カバチタレ!

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カバチタレ!
ジャンル 経済漫画
漫画:カバチタレ!
原作・原案など 田島隆
作画 東風孝広
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
発表期間 1999年23号 - 2005年30号
巻数 全20巻
その他 監修:青木雄二
漫画:特上カバチ!!
原作・原案など 田島隆
作画 東風孝広
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
発表期間 2005年33号 - 2013年20号
巻数 全34巻
漫画:カバチ!!!
原作・原案など 田島隆
作画 東風孝広
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
発表期間 2013年23号 -
巻数 既刊4巻(2014年6月現在)
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カバチタレ!』は、監修:青木雄二、原作:田島隆田島隆公式HP )、作画:東風孝広による日本漫画作品、およびこれを原作としたテレビドラマ講談社漫画雑誌モーニング』1999年5月から2005年30号まで連載された。その後、『モーニング』2005年33号からは続編となる『特上カバチ!! -カバチタレ!2-』(とくじょうカバチ カバチタレツー)を、2013年23号からは第3部となる『カバチ!!! -カバチタレ!3-』を連載している。2010年1月からは『特上カバチ!!』を原作としたテレビドラマを放送。

概要[編集]

行政書士事務所を舞台にして、法律を駆使して社会的弱者を守っていくという物語である。本作では問題を起こす非常識な人間(俗に言うDQN)たちの生態がリアルなまでに描かれているのも特徴である。

同じく原作:田島隆、作画:東風孝広により『イブニング』で連載している事件屋をテーマにした作品『極悪がんぼ』とは世界観が共通しており、『極悪がんぼ』の主人公である神崎守と本作の主人公である田村が鉢合わせする場面がある他、『極悪がんぼ』において大野事務所と神崎の対決があった[1]。また、監修者である青木雄二の作品『ナニワ金融道』に登場する帝国金融の広島支店の看板も登場しており、同一の世界観にあることが示唆されている。

タイトルについては、主人公の田村が行政書士試験に合格するまでは『カバチタレ!』、試験に合格して資格を取ってからは『特上カバチ!! -カバチタレ! 2-』、事務所を引き継いで所長になってからは『カバチ!!!』と変更されている。カバチとは広島弁で「屁理屈」を意味し、カバチタレとは「屁理屈屋」の意である。また、本作品は台湾や韓国といった日本国外でも出版されているが、台湾での本作品のタイトルは「代書萬萬歳!」である。

作中の行政書士の活動が弁護士法第72条に違反する非弁活動という指摘が作中でもあったが、事件性必要説に立つと非弁行為とはならないと解されている。

登場人物[編集]

