アリツ・アドゥリス

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はアドゥリス第二姓(母方の)はスペルディアです。
アリツ・アドゥリス Football pictogram.svg
SM-AB 2018 (7) (Aduriz).jpg
ビルバオでのアドゥリス (2018年)
名前
本名 アリツ・アドゥリス・スベルディア
Aritz Aduriz Zubeldia
ラテン文字 Aritz Aduriz
基本情報
国籍 スペインの旗 スペイン
生年月日 (1981-02-11) 1981年2月11日(41歳)
出身地 サン・セバスティアン
身長 181cm
体重 75kg
選手情報
ポジション FW
利き足 右足
ユース
1998-1999 スペインの旗 アンティグオコ英語版
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1999-2000 スペインの旗 デ・ビトリア 25 (8)
2000-2002 スペインの旗 ビルバオB 90 (18)
2002-2004 スペインの旗 ビルバオ 3 (0)
2003-2004 スペインの旗 ブルゴス (loan) 36 (16)
2004-2005 スペインの旗 バリャドリード 46 (20)
2005-2008 スペインの旗 ビルバオ 82 (22)
2008-2010 スペインの旗 マジョルカ 69 (23)
2010-2012 スペインの旗 バレンシア 58 (17)
2012-2020 スペインの旗 ビルバオ 231 (96)
通算 640 (221)
代表歴
2010-2017 スペインの旗 スペイン 13 (2)
2006-2019 バスク州の旗 バスク 13 (12)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アリツ・アドゥリス・スベルディアAritz Aduriz Zubeldia1981年2月11日 - )は、スペインサン・セバスティアン出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはFW

クラブ経歴[編集]

アスレティック・ビルバオ[編集]

アスレティック・ビルバオの下部組織出身であり、2002年8月14日のFCバルセロナ戦でトップチームデビューした。3シーズンをブルゴスCFレアル・バリャドリードで過ごした後、2006年1月にビルバオに復帰した[1]。冬に加入したにもかかわらず2005-06シーズンのチーム内得点王になり、2006-07シーズンもレアル・サラゴサ戦ではハットトリックを決めるなど、34試合に出場して9得点を挙げて2シーズン連続でチーム内得点王になった。2007-08シーズンはチームメイトのフェルナンド・ジョレンテが飛躍的な成長を遂げ、ジョレンテの陰に隠れるが、それでも33試合に出場して7得点した。2008年8月4日、完成したばかりのコルチェスター・コミュニティ・スタジアムで行われたコルチェスター・ユナイテッドFCとの親善試合に出場し、同スタジアムで得点した初めての選手になった。

RCDマジョルカ[編集]

2008年8月26日、ダニエル・グイサの後釜を探していたRCDマジョルカに完全移籍した。2008-09シーズン第2節のCAオサスナ戦(1-1)でチームのシーズン初得点を決め、10月26日のRCDエスパニョール戦(3-0)では2得点を決めた。2009年1月7日のFCバルセロナ戦(1-3)でも得点した。2008-09シーズンは35試合に出場して11得点してチーム内得点王になるとともに、7アシストを決めてチャンスメーカーとしても機能した。

2009年10月18日のヘタフェCF戦(3-1)で2得点するなど、2009-10シーズンは開幕から7戦で5得点を決めて得点ランキングを賑わせた。同シーズンは自己最多となる12得点を決めたが、このうち9点は試合の後半に決めたものであり、2010年5月7日のレアル・マドリード戦(1-4)以外では自身の得点を勝ち点に結びつけた。2010年4月25日のマラガCF戦(1-1)ではロスタイムに同点弾を決め、最終節までセビージャFCUEFAチャンピオンズリーグ出場権を争った。ポストプレーなど得点以外でも貢献し、UEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に多大な貢献をした。

バレンシアCF[編集]

