新参者 (小説)

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加賀恭一郎シリーズ > 新参者 (小説)
新参者
著者 東野圭吾
発行日 2009年9月18日
発行元 講談社
ジャンル ミステリー推理小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 350
前作 赤い指
次作 麒麟の翼
公式サイト 講談社 BOOK倶楽部
コード ISBN 4062157713
ISBN 9784062776288A6判
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新参者』(しんざんもの)は、東野圭吾推理小説、およびそれを原作とした連続テレビドラマ

概要[編集]

小説現代』(講談社)2004年8月号にて初出。以後5年にわたって9作の短編が同誌に連載された。単行本は2009年9月18日に講談社から刊行され、2013年8月9日に講談社文庫版が刊行された。本作は『このミステリーがすごい!2010』並びに『週刊文春ミステリーベスト10』において1位を記録している。

加賀恭一郎シリーズの第8作目となり、本作から加賀の活躍する舞台を日本橋に移した1作目の作品となる。各短編が各一章となり、章ごとに代わっていく主人公となる人物の視点を通じて加賀の捜査の意図が明らかとなり、彼が事件に直接関係ない周辺人物の小さな謎を解いていくうち徐々に本来の事件解決が浮かび上がっていく構成となっている。尚、第一章で第四章での出来事について触れるなど、章ごとの時系列は前後している。

キャッチコピーは「もう、彼女は語れない。彼が伝える、その優しさを。悲しみを、喜びを。

制作の経緯[編集]

『小説現代』の担当者から執筆依頼を受け、生活拠点の一部で好きな町であるという人形町を舞台にした作品を書きたいと東野が了承したことが出発点となった[1][2]。そして好きな町について伝えるレポーター役として、そして練馬で一つの家庭の謎を解いてきたが、町という広い場所を相手にしたらどうなるのかという興味から加賀を主人公に抜擢した[2]。作品のイメージは、殺人捜査を同心にあたる捜査一課に任せ、岡っ引きの加賀は小さな謎を追う現代版捕物帳であるという[1]。方針が決まった後の6月の暑い頃に担当者と人形町を散策して見出したアイデアを元に「煎餅屋の娘」を発表、その1年後に「料亭の小僧」、それから約半年後「瀬戸物屋の嫁」と発表した。だが、執筆当時は加賀が本来追っている「小伝馬町女性絞殺事件」の全体像を決めずに書き始めており、第三章の「瀬戸物屋の嫁」以降から担当者と被害者の住む小伝馬町を歩き回りながら被害者の女性像を具体的に組み立てたといい、諸事情の2年余りのブランクを経て「時計屋の犬」を執筆したことで制約が生まれ、「洋菓子店の店員」の時点で小伝馬町の事件の全体像が見えてきたと東野は語っている。その後、すぐに事件解決まで描かず、「翻訳家の友」「清掃屋の社長」「民芸品屋の客」事件関係者の心情を加賀が汲み取る話、最終章となる「日本橋の刑事」と描いていった[1]。尚、東野は毎回書く前には担当者と町中を歩き回り、ネタが無いと思った時でも同じ場所を往復する内に必ず新発見があったという[2]

「煎餅屋の娘」で用いられたトリックは東野が自身の母親に対して行ったものであり、その母親が2004年6月3日に死去し、小説を読まれたら母親にばれるという理由から今まで使われなかったトリックを取り入れ、母親の死後の四十九日頃に「煎餅屋の娘」を発表したという経緯がある。その他、「時計屋の犬」の舞台となる時計屋は、東野の実家の時計屋に基づいて描かれている。そして「日本橋の刑事」は前作『赤い指』を意識して書かれており、東野は「日本橋の新参者である加賀の内側になにがあるのか、読者にぼんやりとでも伝わればいい」と語っている[1]

全体のあらすじ[編集]

日本橋小伝馬町で一人暮らしの40代の女性が絞殺された。日本橋署に着任したばかりの加賀恭一郎は、自身にとって未知の土地の日本橋を歩き、事件や被害者と何らかの接点を持った家族や店を訪れる。加賀は事件に残されたいくつかの謎の解明のため、その謎に関わった当事者達の様々な想いを一つずつ解きほぐしていき、そしてそれらの解決を通じ絞殺事件そのものの真相にたどり着いていく。

主な登場人物[編集]