田村 勝弘(たむら かつひろ)
主人公。『カバチタレ!』ではビルメンテナンス会社社員から大野事務所の補助者。登場人物の中では珍しく、広島弁で話さない。モデルは田島事務所のT村氏[2]
『カバチタレ!』では当初、ビルメンテナンス会社で働くごく普通の青年だったが、免許更新の為に同僚に欠勤の報告を依頼したが[3]、同僚が報告し忘れたため無断欠勤したとして懲戒解雇され、ヤケ酒を飲んでいた時に大野と知り合い、アドバイスを受けた事により退職金と未払い分の給料が支払われた事に驚き、その絡みから行政書士に興味を持ち大野事務所に入社した。大野事務所では当初は経験不足で半人前扱いされていたが、徐々に経験を積み、有能な行政書士補助者となっていった。
行政書士試験に合格した後の『特上カバチ!!』では大野の好意により所内で開業した開業行政書士となる。同時期に住吉が大野事務所に入社したが、スタンスの違いから対立することも多い。行政書士としては未熟で、主任行政書士として初めてもった事案では大野には「補助者の受け売りを依頼者に薦めるつもりか」と叱責され、セクハラ事案で相手方の要求をほぼ丸呑みした際には「お前は法律屋失格だよ」「頼ってきた依頼者を相手方に差し出す法律屋になるとはの」とすら言われている。また、補助者時代と変わらず暴走することも多く、高校の同級生が営むペットショップの事案では同級生が自殺未遂を図ったことに責任を感じて計画倒産を企図し、行政書士会に懲戒請求を出されている。
『特上カバチ!!』最終回では業務停止処分を受けた大野に代わり、大野事務所の新所長に任命される。『カバチ!!!』では所長として活動しているが、未だ所長としては未熟で頼りない人物として描かれている。
法律家としてのスタンスは正義感や情を重視するスタンスで、『カバチタレ!』で重森、栄田の指導の下に動いていた時には、時折暴走と言われるような無茶な行動をとっていた。
住吉 美寿々(すみよし みすず)
『特上カバチ!!』から登場した大野事務所の女性行政書士。普段は広島弁を使わないが、故郷に住む友人や家族と話す時は広島弁となる。モデルは田島事務所のS吉氏[2]
東京の大学を卒業後、銀行員、司法書士補助者を経て行政書士事務所に勤務。行政書士事務所を退職後、広島に帰郷した際に大野事務所と借金返済事案で争ったことがきっかけとなって入社した。
依頼者に感情移入することなくビジネスとして捉えつつ、依頼者の依頼が全てというスタンスを貫く。ビジネスライクに接する為、時として見せる冷徹な面に田村が反発して対立することも多い。
大野 勇(おおの いさむ)
大野事務所の所長であり、トラックドライバーの前は事件屋であったがある理由により裏の世界から離れ、のしあがってきた苦労人である。田村や住吉、金田は「大野先生」と呼ぶが、栄田や重森からは「ダイ」或いは「大センセ」と、検備沢からは「イサムちゃん」と呼ばれている。
普段は常に飄々としているが、いざ事件に臨むと強いカリスマ性のもと、駆け引きと法理論を駆使する事務所の責任者である。ただし、書面作成や提出といった作業は普段している描写がなく、金田の独立直後で田村も金田の手伝いに行っていた時にやっていた程度である。この時も栄田や重森より作業効率が悪く、栄田には事務所の経営者であるにもかかわらず「真っ先にリストラすべき」と言われている。
所員には厳しく接することも多く、『カバチタレ!』では栄田や重森が大野の怒りを買うことを恐れて競売妨害まがいのことをするシーンも描かれている。また、『特上カバチ!!』では特に田村に厳しく、住吉と対決した貸付金の事案では安易に栄田を頼ろうとした田村に「補助者の受け売りを依頼者に薦めるつもりか」と叱責し、またセクハラの事案では相手方の要求をほぼ丸呑みしたことについて「お前は法律屋失格だよ」「頼ってきた依頼者を相手方に差し出す法律屋になるとはの」と激怒している(後に田村とは和解)。
単純に善人とも悪人とも言えない人物で、顧客から依頼されたという理由で、過失致死罪に問われそうになり、泣きついた男を罪に問われないように、その罪をもみ消したり、そのせいで風俗に身を落す事になった遺族女性の姿を見て不満を持った田村に対し、「彼女にとっての不幸はうちに依頼する事を知らなかった事」「もし彼女が先に依頼してきたら全力で助けた」と発言している。
『特上カバチ!!』終盤では依頼人の親族が死亡する交通事故に関与、その調査方法と集めた証拠の扱い方が原因で行政書士会から業務停止処分を受けてしまう。そこで事務所を存続させるため田村を所長に任命した。そのため事務所の経営に直接は関与しないが、その後も悩む田村にアドバイスや協力をしている。
重森 寛治(しげもり かんじ)
一貫して大野事務所の補助者で、事務所では一番の古株。通称は「重さん」だが、田村や住吉、金田からは「重森さん」と呼ばれることも多い。
大野とは20年来の付き合いであり、商業高校を卒業し大阪で働いていた時に当時トラック運転手をしていた大野と出会う。補助者であるにも関わらず有資格者(田村、金田、住吉)を差し置いて事務所の管理を任されるなど大野の信頼も厚い女房役である。法律家としてのスタンスは、正しいことが現実と違った時には、不本意ながらも現実に合わせることも考えるべきというスタンスである。
栄田 千春(さかえだ ちはる)
一貫して大野事務所の補助者であり、『カバチタレ!』では大野事務所に入社して間もない田村を指導していた。
『カバチタレ!』では田村がまだ行政書士補助者として駆け出しだったこともあり、教育係として2人で同じ事案を扱うことも多かった。『特上カバチ!!』になってからは行政書士になった田村と、同じく行政書士で田村とは大幅にスタンスの違う住吉の対比で描かれることが多くなり、相対的に栄田が描かれる機会が減っている。
度々遅刻寸前で駆け込んでくる場面が描かれるなど大雑把なキャラクターではあるが、田村の良き先輩であり、田村が暴走した際には上司の重森と板ばさみになりながらも田村をかばうシーンも多い。法律家としてのスタンスは田村に似ており、情を重視する人情派である。また、過去の経験から小規模な店舗などの経営者、貧しい家庭などに対しては思い入れが強く、離婚事案を手がけた際に、栄田自身が暴走して退職を覚悟して有印私文書偽造をやろうとしたこともある。
金田 銀四郎(かねだ ぎんしろう)
『カバチタレ!』では当初は大野事務所の補助者、途中から独立してもみじ行政書士事務所の所長となる。『特上カバチ!!』では引き続きもみじ行政書士事務所所長を務めている。通称は「金ちゃん」だが、実際に呼んでいるのは栄田だけである。田村と同じく広島弁を使わず、標準語を使っている。
行政書士社会保険労務士の有資格者であるが、当初は行政書士会、社会保険労務士会に登録していない。事務所に入ったのは栄田より早く、重森に次ぐ古参であるが、田村に条文暗記の重要性を語った際には重森に「学生の勉強」「本の知識がすんなり通るほど現実は甘くない」と一蹴され、補助者時代は現実と理想のバランスという点で重森と対立することも多かった。
『カバチタレ!』の終盤で大野の師匠に当たる坂本行政書士の後継者含みでもみじ行政書士事務所を預かることになり、そのまま所長に就任した。『特上カバチ!!』でももみじ行政書士事務所所長として登場し、ときおり田村がもみじ行政書士事務所を手伝いに行くなど、大野事務所とは良好な関係を築いている。
法律家としては、法令の厳格な適用を目指しており、不正や脱法行為、法律違反には非常に厳しいスタンスをとっている。田村が暴走した際には助けたり、相談に乗ることもある反面、田村が仕事上の大きなミスをやった際には激怒するなど、やや短気な面もある。また、もみじ行政書士事務所所長となった直後、経営を重視する余り、形式的に仕事をこなそうとして、田村と激しく対立した。
検備沢 太郎(けびさわ たろう)
大野の旧友の弁護士。行政書士として駆け出しの時代の大野とは対立したこともあったが、現在では友好な関係を築いている。
行政書士の業務範囲外の問題が起きた際に協力を依頼する弁護士である。大野同様普段は飄々としており、その性格のため当初は重森、栄田は苦手意識を持っている描写がなされていた。

