青春鉄道

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青春鉄道』(あおはるてつどう)とは青春による日本漫画作品である。鉄道擬人化を題材としている。

概要

2006年3月18日東武鉄道ダイヤ改正に端を発して同人作品が発表され、後にメディアファクトリーより同人作品のよりぬきに書き下ろしを加えて単行本化。同社『コミックフラッパー』にて2009年11月号から2011年9月号まで連載。その後、同社『月刊コミックジーン』に移籍し、2011年10月号から2014年4月号まで連載。その後、ウェブコミックマガジン『コミックウォーカー』に移籍し、「青春鉄道(株)」と改称して2014年4月から月二回で連載開始。現在も同人と商業の両方で連載されている。また、連載で登場した路線は現在(2016年3月)111路線。

作品中では従来のような車両の擬人化ではなく、鉄道路線の擬人化が行われている。そのため、「架線が弱い」「ダイヤが乱れる」「振り替えを頼む」などの発言が多々みられる。

また、JR東日本JR東海JR西日本JR九州東京地下鉄東京都交通局東京臨海高速鉄道つくばエクスプレスIGRいわて銀河鉄道青い森鉄道ゆりかもめいすみ鉄道東武鉄道西武鉄道東急電鉄銚子電鉄秩父鉄道から商品化の許諾を得ている。[要出典]

登場する路線

作品中にはJR各社新幹線JR東日本JR西日本在来線東武鉄道西武鉄道東京急行電鉄小田急電鉄東京地下鉄(東京メトロ)、都営地下鉄、他私鉄・第三セクターの路線が登場する。

