデーラ)
0000.11.19 東京 東スポ杯2歳S GIII 芝1800m(稍) 10 8 9 008.10(4人) 02着 01:48.3(33.6) -0.0 四位洋文 55kg ブレスジャーニー
2017.02.12 東京 共同通信杯 GIII 芝1800m(良) 11 1 1 003.10(2人) 01着 01:47.5(34.2) -0.4 四位洋文 56kg (エトルディーニュ)
0000.04.16 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 1 2 007.00(2人) 06着 01:58.2(34.3) -0.4 四位洋文 57kg アルアイン
0000.05.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 2 4 005.90(3人) 02着 02:27.0(33.5) -0.1 四位洋文 57kg レイデオロ
0000.11.05 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 芝2500m(良) 16 2 4 002.00(1人) 01着 02:30.0(35.0) -0.4 M.デムーロ 56kg (ソールインパクト)
0000.12.24 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 7 14 004.50(2人) 04着 02:33.8(34.5) -0.2 M.デムーロ 55kg キタサンブラック
2018.03.11 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(稍) 9 8 9 001.60(1人) 01着 02:01.6(33.8) -0.1 M.デムーロ 57kg サトノノブレス
0000.04.01 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 8 15 003.50(1人) 01着 01:58.2(34.1) -0.1 M.デムーロ 57kg ペルシアンナイト
0000.06.03 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 16 1 1 002.80(1人) 03着 01:31.4(33.9) -0.1 M.デムーロ 58kg モズアスコット
0000.10.28 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 12 4 5 002.50(1人) 10着 01:58.3(34.1) -1.5 M.デムーロ 58kg レイデオロ
0000.11.25 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 14 7 11 006.50(2人) 03着 02:21.5(34.7) -0.9 M.デムーロ 57kg アーモンドアイ
2019.02.24 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 11 8 10 005.60(4人) 04着 01:45.7(33.8) -0.2 M.デムーロ 58kg ウインブライト
0000.03.30 メイダン ドバイシーマC G1 芝2410m(良) 8 7 7 009.00(4人) 03着 J.モレイラ 57kg Old Persian
0000.06.23 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 12 8 11 008.80(6人) 03着 02:11.6(35.7) -0.8 M.デムーロ 58kg リスグラシュー
  • 競走成績は2019年6月23日現在

血統表[編集]

スワーヴリチャード血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系ヘイロー系
[§ 2]

ハーツクライ
2001 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
アイリッシュダンス
1990 鹿毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
*ビューパーダンス Lyphard
My Bupers

*ピラミマ
2005 黒鹿毛
Unbridled's Song
1993 芦毛
Unbridled Fappiano
Gana Facil
Trolley Song Caro
Lucky Spell
母の母
*キャリアコレクション
1995 鹿毛
General Meeting Seattle Slew
Alydar's Promise
River of Stars Riverman
Star Fortune
母系(F-No.) 1号族(FN:1-a) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ スワーヴリチャード 5代血統表2018年5月11日閲覧
  2. ^ スワーヴリチャード 5代血統表2018年5月11日閲覧
  3. ^ スワーヴリチャード 5代血統表2018年5月11日閲覧
  4. ^ スワーヴリチャード 5代血統表2018年5月11日閲覧

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n スワーヴリチャード”. JBIS-Search. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年12月18日閲覧。
  2. ^ ハーツ産駒最高価格1億5500万円 落札の竹内氏「全てが抜群」. スポーツニッポン(2014年7月16日付). 2018年5月6日閲覧
  3. ^ “【東スポ杯2歳S】スワーヴリチャード悔しい2着 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=116291 2018年8月16日閲覧。 
  4. ^ “スワーヴリチャード完勝! いざクラシックへ!/共同通信杯 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=118974 2018年8月16日閲覧。 
  5. ^ “皐月賞ダイジェスト/勝ちタイムは1分57秒8(良) | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=121003 2018年8月16日閲覧。 
  6. ^ “【ダービー】スワーヴリチャード猛追届かず2着 庄野師「残念の一言」 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=122368 2018年8月16日閲覧。 
  7. ^ 【AR共和国杯】スワーヴリチャード古馬一蹴V 堂々秋のG1戦線へ!netkeiba.com、2018年4月1日閲覧
  8. ^ スワーヴリチャード、GI制覇に向け好発進! サトノダイヤモンドは3着/金鯱賞netkeiba.com、2018年4月1日閲覧
  9. ^ スワーヴリチャード、早め進出からの押し切りでGI初制覇! 4歳馬が上位独占!/大阪杯netkeiba.com、2018年4月1日閲覧
  10. ^ “【安田記念】スワーヴリチャード 不発3着 ハード調教が裏目に…夏は秋に備え休養 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=138016 2018年8月16日閲覧。 
  11. ^ 【天皇賞・秋】スワーヴリチャード痛恨の出遅れ10着…ミルコ「次走巻き返したい」. サンケイスポーツ(2018年10月28日付). 2018年10月29日閲覧
  12. ^ ジャパンCダイジェスト/勝ちタイムは2分20秒6(良) | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年2月5日閲覧。
  13. ^ 【ジャパンCレース後コメント】アーモンドアイ C.ルメール騎手ら | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年2月5日閲覧。
  14. ^ 【中山記念】スワーヴリチャード、爆発力なく4着” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2019年2月25日). 2019年5月14日閲覧。
  15. ^ 【ドバイシーマクラシック】オールドペルシアンが勝利でビュイック騎手は3連覇 シュヴァルグラン2着、スワーヴリチャード3着、レイデオロ6着 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年5月14日閲覧。
  16. ^ 【宝塚記念】スワーヴリチャードは勝ち馬から5馬身差の3着 Mデムーロ「最後はじりじりでした」” (日本語). スポーツ報知 (2019年6月23日). 2019年7月2日閲覧。
  17. ^ バンドワゴンの半弟・スワーヴリチャードらがデビュー!. netkeiba.com(2016年9月5日付). 2018年5月11日閲覧

外部リンク[編集]