バレンシアでプレーするアドゥリス

2010年7月15日、移籍金400万ユーロまたは500万ユーロでバレンシアCFに移籍した[2][3]。8月28日のマラガCF戦(3-1)で公式戦デビューした[4]。2011年1月にはジョナスが加入し、さらにウナイ・エメリ監督がロベルト・ソルダードをワントップに据える戦術を採用したため、後半戦のほとんどの試合をベンチで過ごした。UEFAチャンピオンズリーグではホームとアウェーのブルサスポル戦でそれぞれ1得点するなど[5][6]、決勝トーナメント1回戦でシャルケ04に敗れるまでに7試合に出場した。

アスレティック・ビルバオ[編集]

2012年6月26日、古巣のアスレティック・ビルバオへ復帰[7]。復帰1年目の2012-13シーズンに14得点を挙げると年を重ねるごとに得点数を伸ばし、2015-16シーズンにはキャリアハイとなる20得点を記録した。2016年11月4日のUEFAヨーロッパリーグKRCヘンク戦では5得点を挙げ、EL史上初となる1試合5得点を達成した[8]。2017-18シーズンのUEFAヨーロッパリーグでは37歳ながら11ゴールを決める活躍を見せ、インモービレと並び大会得点王となった。

2019年8月9日、2019-20シーズンを最後に現役引退を表明[9]。引退発表後初の公式戦となったリーガ・エスパニョーラ第1節FCバルセロナ戦では、後半42分から途中出場すると2分後に決勝点となるボレーシュートを叩き込み勝利に貢献[10]。マンオブザマッチにも選出された。

2020年5月20日、シーズン途中での現役引退を発表[11]。腰の状態が悪く、日常生活に支障をもたらす危険があり手術を行うことを決断したため。新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断していた中での引退であった。これにより4月18日に開催予定であったレアル・ソシエダとのスペイン国王杯決勝は、新型コロナウイルスの影響により延期され、最後にタイトルを獲得しての引退は叶わなかった[12]。公式Twitterにはセルヒオ・ラモスレアル・ソシエダなどチーム内外問わず多くのコメントが寄せられており、多方面から引退を惜しまれた。

代表経歴[編集]

スペイン代表[編集]

2010-11シーズン序盤はクラブで絶好調であったため[13]フェルナンド・トーレスが代表から負傷離脱した際に29歳にしてスペイン代表に初招集され[14][15]、2010年10月8日のUEFA欧州選手権2012予選リトアニア戦(3-1)でデビュー。

以降代表から遠ざかっていたが、2016年に35歳で代表に復帰[16]。2016年3月24日に行われたイタリアとの親善試合で実に6年ぶりとなる出場を果たし、A代表初得点を決めた。同年11月12日、2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループGマケドニア戦でスペイン代表の最年長得点記録を更新した[17]

バスク国代表[編集]

2009年からバスク国代表に選ばれている。2011年5月25日のエストニアとの親善試合(2-1)ではシャビ・プリエトのアシストからヘディングで2得点を決めた。

タイトル[編集]

クラブ[編集]