ここではあくまで漫画に登場するキャラクターについて記述する。モデルとなっている各路線についてはリンク先を参照。

JR在来線

襟、前合わせ、袖口に白い縁取りの入った各ラインカラーの詰襟を着用している。スラックスも同色で裾は折り返し。登場回数が少ない路線がある。新幹線を上官とする。

首都圏エリア

山手線
声 - 石田彰
身長175cm、体重67kg(外回り)と身長60cm、体重10kg(内回り)。
短髪の青年。内回りと外回りそれぞれが存在するが、内回りは人形。本体の外回りがそれを利用して腹話術で会話する。
やかましく言葉を慎まない内回りに対して外回りは寡黙で陰鬱、他の路線のような接続も乗り入れもないことをぼやく寂しがりやである。
同じところをぐるぐる回っているため、終点で時々止まらないと自分が何をしているのかわからなくなる。
京浜東北線
声 - 杉山紀彰
身長178cm、体重65kg。
茶髪の青年。前髪は右から左へ流している。メガネをかけている。自称「京浜東北・根岸線」でもある。
在来線のまとめ役的存在だが、個々の個性が強過ぎてまとめ切れていない。鉄道人身障害事故が多いせいか、スプラッターが苦手で、猟奇的なものを見せられると気絶してしまう。
自らの誇りである209系車両に別れを告げ車両を全交換したが、それでも事故ゼロは目指せていない。
宇都宮線東北線
身長186cm、体重75kg。
黒髪の青年。前髪を右側で分けており穏やかな目をしている。
一見にこやかだが、「歪んだ性格」と評される程に性格が悪い。
趣味は私鉄いじめだが、新幹線の前では優等生ぶっている。振替輸送の交渉では絶対に引かない。そのため、上越新幹線からは危険人物として見られている。
東北新幹線延伸による第三セクター移管のために路線総延長が短くなった事を気にしているが、表には全く出さない。東京駅乗り入れが新幹線より高い高架で実現するのを楽しみにしている。
高崎線
身長186cm、体重72kg。
黒髪の青年。髪型は宇都宮線と対になっており、前髪を左側で分けている。目つきが鋭い。
目付きが悪く言葉もきついので誤解を受けやすいが、面倒見がいい上に宇都宮線よりもはるかに人が好い。
新幹線の前だとおどおどしてしまい、そのせいで上越新幹線にこき使われている。
埼京線
声 - 代永翼
身長175cm、体重65kg。
ふわふわの金髪に童顔の青年。前髪を右側で分けている。
湘南新宿ラインが開業してからは、架線接続の関係で宇都宮線や高崎線にも被害を及ぼしている。そのため、彼らからしばしば小馬鹿にされる。そのため彼らとは仲がよくないと思われる。
宇都宮線に手厳しく非難された際に優しく慰めてくれたりんかい線と直通運転をすることにした。そのりんかい線とはとても仲がいい。
武蔵野線
声 - 小野坂昌也
身長172cm、体重60kg。
ややボサボサの茶髪の青年。
冬になると半纏を羽織ることがある。
雨が降ったら遅延し、風が吹いたら運休するといった怠惰な性格。
遅延しても「人は振り替えで行けるが貨物は回せない」と貨物列車を優先して走らせる。
中央線
身長176cm、体重60kg。
金髪をマッシュルームカットにした青年。
かつての人身事故ワースト1位で社会問題にもなった。台風は割と好き。総武線と仲が良い。
八高線
身長178cm、体重72kg。
灰色のセミロングウェーブを後ろで束ね、丸いサングラスをしている。
陽気な性格で、「HA HA HA HA」という笑い方と語尾の「☆」が特徴。山陽新幹線やIGRいわて銀河鉄道と国鉄時代に面識がある。
国鉄時代は、現在と異なり、非常に乱暴な性格だった。
サングラスに度は入っておらず、かけている理由は「今の時代は少し眩し過ぎる」から。
東海道線
声 - 間島淳司
身長180cm、体重74kg。
東海道新幹線の弟。東海道新幹線以外の新幹線からは兄と区別してジュニアと呼ばれている。
黒髪の青年。兄と異なり、アホ毛が無く、前髪を左側で分けている。
普段は冷静な性格だが、兄のことを好いており、ややブラコンの気がある。
他の在来線が新幹線を「~上官」と呼ぶのに対し、彼だけは「~さん」(東海道新幹線のことは「兄さん」や「兄貴」)と呼ぶ。
京葉線
身長176cm、体重70kg。
赤茶色のセミロングヘアーの青年。
自称セレブ・魔法使い。京浜東北線から209系車両を貰い受けるが、余計なことを言ってケンカになる。武蔵野線にすら「JRナンバーワン根性無し路線」と言われるほどすぐ止まり、独特の物腰でイラつかせることもある。
常磐線
身長166cm、体重58kg。
薄紫色の髪のショートボブの青年。
からかう相手を常に探している。千代田線のことを、一部JRと二重戸籍だからなのか地下鉄だと思っていない。
横須賀線
身長178cm、体重80kg。
茶髪をハーフアップにした青年。身体つきががっしりとしている。
ヤンキー。喧嘩っ早い性格。
猫好きであり、自らが猫耳のカチューシャをつけていることもある。
川越線
黒髪の青年。髪型は埼京線と対になっており、前髪を左側で分けている。
埼京線と共に登場することが多い。また、埼京線と仲の良いりんかい線を敵視している節がある。
吾妻線
太めの眉で童顔気味の青年。

千葉エリア

総武線
身長164cm、体重53kg。
外ハネの金髪の青年。三白眼。詰襟の中にはワイシャツではなく、常にTシャツを着ている。
ヤンキー揃いのJR千葉支社を束ねる千葉の番長兼ツッコミ役。千葉のJR線達からは「パネェ」と崇められている。千葉のJR線だけでなく、他の千葉の私鉄線のことも気にかけているなど、面倒見がいい。「黄色いキャラはカレー好き」と思われることに納得がいかない。
成田線
身長176cm、体重77kg。
緑色の髪をした青年。この髪はカツラだが、ハゲているわけではなく坊主。
よくカツラがずれている事を総武線に怒られるが、反省する様子が無い。成田新幹線のことが忘れられず、新型スカイライナーに心を奪われてしまったりして総武線に怒られる。夢はパイロットになること。
東金線
身長179cm、体重75kg。
オレンジがかった茶髪の短髪の青年。
他の千葉のJR線に比べ、総武線をより崇めている。
外房線
身長178cm、体重74kg。
茶髪で強面の青年。前髪を右側で分けている。
内房線
身長178cm、体重72kg。
茶髪の青年。髪型は外房線と対になっており、前髪を左側で分けている。
久留里線
身長173cm、体重72kg。
灰色の髪の青年。前髪は左から右に流している。
何故か仲間内で唯一、成田線がカツラだったことに気づいていなかった。同じく非電化で、車両をくれる八高線と仲が良い。