加賀恭一郎
警視庁日本橋署刑事 警部補。練馬署から日本橋に異動となったばかりの所謂“新参者”で、赴任してから間もなく峯子殺害事件で捜査一課の案内役としてはたまた単身で捜査に加わる。前作までは黒いスーツで身を包むことが多かったのに対し、本作ではシャツの上に半袖シャツのラフな格好で出回っているが、それも聞き込み先で相手を不安にさせないための彼なりの配慮がある。本作では捜査一課にいた彼が、ある事件の裁判で、被疑者の情状酌量を訴えたことで遺族側の抗議を受けたため、所轄に異動となったことが明かされる。
三井 峯子
事件の被害者。45歳。小伝馬町で一人暮らしを始めたばかりの時に被害に遭う。離婚前は弘毅の良き母親として家事に尽くしながらも、大学英文科卒で若い頃はイギリス留学を夢見ていたこともあり内心では社会に出る事への憧れを燻らせていた。弘毅が家を出てからその後半年前に離婚を申し出て、離婚後は友人の多美子を頼りながら駆け出しの翻訳家として生計を立てていた。
清瀬 弘毅
第五章・第七章の視点人物。峯子の息子。小劇団所属の役者。大学1年の頃に現在所属する劇団の芝居を見て、2年前に両親の反対を押し切り大学を中退して演劇の道を志した。恋人の青山亜美の住む浅草橋のアパートで同棲している。峯子が電話で友人に話した「妊娠は誤算だった」の言葉が心に棘として刺さっており、(今では一時の倦怠感だと認識しながらも)それから母親の世話にならないようにしてきた。
清瀬 直弘
第七章の視点人物。峯子の元夫。清掃会社社長。カラオケスナックのバイトから便利屋の仕事を経て、30代で清掃会社を立ち上げてから一代で会社を成長させてきた経営手腕を持った典型的な仕事人間。だが家庭を顧みなかったことから夫婦仲は冷め切り離婚に至り、息子の弘毅とも折り合いが悪い。行きつけのクラブのホステスだった宮本祐理を秘書として雇っており、彼女とは愛人関係にあると噂される。
岸田 要作
「岸田税理士事務所」の税理士兼所長。家族は息子の克哉とその妻玲子、孫の翔太がいる。直弘に「ハンガーにスーツを掛けているように見える」と称される程痩せた体躯の男性。直弘の大学時代の1年後輩で、直弘の起業時から直弘の会社の財務全般を引き受けるようになり、そこから直弘とは27年来の付き合いがある。ただ、直弘が祐理を秘書に置いていることには否定的で、苦言を呈している。
上杉 博史
第九章の視点人物。警視庁捜査一課刑事。峯子の事件翌日には直弘と弘毅への聞き込みにあたっている。飄々としている上にあまりにラフな格好の加賀を良く思わなかったが、ある目的を以って自らと関わろうとする加賀と組んで捜査することになり、その慧眼と刑事としての姿勢を理解するようになる。息子が無免許運転の末に交通事故で死亡しており、それ以前に息子の違反を揉み消したことに後悔の念を抱いている。それ故か自分一人で成長したような態度の弘毅を「まだ大人ではない」と蔑視している。

各章概要[編集]

