Age,35

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Age,35』(エイジさんじゅうご)は、柴門ふみの漫画。『ビッグコミック』(小学館)に1994年から1995年にかけて連載された。

1996年にフジテレビで『Age,35 恋しくて』としてテレビドラマ化されている。

ストーリー[編集]

※ドラマ版のもの。

食品会社で営業課長を務める英志は35歳。職場結婚した同い年の妻朱美、7歳の双子の子供たちと温かい家庭を築いていたが、その裏では常務秘書のミサと不倫の関係を続けていた。ある日、ミサに別れを切り出そうとしたところ、妊娠を告白され動揺する。同じ頃、朱美は大学の同級生だったシンと12年振りに街で再会する。

登場人物[編集]

※キャスト、人物説明はドラマ版のもの。

島田家[編集]

島田 英志〈35 → 43〉
演 - 中井貴一
営業二課課長。家族を愛しながら、ミサと不倫関係になる。その事実が露呈しそうになるたびにうまく嘘をついて取り繕っていたが、次第に言い逃れの出来ない状況に追い詰められていく。一度はミサに別れを告げるが、一人で苦労を抱え込むミサを放っておくことができず、朱美たちを捨てる決意をする。当初は遊びだったはずのミサを愛するようになり、ミサが姿を消していた間も想い続けていた。悟とまどかの留学を機に朱美と離婚。悟とまどかを送り出した直後にミサと再会し、ここで初めて息子の穣志と対面する。その直後にミサと再婚し、3人で幸せに暮らす。
島田 朱美〈35 → 43〉
演 - 田中美佐子
旧姓は五十嵐。定時に帰宅せず、不審な行動が多い英志に疑いを抱く。そんなときに大学時代の同級生のシンと再会。次第に想いがシンへ傾いていき、家庭を壊したくないという想いから自分の気持ちを偽っていたが、英志の秘密を知ってしまったのち、自分の気持ちを偽れなくなってしまう。悟とまどかの留学を機に英志と離婚、シンと共に暮らし始める。
島田 悟〈7 → 15〉
演 - 三觜要介(7歳)、安藤一志(15歳)
島田家の長男。徐々に離れていく両親を不安げに見つめる。後にアメリカに留学。
島田 まどか〈7 → 15〉
演 - 田島穂奈美(7歳)、星野真理(15歳)
島田家の長女。幼いながら、両親の異変を察知する。後にアメリカに留学。

食品会社[編集]

照井 ミサ〈26 → 34〉
演 - 瀬戸朝香
母子家庭で育った。人のものをとってはいけない、と母親に言われて育った。常務秘書だったが、妊娠&未婚での出産を宣言した事が原因で、営業二課へ配転、英志の部下となる。のちに英志との不倫は、英志が、結婚式の当日に事故で亡くなった恋人の英之に瓜二つだったから。英之に似た子が欲しかったからと告白。しかし次第に英志に惹かれていく。自分のために家庭を捨てようとする英志の気持ちがつらくなり、会社を辞め、「結婚する」と言い、英志の前から姿を消す。しかし実は未婚で出産していた。数年後に再会した英志と再婚する。
藤井常務〈54〉
演 - 小松政夫
セクハラもするが、会社を追われたミサの再就職先を紹介するなど、英志、ミサのよき理解者。

朱美の関係者[編集]

成瀬 シン〈35 → 43〉
演 - 椎名桔平
陶芸家。妻とは別居ののち、死別。旧姓から、朱美を「ガラ」と呼んでいる。朱美の才能を見出し、教室に誘う。結婚はしていたが、卒業して朱美と一度離れたあとも、朱美を想い続けていた。
桜井 弥生〈23 → 31〉
演 - 水野美紀
シンの教室のスタッフ。密かにシンに想いを寄せており、朱美をライバル視する。なお、弥生の名前は、ドラマ化にあたって付けられたものである。

大平家[編集]

大平 悠子〈35 → 43〉
演 - 香坂みゆき
朱美の元同僚で親友。英志と朱美の同期社員だったが、フラワーコーディネーターへ転身した。夫の不倫に悩む。
大平 幾也〈35 → 43〉
演 - 生瀬勝久
悠子の夫。当初はインターネットで知り合った萌と不倫し、家を出て行っていたが、悠子の妊娠を機に萌と別れ、長女の誕生後は子煩悩になっている。なお、幾也の名前は、ドラマ化にあたって付けられたものである。

