富士宮駅

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富士宮駅*
北口(2011年4月)
北口(2011年4月)
ふじのみや - Fujinomiya
源道寺 (1.4km)
(1.2km) 西富士宮
所在地 静岡県富士宮市中央町16-1
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 身延線
キロ程 10.7km(富士起点)
電報略号 ノミ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
2,241人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1913年大正2年)7月20日
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
* 1942年に大宮町駅から改称。
駅構内

富士宮駅(ふじのみやえき)は、静岡県富士宮市中央町にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線である。

概要[編集]

当駅は富士宮市の代表駅であり、富士宮市の中心市街地に位置している。1913年大正2年)7月に富士身延鉄道(身延線の前身)の駅として開業し、1938年昭和13年)の国による借り上げの後、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によりJR東海の駅となった。開業時の駅名は自治体名(大宮町、現・富士宮市)と同じ大宮町駅であったが、市制が施行された1942年(昭和17年)に現名称である富士宮駅に改称した。

特急ふじかわ」の停車駅の一つであり、1日あたりの乗車客が約2500人と身延線の中間駅では最も乗降客の多い駅である。かつては大石寺への参拝客関連の団体専用列車が多数発着していたが、1991年平成3年)以降、その数を大幅に減らしている。

1969年(昭和44年)から1974年(昭和49年)にかけて実施された身延線南部の複線化の結果、起点の富士駅から当駅までの間が複線、当駅から終点甲府駅までの間は単線となり、富士宮駅は単線・複線の切換地点となった。ただし、富士駅からの区間列車は北隣の西富士宮駅にて始発・終着となっている。

駅構造[編集]

ホーム・駅構内[編集]

地上駅であり、2面3線のホームを持つ。ホームは北側から、単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の順に並ぶ。乗り場は北側から1番線、2番線、3番線であり、3番線の南側にはホームのない着発線が1本ある。

2番線を富士方面へ向かう上り列車が、3番線を甲府方面へ向かう下り列車が使用している。夜間の電車留置線として使用される1番線は最も長いホームであるが、臨時列車を除き列車の発着はない。

富士宮駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 (臨時ホーム、通常は閉鎖)
2 身延線 上り 富士方面[1]
3 身延線 下り 身延甲府方面[1]

駅舎・設備[編集]

南口と改装された駅前広場(2008年12月)
団体専用出入口(2006年3月)
富陽軒の売店(2008年11月)
富士宮駅前
極 富士宮やきそば弁当

富士宮駅の駅舎は、南北自由通路を併設する橋上駅舎である。初代駅舎に代えて1983年(昭和58年)に建設された。初代の駅舎は木造の地平駅舎であった。

橋上駅舎は島式ホーム(2・3番線)の上空から駅の北側にかけて設けられていて、北口と南口がある。1番線からは直接外部へ出ることのできる出入口があるが、団体の専用であるため使用されていない。駅舎から各ホームの中ほどへそれぞれ階段がのびているが、1番線ホームへのびる階段の入り口は普段は立ち入り禁止になっている。他に、駅の構内源道寺方では、屋根つきの跨線橋が2つのホームを結んでいるが、これも普段は立ち入り禁止になっている。

駅舎内部には有人の窓口(みどりの窓口設置)があるほか、自動券売機と身延線の中間駅で唯一の自動改札機の設置がある。駅舎にはこのほか、駅弁業者の売店(駅弁の他にも富士宮名物の富士宮やきそばを販売しており、立ち食いが可能)や、富士宮市観光協会の案内所、富士急静岡バスの事務所が入っている。

バリアフリーに対応するため、2007年(平成19年)に改札口と2・3番線ホームを結ぶエレベーターが新設された。駅構内にあるこのエレベーターは、JR東海が国・静岡県・富士宮市からの補助金を受けて整備した。2008年(平成20年)には駅南口にもエレベーターが新設され、その後駅北口側にもエレベーターが2基整備された。

当駅は、JR東海による直営駅駅長駅員配置駅)である[2]。また、管理駅として、静岡県側にある身延線の各駅[3]を管理している[2]

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[4]

利用状況[編集]

「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1993年 3,567
1994年 3,370
1995年 3,246
1996年 3,110
1997年 2,856
1998年 2,745
1999年 2,585
2000年 2,510
2001年 2,547
2002年 2,544
2003年 2,550
2004年 2,496
2005年 2,449
2006年 2,444
2007年 2,369
2008年 2,334
2009年 2,254
2010年 2,252
2011年 2,161
2012年 2,241

駅周辺[編集]

駅周辺は、富士宮市の中心市街地として位置付けられている。

北口[編集]

北口の駅前には、橋上駅舎に繋がるペデストリアンデッキが整備されている。ペデストリアンデッキの下にはバスターミナル(富士宮駅バス停)があり、富士急静岡バス山交タウンコーチバスが発着している。そのため、高速バスの始点乗車地点としても位置づけられていることが多い(市内の高速バス)。また夏季限定で、富士登山のための登山バスが出ている[5]。北口側の市街地は富士山本宮浅間大社の門前町として発展した地域で、富士宮市役所は北口側の地域にある。