新潟エリア

信越線
身長172cm、体重70kg。
黒髪の青年。前髪は左から右へ流している。左目のしたにほくろがある。
夏を除き、緑・白・ピンクの3色のマフラーを巻いている。
子供なら誰でも、顔や外見は関係なく好き。長野新幹線の延伸を悲しんでやまない。
羽越線
身長175cm、体重67kg。
短い白髪の青年。右目のしたにほくろがある。
新潟で一番目立たない、と言われている。冬場の遅延や運休の多さをよくからかわれる。
白新線
身長176cm、体重75kg。
茶髪の青年。髪を左上で束ねている。
振り回されているようで、主導権を握るのが得意。よく信越線の暴走を止めている。
越後線
身長174cm、体重72kg。
黒髪のおかっぱ頭の青年。ヘアバンドをしている。
「蕎麦男」と呼ばれる程蕎麦が好きで、登場するときは高確率で蕎麦をすすっている。
上越線
身長168cm、体重65kg。
茶髪を後ろで束ねている青年。顔にそばかすがある。
仕事が終わると必ずワンカップを開ける程の酒飲み。
開業前の上越新幹線の教育係を務めていた過去があり、彼に「先輩」と呼ばせていた。

東北エリア

奥羽線
黒髪で前髪を中央で分けている青年。顔にそばかすがある。
新潟へは出張でよく行くらしい。
羽越線とは秋田駅で会うこともある。
仙山線
ふわふわした黒髪の青年。
山形新幹線がカモシカを撥ねたとき、一番慌てていた。

西日本エリア

山陽本線
ややボサボサの髪をした青年。
山陽新幹線に頼られている。
岩徳線
短髪の青年。
気性が荒く、上司である山陽新幹線に対しても暴力的な態度をとる。
モンハンをプレイしているが、いわゆる「野良」。
人間の女性と結婚している。このことから、登場路線は人間との結婚が可能であることを明文化された。
北陸本線
ウェーブした黒髪をシュシュで束ねて
ややボサボサの黒髪の青年。
山陰本線
ややボサボサの黒髪の青年。
湖西線
ウェーブした黒髪の青年。前髪を右側で分けている。
大阪環状線
黒髪のおかっぱ頭の青年。
福知山線
ショートボブの青年。前髪を右側で分けている。
奈良線
黒髪をオールバックにした青年。
紀勢本線
短髪の青年。