テレビドラマ『カバチタレ!』[編集]

上記の漫画を原作としてドラマ化され、2001年1月11日から3月22日の毎週木曜22:00~22:54[4]フジテレビで全11回が放送された。全11回の平均視聴率は19.3%である。なお、原作の舞台だった広島では、現在も年に数回のペースで再放送がある。

原作から舞台が広島から東京に変わったり、主人公の田村勝弘や栄田千春が女性に置き換えられていたり、二人が大野勇に一時期恋をしたりするなど、様々な部分でキャラクター設定が大幅に変更されている。登場人物の変更のほか、ドラマ版オリジナルキャラクターも多い。先行して漫画からドラマ化された「家裁の人」のような重い雰囲気の社会派ドラマではなく、ひょんなことで出会った栄田と田村の周囲で展開されるラブコメディ部分と、大野事務所で繰り広げられる依頼者(受任者)側と相手側との攻防戦(法律バトル)を並行しながら同時展開する構成となっている。

香里奈のテレビ連続ドラマ初出演作。

サブタイトル[編集]

# サブタイトル 放映年月日 視聴率 法的テーマ 備考
第1話 恋する女、温泉に売られる 2001年1月11日 21.4% 内容証明緊急避難違法性の阻却 15分拡大
第2話 暴走!包丁もったオバさん 2001年1月18日 18.3% 不動産競売
第3話 あっ!と驚くいい男とカレーうどん 2001年1月25日 19.9% 労災保険示談
第4話 恋人は子持ちで痴漢なの! 2001年2月1日 17.6% 心裡留保
第5話 免停と交通違反キップで警察と対決! 2001年2月8日 18.7% 道路交通法
第6話 浮気妻慰謝料サギと家賃値上げを撃退 2001年2月15日 19.3% 供託
第7話 甘い罠商社マンが出張ホストで転落! 2001年2月22日 18.4% 債務不履行因果関係
第8話 暴力夫に気づかれないで離婚する方法 2001年3月1日 19.7% 偽装離婚私文書偽造罪親族相盗例
第9話 嫌がる夫と緊急離婚!届出は24時間OK 2001年3月8日 20.7% 親権監護権略取・誘拐罪
第10話 ブリーフの白い色は恋人の色 2001年3月15日 19.9% 強制わいせつ罪傷害罪暴行罪非弁行為
最終話 セクハラ男に置き去られ結婚式で恥をかく 2001年3月22日 18.3% 正当防衛不法侵入監禁罪 15分拡大