南口[編集]

南口の駅前にも駅前広場が整備されている。

バス路線[編集]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
富士宮駅 FUJIYAMAライナー 京都駅・大阪駅前(東梅田駅)・湊町バスターミナル あべの橋 富士急山梨バス
近鉄バス
夜行便
やきそばEXPRESS 東名江田東名向ヶ丘六本木ヒルズ(土休日の一部のみ停車)・霞ヶ関 東京駅 富士急静岡バス
JRバス関東
新富士・沼津・御殿場~成田空港線 (直行) 成田空港 富士急静岡バス・京成バス
金沢・小松・福井~河口湖線 福井駅東口・尼御前SA・小松駅東口・松任海浜公園・片町・香林坊・武蔵ヶ辻 金沢駅前 富士急山梨バス 不定期運転(夜行便)
  西富士宮駅・大中里・柚野支所 上柚野 富士急静岡バス
  西富士宮駅・富丘・青木平・大石寺入口 上条 富士急静岡バス
  本門寺入口・白糸滝・内野 休暇村富士 富士急静岡バス
  本門寺入口・白糸滝・内野・足形 猪の頭 富士急静岡バス
快速 白糸の滝入口・朝霧高原河口湖駅 富士急ハイランド
富士山駅
富士急静岡バス
富士急山梨バス
    富士桜墓園 富士急静岡バス 土休日1本のみ
  グリーンキャンプ場 富士宮口五合目 富士急静岡バス 夏季運転
臨時便   富士芝桜まつり会場 富士急静岡バス 富士芝桜まつり期間に運行
定期観光バス 富士宮周遊バス「強力くん」 富士宮市内循環(浅間大社、富士高砂酒造、白糸の滝、
田貫湖、朝霧高原、まかいの牧場)
富士宮駅 富士急静岡バス 土休日のみ
万野粟倉循環 万野団地入口・万野団地・粟倉団地・富士見ヶ丘 富士宮駅 富士急静岡バス
粟倉万野循環 富士見ヶ丘・粟倉団地・万野団地・万野団地入口 富士宮駅 富士急静岡バス
橋戸・粟倉団地・万野団地・万野団地入口 富士宮駅
橋戸・粟倉団地 二本松 平日1本のみ
  赤坂・富士脳研病院入口・中野 曽比奈 富士急静岡バス
  赤坂・富士脳研病院入口・中野 吉原中央駅 富士急静岡バス
  下天間・峰畑・伝法二丁目 吉原中央駅 富士急静岡バス
  新富士駅 富士駅 富士急静岡バス
富士急山梨バス
  星山台・北松野・富士川駅 蒲原病院 山交タウンコーチ
宮1 富士宮駅南口・西公民館・富士宮市役所 総合福祉会館 宮バス
宮2 西公民館・富士宮駅南口・市立図書館・西富士宮駅
富士宮駅南口 宮1 西公民館・富士宮市役所
宮2 市立図書館・西富士宮駅
宮3 小泉・出水・富士宮市役所 富士宮駅南口 平日土曜3本のみ
富士宮市役所・出水・小泉 平日土曜3本のみ
宮4 イオンモール富士宮・野中公会堂・黒田 平日土曜3本のみ
黒田・野中公会堂・イオンモール富士宮 平日土曜3本のみ
宮5 イオンモール富士宮・総合福祉会館・富士宮市民体育館・中原町 平日土曜3本のみ
中原町・富士宮市民体育館・総合福祉会館・イオンモール富士宮 平日土曜3本のみ
宮13 沼久保・ 香葉台・芝川駅 芝川会館 平日土曜2本のみ
宮14 西富士宮駅・稗久保・新田・芝川駅 平日土曜1本のみ
西公民館・稗久保・新田・川合 平日土曜1本のみ

歴史[編集]

レールと架線柱が残っていた留置線跡(2008年9月)

隣の駅[編集]

※特急「ふじかわ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
身延線
源道寺駅 - 富士宮駅 - 西富士宮駅

脚注[編集]

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  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2011年1月現在)。
  2. ^ a b 東海旅客鉄道編 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  3. ^ 柚木駅竪堀駅入山瀬駅富士根駅源道寺駅西富士宮駅沼久保駅芝川駅稲子駅の合計9駅。
  4. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)196ページ
  5. ^ 富士登山情報富士宮市HP
  6. ^ a b c d e f 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年、88頁
  7. ^ a b c d 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』 JTB、1998年、155頁
  8. ^ 日本国有鉄道旅客局企画編集 『日本国有鉄道 停車場一覧 - 昭和60年6月1日現在』 日本交通公社、1985年、228頁
  9. ^ 富士宮駅付近JR身延線鉄道高架事業、静岡県富士土木事務所

関連項目[編集]

外部リンク[編集]