JR新幹線

袖口および前合わせに金色のラインの入った濃い緑色の制服を着用し、白い手袋をはめている。JR在来線達の「上官」。九州新幹線以外の路線は、1つの部屋に詰めている。

各新幹線の女性擬人化も存在する。女体化ではなく男性陣とは別個のキャラクターである。

秋田新幹線
声 - 斎賀みつき
身長177cm、体重75kg。
長い黒髪をアップにしてまとめている。女性的な外見だが、れっきとした男性。
大食漢で、自分の路線で撥ねた熊を軽々かつげる程の力持ち。
山形新幹線
声 - 関俊彦
身長179cm、体重65kg。
黒髪をオールバックにした男性。
冬になり、路線に落ち葉が積もると山から下りてこられなくなる。
方言がきつい。
ヒステリーに陥った東海道新幹線を宥められる唯一の人物。
東北新幹線
声 - 三木眞一郎
身長178cm、体重65kg。
黒髪の短髪の男性。右耳だけにピアスをしているが、上越新幹線から「工事で遅れた自分が無事に開業できるようゲン担ぎに」とプレゼントされたもので、ゲイではない。しかしそのせいでピアスをつけて3ヶ月は同僚職員に気持ち悪がられたという経緯がある。
基本的に無口で、自分に関係ないことには無関心な節がある。一方で、上越新幹線のことをなにかと気にかけていたり、宇都宮線を懇々と諭したりと周囲を気遣う一面も持つ。
上越新幹線
声 - 谷山紀章
身長182cm、体重70kg。
黒髪のショートカットの男性。上半身裸の上に緑色の制服を羽織る格好が多い。暑いとすぐに脱いでしまう程の暑がり。
在来線の振り替えに積極的。回される車両がお古ばかりでイライラしており、そのせいかキレると止まらない。北陸新幹線に脅威を感じている。
東北新幹線とよく言い争いをしているが嫌っているわけではなく、彼のいない所で「嫌いなら喧嘩なんかしない」と発言している。一方の東北新幹線も裏で同じようなことを語っており、実態としては仲が良い。
長野新幹線
声 - 高橋美佳子
身長130cm、体重28kg。
2014年開業予定の北陸新幹線(東京駅 - 金沢駅)の計画路線の一部で、まだ子供である。将来は先輩である東海道新幹線のようになりたいと思っている。
成長後の北陸新幹線としての姿は何度か描かれており、身長が伸びて東海道新幹線が慄くほどであった。
東海道新幹線
声 - 宮野真守
身長175cm、体重55kg。
黒髪の青年で、東海道本線の兄。弟と対称の髪型で、頭頂部にアホ毛が生えている。左襟に「B.T」と書かれたバッジを付けている。
自分が高速鉄道であることに誇りを持っており、それがいきすぎてややヒステリック。また、お金にうるさい。
メンタルが弱く、天候による運行支障などなんらかのトラブルに遭遇するとすぐに落ち込み、慰められるとわめいたり大声で泣き出したりする。このことは新幹線達のトップシークレットで、弟である東海道本線以外の在来線には隠している。
特急はとであり、姉妹特急の特急つばめであった九州新幹線とは因縁があり、未だに根に持っている。そのため、自分の路線につばめが乗り入れるのを頑なに拒んでいる。新大阪延伸の際にはまだリニアがあると発言している。
山陽新幹線
声 - 櫻井孝宏
身長185cm、体重74kg。
茶髪で気さくな雰囲気の男性。標準語で話すが、本来は広島弁。
プライドの高い東海道新幹線と、見下し目線の九州新幹線との板ばさみで苦労している。500系のことが忘れられない。東海道新幹線のツッコミ役。
国鉄篠山線だった過去を持ち、八高線やIGRいわて銀河鉄道と面識がある。戦時中は黒髪だったが敗戦時に金髪にし、現在は単におしゃれとしての茶髪に落ち着いた。軍用路線であった自分の存在意義に悩んでいたが、0系新幹線に救われた。
九州新幹線
声 - 大川透
身長179cm、体重70kg。
七三分けで目付きの鋭いメガネの男性。
ドSで、東海道新幹線や山陽新幹線に対して嫌がらせを行うことが多い。目標は本州打倒。
長崎新幹線
普段は女性。
国交省から着工認可が下りたため登場。フリーゲージトレインを使って在来区間に入る予定。ちなみに在来区間に入ると、性別も変わるらしい。(性別もフリーゲージ)
みずほ
ショートカットの少女。
強気で物事をはっきりと言うが、自身のグッズ展開が少ないことを気にしている。
さくら
桜の髪留めでおさげにしている少女。
あとから出てきたみずほに怒っていたが、基本的にみずほ、つばめともに一緒に行動している。
つばめ
おかっぱの少女。
気が弱く、各駅のためにみずほからいじめられるが、グッズ展開のことで言い返す強かさをもっている。
北海道新幹線
部分開業なので紙袋を被っている。本人曰くモザイク的なものらしい。顔出しは札幌まで開通した時。

