ネーレーイス

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ネーレーイスとヒッポカンポスグリュプトテーク蔵)

ネーレーイス(ネレイス、Nereïs, Νηρηΐς 複数:NereÏdes, Νηρηΐδες)は、ギリシア神話に登場する海に棲む女神たち、あるいはニュムペーたちの総称である。「海の老人」ネーレウスオーケアノスの娘ドーリスの娘たちのことをいう[1]。単数形ではネーレーイスネレイド、複数形ではネーレーイデス(ネレイデス)と呼ばれる。その数は50人とも[2]100人ともいわれ、エーゲ海の海底にある銀の洞窟で父ネーレウスとともに暮らし、イルカヒッポカンポスなどの海獣の背に乗って海を移動するとされた。

大半のネーレーイスは独立の神話を持たず、これらの叙事詩では名前を数え上げるために海にちなんだ名や水と関連する名をつけたとも推測されている。

おもなネーレーイスには、ポセイドーンの妻であるアムピトリーテートロイア戦争の英雄アキレウスの母テティスアイアコスの妻プサマテーなどがいる。また、ネーレーイスは美しいことで知られ、ガラテアキュクロープスポリュペーモスに恋慕された。ペルセウスの伝説では、カッシオペイアが自分の娘であるアンドロメダーのほうがネーレーイスよりも美しいと言ったことがポセイドーンを怒らせている。

目次

[編集] 『イーリアス』

ホメーロスの『イーリアス』第18歌、親友パトロクロスの死を悼むアキレウスの母テティスの周囲に仲間たちが集まってくる場面で、ネーレーイスの名前が列挙されている。[3]

  • グラウケー
  • タレイア
  • キューモドケー
  • ネーサイエー
  • スペイオー
  • トエー
  • ハリエー
  • キューモトエー
  • アクタイエー
  • リムノーレイア
  • メリテー
  • イアイラ
  • アムピトエー
  • アガウエー
  • ドートー
  • プロートー
  • ペルーサ
  • デューナメネー
  • デクサメネー
  • アムピノメー
  • カリアネイラ
  • ドーリス
  • パノペー
  • ガラテイア
  • ネーメルテース
  • アプセウデース
  • カリアナッサ
  • クリュメネー
  • イアネイラ
  • イアナッサ
  • マイラ
  • オーレイテュイア
  • アマテイア

このほか、ヘーシオドスの『神統記』やアポロドーロスの『ビブリオテーケー』、ヒュギーヌスの『神話集』にもネーレーイスの名前についての記述がある。

[編集]

  1. ^ ヘーシオドス、240~264。アポロドーロス、1巻2・7。
  2. ^ ヘーシオドス、264。ヒュギーヌス、序文。
  3. ^ 『イーリアス』18巻39以下。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

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