リアム・ヘンドリックス

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リアム・ヘンドリックス
Liam Hendriks
オークランド・アスレチックス #16
Liam Hendriks 2016.jpg
2016年4月5日
基本情報
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
出身地 西オーストラリア州パース
生年月日 (1989-02-10) 1989年2月10日(29歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 アマチュアFA
初出場 2011年9月6日 シカゴ・ホワイトソックス
年俸 $495,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴
国際大会
代表チーム オーストラリアの旗 オーストラリア
WBC 2009年

リアム・ジョンソン・ヘンドリックスLiam Johnson Hendriks, 1989年2月10日 - )は、オーストラリア連邦西オーストラリア州パース出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBオークランド・アスレチックス所属。愛称はスライダ(後述)。

経歴[編集]

プロ入りとツインズ時代[編集]

パース郊外のソレント英語版にあるセイクリッドハート・カレッジ英語版を卒業後、2007年ミネソタ・ツインズと契約[2]

2009年開幕前の3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)オーストラリア代表の最年少メンバーとして選出された[3]

2010年にはオールスター・フューチャーズゲームの世界選抜チームに選出されたが、虫垂炎のため出場できなかった[4]

オフにはオーストラリアン・ベースボールリーグに参加し、パース・ヒートに所属した[5]

2011年はAA級ニューブリテン・ロックキャッツからスタートし、シーズン途中にAAA級ロチェスター・レッドウイングスへ昇格。ロースター拡大に伴い、9月6日シカゴ・ホワイトソックス戦でメジャー初登板初先発を果たし、史上31人目のオーストラリア人メジャーリーガーとなった。この試合のスタメンでは、一塁手クリス・パームリー中堅手ジョー・ベンソン英語版もメジャー初出場であり、初出場選手がスタメンに3人名を連ねたのは球団史上初の出来事であった[5]10月13日、ツインズのマイナー最優秀投手に選出された[2]

2012年9月29日クリーブランド・インディアンス戦でメジャー初勝利をあげた。

2013年12月5日フィル・ヒューズの加入に伴ってDFA となり、40人枠を外れた[6]

ブルージェイズ時代[編集]

2013年12月13日ウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍した[7]が、12月23日に再びウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍した[8]

2014年2月17日ウバルド・ヒメネスの加入に伴い、DFAとなった[9]2月21日にウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍した[10]3月8日にAAA級バッファロー・バイソンズへ異動した。5月23日にメジャーへ昇格。2試合に登板したが、6月1日にAAA級バッファローへ降格した。6月19日に再昇格。6月20日シンシナティ・レッズ戦に登板したが、1.2回を6安打6失点と打ち込まれ降板し、試合後にAAA級バッファローへ降格した。ブルージェイズでは3試合に登板し、1勝0敗・防御率6.08だった。

ロイヤルズ時代[編集]

2014年7月28日ダニー・バレンシアとのトレードで、エリック・クラッツと共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[11]。オフの10月24日モイゼス・シエラの加入に伴ってDFAとなった[12]

ブルージェイズ復帰[編集]

2014年10月30日サンティアゴ・ネッシーとのトレードで、ブルージェイズへ復帰した[13]

2015年はリリーフ投手に転身し、58試合に投げた。この中で、先発投手としてマウンドに登った試合は1度もなかった。2011年のMLBデビュー以来、防御率は毎年5.00を超えていたが、この年は5勝0敗・2.92という好成績をマークし、リリーフ転身は大成功だった。

アスレチックス時代[編集]

2015年11月20日ジェシー・チャベスとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[14]

2016年、アスレチックスでもブルペンで起用され、53試合に登板した。防御率3.76・勝ち星なしで4敗を喫するなど、前年よりやや低調気味だったが、与四球率1.0台と奪三振率9.0台はキープし、地力はある事を引き続き示した。

2017年開幕前の2月9日に第4回WBC本戦のオーストラリア代表に選出された[15]が、シーズンを優先するため辞退した[16]

シーズンでは1回の三振につき$100、1回の四球につき$200の寄付を行ない、9月30日にKと刺繍されたTシャツを販売し、この売り上げを寄付したり、前述の三振と四球での寄付が評価され、球団の社会貢献を行なった選手を表彰するデーブ・スチュワート・コミュニティ・サービス賞を受賞した[17]。また、ロベルト・クレメンテ賞にもノミネートされた[18]

2018年6月25日にDFAとなり[19]7月2日にマイナー契約で傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズへ配属された[20]9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[21]

投球スタイル[編集]

救援投手として、オーバースローから、最速球速98.4mph(約158km/h)・平均94mph(約151km/h)の速球フォーシームツーシーム)を中心に、決め球である平均87mph(約140km/h)のスライダー、その他に平均77mph(約124km/h)のカーブ、平均88mph(約142km/h)のチェンジアップなども投げる[22]

人物[編集]