第一章 煎餅屋の娘
初出:『小説現代』2004年8月号
煎餅屋「あまから」を営む上川家の面々に2人の捜査一課刑事と加賀が、保険外交員の田倉が昨日何時頃に訪問したのかを尋ねてくる。田倉は先日発生した小伝馬町の殺人事件の被害者宅を訪ねており、その後「あまから」へ寄り午後6時40分に退社したと犯行当時のアリバイを主張するが、彼が午後6時10分に退社したという証言の存在から、田倉が退社後に犯行が可能な空白の30分が浮上したことで重要容疑者として疑われていた。「あまから」への聞き込みは田倉の正確な退社時刻を調べるためのものだった。懇意にしている田倉の無実を信じる上川家の面々を余所に、加賀はこの暑い時期にサラリーマンが羽織るスーツに着目し、曖昧なアリバイの真相に気付く。
  • 上川 菜穂…煎餅屋「あまから」の娘。美容学校に通っている。母が早くに他界し、父と祖母に育てられた。
  • 上川 聡子…「あまから」を切り盛りする先代の妻で菜穂の祖母。頑固な性格で口煩い。先日まで動脈瘤の手術前に胆管炎による発熱により一時は生死の境をさまよっていた。
  • 上川 文孝…「あまから」現店主で菜穂の父親。30年前、20年間和菓子屋だった店を煎餅屋に鞍替えしたという。
  • 田倉 慎一…新都生命保険外交員。江戸っ子気質の約束を守る性格で、菜穂を始めとする上川家に慕われている。
第二章 料亭の小僧
初出:『小説現代』2005年6月号
料亭「まつ矢」の見習い・修平は、加賀と刑事2人が3日前に人形焼を買ったことを聞かれる。人形焼は「まつ矢」主人・泰治に極秘に頼まれ購入しており、泰治との秘密を守るため修平は人形焼は自分で食べたと主張する。その後、3日前に小伝馬町の殺人事件で殺された女性宅に人形焼が残っていたことを知った修平は殺された女性が泰治の愛人と思しき女性ではと疑心と不安を抱き、「まつ矢」に一人食事に現れた加賀からの質問に対して頑なに口を閉ざす。だが、加賀の真意は別の所にあり、現場に残された人形焼には意外な特徴があった。
  • 修平…料亭「まつ矢」見習い・給仕役。去年高校を辞めて、父の伝手で「まつ矢」で働き、憧れだった料理人を目指す。
  • 頼子…「まつ矢」女将。気が強くさっぱりとした気性の女性。従業員には厳しく、客に修平が見惚れるほどの笑顔でてきぱきと店を切り盛りする。
  • 泰治…頼子の夫で「まつ矢」主人。頼子とは対照的に放蕩で、小伝馬町に囲っているという噂の愛人への手土産なのか、修平に何度か人形焼を買うように頼んでいる。
  • 克也…修平の2年先輩。修平が「まつ矢」に雇われた今年の春に厨房の手伝いを任された。
  • アサミ…銀座のクラブで働く女性。子供がいる。
第三章 瀬戸物屋の嫁
初出:『小説現代』2005年10月号
瀬戸物屋「柳沢商店」を営む柳沢家では、店主の鈴江とその息子・尚哉の嫁である麻紀との間で嫁姑問題の真っ只中にいた。そんな中、「柳沢商店」にやってきた加賀が、麻紀に小伝馬町の殺人事件の被害者・三井峯子について聞いてくる。麻紀は1週間前に峯子が商品を注文したことを証言するが、尚哉は加賀がなぜ麻紀を事前に知っていたのかを疑問に思う。その後も加賀は峯子が刃物専門店「きさみや」でキッチンバサミを買ったことや、柳沢家でもキッチンバサミを調査する。加賀の不可解な捜査は峯子が自前のものを持っていながらキッチンバサミを購入したことが発端だった。後に相手に頼まれて買ったことが判明するが、その相手が麻紀だった。
  • 柳沢 尚哉…大手ゼネコンのサービスマン。六本木のキャバクラで働いていた麻紀に入れ上げ、結婚にまで漕ぎつけた。仲が悪くなった麻紀と鈴江の板挟みで悩む。
  • 柳沢 麻紀…尚哉の妻。明るく表情豊かだが、元来気の強い性格。小学生の頃から好きなキティちゃんのタオルを雑巾に使われたことに腹を立て、鈴江と言い争う。
  • 柳沢 鈴江…尚哉の母で瀬戸物屋「柳沢商店」店主。麻紀に負けじと気の強い性格。歯が弱く、固い食べ物は避けている。現在、小唄の会の人達との伊勢志摩巡りを楽しみにしている。
第四章 時計屋の犬
初出:『小説現代』2008年1月号
「寺田時計店」を訪ねてきた加賀は主人の寺田玄一に6月10日の午後6時頃に峯子と会った時のことを尋ねる。その時間、愛犬・ドン吉の散歩をしていた玄一は峯子と浜町公園で会ったと証言するが、後日加賀は玄一に本当に峯子と浜町公園で会ったのかを再三確認しに現れる。浜町公園に集まる愛犬家たちの中で玄一のことは見かけたものの、峯子を見た者は一人もおらず、峯子がパソコンで誰かの小犬の頭を撫でていたと綴った文面も相まって、証言に食い違いが生じていた。しかし、この不一致の謎を知る鍵を握っていたのはドン吉だった。
  • 寺田 玄一…時計屋「寺田時計店」主人。古い時計を修理させたら天下一品といわれる腕を持ち、こだわりも強いが、頑固で喧嘩っ早い性格で周囲と揉め事が絶えない。高校卒業後に自身が反対していた相手と駆け落ちした娘の香苗を許せず、その香苗の話はタブー扱いとなっている。
  • 米岡 彰文…本章の視点人物。「寺田時計店」の従業員。子供の頃から機械時計が好きだったことから今の職業を志した。寺田家とは親しい付き合いで、玄一の腕を尊敬している一方で彼からのとばっちりはなるべく避けようとする、
  • 寺田 志摩子…玄一の妻。玄一と同じくらいの大柄な体型のため、彰文には心中で玄一と共に巨漢夫婦と呼ばれている。玄一と違い、娘の香苗には他意はなく、結婚も支持している。
第五章 洋菓子屋の店員
初出:『小説現代』2008年8月号
