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ワン・ヒット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ワン・ヒット」
ローリング・ストーンズシングル
初出アルバム『ダーティ・ワーク
B面 ファイト
リリース
規格 7インチ・シングル
12インチ・シングル
録音 1985年4月 (1985-04) - 12月
ジャンル ハードロック
時間
レーベル Rolling Stones/Virgin
作詞・作曲 ジャガー/リチャーズ/ウッド
プロデュース スティーヴ・リリーホワイト
グリマー・ツインズ
チャート最高順位
ローリング・ストーンズ シングル 年表
ハーレム・シャッフル
(1986年)
ワン・ヒット
(1986年)
ミックスト・エモーションズ
(1989年)
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ワン・ヒット」(One Hit (To the Body))は、ローリング・ストーンズの楽曲。作詞・作曲はミック・ジャガーキース・リチャーズおよびロン・ウッド1986年発表のアルバムダーティ・ワーク』収録。シングルとしてもリリースされ、全米28位[1]、全英80位を記録[2]

解説

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アルバム『ダーティ・ワーク』のオープニングを飾る曲。同アルバム制作時はジャガーとリチャーズの対立が深刻化していた時期であり、二人の楽曲制作も難航したため、いくつかの曲でウッドも作曲に協力しているが、この曲はその一つである[3]。この曲のベーシックトラックはウッドのアコースティックギターのパートから始められたが、ウッドはこの曲の録音に、リチャーズ所有のマーティン・D-18(1967年製)を使用している[4]。ギターソロは元レッド・ツェッペリンジミー・ペイジが弾いている。ストーンズとペイジの関係は浅くなく、ペイジがスタジオミュージシャンだった1960年代中盤には、当時のストーンズのマネージャーだったアンドリュー・ルーグ・オールダムによるプロジェクト「アンドリュー・オールダム・オーケストラ」に参加している[5]。さらに、ストーンズの創設者であるブライアン・ジョーンズに様々な問題が起き始めた1965年頃、バンド側がペイジにジョーンズの代わりにストーンズに加入するよう打診していたことをビル・ワイマンが明かしている。[6]しかし、ペイジが実際にストーンズのレコーディングに参加したのはこれが初めてだった。またバックコーラスに、アメリカソウル歌手のボビー・ウーマックドン・コヴェイの他、女優ビヴァリー・ダンジェロや、ブルース・スプリングスティーンのバックバンド、Eストリート・バンドのメンバーで後にスプリングスティーンの妻となるパティ・シャルファも参加している[4]

プロモーションビデオも制作されているが(監督はラッセル・マルケイ)、ここではジャガーとリチャーズが当時の二人の関係そのままに、互いに体を激しくぶつけ合うシーンも見られる。その他、この曲にはプロデュースを担当したスティーヴ・リリーホワイトリミックスによる「ロンドン・ミックス」バージョンも存在し、これは12インチシングルとしてリリースされた[3]。またこの曲のシングル盤のジャケットには、人間の死体を犬のような動物が食べる様子を描いたグロテスクなイラストが使用された[7]

コンサート・パフォーマンス

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ストーンズのコンサートにおいては、1989年の「スティール・ホイールズ/アーバン・ジャングル・ツアー」と1995年の「ヴードゥー・ラウンジ・ツアー」で披露されている[4]。この曲のライブ・バージョンは音源、映像共に公式ライブ作品には収録されていない。

レコーディング・メンバー

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脚注

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  1. ^ The Rolling Stones Chart History | Billboard
  2. ^ The Rolling Stones | full Official Chart History | Official Charts Company
  3. ^ a b 『ダーティ・ワーク』日本版リマスターCD(2009年)付属の犬伏功による解説より。
  4. ^ a b c d e f g h i j One Hit (to the Body)(英語). 2019年4月2日閲覧。
  5. ^ ここで録音された楽曲は未発表曲集『メタモーフォシス』(1975年)に収録されている。
  6. ^ Sing This Song Together L to Q(英語). 2019年4月2日閲覧。
  7. ^ The Rolling Stones - One Hit (To The Body) | Discogs(英語). 2019年4月2日閲覧。