ネレイド (衛星)

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ネレイド
Nereid
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Nereid-Voyager2.jpg
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衛星ネレイド、ボイジャー2号の撮影
発見
発見日 1949年5月1日
発見者 ジェラルド・カイパー
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 5,513,400 km
近日点距離 (q) 1,353,600 km
遠日点距離 (Q) 9,623,700 km
離心率 (e) 0.7512
公転周期 (P) 360.1362 日
平均軌道速度 1.12 km/秒
(最高2.95 km/秒、
最低0.42 km/秒)
軌道傾斜角 (i) 5.07°(黄道面)
32.55°(海王星赤道面)
7.232°(ラプラス面)
物理的性質
赤道面での直径 340 km
質量 3.1×1019 kg
平均密度 1.5 g/cm3
自転周期 0.48 日(11時間31分)
アルベド(反射能) 0.14
表面温度 ~51 K(推定平均)
大気の性質
なし
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ネレイド(Nereid, Neptune II )は、海王星の第2衛星

ジェラルド・カイパーによって発見された。名前はギリシア神話の海の精ネレイデスに由来する。海王星の衛星の中ではトリトンプロテウスに続いて3番目に大きい。

軌道が既知である太陽系内の衛星で最も軌道離心率が高く(非衛星ではセドナ (e=0.86) の例がある)、非常に細長い楕円軌道をもつ。この特徴的な軌道のため、小惑星もしくはエッジワース=カイパー・ベルト天体が海王星の重力に捉えられたものと考えられている。また、公転周期はほぼ1年である。

自転周期は0.48日と計測されているが、この周期は観測するごとに、誤差の範囲を超えて違う値を示す。これは、ネレイドが歳差運動で自転周期が変化しているか、あるいは不規則回転をしている可能性を示している。不規則回転している天体の例では、土星衛星ヒペリオンがある。

1989年ボイジャー2号が海王星に接近した際に撮影されたが、距離があまりに離れていたために詳細な映像は得られなかった。

ネレイドの色は、可視光では灰色である。 より外側を公転する衛星ハリメデは色が似ており、ネレイドの破片ではないかとも考えられている。