登場人物[編集]

主要登場人物[編集]

田村希美 - 常盤貴子
主人公。28歳。両親を早くに亡くした苦労人で、第一話で親戚に預けていた弟を広島から東京に呼び寄せる。バイク店で働いていたが、社長から受けたセクハラに反抗したところ、解雇されてしまい、途方にくれていた時に、偶然知り合った千春から、解雇予告手当を請求するようアドバイスされる。その後は喫茶店のウェイトレスとして働きながら、千春の補助者として事務所でアルバイトをする。優しく正義感の強い性格が災いし、多くのトラブルに見舞われるが、「信じる者は救われる」という信念のもと、持ち前の明るさと粘り強さで乗り切っていく。その姿勢は千春や大野、後に戦うことになる生田にも高く評価され、「本気で法律を勉強して、行政書士にならないか?」と勧められるほどである。
栄田千春 - 深津絵里
大野行政書士事務所に勤める行政書士。28歳。子供の頃、教師をしている父が「人を信じろ」というあまりに、相談に来たいじめられっ子を救えず、死に追いやってしまったという場面を目の当たりにし、「信じる者は救われない」という信念を持つようになった。以降父と不仲になり、実家には何年も帰っていない。仕事は素早く正確。普段は強気で冷静、かつ理屈っぽいが、想定外の事態に遭遇するとパニックに陥り、思考が停止してしまう。正反対の性格の希美とは時にぶつかることもあるが、いい男に弱く、正義感と結婚願望がとても強いという共通点があり、行動をともにするうちに彼女を親友と思うようになる。
田村優太 - 山下智久
田村の弟。16歳。高校生。よくトラブルに巻き込まれる姉を常に心配している。高校の女子にはもてるのだがあまり上手くいかない(本人曰く「今年は女難の年」)。最終回では春奈と結婚することを決める(年齢が16歳のため婚姻届は提出していない)。
大野勇 - 陣内孝則
大野行政書士事務所の所長である行政書士。42歳。離婚経験があり娘と二人暮らしで、また鉄人28号が好きという設定が追加された。時々鉄人の(白黒の)カットが入ったり、相手が包丁を持って押しかけてきたときでも鉄人のテーマソングを聴きながら弁当を食べるなどギャグ面が強いキャラクターにされている。
宮城京子 - 篠原涼子
女性警察官。25歳。最初は交通課勤務だったが生活安全課に異動させられる。自分は正義であると信じている。千春とは犬猿の仲。第10話で大野と交際していることが皆に知れる。喫煙者[5]
金田銀四郎 - 岡田義徳
大野事務所の所員。23歳。原作とは違って資格は持っておらず、千春にあごで使われている。千春に恋心を抱いており告白するシーンもある。原作の田村に近いキャラクター。
小原春奈 - 香里奈
優太の彼女。16歳。時々優太の言動に幻滅することがあるが、最終回では海外へ飛び立つ前に優太と結婚することを決める。
長谷川幸男 - 岡田浩暉
大野事務所の所員で有資格者。30歳。千春の先輩に当たる。キャラクター的には原作の金田に近く、以前は給料の3分の2をキャバクラ通いに注ぎ込んでいた。
重森寛治 - 田窪一世
原作と同じく、大野事務所の補助者であり、共に事務所を立ち上げた一番の古株。45歳。
加藤マキ - 伊藤さおり(北陽)
大野事務所の事務員。24歳。最終回で長谷川と結婚する。
生田加寿子 - 小林聡美
弁護士。35歳。一時は大野に協力を求めることがあったが最終回で大野を弁護士法違反で刑事告発しようとする。大野の天敵。卓球が得意で、休日には練習場へ足を運ぶ。