アスレティック・ビルバオ

個人[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “アスレティック・ビルバオ、アドゥリスの入団発表をサン・マメスで行う”. livedoorスポーツ. マルカ. (2005年12月19日). オリジナルの2012年7月13日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/2DvU 2022年9月19日閲覧。 
  2. ^ Álvarez, Fernando (2014年7月10日). “Aduriz ya es jugador del Valencia” (スペイン語). マルカ. https://www.marca.com/2010/07/14/futbol/equipos/valencia/1279131028.html 2022年9月19日閲覧。 
  3. ^ “バレンシア、アドゥリス獲得を発表”. Goal.com. (2010年7月15日). オリジナルの2016年3月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160307050540/http://www.goal.com/jp/news/73/スペイン/2010/07/15/2025784/バレンシアアドゥリス獲得を発表/ 2022年9月19日閲覧。 
  4. ^ “Valencia shrug off departures” (英語). ESPN FC. (2010年8月28日). オリジナルの2012年10月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121024113215/http://soccernet.espn.go.com/report?id=301928 2011年3月7日閲覧。 
  5. ^ “バレンシア、大会初出場チームに洗礼”. UEFA.com. (2010年9月14日). http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/matches/season=2011/round=2000118/match=2002830/postmatch/report/index.html 2011年5月29日閲覧。 [リンク切れ]
  6. ^ “バレンシア、圧勝でベスト16確定”. UEFA.com. (2010年11月24日). http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/matches/season=2011/round=2000118/match=2002886/postmatch/report/index.html 2011年5月29日閲覧。 [リンク切れ]
  7. ^ “バレンシアFWアドゥリスが古巣ビルバオに復帰”. サッカーキング. (2012年6月27日). https://www.soccer-king.jp/news/world/20120627/20345.html 2022年9月19日閲覧。 
  8. ^ “35歳アドゥリスが5得点!EL史上初の快挙を成し遂げ、勝ち点3に大きく貢献”. Goal.com. (2016年11月4日). オリジナルの2018年10月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181020223922/http://www.goal.com/jp/news/183/ヨーロッパリーグ/2016/11/04/29163732/35歳アドゥリスが5得点el史上初の快挙を成し遂げ勝ち点3に大きく貢献/ 2022年9月19日閲覧。 
  9. ^ “38歳アドゥリス、今季限りでの現役引退を発表「ビルバオで引退できることが誇らしい」”. Goal.com. (2019年8月10日). https://www.goal.com/jp/ニュース/38歳アドゥリス今季限りでの現役引退を発表ビルバオで引退できることが誇らしい/kta7xc0dpfyp160ox5sawdxkl/ 2022年9月19日閲覧。 
  10. ^ “バルセロナ戦で劇的弾決めたアドゥリス「こういうことが起こるから、フットボールはこんなにも美しい」”. Goal.com. (2019年8月17日). https://www.goal.com/jp/ニュース/バルセロナ戦で劇的弾決めたアドゥリスこういうことが起こるからフットボールはこんなにも美しい/1tkx2yxbyxbet146mgmpuyhu3i/ 2022年9月19日閲覧。 
  11. ^ Aritz Aduriz announces retirement: Unfortunately, my body has said enough”. MARCA (2020年5月20日). 2020年5月21日閲覧。
  12. ^ 高橋智行 (2020年5月21日). “アドゥリスがシーズン終了待たず引退「もう十分」”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202005210000094.html 2022年9月19日閲覧。 
  13. ^ “アドゥリス「ラ・ロハ入りは予想外」”. サッカーキング. (2010年10月6日). http://www.soccer-king.jp/news/spain/article/id=4814 2011年5月29日閲覧。 [リンク切れ]
  14. ^ “アドゥリス、初のスペイン代表入りを喜ぶ”. Goal.com. (2010年10月5日). オリジナルの2016年3月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160305224404/http://www.goal.com/jp/news/73/スペイン/2010/10/05/2151792/アドゥリス初のスペイン代表入りを喜ぶ/ 2011年5月29日閲覧。 
  15. ^ “【新顔】バレンシアのアドゥリスとビジャレアルのボルハが、スペイン代表に初招集”. WOWOW. (2010年10月5日). オリジナルの2016年4月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160405070328/http://www.wowow.co.jp/sports/liga/news_101005_3.html 2011年5月29日閲覧。 
  16. ^ “スペイン代表メンバー発表…S・ロベルト初選出、35歳アドゥリスが復帰”. サッカーキング. (2016年3月19日). https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20160319/412572.html 2016年3月25日閲覧。 
  17. ^ “35歳アドゥリスが偉業達成! スペイン最年長得点記録を86年ぶりに更新”. サッカーキング. (2016年11月13日). https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20161113/514745.html 2016年11月14日閲覧。 

外部リンク[編集]