東武鉄道

色違いのツナギを着用し、左腕に路線名を記した腕章を巻いている。 他の会社に比べて貧乏で、おせちすら満足に用意できない。 また、なぜか身長が低い。

伊勢崎線
身長160cm、体重47kg。
短い黒髪の青年。童顔。ツナギの色は水色。
可愛い顔に似合わず、叩き上げの体育会系で男らしい性格。
料理がとんでもなく下手である。
日光線
身長169cm、体重54kg。
顔立ちの整った黒髪の青年。ツナギの色は赤。ツナギの中にはVネックの黒いTシャツを着ている。
女子供は平気で殴れるが、伊勢崎線だけは殴れない。作中、彼と鬼怒川線のみが男性同性愛者である。
自社キャラクター「とぶっち」を好戦的に教育したりと、ハングリー精神にあふれている。
亀戸線
身長154cm、体重42kg。
茶髪の青年。ツナギの色は黄土色。
悪ふざけ担当。大師線に変な情報を吹き込むのが趣味。
大師線
身長90cm、体重14kg。
黒髪の幼い子供。ツナギの色は水色。
「いせさき(伊勢崎)」が発音できず、「いささき」になってしまう。伊勢崎線と東上線をつなぐ計画が無くなったことは知らされていない。
野田線
身長168cm、体重80kg。
ふわふわした黒髪の、ぽっちゃりとした体型の青年。ツナギの色はグレーがかった水色。
ダイエットとリバウンドを繰り返している。
ようやく新車両が入ることをしつこいほど自慢していたところを日光線に蹴られる。
佐野線
身長146cm、体重38kg。
短い黒髪の青年。ツナギの色はピンク。
よく大師線の面倒を見ている。和食が好き。
桐生線
身長155cm、体重46kg。
黒髪をオールバックにした青年。ツナギの色は青。
人が失敗していると手を貸さずにはいられない。東武の禁煙政策に最後まで反対していたが押し切られた。
小泉線
身長153cm、体重44kg。
黒髪を真ん中で分けている青年。ツナギの色はオリーブグリーン。
何かと不遇なのでやさぐれている。甘党。
宇都宮線
身長182cm、体重62kg。
坊主頭の好青年。ツナギの色はオレンジ。「電柱」と呼ばれるほど背が高い。
坊主頭は、ワンマン運転になったときに、伊勢崎線にバリカンで刈られた。
鬼怒川線
身長165cm、体重60kg。
茶髪の青年。前髪は右から左に流している。ツナギの色は濃い赤。
男性同性愛者であることを、日光線以外に気づかれていない。気づかれてもいいが、今更言い出せないでいる。
東上線
声 - 鈴村健一
身長165cm、体重62kg。
黒髪を真ん中で分けている青年。ツナギの色はオレンジ。ツナギの中には左胸に「東上」と書かれた白いTシャツを着ている。
過去に乗り入れを打ち切られた秩父鉄道には未練があり、彼の前では途端に大人しくなる。逆に、自分に代わって秩父鉄道との相互乗り入れを続ける西武の路線を嫌っている。
また伊勢崎線や日光線とも仲が悪く、「東武線」と呼ばれるのを嫌がっている。
越生線
声 - 真堂圭
身長125cm、体重29kg。
黒髪を短く刈っている、目つきの悪い少年。ツナギの色はオレンジ。
東上線のフォローをしているはずの発言が痛いほどに核心を突いて逆に彼を落ち込ませ、「ある意味核弾頭」と評される。

西武鉄道

白い縁取りの入ったブルーのコートを着用している。そろって愛社精神が過剰で、堤康次郎を「会長」と呼び、神のごとく崇拝している。JR線の事を「国鉄」と称したり東京地下鉄の事を「営団」と称したりしている。他社路線を見下している節があるがそのこともあってか副都心線からは逆に見下されている。

池袋線
声 - 遊佐浩二
身長175cm、体重67kg。
金髪の青年。前髪で常に左目を隠している。
常に肖像を携帯する程会長を崇拝していて、発作を起こすことがある。彼を馬鹿にされると恐ろしい勢いで怒る。他の西武路線が「会長になら抱かれてもいい」と思っているのに対して彼だけは「会長に抱かれたい」と思っている。武蔵野鉄道時代の因縁から東武を嫌っている。
勉強はあまり出来ないようで、学園パロディではテストで30点をとっている。
新宿線
身長164cm、体重52kg。
金髪の青年で、髪で目が隠れている。
見た目に似合わずハイテンションな性格。空気を読まないこともある。
金遣いが荒いうえに、電化製品好き。「稼いでるからいいじゃん!」が口癖。
話し上手なため、西武で一番モテている。
西武秩父線
身長182cm、体重77kg。
短い金髪の大柄な好青年。
乗り入れの関係上、秩父鉄道との関わりが多い。
酒に強い。
西武有楽町線
身長109cm、体重20kg。
茶髪のショートボブの少年。
西武では最年少だが、愛社精神は旺盛。地下鉄副都心線に泣かされることがある。
西武園線
身長172cm、体重67kg。
金髪の青年。やや目つきが悪い。
時々遊園地のヒーローショーに(主に怪人役として)出ている。
独特な物腰で安比奈線を怒らせることがしばしばある。
国分寺線
身長178cm、体重73kg。
長い金髪を、後ろで束ねている青年。
歴史が古いのだが、池袋線からは馬鹿にされている。勉強もできないようで、学園パロディの際、テストで赤点をとったことがある。
占いを信じるタイプで、よく拝島線に占ってもらっている。
豊島線
身長173cm、体重63kg。
金髪の青年。少し髪が伸びていて、真ん中に分け目がある。
空手の黒帯所持者。
拝島線
身長175cm、体重70kg。
金髪の髪をストレートに伸ばしている青年。前髪は左から右へ流している。
タロットカードが趣味だが、悪い評判以外出したことが無い。
狭山線
身長180cm、体重75kg。
ロングヘアーで金髪の青年。すこしウェーブがかかっていて肩までの長さ。
見た目通りの女タラシであるが、西武で一番モテるのは新宿線。そのことを少し気にしている。
山口線の飼い主だが、甘噛で殺されかけたことがある。
多摩湖線
身長172cm、体重64kg。
金髪の少し髪が長い青年。
存在感が希薄なのを気にしている。
山口線
体長180cm、体重205kg。
ホワイトライオン。作中では「レオ(レオライナー)」と呼ばれることがある。
けっこう大型で、マスコットになりきれていない。西武有楽町線だけが背中に乗れる。
ルンバに乗るよう新宿線に訓練されているが、無理なのを知っている。
多摩川線
身長172cm、体重60kg。
短い金髪の青年で、顔にそばかすがある。
家にいないことが多いが、あまり気づかれない。中央線とは飲み仲間。
安比奈線
身長174cm、体重70kg。
ややボサボサの金髪の青年。お面をかぶっている。正式な場では、お面を外し、包帯を顔に巻く。
仕事がないので、家事全般をこなしている家政婦のような存在。