その他のキャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

関連商品[編集]

  • カバチタレ! VHS 全4巻(2001年5月25日)
  • カバチタレ! <完全版> DVD 全6巻(2001年8月24日) - テレビ放送時にカットされた部分も収録している。
  • カバチタレ! CD(2001年3月7日) - ドラマのサウンドトラック。
フジテレビ 木曜劇場
前番組 番組名 次番組
ラブコンプレックス
(2000.10.12 - 2000.12.21)
カバチタレ!
(2001.1.11 - 2001.3.22)
ムコ殿
(2001.4.12 - 2001.6.28)

テレビドラマ『特上カバチ!!』[編集]

2010年1月17日から同年3月21日まで、前作とは異なる放送局のTBS日曜劇場枠で放送。全10話。主演は櫻井翔堀北真希ハイビジョン制作。また、同枠では2009年4月期の『ぼくの妹』以来の現代を舞台とした作品となる。初回放送は21:00〜22:09。番組開始前のスポットCMのナレーションは千葉繁若本規夫。番組開始後のナレーション、提供読みは玄田哲章。なお櫻井翔が出演した2009年に放送された日本テレビ系ドラマ『ザ・クイズショウ』以来1年振りの連続ドラマである。

キャッチコピーは「法律なんかに、負けてたまるか!」。

キャスト[編集]

主要人物[編集]

田村勝弘(24) - 櫻井翔
大野行政書士事務所で行政書士補助者として働く。素直で真っ直ぐな性格。いつも人にデリカシーを説こうとする。
本来、法律家は依頼人の利益だけを考えるが、依頼人とその相手側両方が幸せになれる方法をとりたいと考えている。法律に反したものは絶対に助けない主義。これは、悪徳弁護士である父(鷲塚弁護士)のようになりたくないという思いからだと思われる。母とは別居中。
お人よしで、周りから「ゆとり」呼ばわりされている。事務所のメンバーに振り回されるが、話が進むたびに成長していく。
口癖は、「法律はあなた(方)を許しませんよ」。
料理の天才と自称しているが、実際にはかなりの味覚オンチである。自分は美味しいと思っていても、自分以外の人からは不味いと思われている。
綺麗好きである。下戸であり、飲むと二日酔いしやすい。非喫煙者。
第4話で美寿々の寝顔を見て「寝顔は可愛いんだけどなぁ。」とつぶやいたり、最終回で「俺、住吉先生の事好き(恐らく恋愛対象として)ですよ。」
とあっさり告白するなどしており、美寿々に恋心を抱いている模様。
住吉美寿々(22) - 堀北真希
大野行政書士事務所で、行政書士として働く紅一点。事務所では、田村の指導者であり、法律上の論争で詰めが甘い部分等があれば指摘する。元ヤンキーで離婚歴が一度(言わばバツ一)あり、それ以来男嫌いとなる。見た目は可愛らしいが、きつい口調で、依頼人のためなら手段を選ばない。ずるがしこくて要領がいい。仕事は、有資格者であることからか田村と比べて法律上の穴が無く、そつがない。口癖は「あんた(=田村)馬鹿?(稀に怒鳴る)」。当初、田村とは対立し、年下であるにも関わらず田村より経験・実績共に豊富で、そして有資格者であることからか田村のことを呼び捨てで呼んでいるが、コンビを組んで案件を担当するうちに田村の良き理解者となっていった。
但し、元々は田村と同様、罪のない庶民を食い物にする悪徳業者等は絶対に許さない主義である。前記のような悪徳業者に対しては、田村や栄田ですら背筋が凍るほど残忍な法的行為をする。弁護士として生きる道を考えるも、田村の考えを聞いて心を動かされたのか、現在も行政書士を続ける。
田村とは対照的に部屋が汚い。酒豪であり喫煙者でもある。ストレスが溜まるとビールをがぶ飲みし、ケーキをやけ食いすることもあり、ごく稀に煙草を吸いまくることもある。
婚活中だと思われる。しかし実際、口には出さないが田村に好意を抱いていて、信頼できる法律家だと思っている。そのせいか、後半になり、田村をかばうシーンが増えてきた。というものの、プライドが高いのか、口には出さない。

大野行政書士事務所[編集]

