ソウルスターリング

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ソウルスターリング
Soul Stirring IMG 2254-1 20161211.jpg
阪神ジュベナイルフィリーズ表彰式
(2016年12月11日)
現役期間 2016年 -
欧字表記 Soul Stirring
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2014年2月13日[1]
死没 (現役競走馬)
フランケル[1]
スタセリタ[1]
母の父 モンズーン[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産 社台ファーム[1]
馬主 社台レースホース[1]
調教師 藤沢和雄[1]美浦
競走成績
生涯成績 13戦5勝[1]
獲得賞金 1億6078万8000円[1]
(2018年10月13日現在)
 
勝ち鞍
GI 阪神ジュベナイルフィリーズ 2016年
GI 優駿牝馬 2017年
GIII チューリップ賞 2017年
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ソウルスターリングは、日本競走馬持込馬)である[1]。主な勝ち鞍は2016年の阪神ジュベナイルフィリーズ、2017年の優駿牝馬チューリップ賞

デビュー前[編集]

ソウルスターリングは父はGI10勝で無敗馬のフランケル、母はGI6勝のスタセリタであり、母と父のGIの勝ち数から「16冠ベビー」と称され多くの競馬関係者から注目を集めた[2]。フランケルは2013年に種牡馬入りした新種牡馬で、まだまだ種牡馬として未知数であることも注目を集める要因となった[2]

現役時代[編集]

2歳(2016年)[編集]

7月の札幌競馬場2歳新馬戦でデビュー。鞍上には母のスタセリタの主戦騎手でもあった[注 1]クリストフ・ルメールを迎えた。レースは中団あたりに位置を取り、2着馬アドマイヤマンバイにクビ差ながら人気に応え勝利した[3]

2戦目はオープン競走のアイビーステークスに出走。1番人気は新馬戦を快勝したペルシアンナイトに譲るも、レースでは先行し最後の直線でペルシアンナイトに1馬身3/4差付け2連勝を飾った[4]

3戦目は2歳牝馬GIの阪神ジュベナイルフィリーズ[5]に出走。このレースには小倉2歳ステークスを6馬身差で圧勝したレーヌミノル[6]や、アルテミスステークスの勝ち馬リスグラシュー[7]新潟2歳ステークスの勝ち馬ヴゼットジョリー[8]など、数多くの重賞勝ち馬が集まった。ソウルスターリングは重賞未勝利にもかかわらず、良血な血統を持つことで注目を集め(詳しくは血統の項を参照)、1番人気に支持された。ゲート入りの際に隣枠のエムオービーナスが何度も立ち上がるそぶりを見せていたが[9]、ソウルスターリングはそれに動じることなくまずまずのスタートを切る[9]。レースでは常時3、4番手をキープし4コーナーを楽な手応えで回った。そして直線ではレーヌミノルやリスグラシューが追い込んでくる中、鞍上のクリストフ・ルメールが追い始めるといい反応を見せ、左鞭を一回振るっただけで[9]2着馬リスグラシューに1馬身1/4差付けて重賞初制覇をGI初制覇で飾った[10]。ソウルスターリングに騎乗したルメールは「チャンピオンホースになれるだけの素質があると思う。」と語った[11]

この勝利により、2016年のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞した[12]

阪神JF後、陣営はいずれかのトライアル競走を経てから桜花賞へ向かう意向を示した[13]

3歳(2017年)[編集]

年明け初戦は桜花賞のトライアル競走であるチューリップ賞に出走[14]。阪神JF2着馬リスグラシューも出走する中、単勝オッズ1.5倍の圧倒的1番人気に推される[14]。次ぐ2番人気はリスグラシューの2.7倍で[14]、3番人気のミリッサは11.0倍[14]と人気を2分した。レースでは、常時5番手につけると[14]最後の直線で脚を伸ばし、2着馬ミスパンテールに2馬身差つけ[14]快勝[15]、デビューから4連勝[15]を飾るとともに桜花賞への優先出走権を獲得した。

