ホンキー・トンク・ウィメン
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「ホンキー・トンク・ウィメン」 | ||||||||
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ローリング・ストーンズ の シングル | ||||||||
初出アルバム『スルー・ザ・パスト・ダークリー (ビッグ・ヒッツ Vol.2)』 | ||||||||
B面 | 無情の世界 | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | シングル | |||||||
録音 | ロンドン、オリンピック・スタジオ、1969年3月10日 - 11日 | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル |
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作詞・作曲 | ジャガー=リチャーズ | |||||||
プロデュース | ジミー・ミラー | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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ローリング・ストーンズ シングル 年表 | ||||||||
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「カントリー・ホンク」 | ||||
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ローリング・ストーンズの楽曲 | ||||
収録アルバム | 『レット・イット・ブリード』 | |||
リリース | 1969年12月5日 | |||
録音 | 1969年6月、10月 | |||
ジャンル | カントリー・ロック | |||
時間 | 3:10 | |||
レーベル | Decca/ABKCO | |||
作詞者 | ジャガー=リチャーズ | |||
プロデュース | ジミー・ミラー | |||
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「ホンキー・トンク・ウィメン」 (Honky Tonk Women) は、ローリング・ストーンズの1969年のヒット曲。ジャガー=リチャーズ作詞作曲。イギリスでは1969年7月4日、アメリカでは翌日にリリースされ、両国でシングルチャートの1位を記録した。米国では4週連続1位を獲得しミリオンセラーを記録、1969年年間4位。ストーンズを代表する楽曲の一つ。
解説[編集]
ブライアン・ジョーンズの後任ギタリスト、ミック・テイラーの初参加したシングル楽曲。そのためジャケットには、新メンバーとなったテイラーも写っている。この曲は前年発表の「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」同様、レコーディングに制作されたスタジオ・アルバム『レット・イット・ブリード』には未収録で、コンピレーション・アルバム『スルー・ザ・パスト・ダークリー (ビッグ・ヒッツ Vol.2)』(1969年)に初収録された。基本的に3分程度の尺だが、収録された盤によってピッチが一定していないため、長さに2~4秒程度のばらつきがある。カントリーミュージック風にアレンジされた別テイク(歌詞も若干異なる)があり、そちらはアルバム『レット・イット・ブリード』に「カントリー・ホンク」のタイトルで収録されている。当初はブライアン・ジョーンズがギターを弾いていたが、新人のテイラー加入の際ブライアンのパートを削除し、テイラーによる現在のヴァージョンに差し替えられた経緯を持つ。なお、ブライアンのヴァージョンは公式には発表されておらず、現在のところ海賊版のアウトテイク集などでしか聴くことはできない。
また、1969年に行われたアメリカ・ツアー以降ストーンズのライヴではセットリストの常連でもあり、欠かせないレパートリーとなっている。このため、いくつかのライヴ・アルバム『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』、『ラヴ・ユー・ライヴ』、『ライヴ・リックス』にライヴ・ヴァージョンが収められている。バンド結成40年の際行われたワールド・ツアー「リックス・ツアー」からは、歌詞の内容に合わせて演奏中、スクリーンにトップレスの女性が描かれるアニメーションが出るようになった。「リックス・ツアー」後に発売されたライヴ・アルバム『ライヴ・リックス』のアルバム・ジャケットには、このツアーで使われたアニメーションの絵がそのまま採用された。
その他[編集]
この曲のリフに関してはレコーディングされた時期に制作に関わったライ・クーダーが「あの曲のリフは自分が作った」と主張しキース・リチャーズを批判している。しかしリチャーズによると、「オープン・チューニングの使い方を教えてくれただけで全てが同じなわけない」とし一切その主張を認めていない。クーダーはこれを機に以後はこのオープンGチューニングを使うことはなくなったという。
歌詞カードの山本安見訳では「I laid a divorcee in New York City」を「おいらニューヨークで離婚してきたばかり」となっているが「おれはニューヨークでバツイチ女と寝た」の誤りである。
カヴァー[編集]
- ジョー・コッカー - ライヴ・アルバム『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』(1970年)に収録。
- ザ・タイガース - ライヴ・アルバム『ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム』(1971年)に収録。
- アルバート・キング - アルバム『Lovejoy』(1971年)に収録。
- エルトン・ジョン - アルバム『ライヴ!!(17-11-70)』(1971年)に収録。
- リック・ネルソン - アルバム『Rudy the Fifth』(1971年)に収録。
- ハンブル・パイ - ライヴで演奏。アルバム『イート・イット』(1973年)にライヴ音源が収録された。
- ミーターズ - アルバム『Trick Bag』(1976年)に収録。
- グラム・パーソンズ - 没後発表の未発表音源集『スリープレス・ナイツ』(1976年)に収録。
- 松田優作 - ライヴ・アルバム『HARDEST NIGHT LIVE』(1981年)に日本語詞のカヴァーを収録[2]。
- ザ・ポーグス - 12インチ・シングル「Yeah, Yeah, Yeah, Yeah, Yeah」(1988年)のカップリング曲として発表[3]。1992年にはシングルA面として全英56位に達した[4]。
- テスラ - カヴァー・アルバム『Real to Reel』(2007年)に収録。
- Superfly - シングル「Hi-Five」(2008年)のカップリング曲として発表。
- Qing Yong All Stars - 配信のみ「鏡花水月的遊戯人間」(2014年)初の中国語カバーとして発表。
脚注[編集]
関連項目[編集]
先代: ゼーガーとエバンズ 「西暦2525年」 |
Billboard Hot 100 第1位 1969年8月23日 - 9月13日(4週) |
次代: アーチーズ 「シュガー・シュガー」 |
先代: サンダークラップ・ニューマン 「サムシング・イン・ジ・エアー」 |
全英シングルチャート 第1位 1969年7月23日 - 8月23日(5週) |
次代: ゼーガーとエバンズ 「西暦2525年」 |