大野勇(55) - 中村雅俊
所長。凄腕の行政書士であり、依頼人を全面的に守るためには、相手を地獄の底に突き落とすことも辞さないのが法律家としての姿と考えている。それゆえに田村のモットーを気に入っていないが、事務所の看板に泥を塗らなければ良いと黙認し、見守っている。弁護士の検備沢とは腐れ縁である。葉巻を愛用している。娘の写真を額縁に入れ、事務所のデスクの引き出しに沢山入れている。妻を随分前に亡くしている。
重森寛治(48) - 遠藤憲一
大野・栄田と共に事務所設立に貢献し、設立以来ずっと看板を守り続けている。事務所では金庫番的存在で、金にうるさいが、仕事ぶりは一流。田村には厳しく当たる一方で、成果を残せば食事をおごる等のご褒美をあげることで「アメとムチ」の対応をしている。通勤は原付による。
栄田千春(46) - 高橋克実
行政書士補助者。大野・重森と共に事務所設立に貢献し、設立以来ずっと看板を守り続けている。田村の指導者であり、田村が失策をしたときは、頭突き、あるいは本で頭を叩くが、田村からは慕われている。仕事ぶりは一流で、田村がピンチに追い込まれたときに助け舟をする。あだ名は「パンチゴリラ」。独身であるが、昼食は自分で作った弁当で、たいていはキャラ弁。趣味はビデオを使った筋力トレーニング。

検備沢法律事務所[編集]

検備沢京子(48) - 浅野ゆう子(特別出演)
所長。凄腕の弁護士で、金銭感覚は並ではない。大野勇が行政書士ゆえに法的な論争に介入できないことで、そのときに案件を引き受けている。また、大野勇の悩み相談役でもある。住吉美寿々、甲斐杏(旧姓 大野)らとはプライベートでの交流も深い。
土方竜馬(23) - 上里亮太(FIVE
弁護士。居候弁護士(通称イソ弁)で、所長・検備沢京子が外出の際にはボディガードのように付いて回る。
沖田晋作(23) - 伊郷アクン(Question?
弁護士。居候弁護士(通称イソ弁)で、土方竜馬と共に所長・検備沢京子が外出の際にはボディガードのように付いて回る。

柿崎家[編集]

柿崎松郎(49) - 渡辺いっけい
田村が住むアパート・メゾン柿崎の大家さん。トラブルに巻き込まれるとすぐに田村を頼る。トラブルの解決のためには田村が食事中や多忙であること等を意に介さず、彼の部屋に駆け込んでくることはしばしばで彼の部屋を「トラブル駆け込み寺」としている。あるいは、田村を自室に強引に連れてくることもある。しかし、それは田村を人物的にも慕っている表れで田村のよき相談役でもある。
柿崎晴子(38) - 田丸麻紀
田村が住むアパート・メゾン柿崎の大家さんで、柿崎松郎の妻。近所の情報は常に把握しておりトラブルを知ると、すぐに田村に相談を依頼する。金儲けになる話には弱い一方で、よく騙される。このせいで、夫・松郎と夫婦喧嘩になるのはしばしばであるが、関係は何かとうまく行っている。夫・松郎と同様、田村を頼りにし、人物的にも慕っている。言葉は、関西弁で話す。

その他[編集]

スナック「女郎蜘蛛」のママ - 川村早織梨
マユ - 吉田桂子
船山刑事 - 小浜正寛
謎の女子高生(17)→第五話〜:大野杏(18)→第八話〜:甲斐杏(18) - 菊里ひかり
大野の娘。高校生で難しいお年頃だが、実際は純粋。父の猛反対を乗り越え、長年の彼氏、甲斐洸と入籍した。但し、結婚の条件は甲斐洸が税理士試験に合格することである。母を亡くして、しばらくふさぎこんでいたときに心の支えとなってくれたことがきっかけである。ギャルだと思われる。田村のことを彼氏の甲斐洸を窮地の状態から救ってもらったこと、そして入籍を支持してくれたこと、で人物的に慕い、悪を根絶やしにする「正義の法律家」としても支持している。高層マンションに住んでいる。携帯の着信音は「Butterfly」。成績優秀。
クイズクイーン(「モリワキ」と表示されている) - 森脇英理子
番組内で放送される「特上カバチ懸賞クイズ」の案内人だが、彼女の出すクイズは番組の内容とは何ら関係ない。第9話ではテレビキャスターとしても登場。