そして迎えた牝馬三冠の一冠目、桜花賞。フラワーカップの勝ち馬ファンディーナ皐月賞へ挑戦する[16]ため出走しないものの、クイーンカップ勝ち馬アドマイヤミヤビ[17]朝日杯FSから直行したミスエルテ、チューリップ賞で破ったリスグラシュー[7]、ミスパンテール、フィリーズレビュー勝ち馬カラクレナイ、同競走2着馬レーヌミノル[6]など多くの重賞馬が集まったにもかかわらず、前日時点で単勝オッズ1.1倍の断トツ1番人気に推されていた[18]。最終的には1.4倍に落ち着き出走を迎えた[19]。レースは中団に控えて進めるも最後の直線では先に先頭に立ったレーヌミノルを捉えられず、またリスグラシューにも交わされ3着[19]。無敗での桜花賞制覇とはならなかった[19]

続く牝馬三冠の二冠目優駿牝馬(オークス)では、フローラS勝ち馬モズカッチャンなどの参戦や、前走で3着と敗戦を喫したことなどがあったものの単勝2.4倍の一番人気に推された。レースでは1枠2番スタートから、2、3番手を追走。最終コーナーで良い手応えで前に詰め、迎えた最後の直線、鞍上のルメールが追い出すとソウルスターリングが先頭に立ち、残り200m付近で同じく1枠のモズカッチャンの急襲に遭うも、それを突き放し最後は2着モズカッチャンに1馬身3/4差つけ優勝、ソウルスターリングが樫の女王[注 2]に輝いた[20]。3着アドマイヤミヤビにはさらに2馬身半ついており、2頭が突出した結果となった。なおこの勝利により、ソウルスターリングは2度目のGI制覇、ソウルスターリングを管理する藤沢和雄調教師重賞100勝を達成[21]、騎乗したルメールは前週のGIヴィクトリアマイルアドマイヤリードに続く2週連続のGI制覇を達成した[22]

秋は秋華賞へは向かわず、毎日王冠から天皇賞・秋へ向かうこととなった。秋初戦の毎日王冠は12頭が出走。GIIにもかかわらず、前年のダービーマカヒキ2014年のダービー馬ワンアンドオンリー安田記念勝ち馬サトノアラジンドバイターフ勝ち馬リアルスティールと、合わせて5頭のGI馬が出走する顔ぶれとなった。そんな中でもソウルスターリングは単勝2.0倍の1番人気に推された。レースでは逃げる馬がおらず押し出される形で先頭へ立つ。そしてそのまま最後の直線まで向かうと、残り400mほどまで先頭だったが、鞍上のルメールのゴーサインに反応せず後退、8着という大敗を喫した[23]

その後は予定通り天皇賞・秋に出走。キタサンブラックサトノクラウン等、8頭のGI馬が揃った中で4番人気に支持された。しかし、台風の接近により前半1000mが64.2秒という歴史的な不良馬場になったうえ、直線では馬場の大外を回らされるロスもあり、6着に敗れた[24]

次走のジャパンカップでは、これまで主戦を務めたクリストフ・ルメールが僚馬の当年ダービー馬レイデオロに騎乗するため、クリスチャン・デムーロに乗り替わっての出走となり、前走と差のない4番人気に推された。レースでは中団を追走するも直線で伸びず、上位3頭から離された4着馬マカヒキから更に0.3秒遅れた7着となった[25]

4歳(2018年)[編集]

4歳初戦はヴィクトリアマイルの前哨戦である阪神牝馬ステークスに出走。昨年のヴィクトリアマイル優勝馬アドマイヤリードや同期の桜花賞・秋華賞2着馬リスグラシューターコイズステークス京都牝馬ステークスを連勝してきたミスパンテールなどメンバーが揃う中で、リスグラシューに次ぐ2番人気の支持を集めた。しかしレースでは直線に入ってから全く伸びずに後退し、10着に大敗した[26]

この大敗もあって次走ヴィクトリアマイルでは人気を落とし、デビュー以来初となる単勝オッズ10倍台の5番人気に留まった。過去3・6着と苦手にしている雨でのレースの中、直線では後方から追い込むも前には届かずに7着に敗れた[27]

その後は鞍上が北村宏司に代わってクイーンステークスに出走[28]。同期の秋華賞馬ディアドラに次ぐ2番人気に推された。好位で競馬を進めて先頭で直線に入り、ディアドラには離されたものの2着フロンテアクイーンにクビ差の3着に好走[29]。優駿牝馬以来1年2カ月ぶりに掲示板内、複勝圏内に入った。