東京急行電鉄(東急)

スーツ(夏は半袖のスーツを着用)とラインカラーのネクタイを着用し、そろって眼鏡をかけている。登場回数が少ないため、詳しい性格はあまり明らかになっていない。

田園都市線
外ハネの黒髪を真ん中で分けている男性。半袖のスーツは無駄なものを排除したコストパフォーマンスで、社内の他部門から売り上げを搾取されていないと言い張る。
目黒線
前髪を左側で分けている黒髪の青年。冷静な口調、表情で思っていることをズバズバと言う。
東横線
前髪を右側で分けている黒髪の男性。近く西武池袋線と直通するのを心配している。
池上線
黒髪で短髪の男性。唇の下にほくろがある。
大井町線
黒髪のオールバックの男性。左耳の前に髪を垂らしている。
世田谷線
黒髪を真ん中で分けている男性。
多摩川線
黒髪を後ろで束ねている男性。
こどもの国線
黒髪のショートボブの少年。

小田急電鉄

グレーのスーツを着用している。ジャケットの襟の縁の色が、各路線で異なっている。

小田原線
ウェーブのかかった黒髪を、真ん中で分けている青年。眼鏡を掛けている。襟の縁の色は赤。
江ノ島線をたしなめるなど、一見真面目そうだが、多摩線と共にボケに転じることが多い。
江ノ島線
癖のある短髪の青年。前髪を左側で分けている。彼のみ、ジャケットの下にシャツを着用していない。襟の縁の色は青。
多摩線からは「江ノちゃん」と呼ばれている。
口が悪い。小田原線や多摩線のボケにツッコミを入れている。
多摩線
ふわふわの黒髪を、ショートボブにしている青年。童顔。襟の縁の色はピンク。
明るい性格。ボケ発言が多い。
カナヅチである。

東京地下鉄(東京メトロ)

白いワイシャツと黒のスラックス、各ラインカラーのネクタイを着用している。元帝都高速度交通営団(営団地下鉄)であるため、営団と呼ばれることが多い。愛称である「東京メトロ」と呼ぶ場合が多いが、正式名称が「東京地下鉄」なため、ここでは以後、「東京地下鉄」とする。

