ザ・ダーティー・マック
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ザ・ダーティー・マック | |
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基本情報 | |
出身地 | イギリス・ロンドン |
ジャンル | |
活動期間 | 1968年12月11日 |
レーベル | アブコ・レコード |
旧メンバー |
ザ・ダーティー・マック (英語: The Dirty Mac) は、ローリング・ストーンズ主導により撮影されたスタジオ・ライブ映像作品『ロックンロール・サーカス』のため1968年12月11日に一度だけ結成されたスーパーグループ。
解説
[編集]『ロックンロール・サーカス』の撮影が決まった際、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズはビートルズのメンバーを呼ぶ提案をした。これが結実し、ビートルズのジョン・レノンの参加が実現した。一方のレノンもまた、まだビートルズとして活動中ではあったがポール・マッカートニーとの軋轢により、活動に嫌気が差していた時期であったため、ストーンズ側からの提案を快諾したという。レノンはこのバンドで初めてビートルズ以外のメンバーと人前で演奏した。バンド名は当時イギリスで有名になっていたブルース・バンドのフリートウッド・マックにかけた言葉遊び[1]。
1968年12月11日に収録された映像は長い間未公開となっていたが、1996年になってビデオとアルバムがようやく発売され、2004年にDVD化されている。さらに2019年には4Kレストアされて画質と音質が向上したBlu-ray DiscとDVDが、リミックスとリマスタリングが施されてボーナス・トラックも追加されたサウンドトラック盤2枚とブックレット(44ページ)がセットになった完全限定デラックス・エディションとして再発売された[2][3]。
メンバー
[編集]- ジョン・レノン(変名:ウィンストン・レッグサイ[1][4]) - リード・ボーカル、リズムギター (ビートルズ)
- エリック・クラプトン - リードギター (クリーム)
- ミッチ・ミッチェル - ドラムス (ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス)
- キース・リチャーズ - ベース (ローリング・ストーンズ)
演奏曲目
[編集]- ヤー・ブルース - Yer Blues
- ビートルズが同年に発売したアルバム『ザ・ビートルズ』に収録されている楽曲。
- この時のクラプトンの演奏を気に入ったレノンは、1969年9月13日トロントで開催された「ロックン・ロール・リバイバル」にプラスティック・オノ・バンドとして参加した際にもクラプトンをリードギターに同曲を演奏した。
- ホール・ロッタ・ヨーコ - Whole Lotta Yoko
脚注
[編集]- ^ a b “レノン、クラプトン、リチャーズ、ミッチェルによるザ・ダーティー・マックとは”. uDiscover. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2017年7月20日). 2021年10月25日閲覧。
- ^ “初ブルーレイ化!ローリング・ストーンズ『ロックンロール・サーカス』4Kレストアのブルーレイ+DVD+2CDデラックス盤復刻|ロック”. HMV&BOOKS online (ローソンエンタテインメント). (2019年5月9日) 2019年6月26日閲覧。
- ^ “ローリング・ストーンズ、『ロックンロール・サーカス』の再発盤がリリースされることが決定”. NME Japan (IPC Media). (2019年5月1日) 2019年6月26日閲覧。
- ^ “Why The Rolling Stones Hosted An All-Star Concert But Didn't Release It For 30 Years”. Live For Live Music. (2015年12月11日) 2019年6月26日閲覧。