セサル・アスピリクエタ
この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はアスピリクエタ、第二姓(母方の姓)はタンコです。(Template:スペイン語圏の姓名) |
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![]() チェルシーでのアスピリクエタ(2015年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
セサル・アスピリクエタ・タンコ César Azpilicueta Tanco | |||||
愛称 | デイヴ | |||||
ラテン文字 | Cesar AZPILICUETA | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1989年8月28日(31歳) | |||||
出身地 | パンプローナ | |||||
身長 | 178cm | |||||
体重 | 70kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | DF (SB) | |||||
背番号 | 28 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
1999-2006 |
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クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2006-2007 |
![]() | 27 | (1) | |||
2007-2010 |
![]() | 99 | (0) | |||
2010-2012 |
![]() | 47 | (1) | |||
2012- |
![]() | 271 | (8) | |||
代表歴2 | ||||||
2007-2008 |
![]() | 19 | (1) | |||
2008-2011 |
![]() | 5 | (0) | |||
2013- |
![]() | 25 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2020年7月26日現在。 2. 2018年11月18日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
セサル・アスピリクエタ・タンコ(César Azpilicueta Tanco, 1989年8月28日 - )は、スペイン・パンプローナ出身のサッカー選手。チェルシーFC所属。スペイン代表。ポジションはディフェンダー。
経歴[編集]
クラブ[編集]
地元パンプローナのサッカークラブ、CAオサスナのカンテラ出身。2006-07シーズンよりBチームに在籍。同シーズン中の2007年4月8日、レアル・マドリード戦でトップチームデビューを果たした。サイドハーフのポジションで途中出場を果たし、2006年のバロンドーラーであるCBのファビオ・カンナバーロに対し、果敢に1体1を挑むなど印象的なパフォーマンスをみせた。翌2007-08シーズンには右サイドバックのレギュラーに定着、29試合に出場。翌2008-09シーズンにも38試合中36試合に出場した。若手の有望なサイドバックとして、国内外の他クラブからも多くの注目を集めた。
2010年6月28日、移籍金950万ユーロの4年契約でリーグ・アンのオリンピック・マルセイユに移籍した[1]。マルセイユ加入後は右サイドバックのレギュラーとして活躍していたが、11月27日のモンペリエHSC戦で左膝前十字じん帯の断裂で全治約6か月と診断された[2]。2011年5月22日のヴァランシエンヌFC戦で予定より早く怪我から復帰したものの、離脱中にスタッド・レンヌよりロッド・ファンニが加入しており、定位置を奪い返すには至らなかった。
2012年8月、チェルシーFCに移籍した。2013-14シーズンには、ジョゼ・モウリーニョ監督によって左サイドバックにコンバートされると、安定したパフォーマンスを見せ、アシュリー・コールからレギュラーを奪取。同シーズンのキャピタル・ワン・カップのアーセナル戦でチェルシーでの公式戦初得点を記録した[3]。
2016-17シーズンは、新監督のアントニオ・コンテによって主に3バックの右CBとして起用されリーグ優勝に貢献し、スカイスポーツ選出の2016-17シーズン、プレミアリーグファンタジーイレブンにも選出された[4]。2019年10月23日、UEFAチャンピオンズリーグのアヤックス戦でチェルシーでの公式戦350試合出場を果たした[5][6]。
代表[編集]
2007年にはスペインU-19代表、2008年にはスペインU-21代表に選出された。2010FIFAワールドカップのスペイン代表候補30人に選出されたが、本大会に出場する23人からは外れた[7]。
2014FIFAワールドカップでは本大会出場メンバーに選出され、グループリーグのオランダ戦とチリ戦に出場したが[8]、決勝トーナメントには進出出来なかった。2018FIFAワールドカップでもスペイン代表メンバーに選出された[9]。
人物[編集]