ゲスト[編集]

太字が依頼人。

第一・二話
第三話
第四話
第五話
第六話
第七話
第八話
第九話
最終話

スタッフ[編集]

  • 特上原作:田島隆/東風孝広『特上カバチ!! -カバチタレ! 2-』(講談社モーニング連載中)
  • 特上脚本:西荻弓絵
  • 特上演出:加藤新、今井夏木、韓哲
  • 並プロデュース:植田博樹
  • 特上プロデュース:今井夏木
  • 特上音楽:瀬川英史
  • 特別協力:三井物産講談社
  • 特上製作著作:TBS

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル
(ラテ欄・公式サイト)
サブタイトル(放送時) 演出 視聴率
第1話 2010年1月17日 法テクバトルの嵐 遂に勃発! 法テクバトル!! 加藤新 12.9%
第2話 2010年1月24日 絶対不敗の交渉術 一発逆転!
絶対に負けない逆光交渉術!!
借金巌流島完結編!!!
9.9%
第3話 2010年1月31日 パワハラ経営者に
勝つ方法
労働者氷河期、越冬地獄!
非正規雇用者をなめくさる
経営者に正義のカバチ!!
いっぺんお前が飢えてみろ!!!
今井夏木 9.1%
第4話 2010年2月07日 保証人地獄に落ちた妻 美寿々のコスプレ潜入調査!
0.3秒で偽造書類が見破れる
プロの(秘)テクニック!?
10.8%
第5話 2010年2月14日 娘へ!!
亡き母からの贈り物
息子名義で金借りまくる
オヤジをしばき倒す秘策
鬼の大野の目にも涙!!!の巻
韓哲 8.8%
第6話 2010年2月21日 この仕事で生き抜く覚悟!! 脱サラ独立開業が待ち受ける地獄道。
甘ちゃんやユトリは
社会の害悪です!!!の巻
加藤新 7.2%
第7話 2010年2月28日 家族の絆を取り戻せ!! 貧乏ビジネス繁盛!!
ゼロゼロ物件に潜む悪徳業者!!!
実力行使で徹底抗戦カバチする!!!!
今井夏木 8.5%
第8話 2010年3月07日 決断!! 事務所を去る日 加藤新 9.5%
第9話 2010年3月14日 サギ師があなたを狙ってる 韓哲 8.7%
最終話 2010年3月21日 最後の敵! それは父!! 加藤新 7.4%
平均視聴率:9.3%(視聴率関東地区ビデオリサーチ社調べ)
  • 第4話は「WBA世界フライ級タイトルマッチ」放送延長のため15分繰り下げ。
  • 2010年2月28日の一部地域(秋田放送四国放送福井放送など)の放送はチリ地震に伴う大津波警報発令関連のニュース(NNN報道特別番組)のため、途中中断、あるいは休止された。TBSをはじめとするJNN28局では平常通り放送されたが、画面右下に警報テロップが出された。なお、中断あるいは休止となった上記の3系列外局の振り替え放送日時については不明。

主題歌[編集]

関連商品[編集]

  • 「特上カバチ!!Photo Book」2010年2月25日発売/1600円〔税込〕
  • 「特上カバチ!!オリジナル・サウンドトラック」2010年3月3日発売/2500円〔税込〕
  • 「特上カバチ!!DVD-BOX」2010年6月23日発売(バップ)/19950円〔税込〕

原作からの変更点[編集]

  • 原作は広島県が舞台だが、ドラマでは東京が舞台(田村の出身地を広島としている)。
  • 田村、住吉の年齢をそれぞれ24歳、22歳と原作より若く設定。
  • 田村勝弘は、原作では試験に合格し行政書士となったが、ドラマでは行政書士補助者で試験勉強中の身に変更。
  • 住吉美寿々は高校卒業と同時に行政書士の資格を取得し、キャリアアップのために行政書士事務所を渡り歩くという設定。喫煙シーンは原作ではヘビースモーカー[6]だが、出演者の健康に支障が発生しない様にライトスモーカー[7]に変更。
  • 原作では重森寛治は行政書士補助者だが、ドラマでは行政書士に変更。
  • 原作では「検備沢太郎」だが、ドラマでは「検備沢京子」に変更。

喫煙シーン[編集]