秋は府中牝馬ステークスに出走したが、10着に大敗。レース後に骨折が判明し、今後の予定が白紙になり、休養入りとなった。

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2016.07.31 札幌 2歳新馬 芝1800m(良) 8 3 3 01.7(1人) 01着 1:51.4(34.2) -0.0 C.ルメール 54 (アドマイヤマンバイ) 480
0000.10.22 東京 アイビーS OP 芝1800m(良) 9 7 7 02.5(2人) 01着 1:48.9(33.9) -0.3 C.ルメール 54 (ペルシアンナイト) 480
0000.12.11 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 1 1 02.8(1人) 01着 1:34.0(34.8) -0.2 C.ルメール 54 リスグラシュー 472
2017.03.04 阪神 チューリップ賞 GIII 芝1600m(良) 12 7 10 01.5(1人) 01着 1:33.2(33.8) -0.3 C.ルメール 54 ミスパンテール 476
0000.04.09 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(稍) 18 7 14 01.4(1人) 03着 1:34.6(35.4) -0.1 C.ルメール 55 レーヌミノル 474
0000.05.21 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 1 2 02.4(1人) 01着 2:24.1(34.1) -0.3 C.ルメール 55 (モズカッチャン) 474
0000.10.08 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 12 1 1 02.0(1人) 08着 1:46.1(34.0) -0.5 C.ルメール 53 リアルスティール 480
0000.10.29 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(不) 18 5 9 09.4(4人) 06着 2:09.7(39.4) -1.4 C.ルメール 54 キタサンブラック 480
0000.11.26 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 17 4 8 09.3(4人) 07着 2:24.9(35.7) -1.2 C.デムーロ 53 シュヴァルグラン 480
2018.04.07 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(良) 13 5 6 03.6(2人) 10着 1:35.4(34.3) -0.6 C.ルメール 56 ミスパンテール 476
0000.05.13 東京 ヴィクトリアマイル GI 芝1600m(稍) 18 5 9 11.4(5人) 07着 1:32.7(33.5) -0.4 C.ルメール 55 ジュールポレール 484
0000.07.29 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(良) 11 2 2 04.5(2人) 03着 1:46.7(34.7) -0.5 北村宏司 56 ディアドラ 488
0000.10.13 東京 府中牝馬S GII 芝1800m(良) 11 3 3 07.7(3人) 10着 1:45.9(34.2) -1.2 北村宏司 55 ディアドラ 490
  • 競走成績は2018年10月13日現在

血統[編集]

血統背景[編集]

血統表[編集]

ソウルスターリング血統 (血統表の出典)[§ 1]

Frankel
2008年 鹿毛
父の父
Galileo
1998年 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
父の母
Kind
2001 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Rainbow Lake Rainbow Quest
Rockfest

*スタセリタ
2006 鹿毛
Monsun
1990 黒鹿毛
Konigsstuhl Dschingis Khan
Konigskronung
Mosella Surumu
Monasia
母の母
Soignee
2002 鹿毛
Dashing Blade Elegant Air
Sharp Castar
Suivez Fioravanti
Sea Symphony
母系(F-No.) (FN:16-C) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4・5×5 [§ 3]
出典
  1. ^ [33]
  2. ^ [33]
  3. ^ [33]


脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ クリストフ・ルメールはスタセリタが3歳の時に主戦騎手として騎乗した。
  2. ^ 「樫の女王」とは優駿牝馬(オークス)勝ち馬に与えられる通称で[20]、競走名の「オーク」はを表す英語である(詳しくは優駿牝馬の項を参照)

