身延駅

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身延駅
駅舎(2006年3月)
みのぶ
Minobu
甲斐大島 (3.7 km)
(2.2 km) 塩之沢
地図
所在地 山梨県南巨摩郡身延町角打636
北緯35度21分41.34秒 東経138度27分10.94秒 / 北緯35.3614833度 東経138.4530389度 / 35.3614833; 138.4530389座標: 北緯35度21分41.34秒 東経138度27分10.94秒 / 北緯35.3614833度 東経138.4530389度 / 35.3614833; 138.4530389
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CC 身延線
キロ程 43.5 km(富士起点)
電報略号 ミフ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
331人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1920年大正9年)5月18日[1]
備考 駅長配置駅管理駅
JR全線きっぷうりば
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身延駅(みのぶえき)は、山梨県南巨摩郡身延町角打にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線である。

日蓮宗総本山である身延山久遠寺南アルプスを控えた身延線の拠点駅。特急ふじかわ」を含むすべての列車が停車する。当駅を境として旅客流動に違いがあるため、乗客の多くが入れ替わる。

歴史

駅構造

ホーム(2006年3月)

駅舎に接する単式ホーム1面1線と、奥に島式ホーム1面2線とあわせて2面3線をもつ地上駅。線路はほぼ南北に走り、駅舎は西側に設置されている。のりばは駅舎側から1番線、2番線、3番線で、1番線には上下にかかわらず半分ほどの列車が発着し、2番線には甲府方面の列車のうち半分ほどが、3番線には富士方面の列車のうち少数が発着する。特急列車は改札から段差がない1番線に停車し、これに対し普通列車は島式の2・3番線に停車する事が多い(ただし、特急の通過待ちがない場合、普通列車も1番線に入ることがある)。後続の特急待避による長時間停車を行う普通列車も存在し、身延線内では当駅と鰍沢口駅で追い抜きが行われている。

これらのほか、3番線の東側には側線が約3本あり、留置線として使われている(夜間滞泊も4本設定されている。)。また、単式ホームと島式ホームの間は地下連絡通路を通って渡る。2・3番線のホームはかつては1番線のホームと同じ長さであったが、2005年度中に一部が解体されて現在の長さとなった。

駅舎は1980年(昭和55年)6月に完成した一階建ての建物でコンコース部分は屋根が高くなっている。駅舎内部には待合所のほか有人の出札窓口や自動券売機が設置されている。待合所には立ち食いそば屋があり、うちそば屋は1番線側にもカウンターを設けているためホームでそばを食べることができ、また稲荷寿司を販売している。一方、売店は数年前まで存在していたが、今は自販機に代わって廃止している。

駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、十島駅 - 鰍沢口駅間の各駅を管理している。JR全線きっぷうりばが設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 CC 身延線 上り 富士方面[注釈 1]
下り 甲府方面[注釈 1]
2 下り 甲府方面
3 上り 富士方面
  • 特急列車のほとんどは、上下とも1番線を使用している(一部2・3番線を使用する特急も存在する)。

利用状況

日蓮宗の総本山である身延山久遠寺への参拝客や観光客で賑わう。

山梨県統計年鑑によると1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
2005 449
2006 441
2007 479
2008 455
2009 472
2010 447
2011 380
2012 371
2013 338
2014 340
2015 338
2016 357
2017 331

駅周辺

駅前は整備されており、バスロータリーやタクシー乗り場がある。駅前広場から土産物屋などが並ぶ商店街しょうにん通り商店街)がのびているが、この商店街は1999年(平成11年)に区画整理が行われ、建物のデザインが和風に揃えられている。

駅前を身延線や富士川に沿って走るのは県道10号である。身延町から富士宮市に掛けて富士川東岸を縦貫する道で、甲斐大島駅内船駅などを通っている。

身延町役場身延支所、山梨県立身延高等学校身延町立身延中学校、身延町立身延小学校などがある身延の中心部は富士川の対岸となっているが、駅の北300メートルほどのところで身延橋が富士川を渡り、連絡している。なお、駅のある場所はかつては西八代郡大河内村に属し、富士川が身延町との境になっていた。1955年(昭和30年)に大河内村は身延町と合併し、当駅も身延町内の駅となった。

久遠寺の参拝客以外に南アルプスへの登山客なども当駅を利用し、春の花見シーズンには久遠寺のシダレザクラを目当てにした観光客も訪れる。

バス路線

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
身延駅   身延高校・総門 身延山 山交タウンコーチ
身延鰍沢線 身延高校・波高島駅・飯富・鰍沢口駅 富士川病院 身延町営バス
山梨交通
3本運行。日休日・年末年始運休
  下山新町・下部温泉駅早川町役場・西山温泉 奈良田温泉 早川町乗合バス
(俵屋観光)
年末年始運休
身延   中央高速バス身延線 中央道八王子中央道日野 バスタ新宿新宿駅南口) 山梨交通
京王バス

その他

隣の駅

※特急「ふじかわ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
CC 身延線
甲斐大島駅 - 身延駅 - 塩之沢駅

脚注

注釈

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典

  1. ^ a b c d e f 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日、22-23頁。 

関連項目

外部リンク