  • 住吉美寿々役の堀北真希をはじめ喫煙を演じる出演者にはタバコ、葉巻の代わりにネオシーダーが代用されている[8]。ただし喫煙習慣の無い出演者は事前に同意を得てから喫煙トレーニングを行う様にしている。また堀北真希のみクランクインのおよそ1ヶ月前から喫煙トレーニング[9]を行っており、吸い過ぎたり、目的以外の喫煙やモラルに反する行為は一切行っていない。
  • 路上では路上喫煙禁止条例に反するので別々に撮影し、CG合成を行っている。
  • 体調不良などが発生した場合に備えて医療班を待機させ、禁煙サプリメントなども用意している。
  • クランクアップ後は住吉美寿々役の堀北真希をはじめ喫煙を演じたほとんどの出演者は禁煙している。

その他[編集]

  • テロップフォローという、バラエティアニメなどでオチを強調する場合などによく使われる手法を採用。また、本放送中に3択クイズを出題し、視聴者が正解と思う電話番号に電話をかけ(テレドーム)、正解者の中から1つの番号に電話をかけ、番組内でドラマ出演者と生電話できるなど、ドラマとしては新しい様々な手法を試みた(時差ネット局を除く)。
  • 8話でゲスト出演した金子賢過去テレビドラマの「カバチタレ」の10話、11話で別の役で出演した。
  • 9話の中で、櫻井翔が出演している報道番組「NEWS ZERO」(日本テレビ系)のパロディ、「NEWS JERO」という番組が登場した。
  • 櫻井はこのドラマの放送期間中はこのドラマの最後にある生電話と月曜キャスターとして出演している「NEWS ZERO」の2日連続で生放送番組に出演することとなった。[10]
  • 最終話でゲスト出演した大野智)は過去のテレビドラマの「魔王」で弁護士役で出演していた為、同じ職業での役は通算二度目となる。
  • キャストやゲスト陣には櫻井翔が前年に主演したドラマ「ザ・クイズショウ」(日本テレビ系)に出演したキャストやゲストが多い。
  • 視聴率はこの枠では「官僚たちの夏」以来の一桁台となった。

ドラマへの批判[編集]

  • ドラマ終了後の4月に大阪弁護士会がこのドラマにおいて「行政書士が法律で定められた業務範囲を明らかに超えた法律相談を行っている」とTBSに抗議していることが判明した。同会が提出した抗議文によると、「文書作成料名目であれば、実質的には交渉の報酬であっても行政書士が受け取ってよいと誤解を生む内容になっている」、「本人と同席した示談交渉で行政書士が主導的に交渉を行っている」などと指摘しており再放送やDVDの販売の自粛を求めていた。
  • これに対してTBSは「弁護士の仕事との区分は説明されており誤解を与える内容ではない」と反論しており、「個別の案件は受け入れられない」とコメントしている[11]。なお同会はかつてNHKで放送された『コンカツ・リカツ』でも同様の抗議を放送局であるNHKに行っていた。この影響からか、この番組が再放送されている放送局は少ない。
TBS 日曜劇場
前番組 番組名 次番組
JIN-仁-
(2009.10.11 - 2009.12.20)
特上カバチ!!
(2010.1.17 - 2010.3.21)
新参者
(2010.4.18 - 2010.6.20)

脚注[編集]

  1. ^ 『極悪がんぼ』11巻
  2. ^ a b 『極悪がんぼ』11巻巻末による
  3. ^ 自分で報告しようとしなかったのは、その日の朝に社長と喧嘩して言い出しづらかったから。
  4. ^ ただし、初回と最終回はそれぞれ15分拡大で22:00~23:09
  5. ^ 但し、テレビドラマ撮影期間中のみであり、すでに篠原涼子本人は卒煙している。
  6. ^ 成人女性は1日平均15本以上30本未満。
  7. ^ 成人女性は1日最大7本以下。
  8. ^ 化学技術を使用しCG合成による方法もあったが、編集作業が困難であったため断念した。
  9. ^ TBS情報番組はなまるマーケット」のゲスト出演で堀北真希本人が証言した内容。
  10. ^ 出ていない週もある。
  11. ^ ドラマ「特上カバチ!!」に弁護士会が抗議「誤解与える」 MSN産経ニュース

関連項目[編集]

外部リンク[編集]