絶縁状態の父・直弘から母の峯子が自宅のマンションで殺されたことを知らされた劇団員の清瀬弘毅。突然の母の死に衝撃を受ける弘毅だが、心中には母がなぜ自分の住む浅草橋に近い小伝馬町で暮らしていたのかという疑問が広がっていた。その後、峯子が住み、殺されてしまったマンションに赴いた弘毅は現場保全を任された加賀に現場を見せてもらうことに。そこでも峯子が小伝馬町に移住した理由は解らなかったが、加賀の話などから峯子の周囲で妊娠している女性がいるらしいことが推察されていた
  • 美雪…洋菓子店「クアトロ」の女性店員。2か月前から常連となった峯子から優しく接せられていた。健一という恋人がいる。
  • 青山 亜美…弘毅の1歳上の恋人。福島出身。デザイナー志望で、喫茶店「黒茶屋」でバイトをしながら専門学校に通っている。弘毅とは観に行ったミュージカルで席が隣同士だったことから知り合う。
第六章 翻訳家の友
初出:『小説現代』2009年2月号
峯子の友人で彼女の遺体の第一発見者となった翻訳家の吉岡多美子。犯行は多美子が峯子と会う時間をずらしてもらった後に行われたため、多美子は峯子の死を自分のせいだと罪悪感を感じていた。さらに峯子とは仕事の件でしこりを残していたことも心に暗い影を落としていた。そんな中、多美子の証言の確認に来た加賀は事件当日、峯子に公衆電話で電話を掛けた人物を探していた。だが、多美子の婚約者のコウジにも聞き込みの手を伸ばした加賀は一つの真実を見つけ、多美子の心を救済していく。
  • 吉岡 多美子…翻訳家。峯子の大学時代からの友人で、離婚する前の峯子から家庭の愚痴をよく聞いていた。離婚後も翻訳家として独り立ち出来るまでは仕事を世話することを峯子と約束していたが、自身の婚約で反故にしてしまった経緯もあり、峯子が殺された後に自分が幸せになることに自責の念を感じている。
  • コウジ タチバナ…多美子の3歳下の婚約者。元々は日本人だが、父の仕事の都合でロンドンに移住し英国籍を取得した日系英国人。職業は映像クリエイター。1年前に出版関係者達との夜桜の花見の席で多美子と知り合い交際を開始、最近多美子にプロポーズをし、仕事の拠点とするロンドンに来てほしいと申し出る。
第七章 清掃屋の社長
初出:『小説現代』2009年5月号
峯子の元夫で清掃会社社長の清瀬直弘は、愛人と噂される女性・宮本祐理を秘書として雇っていた。その祐理に加賀は直弘から貰った手作りの指輪やアクセサリーについて質問していた。一方、峯子が小伝馬町に越してきた理由を知り、自分が母親に何もしてやれなかったと痛感して峯子の生活ぶりを知りたいと思い至った弘毅。峯子と親しい弁護士の静子や加賀から話を聞く中で、諸事情から峯子が離婚時の財産分与以上の金を直弘に請求しようとしていたことや祐理の存在を知り、父が祐理との関係を理由に母を殺したのではと疑念を持つ。祐理に直弘との関係を質す弘毅、直弘と直接対面する加賀。そこから直弘と祐理のもう一つの一面が明らかになる。
  • 宮本 祐理…清掃会社社長である直弘の秘書。以前は直弘の行きつけの銀座のクラブのホステスで、直弘が社長秘書として雇ったことから直弘の愛人と噂されている。直弘からのプレゼントであるアクセサリーと手作りの指輪を着用している。
  • 高町 静子…「高町法律事務所」弁護士。峯子と直弘の離婚協議の際の峯子側の弁護士。協議後も峯子とはメールでやり取りをしていた。
第八章 民芸品屋の客
初出:『小説現代』2009年6月号
民芸品屋「ほおづき屋」の主人・藤山雅代は加賀から最近独楽を買った客がいるかを聞かれる。さらに後日、独楽を売ったアルバイト店員の菅原美咲を尋ねた加賀が店の独楽を全部購入したことから、購入日が発生から後だとはいえ、店の独楽が小伝馬町の事件と関係しているのではと不安になる。やがて雅代は加賀が独楽に目をつけた意図を察していく。そんな中、加賀は上杉とともに直弘の顧問税理士・岸田の息子夫妻の元にも聞き込みを行っていた。
  • 藤山 雅代…民芸品屋「ほおづき屋」の店主。伝統工芸品に魅せられ、24年前に実家の呉服店の系列店として「ほおづき屋」を出店した。店の商品の材料は国産で自ら現地に赴いて選んでこだわっている。
  • 菅原 美咲…「ほおづき屋」のアルバイト店員。1つしか歳が違わないこともあり、「ほおづき屋」と同じ並びにある「あまから」の一人娘である菜穂と仲が良い。
  • 岸田 玲子…克哉の妻。克哉とは高校時代から5年以上交際歴を重ね、後に克哉と結婚するため計画的に妊娠し結婚に漕ぎつけた。子育ては実家の若い母にも助けて貰い、友人と遊んだり夫とのクレジットカードで買い物を楽しんだりと贅沢している。
  • 岸田 克哉…要作の息子。建設コンサルタントの会社で経理部として勤務している。
  • 岸田 翔太…5歳。克哉と玲子の息子。要作の息子。
  • 佐川 徹…約20年前から玩具屋を営んでいる男性。
第九章 日本橋の刑事
初出:『小説現代』2009年7月号。最終章となるこの章ではこれまでの章で点として描かれた謎や事項を線として繋げ、上杉の視点から事件解決までの流れを描いている。
捜査一課の上杉博史は当初、峯子殺害事件の犯人探しは難航すると踏んでいたが、いくつかの謎と事件の関連性の有無や、犯人の目星となりうる手掛かりが判明していった捜査の過程に、加賀の力添えを知らない上杉は疑問を覚えていた。そんな中、直弘と祐理の関係を洗う任についた上杉は自分についてこようとする加賀と組んで捜査をすることに。そして2人は、加賀の関心の示す方向性の元で真犯人へと迫っていく。しかし、犯人には自らの殺害動機以上に隠したい秘密があった。