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n ソウルスターリング|競走馬データnetkeiba 2016年12月20日閲覧。
  2. ^ a b c 世界競馬史上最強フランケル産駒が早くも重賞制覇!今週末に札幌でデビューする『16冠ベビー』に「怪物」の資質十分ギャンブルジャーナル(2016年7月27日)2016年12月18日閲覧。
  3. ^ 5R 2歳新馬 競走成績競馬Compass 2016年12月12日閲覧。
  4. ^ 9R アイビーステークス(OP)競走成績競馬Compass 2016年12月12日閲覧。
  5. ^ 11R 第68回阪神ジュベナイルF(G1) 競走成績競馬Compass 2016年12月12日閲覧。
  6. ^ a b レーヌミノル|競走馬データnetkeiba 2016年12月20日閲覧。
  7. ^ a b リスグラシュー|競走馬データnetkeiba 2016年12月20日閲覧。
  8. ^ ヴゼットジョリー|競走馬データnetkeiba 2016年12月20日閲覧。
  9. ^ a b c 【怪物フランケルの「日本制圧作戦」第1弾】阪神JFはソウルスターリングが制す!たったワンステッキで2歳女王の座を手に入れた「血の力」ギャンブルジャーナル (2016年12月12日)2016年12月13日閲覧。
  10. ^ 阪神ジュベナイルフィリーズ 結果netkeiba 2016年12月20日閲覧。
  11. ^ 【阪神JF】超良血ソウルスターリング快勝 無傷の三連勝で2歳女王にスポーツ報知 2016年12月12日閲覧。
  12. ^ 「2016年度JRA賞」決定!年度代表馬はキタサンブラック号!日本中央競馬会 2017年1月11日閲覧
  13. ^ 【2歳次走】ソウルスターリングはいずれかのTRから桜花賞へスポーツニッポン 2016年12月21日閲覧。
  14. ^ a b c d e f 11R 第24回チューリップ賞(G3)競馬Compass 2017年3月4日閲覧。
  15. ^ a b 2歳女王ソウルスターリング快勝!デビュー4連勝スポニチアネックス 2017年3月4日閲覧。
  16. ^ デビュー3連勝、牝馬ファンディーナが皐月賞へnetkeiba 2017年4月8日閲覧。
  17. ^ アドマイヤミヤビ|競走馬データnetkeiba 2017年4月8日閲覧。
  18. ^ ソウルスターリング1.1倍断トツ1番人気/桜花賞日刊スポーツ 2017年4月8日閲覧。
  19. ^ a b c 無敗ソウルスターリング、伸びず3着/桜花賞日刊スポーツ 2017年4月9日閲覧。
  20. ^ a b 一番人気ソウルスターリングが樫の女王/オークス日刊スポーツ 2017年5月21日閲覧。
  21. ^ ソウルスターリングが樫の女王に輝く!藤沢和師は重賞100勝達成netkeiba 2017年5月21日閲覧。
  22. ^ 【オークス】ソウルスターリングが完勝で女王に返り咲き!スポーツニッポン 2017年5月21日閲覧。
  23. ^ ソウルスターリング失速、秋盾で巻き返し/毎日王冠2017年10月9日閲覧。日刊スポーツ
  24. ^ “【天皇賞(秋)】ソウルスターリング外回され6着「スムーズなら3着には来れた」” (日本語). https://www.keibalab.jp/topics/34496/ 2018年8月16日閲覧。 
  25. ^ “ジャパンCダイジェスト/勝ちタイムは2分23秒7(良) | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=129663 2018年8月16日閲覧。 
  26. ^ “【阪神牝馬Sレース後コメント】ミスパンテール横山典弘騎手ら | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=135599 2018年8月16日閲覧。 
  27. ^ “ヴィクトリアマイルダイジェスト/勝ちタイムは1分32秒3(稍重) | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=137150 2018年8月16日閲覧。 
  28. ^ “【次走】ソウルスターリング、北村宏司騎手との新コンビでクイーンSへ | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=139010 2018年8月16日閲覧。 
  29. ^ “【クイーンS】秋華賞馬ディアドラが突き抜け圧勝! オークス馬ソウルスターリングは3着 | 競馬ニュース - netkeiba.com”. netkeiba.com. http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=140476 2018年8月16日閲覧。 
  30. ^ a b フランケル|競走馬データnetkeibaより 2017年1月7日閲覧。
  31. ^ a b c スタセリタ|競走馬データnetkeibaより 2017年1月7日閲覧。
  32. ^ 【アルテミスS】母、姉に続け!シェーングランツが大外強襲Vサンケイスポーツ、2018年10月27日閲覧
  33. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ソウルスターリングJBISサーチ.公益社団法人日本軽種馬協会.2016年12月11日閲覧。

外部リンク[編集]