アスピリクエタはその努力や献身性によって多大なる信頼を得ており、ジョゼ・モウリーニョは「アスピリクエタが11人いればCLを制覇できる」と述べた[10]。また、チームメイトであるギャリー・ケイヒルはアスピリクエタについて「彼ほど熱心に練習に取り組む選手はいない」と語り、その姿から「ねずみ」というあだ名をつけた。このニックネームについて、アスピリクエタは「とてもうれしい。チームメイトから一生懸命なやつだと思われているということだからね」と答えた。また、努力を怠らない理由については「努力以外の上達する方法を知らないから」だと語っている[11]。
チェルシーのサポーターからはDaveの愛称で親しまれている。これは、アスピリクエタという長く発音も難しい苗字は英国の人々にとって馴染みがないため、その代わりとしてファンに与えられたものである[12]。
自身と同じリーグ・アンから同期でチェルシーに加入し7シーズン共にプレーしたエデン・アザールと仲が良く、アザールのレアル・マドリード移籍時にはその別れを惜しんだ[13]。
2014年4月2日、チャンピオンズリーグ準々決勝のPSG戦の前日会見に出席し、同席した監督のモウリーニョから娘が誕生したことを公表された。名前はマルティナ[14]。
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- クープ・ドゥ・ラ・リーグ:2回(2010-11, 2011-12)
- トロフェ・デ・シャンピオン:2回(2010, 2011)
- UEFAヨーロッパリーグ:2回(2012-13, 2018-19)
- フットボールリーグカップ:1回(2014-15)
- プレミアリーグ:2回(2014-15, 2016-17)
- FAカップ:1回(2017-18)
代表[編集]
- スペイン U-19
- UEFA U-19欧州選手権:2007
個人[編集]
- UEFAヨーロッパリーグ優秀選手賞 : 2018-19[15]
脚注[編集]
- ^ マルセイユ、スペインの新鋭SBを獲得UEFA.com、2010年6月28日
- ^ アスピリクエタ、じん帯断裂でシーズン絶望Goal.com、2010年11月28日
- ^ “Arsenal 0-2 Chelsea”. BBC Sport (2013年10月29日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ “Fantasy football of the season 2016-17”. SKY Sport (2017年4月27日). 2017年4月27日閲覧。
- ^ “ONE OF THE BEST" | CESAR AZPILICUETA MAKES 350TH CHELSEA APPEARANCE”. Chelsea F.C. (2019年10月23日). 2019年10月24日閲覧。
- ^ “Tonight's game will be @CesarAzpi's 3️50th as a Blue! Go well, Azpi! ¥AJACHE”. Twitter. Chelsea F.C.. 2019年10月24日閲覧。
- ^ スペイン代表、W杯に向けた23人を発表Goal.com、2010年5月20日
- ^ Ornstein, David (2014年6月18日). “Spain 0–2 Chile”. BBC Sport. 2014年6月26日閲覧。
- ^ “Morata misses out on Spain's 23-man World Cup squad”. Goal (2018年5月21日). 2018年5月21日閲覧。
- ^ “Jose Mourinho: 11 Azpilicuetas would win the Champions League”. sportskeeda.com (2014年2月27日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ “アスピリクエタ「じっくりと検討する」”. Chelseafc.com (2014年1月5日). 2014年10月31日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年6月16日閲覧。
- ^ Moore, Glenn (2014年9月26日). “Cesar 'Dave' Azpilicueta shows the attitude to delight Chelsea manager Jose Mourinho”. The Independent 31 August 2014閲覧。
- ^ 同期入団の親友アザールへ…“鉄人”アスピリクエタ「上手くいきますように。寂しくなるよ」 goal.com 2019年5月30日 (2019年8月31日閲覧)
- ^ “父親になった喜びを倍増させたいアスピリクエタ”. Chelseafc.com (2014年4月2日). 2014年10月31日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年6月16日閲覧。
- ^ “長谷部誠がEL優秀選手に!フランクフルトからはチェルシーに次いで5名が選出”. Goal.com (2019年6月2日). 2020年6月16日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- セサル・アスピリクエタ – FIFA主催大会成績
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