テレビドラマ[編集]

新参者
ジャンル テレビドラマ
放送時間 日曜日21:00 - 21:54(54分)
放送期間 2010年4月18日 - 6月20日(10回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 TBS
企画 那須田淳
演出 山室大輔
原作 東野圭吾著『新参者』
脚本 真野勝成
牧野圭祐
プロデューサー 伊與田英徳
中井芳彦
出演者 阿部寛
黒木メイサ
向井理
溝端淳平
木村祐一
泉谷しげる
笹野高史
原田美枝子
三浦友和
音声 ステレオ放送
字幕 文字多重放送
データ放送 連動データ放送
エンディング 山下達郎
街物語(まちものがたり)」
外部リンク 公式サイト
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2010年4月18日から6月20日までTBS系列の『日曜劇場』枠(毎週日曜日21:00 - 21:54[注 1]JST)で阿部寛主演のテレビドラマとして放映された。以降阿部寛主演で続編が制作されるようになった(詳細は加賀恭一郎シリーズ#シリーズ一覧を参照)。

本作は阿部が20年超の役者歴の中で初の刑事役を演じた作品でもあり[3]、同局での連続ドラマ主演は『ドラゴン桜』以来となる。また、共演の黒木メイサ向井理溝端淳平はTBSの連続ドラマ初出演となる。オープニング及びエンディングのナレーションは黒木メイサ。

キャッチコピーは「事件の容疑者は、日本橋・人形町を行き交う人たち。」、「犯人はこの中にいる…。」。

ドラマ様式[編集]

全体並びに各章毎のあらすじや、登場人物の基本設定等は概ね原作を踏襲するが、オリジナル要素を加え、ドラマ独自の展開を取り入れている。本作では青山亜美を物語で重要を果たす記者として設定を変更し、原作未登場の加賀の従弟・松宮修平を登場させている。他にも加賀もまた、質問の意図を聞かれたときに返す「ちなみに聞いてみただけです」の常套句が決め台詞となっている。

構成面では各章毎に視点人物が変わり、一つの章で別の章と同じ時間軸の場面があった原作とは異なり、時系列は章の順番通りに進んでいき、加賀と警察側の視点で描くことで、各章における疑問点やそれを捜査する理由を序盤にて提示される構成となる。そして加賀が訪問先で自ら解き明かした謎の真相については、原作では加賀は特定の人物にだけ伝え、謎と関わりのある当事者達をそれとなくフォローしていったが、ドラマでは関係者のほぼ全員に明かされており、真実を知った当事者達の間で様々な事情が解決されていく人情ドラマとして描写されている。また清瀬親子と上杉や彼らに纏わる出来事の扱いも異なっており、第五章での上杉の清瀬親子への聞き込みや峯子の葬儀までの流れなどが加賀の捜査と並行して描かれており、特に第七章の中心人物となる直弘を本作オリジナルの章となる第七章・刑事の息子から最終章までクローズアップしている。また原作第九章で加賀と大きく絡んでいた上杉は、ドラマ版では単独で被害者家族周辺の捜査を集中的に担当し、弘毅を侮蔑していた原作とは異なり彼を気に掛けている。

他にもタイトル前に各章毎の容疑者を指で摘まもうとする動作を取る加賀、加賀と松宮及びドラマオリジナルキャラとなる小嶋のトイレでの掛け合いや加賀がたい焼き屋「銀のあん」のたい焼きを買うため行列に並ぶ様子がお決まりのシーンとして描かれており、中でもその「銀のあん」のシーンでは加賀はたい焼き屋の行列の謎を知りたいという好奇心と、並んで買わないとたい焼きの美味さはわからないという拘りから人に薦められてもあえて行列に並んでいるが、売り切れになったり、買えそうな状況下でもやむを得ない事情で列を離れて買えずじまいとなるのがお約束となっている。

原作との相違点[編集]

