鉄道擬人化
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鉄道擬人化(てつどうぎじんか)とは、鉄道車両を擬人化して描くことを指す。
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[編集] 児童文学・絵本などにおける擬人化
鉄道車両は、古くから児童文学や絵本において擬人化されてきた。殊に蒸気機関車は、その生物的な風情や、石炭(=食料)と水が無いと走れない(=生きられない)といった人間の生理現象に似たメカニズムから、「蒸気機関車は、人間のつくったもののうちで、もっとも生物に近い機械である」と称されるように、しばしば擬人化の題材にされている。
そういった作品の中でも有名かつ国際的な人気を誇るものがイギリスのウィルバート・オードリー牧師が執筆した絵本シリーズ「汽車のえほん」であり、蒸気機関車のみならず、ディーゼル機関車、客車や貨車など、鉄道車両を幅広く擬人化して描いている。同作品を映像化したテレビシリーズ「きかんしゃトーマス」も同様に国際的な人気を誇っている。日本の作品では、1号機関車を擬人化して描いた阿川弘之文、岡部冬彦画の絵本『きかんしゃ やえもん』が有名である。
SUPER BELL''Zが演じるキャラクター『鉄道戦隊レオ☆レンジャー』などもこの中に挙げられる。
また、サンリオのキャラクターである『SHINKANSEN』やアニメ『勇者特急マイトガイン』、『超特急ヒカリアン』、『トランスフォーマー カーロボット』なども、人間ではなくロボットであるが(ヒカリアンは厳密には「光」というエネルギー体の宇宙人であり鉄道にのりうつっているという設定)、鉄道車両に人間と同様の人格を与えている点で、この範疇に入るものである[要出典]。
こういった形式の擬人化では、主に鉄道車両の前面に顔を描くだけの手法が一般的である[要出典]。
[編集] 「とき325号」
2004年10月23日、浦佐~長岡間を走行中に新潟県中越地震に遭遇・脱線(上越新幹線脱線事故)した上越新幹線「とき325号」。同列車は200km/hから脱線したものの転覆を免れ、乗客・乗務員の死者はおろか、負傷者も皆無だったため、「車両が乗客を守った」として、同列車に使われていた200系「K25編成」の車両が匿名掲示板2ちゃんねるの臨時地震板などで「(・○・)」のAAと共に「ときたん」として擬人化された。
具体的には、脱線を起こした車両の立場での書き込みが実際の復旧作業と連動して行われた。また、これらの書き込みを題材とした童話やFlashアニメーションも作成された。
[編集] 鉄道雑誌などにおける擬人化
日本の鉄道雑誌など、鉄道ファンを対象とした文章において、鉄道車両を擬人化した表現がしばしば用いられる。
鉄道車両が新造されて運用につくことを「誕生」、運用中であることを「現役」、多くの台数が用いられていることを「活躍」あるいは「君臨」、運用を終えて新型の車両に置き換わることを「引退」とするなど、あたかも一人の人間が職に就いているかのように表現されている。
小説では、清水義範による落語「長屋の花見」のパスティーシュ作品である「ダイヤの花見」がある。「ひかり」が長屋の大家、「山手線」はちゃきちゃきの江戸っ子、「なは」が田舎者、「トワイライトエクスプレス」が外国人にそれぞれ擬人化されている。
[編集] オタク文化としての鉄道擬人化
単純に車両の前面に目と口を描き、手と足をつける(目はフロントガラスに入れる)パターンでの擬人化は見られたが、オタク文化における鉄道擬人化は、該当車両をイメージしたコスチュームを着用した女性が描かれることが多い。その際、胸から腹にかけての衣装が、該当車両の先頭車の正面デザインに対応するよう描かれていることが多い[誰?]。
若年層の鉄道マニアと漫画マニアとは重なりあうことが多く[要出典]、そのような人々の鉄道車両に対する感情移入の度合いを表す手段として、このような表現が生まれたのであろうと想像される[誰?]。しかし、鉄道マニアすべてが鉄道擬人化を受け入れているわけではなく、このような「オタク」表現を嫌悪する人もまた少なくない[誰?]。
[編集] オタク調鉄道擬人化の歴史
公表された年月が正式に確認されているものとしては、1988年8月にある鉄道の同人誌に掲載された、関東の大手私鉄を並べたものが最初である[要出典](同人誌以外ではこれより前に鉄道雑誌の中で最も漫画アニメ系の力が強い「レイルマガジン」に、アーバンライナーの鉄道擬人化イラストが掲載された事がある)翌年以後ほぼ同一のグループで出版された続刊では、この執筆者の影響を受けて[要出典]、他の執筆者も鉄道擬人化を発表している。
この頃は「機動戦士ガンダム」等に始まる、リアルロボット系ロボットアニメの装甲を、女の子の体に付けて擬人化した「メカ+女の子」(メカ少女)という擬人化が流行っており、先の執筆者も「メカ+女の子」からヒントを得たと語っている。
しかしこれに限らず「最初にやった存在と、それを本当の意味で世間に広めた存在は異なる」ものである。鉄道擬人化を手がけた執筆者がこのグループから降りた事もあって、この流れは比較的すぐ途絶えた。鉄道擬人化が本格化するのは、1990年代後半から21世紀初頭まで待たねばならなかった。また前者ではメカ(+女の子)として行われていたが、現在は擬人化を服にデザインする表現が一般的になっている。
2005年9月4日には他のオンリー即売会(紺色の天使達など)と合同で、鉄道擬人化オンリー即売会「鉄娘ファン」が開催された。2006年11月より恵知仁のサイト掲載の擬人化キャラクターを漫画化した「電車学園モハモハ組」が初の商業作品として月刊ドラゴンエイジに期間限定で連載された。