愛称は元チームメイトのロベルト・オスーナが名付けたスライダで、これはヘンドリックス自身はスライダーと言っているつもりだが、オーストラリア英語訛りが強くスライダに聞こえてしまうことに由来する[23]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2011 MIN 4 4 0 0 0 0 2 0 0 .000 100 23.1 29 3 6 0 0 16 1 0 16 16 6.17 1.50
2012 16 16 1 0 0 1 8 0 0 .111 381 85.1 106 17 26 3 4 50 4 0 61 53 5.59 1.55
2013 10 8 0 0 0 1 3 0 0 .250 224 47.1 67 10 14 1 3 34 1 0 39 36 6.85 1.71
2014 TOR 3 3 0 0 0 1 0 0 0 1.000 57 13.1 12 3 4 0 2 8 0 0 9 9 6.08 1.20
KC 6 3 0 0 0 0 2 0 1 .000 86 19.1 26 0 3 0 1 15 1 0 12 10 4.66 1.50
'14計 9 6 0 0 0 1 2 0 1 .333 143 32.2 38 3 7 0 3 23 1 0 21 19 5.23 1.38
2015 TOR 58 0 0 0 0 5 0 0 6 1.000 261 64.2 59 3 11 1 2 71 4 0 23 21 2.92 1.08
2016 OAK 53 0 0 0 0 0 4 0 10 .000 275 64.2 69 6 14 3 1 71 3 0 31 27 3.76 1.28
2017 70 0 0 0 0 4 2 1 16 .667 273 64.0 57 7 23 0 0 78 6 0 34 30 4.22 1.25
2018 25 8 0 0 0 0 1 0 1 .000 104 24.0 25 3 10 0 1 22 1 0 11 11 4.13 1.46
MLB:8年 245 42 1 0 0 12 22 1 34 .353 1761 406.0 450 52 111 8 14 365 21 0 236 213 4.72 1.38
  • 2018年度シーズン終了時

表彰[編集]

  • デーブ・スチュワート・コミュニティ・サービス賞:1回(2017年)

記録[編集]

MiLB

背番号[編集]

  • 62(2011年 - 2013年)
  • 39(2014年)
  • 31(2015年 - 2018年6月24日)
  • 16(2018年9月1日 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Liam Hendriks Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月29日閲覧。
  2. ^ a b “Brian Dozier and Liam Hendriks named 2011 Twins Minor League Player and Pitcher of the Year” (英語). Twins Press Release. MLB.com. (2011年10月13日). http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20111013&content_id=25637450&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min 2015年11月23日閲覧。 
  3. ^ 2009 Tournament Roster” (英語). WorldBaseballClassic.com. MLB Advanced Media, L.P.. 2015年11月23日閲覧。
  4. ^ “Miracle's Hendriks undergoes appendectomy, will miss Futures Game” (英語). Naples Daily News. オリジナル2012年3月6日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120306034340/http://www.naplesnews.com/news/2010/jul/05/miracles-hendriks-undergoes-appendectomy-futures/ 2015年11月23日閲覧。 
  5. ^ a b Joseph Sapienza (2011年9月7日). “WA's Liam Hendriks makes Major League Baseball debut for Minnesota Twins” (英語). Perth Now (News Corp). http://www.perthnow.com.au/sport/othersports/was-liam-hendriks-makes-major-league-baseball-debut-for-minnesota-twins/story-fn4pw13c-1226131441370 
  6. ^ “Twins designate Liam Hendriks for release or assignment” (英語). Twins Press Release. MLB.com. http://m.twins.mlb.com/news/article/64427406 2015年11月23日閲覧。 
  7. ^ “Cubs Claim Righthander Liam Hendriks off Waivers from Minnesota” (英語). Cubs Press Release. MLB.com. (2013年12月13日). http://m.cubs.mlb.com/news/article/64667082 2015年11月23日閲覧。 
  8. ^ “Orioles claim RHP Liam Hendriks off waivers from the Cubs” (英語). Orioles Press Release. MLB.com. (2013年12月23日). http://m.orioles.mlb.com/news/article/66158476 2015年11月23日閲覧。 
  9. ^ “Orioles sign free agent RHP Ubaldo Jimenez to a four-year contract” (英語). Orioles Press Release. MLB.com. (2014年2月19日). http://m.orioles.mlb.com/news/article/67966948 2015年11月23日閲覧。 
  10. ^ “Blue Jays claim Hendriks” (英語). Blue Jays Press Release. MLB.com. (2014年2月21日). http://m.bluejays.mlb.com/news/article/68066750 2015年11月23日閲覧。 
  11. ^ “Royals acquire Erik Kratz, Liam Hendriks from Toronto for Danny Valencia” (英語). Royals Press Release. MLB.com. (2014年7月28日). http://m.royals.mlb.com/news/article/86749002 2015年11月23日閲覧。 
  12. ^ “Royals claim Sierra off waivers from White Sox” (英語). AP通信. ESPN. (2014年10月25日). http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=mlb&id=11762160 2015年11月23日閲覧。 
  13. ^ Gregor Chisholm (2014年10月30日). “Blue Jays bring Hendriks back into fold via trade” (英語). MLB.com. 2015年11月23日閲覧。
  14. ^ Gregor Chisholm (2015年11月20日). “Blue Jays swap Hendriks for A's Chavez” (英語). MLB.com. 2015年11月23日閲覧。
  15. ^ Australia’s roster finalised for WBC Baseball Australia Southern Thunder (英語) (2017年2月9日) 2017年2月13日閲覧
  16. ^ Hendriks opts out of Classic to prep for season MLB.com (英語) (2017年2月25日) 2017年3月7日閲覧
  17. ^ Liam Hendriks to Receive Dave Stewart Community Service Award MLB.com Press Release (英語) (2017年9月25日) 2017年11月5日閲覧
  18. ^ Hendriks, Lowrie win A's team awards MLB.com (英語) (2017年9月27日) 2017年11月5日閲覧
  19. ^ Jane Lee (2018年6月25日). “A's designate Hendriks for assignment” (英語). MLB.com. 2018年6月26日閲覧。
  20. ^ MLB公式プロフィール参照。2018年7月3日閲覧。
  21. ^ Alex Hall (2018年9月1日). “Oakland A’s call up 8 players in flurry of September moves” (英語). SB Nation. 2018年9月2日閲覧。
  22. ^ FanGraphs - PITCHf/x
  23. ^ Explaining A's Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月18日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]