第一章 煎餅屋の娘
序盤には人形工房店店主の母親の交通事故の真相を加賀が追求する場面の他、三井峯子が殺される前日、加賀と田倉が事件前に邂逅し、峯子が菜穂と聡子が店内で言い合う様子を眺めるシーンが挿入されている。また田倉に剣道を嗜んでいる設定が付加され、加賀と剣道の試合をする場面がある。砂糖いっぱいの煎餅「あまあま」がキーアイテム
第二章 料亭の小僧
修平が峯子の住むマンション前まで泰治に直接お使いの人形焼を届けており、その際に峯子と面識を持つ様子が回想で登場し、事件を知った修平が小伝馬町のマンションに寄ったことが捜査員達に注目されてしまう場面があった。本章でのキーアイテムは泰治が唯一店の仕事として厳選して仕入れた伊豆天城産「真妻のワサビ」。
第三章 瀬戸物屋の嫁
第三章では峯子が「例のお金」と称して麻紀から預かって入金した20万の謎が原作で提示された概ねの謎以外に取り入れられている他、原作では第5章で描かれた峯子の葬儀が行われている。また麻紀と接触したり、峯子の葬儀に参列するなどの行動を取る亜美の謎も提示される。
第四章 時計屋の犬
玄一の基本的なキャラクターは原作と変わらないが、時間通りに正確に過ごし、香苗の名前と同じくらいに原作以上に「老舗」という言葉を嫌う性格が付与されている。松宮がそんな玄一に半人前と言われ反発する場面もあるが、その松宮が加賀の父・隆正から貰った腕時計を玄一に修理してもらっており、腕時計を貰うエピソードは続編で前日談の『赤い指』にて描かれる。
第五章 洋菓子屋の店員
弘毅中心で進んでいた原作とは異なり、本章では原作終盤で明らかになる峯子が美雪にした行為は早い段階で明かされている。また峯子と面識を持っていた亜美が重要な容疑者としてクローズアップされており、亜美と峯子と事件の関わりも本章で明らかとなる。
第六章 翻訳家の友
峯子に公衆電話で電話を掛けた相手を探しているのは原作と共通しているが、第六章はコウジ・タチバナを容疑者として追跡する展開となる。コウジの人物造形も変えており、自分が決めたルールを守る意思を持ち、多美子に頼りきっていた峯子を内心嫌っていた人物として設定されている。尚、多美子とコウジを引き合わせるきっかけとなった人物として原作では存在のみが言及される程度だった編集長が加賀への証言者として登場する。
第七章 刑事の息子 - 第八章 清掃屋の社長
この2つの章は原作第七章「清掃屋の社長」における直弘と祐理の関係の謎を追うという流れを踏襲し、原作と同様にその捜査に乗り出す捜査陣の姿が描かれている。ドラマでは弘毅が直弘が(後ろ姿しか見ていないが)祐理と一緒に銀座にいるところを目撃している場面が追加され、原作での弘毅が高町弁護士の元を訪ねる場面はカットされる代わりに、弘毅が直弘に直接疑問をぶつけている。
「刑事の息子」は息子を交通事故で亡くしたという上杉の過去を下敷きにしたオリジナルエピソードであり、上杉の抱える事情に迫り、原作では描写されていない上杉の息子・和博の父への想いが明かされる。またこの章で上杉が直弘と祐理への強引な捜査で発生した問題を理由に警察を去っていく展開が描かれた。
第九章 民芸品屋の客 - 最終章 人形町の刑事
第九章と最終章では原作以上に岸田の息子・克哉に比重が傾いており、新たな疑惑が浮上し容疑者となった直弘と、それに関連して嘘をついている克哉を追求し、その末に犯人に辿り着く内容となっている。「民芸品屋の客」では玲子視点で描かれた原作とは異なり、ドラマでは克哉の嘘についての捜査に終始しており、原作での「ほおづき屋」に立ち寄る場面は終盤、「民芸品屋の客」の大よその展開が最終章で描かれている。また見栄っ張りだが息子の翔太の前では「かっこいいパパでありたい」と願う息子想いの父親として克哉の人物造形を膨らませている。そして「刑事の息子」で警察を去った上杉も小嶋が辞表を受理しなかったことで警察に復帰し、原作同様に犯人を完落ちに導いた他、息子の死の裏側の出来事も明かされるドラマ独自の要素が描かれた。

出演[編集]

★がついているレギュラー以外の出演者達は公式サイトにおいて「スペシャルキャスト」として紹介されている。また、初回のみの出演者以外のスペシャルキャスト達は第1話序盤、そして次回のキーマンとなる人物達はその放送回ラスト間際に姿を見せクレジット表記もされている。

主要キャスト・その他[編集]

  • 加賀恭一郎〈39〉 - 阿部寛:警視庁日本橋署刑事
  • 青山亜美〈25〉 - 黒木メイサ:タウン誌「ドールタウン」記者
  • 清瀬弘毅〈22〉 - 向井理:劇団あたけの劇団員。直弘と峯子の息子
  • 松宮脩平〈26〉- 溝端淳平:警視庁捜査一課殺人班刑事
  • 小嶋一道〈44〉 - 木村祐一:警視庁捜査一課殺人班主任
  • 上杉博史〈55〉 - 泉谷しげる:警視庁捜査一課殺人班刑事
  • 三井峯子〈45〉 - 原田美枝子:被害者、翻訳家
  • 岸田要作〈60〉 - 笹野高史: 直弘の顧問税理士で岸田税理事務所所長
  • 清瀬直弘〈53〉 - 三浦友和:清掃会社「清瀬ビルサービス」の社長。三井峯子の元夫。
  • 中村 - コッセこういち:刑事
  • 川口 - 下総源太朗:刑事
  • 宮本祐理〈29〉- マイコ★(第1 - 3、6 - 最終話):清瀬直弘の秘書
  • 奈々 - 沢木ルカ★(第1 - 最終話):たい焼き屋「銀のあん」の娘
  • 望月綾名 - 橋本真実★(第1・2・4・7・9・最終話):青山亜美の同僚
  • 菅原美咲[注 2] - 小泉深雪★(第1・2・5・9・最終話):工芸店「ほおづき屋」の店員
  • 北村美雪〈29〉- 紺野まひる★(第1 - 3、5 - 7・最終話):洋菓子店「パティスリー・クアトロ」の店員

