スタンディングオベーション

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2007年カンヌ国際映画祭での映画『シッコ』に対するスタンディングオベーション
アメリカ国防総省

スタンディングオベーション: Standing ovation)は、演奏会スポーツなど人が集まるイベントなどで、観客が立ち上がって拍手を送ることである。素晴らしい演奏演技プレーに感動した観客による最大限の賛辞である。昔日本語では満場総立ちと表現することがあった。逆に非難する場合は、ブーイングが用いられる。

1743年ロンドンヘンデルオラトリオメサイア」が時の国王ジョージ2世の前で演奏された際、その中の1曲であるハレルヤ・コーラスを聞き、その素晴らしさに圧倒されたジョージ2世が立ち上がって拍手を送り、その行為に周りの観衆もつられて立ち上がり拍手を送ったことが、スタンディングオベーションの起こりとされる。このように、スタンディングオベーションとは、自らの感動や賞賛の念を素直に表した行為である。

日本人の慣習[編集]

日本は諸外国と比べてスタンディングオベーションは起こりにくい土壌にある。来日した日本国外の音楽家は、「日本人は、立ち見席のライブでは大いに騒ぎ盛り上がる。」[1]また、「音楽自体に耳を傾けてくれる聴衆が多い」[2]という意見[3] も多いが、椅子席に座ったままの聴衆が公演途中でスタンディングオベーションを起こすことは少ない傾向にある。これは義務教育時からの軍隊式の集団統率に慣らされており、感情表明を抑える国民性が影響している。後方の観客の視界を妨げない様に気遣うことは壇上の主役(才能と成功)への賛辞を表すより優先される、或いはそれが然も美徳であるような誘導は、経済市場末端における「お客様は神様です」という思想と混同されて啓蒙されることもある。

脚注[編集]

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  1. ^ NICKELBACK 激ロック インタビュー
  2. ^ ディープ・パープル「日本の観客は音楽をリスペクトしている」
  3. ^ 日本の音楽市場の大きさゆえリップサービスが含まれる場合もある。

関連項目[編集]