銀座線
身長178cm、体重70kg。
ゆるいウェーブのかかった茶髪の青年。茶色のベストタイプのセーターを着用している。
早川徳次のことを片時も忘れたことはない。他の東京地下鉄の路線が全部止まったときに、「楽しそう」という理由で止まろうと考えたりして有楽町線に怒られた。
常に笑顔をたたえており穏やかそうだが、かなり腹黒い性格。合併話を持ってくる都営線に対し、辛辣な言葉を浴びせて追い払っている。その時の顔は睨んだような顔をしている。
東京地下鉄道時代は今よりも目つきがキツく、言葉も普段からとげとげしかった。
丸ノ内線
身長187cm、体重78kg。
黒髪のビジネスマン風の青年。
外見に反して、性格は能天気。副都心線のせいで膨れ上がる振替輸送費を何とかしようと、他社である西武有楽町線を拉致してきたり、半蔵門線とふざけてマナー啓発ポスターに使う写真を現場で撮影したりするたびに、銀座線に諌められている。
勉強はできるらしく、暗記が得意。
日比谷線
身長165cm、体重55kg。
茶髪を真ん中で分けている青年。丸いメガネをかけている。
冷静なツッコミ役。
東西線
身長170cm、体重56kg。
南北線の兄貴分。
黒髪をオールバックにした青年。顔にそばかすがある。前髪はカチューシャでとめている。
気苦労が多い。長い地上区間に加えて陸橋や高架があるため、地下鉄なのに気象の影響を受けやすく、それが影響で遅延をする度に、副都心線や南北線に嫌味を言われたりする。
千代田線
身長173cm、体重65kg。
黒髪にメガネの青年。
直通運転先である常磐線とは互いにズバズバとした物言いをする間柄。
見た目が地味で、いわゆる「モブ」。
有楽町線
声 - 鳥海浩輔
身長172cm、体重63kg。
金髪の好青年。副都心線からは「先輩」と呼ばれている。
直通路線など、周囲が個性的過ぎるために胃の痛い毎日を過ごしている苦労性。副都心線の教育係だったが、新人教育を失敗してしまった。副都心線の失態を一番尻拭いした。
副都心線が有楽町新線だった時は同室で過ごしていた。独り暮らしに戻った現在は、かなり部屋が汚い。
半蔵門線
身長173cm、体重65kg。
長めの金髪で、軽い性格の青年。ワイシャツではなくTシャツにネクタイを巻いていることもある。
いつもふざけており、わざと空気を読まない。伊勢崎線や田園都市線から直通運転を切られたりしても、気にするつもりはない。そのせいで、銀座線に咎められている。
南北線
身長175cm、体重68kg。
東西線の弟分。
黒髪を真ん中で分けている青年。頭にアイマスクを乗せている。スラックスにサスペンダーを付けている。
頭のアイマスクは東西線の真似。
言動が子供っぽい。都営三田線とはかなり仲が悪い。東西線のことを「B系」と馬鹿にしている。
副都心線
声 - 岸尾だいすけ
身長176cm、体重70kg。
短く刈り込んだ金髪で、両耳にゴールドのピアスをしている。開業前は紙袋を被っていた。
幼少期は「有楽町新線」と呼ばれていた。
ダイヤ通りの練習を一回もせずに開通を迎えて大混乱を招くなど、有楽町線に迷惑をかけっ放しである。慇懃な口調で空気を読まない発言ばかりしては有楽町線につっこまれている。挑発的な言動故に直通路線からは嫌われている。
アルコールは苦手。

都営地下鉄

襟と胸の切り替え、袖がラインカラーのシャツを着用している。最近は東京地下鉄側に合併話を持ちかけているが、最終的には銀座線に追い出されている。

浅草線
身長177cm、体重70kg。
赤毛に癖のある短髪の男性。いい加減かつハイテンションな性格で都営地下鉄のリーダー的存在だが、あまりまとめられていない。自分を卑下して相手をからかう癖もある。
酒に強い。昼間から酒を飲もうとすることがある程の酒飲み。
乗り入れで食っていると言われているが、自身もそれを認めている。新宿線と共に三田線をからかうことが多い。
三田線
身長178cm、体重68kg。
黒髪を短く刈り込み、サングラスをかけた不良風の男性。浅草線と新宿線から「みーたん」と呼ばれている。
根は真面目な性格だが、東武鉄道や東急電鉄と乗り入れする計画が白紙撤回になった過去を持っているせいで、やさぐれている。南北線とはかなり仲が悪い。
煙草をよく吸っている。
新宿線
身長180cm、体重75kg。
明るい黄色味がかった茶髪に、前髪をサイドに撫で付けた男性。
公務員であることを誇りに思っている。浅草線と共に三田線をからかうことが多い。三田線の「みーたん」というあだ名は彼がつけたもの。
大江戸線
身長179cm、体重73kg。
七三分けでメガネをかけた青年。
常に冷静で、丁寧な言葉遣いを崩さない。一見、真面目そうに見えるが、ボケに転じることがある。
建設費の多額の借金が残っているのを気にしている。

その他の私鉄

秩父鉄道
声 - 井上和彦
身長174cm、体重75kg。
無精ヒゲで頭にタオルを巻いた、ガテン系の男性。
利益重視の西武池袋線に「鉄道は心で走るもの」と言い放つ。直通を切った東武東上線との関係は現在も良好。
銚子電鉄
少しパーマのかかった髪型でアホ毛がある、童顔の好青年。いつもマフラーをしている。副業として濡れ煎餅を販売している。
少々天然のため、新商品として鉄道会社なのに新米を発売した。
総武線やJR千葉sと仲が良い。
小湊鉄道
猫耳のカチューシャをつけた青年。袖の長いジャケットを着ている。