ゲスト[編集]

  • 複数話出演
    • 田倉慎一 - 香川照之★(第1・最終話):新都生命の営業マン
    • アサミ - 宮地真緒(第2・4・8話):キャバクラ「Aphrodita」のホステス。玄一の目撃者、祐理の元同僚としても登場
    • 篠塚祐 - 柏原収史(第5話・最終話):劇団あたけの演出家
    • 上杉和博〈享年16〉 - 早乙女太一(第7話・最終話):上杉の息子
  • 第1話
    • 上川菜穂 - ★:上川聡子の孫娘、美大生でパリ留学を控えている。
    • 上川聡子〈65〉- 市原悦子★:上川文孝の母親
    • 上川文孝〈45〉 - 小林隆:煎餅屋「あまから」の主人
    • 刑事 - 阿南健治:日本橋署の加賀の同僚
    • 亀田誠一 - 津田寛治:亀田人形工房の主人
    • 亀田貴子 - 麻生祐未:誠一の妻
    • 亀田誠一の母親 - 内海桂子
  • 第2話
    • 佐々木修平〈17〉 - 石黒英雄★:料亭「まつ矢」の板前見習い
    • 枝川頼子〈43〉 - 夏川結衣★:料亭「まつ矢」の女将
    • 枝川泰治〈45〉 - 寺島進★:料亭「まつ矢」の主人
  • 第3話(鈴江・尚哉は第2話ラストにも登場)
    • 柳沢麻紀〈24〉 - 柴本幸★(第1 -2、6話にも登場):瀬戸物屋「柳沢商店」の嫁
    • 柳沢鈴江〈65〉 - 倍賞美津子★:瀬戸物屋「柳沢商店」の主人、麻紀の姑
    • 柳沢尚哉〈35〉- 大倉孝二:会社員、麻紀の夫
    • サンリオショップの店員 - 小倉優子
    • 日用刃物店「うぶけや」の店主 - 前川清
  • 第4話
    • 寺田玄一〈65〉 - 原田芳雄★(第1 - 3話に僅かながら登場する):「寺田時計店」の主人
    • 米岡彰文〈40〉 - 恵俊彰★:「寺田時計店」の従業員
    • 寺田志摩子 - 松本じゅん:玄一の妻
    • 沢村香苗 - 波瑠:寺田夫妻の娘
    • 沢村秀幸 - 心之介(SQUAREHOOD):香苗の夫
  • 第5話
  • 第6話
    • 吉岡多美子 - 草刈民代★(第1・2・4話にも出演):翻訳家、三井峯子の友人
    • コウジ・タチバナ - 谷原章介:映像作家・多美子の婚約者
    • 雑誌「LICHT」の編集長 - 峰竜太
  • 第8話
    • 戸紀子 - 吉井怜:スナックの雇われママ、宮本祐理の母親
    • 清瀬直弘(青年期) - 和田正人
  • 第9話 - 最終話
    • 岸田克哉〈27〉 - 速水もこみち★(ノンクレジットながら第8話終盤に登場):岸田要作の息子
    • 岸田玲子〈25〉 - ちすん:克哉の妻
    • 岸田翔太〈6〉 - 中西龍雅:克哉・玲子の息子
    • 佐川 - みのもんた(最終話のみ):小間物屋「ちどり屋」の主人

スタッフ[編集]