その他[編集]

沢木 萌〈25〉
演 - 西田尚美
不動産のセールスレディの仕事をしている。幾也の不倫相手。幾也との関係を不倫で終わらせたくないという気持ちから英志や他の幾也の友人に会っていたが、悠子の妊娠を機に、幾也と別れる。

単行本[編集]

テレビドラマ[編集]

Age,35 恋しくて
ジャンル テレビドラマ
放送時間 木曜日22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1996年4月18日 - 6月27日(11回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ
演出 光野道夫(フジテレビ)
石坂理江子(フジテレビ)
二宮浩行
原作 柴門ふみ
脚本 中園ミホ
浅野妙子
尾崎将也
真柴あずき
プロデューサー 小岩井宏悦(フジテレビ)
出演者 中井貴一
田中美佐子
瀬戸朝香
椎名桔平
水野美紀
香坂みゆき
生瀬勝久

特記事項:
最終回は27分拡大(22:03 - 23:24)。
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Age,35 恋しくて』(エイジさんじゅうご こいしくて)は、1996年4月18日から6月27日までフジテレビ木曜劇場枠(毎週木曜日22:00 - 22:54[1]JST)で放送された日本のテレビドラマ。主演は中井貴一田中美佐子

中井と田中のダブル主演ドラマで、夫婦で家族を持ちながら、互いに別の相手と不倫をしてしまう苦悩を主軸に描いた連続ドラマである。

劇中、島田家が住むマンションのロケーションには、当時開発中だった相鉄いずみ野線緑園都市駅近くのマンションが用いられた。

オープニングのスタッフクレジットで、光野道夫が演出を担当する回は、光野の名前がガラスの破片のように崩れる演出があった(最終回はエンディングにテロップが流されたが、やはり名前が壊れているという演出が取り入れられた)。

連続ドラマとしては初めて、全編通してカメラにピンク色のフィルターをかけて撮影する手法が取られた。この手法は後に『エースをねらえ!』『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』など多くのドラマに採用された。

1996年12月20日に全4巻でVHS化されたが、DVD化は実現していない。2010年10月にDVD-BOXとして発売されることが発表されていたが中止となった。

スタッフ[編集]

主題歌・挿入歌[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 1996年4月18日 愛に迷う時 中園ミホ 光野道夫 17.7%
第2話 1996年4月25日 嘘、嘘、嘘 20.2%
第3話 1996年5月02日 ズルイ男 石坂理江子 15.5%
第4話 1996年5月09日 裏切りの雨 15.5%
第5話 1996年5月16日 最も危険な情事 浅野妙子
真柴あずき
光野道夫 16.8%
第6話 1996年5月23日 これが、最後の恋なんです 中園ミホ 二宮浩行 18.6%
第7話 1996年5月30日 夫婦、最悪の瞬間 光野道夫 20.6%
第8話 1996年6月06日 第一部最終章・歪んだ結婚指輪 石坂理江子 17.8%
第9話 1996年6月13日 そして運命の扉が開く 尾崎将也 光野道夫 20.7%
第10話 1996年6月20日 愛にわがままな妻 中園ミホ
尾崎将也
石坂理江子 20.8%
最終話 1996年6月27日 こんなにあなたを愛しているのに 中園ミホ
浅野妙子
尾崎将也
光野道夫 28.1%
平均視聴率 19.3%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

原作との相違点[編集]

  • 原作における性描写はほとんどが割愛され、他の表現に置き換えられている。
  • 原作では中学1年生だったさとるとまどかは、ドラマでは小学校1年生となっており、これにより子供たちの役割も変更され、最終回における登場人物たちの年齢も変わっている。
  • 原作では、英志と朱美は結婚指輪をはめていない。
  • 原作では、ミサは役員秘書だが、藤井という名前のみは共通である。
  • もえ(萌)は原作では18歳であり、性格もまったく異なる。
  • 原作の弥生は陶芸教室の生徒であり、性格もまったく異なり、ドラマのように朱美を敵視せず、好意的に接している。
  • 幾也は、原作では悠子よりも5歳年下である。

脚注[編集]

  1. ^ 最終回のみ22:03 - 23:24に拡大。

外部リンク[編集]

フジテレビ 木曜劇場
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