第三セクター

りんかい線
身長179cm、体重58kg。
黒髪、黒シャツの細身の青年。運行障害の件で非難された埼京線を慰めて、相互直通運転を行う事ができた。
本人曰く「心はいつもJRにある」らしい。
ゆりかもめ
身長161cm、体重45kg。
水色のツインテール、ミニスカートにニーソックスのコスプレ風衣装を着ている。性別不詳。
つくばエクスプレス
オレンジ色で袖の無い服、肘の辺りまである同色の手袋を着用している。性別不詳。
いすみ鉄道
長髪の目が細い青年。JR在来線と似た服を着ている。
銚子電鉄と同等なぐらい天然である。廃線の危機感を持ってはいるがやる気がない。総武線と仲が良い。
千葉モノレール
ライダースーツのような服を着ている青年。ヘルメットを脇に抱えている。
みなとみらい線
青い髪をオールバックにした青年。普段は白のスーツを着ている。
運転業務を東急に委託していることにより、東急の路線としての一面も持つ。
東急の会議に出る時は、東急の路線のスーツに着替え、髪も黒く染め、眼鏡を着用する。
H&K P7を隠し持っている。
いわて銀河鉄道(IGR)
黒髪の短髪に、ヘアピンを着けた青年。東北新幹線の兄で、元国鉄宇品線。着用している黒い詰襟は、国鉄時代の制服。
東北本線から第三セクターへ切り離される区間を受け継ぐことを「もうあんな思いはしたくない」と嫌がっていたが、弟の東北新幹線が兄の元同僚である山陽新幹線を引き合いに出して説得し、現在に至る。東北本線(宇都宮線)のことをよく気にかけていて、彼を正式名称である東北本線と呼んでいる。
八高線と会ったことがある。
青い森鉄道
水色の長髪を後ろで束ねている青年。黒のスラックスをサスペンダーで吊り、ワイシャツを着ている。
冬になると青いコートの上にマントを羽織る。
東北本線(宇都宮線)のことが余り好きではない。いわて銀河鉄道とは仲が良く、大抵は一緒にいる。

コミックス

  • メディアファクトリーより
  1. 2009年6月23日発売 ISBN 978-4-8401-2579-6
  2. 2010年12月22日発売
    DVDキャスト
    東海道新幹線 - 宮野真守
    山陽新幹線 - 櫻井孝宏
    東海道本線 - 間島淳司
  3. 2012年2月27日発売 ISBN 978-4-8401-4428-5
  4. 2013年2月27日発売 ISBN 978-4-8401-5024-8
  5. 2014年2月27日発売 ISBN 978-4-0406-6290-9 - 巻数表記は無く「2014年度版」となる

ドラマCD

第1弾

メディアファクトリーより、2010年2月24日に発売。

キャスト
  • 東武東上線 - 鈴村健一
  • 地下鉄有楽町線 - 鳥海浩輔
  • 西武池袋線 - 遊佐浩二
  • 武蔵野線 - 小野坂昌也
  • 秩父鉄道 - 井上和彦
  • 地下鉄副都心線 - 岸尾だいすけ
  • 東武越生線 - 真堂圭
  • ナレーション - 小杉十郎太

第2弾

新幹線を集めた「高速鉄道編」。 メディアファクトリーより、2010年12月22日に発売。

キャスト
  • 東海道新幹線 -宮野真守
  • 山陽新幹線 - 櫻井孝宏
  • 東北新幹線 - 三木眞一郎
  • 九州新幹線 - 大川透
  • 上越新幹線 - 谷山紀章
  • 山形新幹線 - 関俊彦
  • 秋田新幹線 - 斎賀みつき
  • 長野新幹線 - 高橋美佳子
  • ナレーション - 小杉十郎太
  • 後輩A(つばさ) - 小尾元政
  • 後輩B - 江口拓也
  • 上司 - 十河圭祐

第3弾

山手線を一周する「山手線観光with青春鉄道」。 コミックフラッパー2011年9月号と月刊コミックジーン2011年9月号の付録。

キャスト
  • 山手線 - 石田彰
  • 京浜東北線 - 杉山紀彰
  • 埼京線 - 代永翼

アニメ

第2巻特装便に付属したDVD。

キャスト
  • 東海道新幹線 - 宮野真守
  • 山陽新幹線 - 櫻井孝宏
  • 東海道本線 - 間島淳司

ミュージカル

青春-AOHARU-鉄道』のタイトルで2015年11月18日から11月23日まで全労済ホール スペース・ゼロにて公演[1]

スタッフ

キャスト

関連項目

脚注

外部リンク