  • 企画 - 那須田淳
  • プロデューサー - 伊與田英徳、中井芳彦
  • 脚本 - 牧野圭祐真野勝成(全話共作)
  • シナリオ協力 - 櫻井武晴
  • 音楽 - 菅野祐悟
  • 音楽プロデューサー - 志田博英
  • テクニカルディレクター - 浅野太朗
  • 撮影 - 高柳知之、田中浩一、重地渉(10話)
  • 映像 - 竹若章、二階堂隼(10話)
  • 照明 - 鋤野雅彦(1-3・6-9・10話)、鈴木博文(4-5・10話)、遠藤和俊(10話)、木村郁恵(10話)
  • 音声 - 中山大輔(1-2・5-6・10話)、下山田淳(3-4・8-10話)、猪狩香菜(10話)、土屋年弘(10話)
  • 美術 - 大西孝紀
  • 美術デザイン - 大木壮史
  • 美術制作 - 高橋宏明、金子靖明(10話)
  • 装置 - 秋山雷太
  • 大道具 - 下原直樹
  • 装飾 - 上原一晃、藤田明伸(10話)、山本直樹(10話)、佐藤雄介(10話)
  • 電飾 - 今村知之
  • 建具 - 宇野景治郎
  • 植木 - 石灰未展
  • 生花 - 遠山徹
  • 車両 - 広田顕司、齋藤順一、菊池信弘、原紹一郎
  • 編集 - 山田宏司、白澤淳(10話)、宮村礼子(10話)
  • 音響効果 - 山口将史
  • 選曲 - 稲川壮
  • MA - 脇田結花
  • CG - 木村健二、井田久美子(10話)、稲生諭(10話)
  • 衣装 - 岩本起法子(1-10話)、武居守一(1-2、10話)、金順華(10話)
  • スタイリスト - 土屋詩童(1-10)、東野邦子(1-5、10話)、成子美穂(6-10話)
  • メイク - 藤井裕子(1-10話)、小泉尚子(1-10話)、坂本登美(1話)、山内聖子(2話)、上木原智恵美(10話)
  • 持道具 - 長井紗耶香(1-2話)、小沢友香(3-5・10話)、宮崎里絵(6-10話)
  • 特殊メイク - 松井祐一
  • 音楽コーディネーター - 溝口大悟
  • 撮影協力 - 人形町商店街共同組合 / 甘酒横丁商店会
  • 協力 - 緑山スタジオシティ日音ブルアックスAVC東通ほか
  • 特別協力 - 三井物産講談社
  • 医療監修 - 今井寛
  • 料理指導 - 柳原尚之(2話)
  • 時計指導 - 千葉祝郎(4話)
  • 警察指導 - 高瀬清(10話)
  • 清掃指導 - 便利屋センターオリーブクラブ(4話)、千葉将和(10話)
  • スタントコーディネイター - 辻井啓伺、森崎えいじ
  • 編成 - 高橋正尚
  • インターネット担当 - 佐藤英子(1-2・4・6・8・10話)、大泉絵里子(3・5・7・9・10話)
  • ライセンス - 中谷弥生(1・10話)、柳岡舞子(2-10話)
  • 番組宣伝 - 嵯峨一考
  • 広告宣伝 – 青木玲奈
  • スチール - 下平知子
  • モバイル – 高山美咲、原由香里(10話)
  • 演出補 - 高津泰行、池田克彦、酒見顕守、春本雄二郎、丸尾奈緒美、安藤一貴、河瀬晋悟
  • 制作担当 - 横原誠
  • 制作主任 – 松井嚆矢、清藤唯靖
  • 制作進行 - 篠崎泰輔、中田美央
  • 制作助手 - 佐藤拓也、内田久美子
  • プロデューサー補 - 髙野英治、齋藤彩奈(10話)
  • デスク - 藤田順子(10話)
  • 記録 - 河野恵(1-2・5・9、・10話)、根本純(3-4・7・10話)、森川麻衣(6・8・10話)
  • 演出 - 山室大輔平野俊一韓哲石井康晴
  • 製作著作 - TBS

主題歌[編集]

放送日程[編集]

  • 公式サイトでは第○話となっているが、放送時は第○章と表記されている。
各話 放送日 サブタイトル(ラテ欄) サブタイトル
(公式サイト・放送時)
原作 演出 視聴率
第1話 2010年4月18日 東野圭吾VS阿部寛!
泣けるNo.1ミステリー感動巨編
煎餅屋の娘 山室大輔 21.0%
第2話 2010年4月25日 人形焼VS阿部寛!〜女将の涙 料亭の小僧 平野俊一 15.1%
第3話 2010年5月02日 東野圭吾VS阿部寛〜女の執念 瀬戸物屋の嫁 韓哲 13.3%
第4話 2010年5月09日 時間トリック…恋人の嘘 時計屋の犬 山室大輔 14.7%
第5話 2010年5月16日 重要参考人は息子の恋人 洋菓子屋の店員 平野俊一 12.9%
第6話 2010年5月23日 疑惑の友 翻訳家の友 韓哲 14.1%
第7話 2010年5月30日 刑事の嘘 刑事の息子 - 石井康晴 12.8%
第8話 2010年6月06日 共犯者 清掃会社の社長 清掃屋の社長 山室大輔 12.7%
第9話 2010年6月13日 犯人の告白逮捕〜涙の訳 民芸品店の客 民芸品屋の客 平野俊一 14.7%
最終話 2010年6月20日 さらば加賀! 感動の最終回 人形町の刑事 日本橋の刑事 山室大輔 18.0%
平均視聴率 14.9%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

その他[編集]

  • 2010年4月16日より6月30日まで「薄皮たい焼 銀のあん」でドラマプロデュースのオリジナルたい焼「下町の香り 薄皮醤油」が発売された。
  • 向井理が演じる弘毅の舞台稽古のシーンで、「どちらかが彼女を殺した」というセリフが登場する。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 『このミステリーがすごい! 2010年版』特別寄稿より
  2. ^ a b c 『『東野圭吾全小説ガイドブック』、166-168項の著者の言葉より』
  3. ^ 日経エンタテイメント』2010年7月号、阿部寛のインタビューより

注釈[編集]

  1. ^ 初回は21:00 - 22:14までの20分、最終回は21:00 - 22:09までの15分拡大。
  2. ^ 原作では美咲のよみは「みさき」だが、ドラマ版及び劇場版『麒麟の翼』のDVDでの字幕では「みさ」と表記されている。

外部リンク[編集]

TBS 日曜劇場
前番組 番組名 次番組
特上カバチ!!
(2010.1.17 - 2010.3.21)
新参者
(2010.4.18 - 2010.6.20)
GM〜踊れドクター
(2010.7.18 - 2010.9.19)