フアン・マタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はマタ第二姓(母方の)はガルシアです。
フアン・マタ Football pictogram.svg
Zarya-MU (10).jpg
名前
本名 フアン・マヌエル・マタ・ガルシア
Juan Manuel Mata García
愛称 ファニート
ラテン文字 Juan MATA
基本情報
国籍 スペインの旗 スペイン
生年月日 (1988-04-28) 1988年4月28日(29歳)
出身地 ブルゴス
身長 170cm
体重 63kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッドFC
ポジション MF / FW
背番号 8
利き足 左足
ユース
1998-2003 スペインの旗 レアル・オビエド
2003-2006 スペインの旗 レアル・マドリード
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2007 スペインの旗 レアル・マドリード B 39 (10)
2007-2011 スペインの旗 バレンシア 129 (33)
2011-2014 イングランドの旗 チェルシー 82 (18)
2014- イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド 86 (21)
代表歴2
2004 スペインの旗 スペイン U-16 3 (2)
2004 スペインの旗 スペイン U-17 2 (1)
2006-2007 スペインの旗 スペイン U-19 13 (12)
2007 スペインの旗 スペイン U-20 5 (3)
2007-2011 スペインの旗 スペイン U-21 19 (5)
2012 スペインの旗 スペイン U-23 4 (0)
2009- スペインの旗 スペイン 41 (10)
1. 国内リーグ戦に限る。2016年6月30日現在。
2. 2016年11月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

フアン・マヌエル・マタ・ガルシア(Juan Manuel Mata García, 1988年4月28日 - )は、スペインカスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県ブルゴス出身のサッカー選手プレミアリーグマンチェスター・ユナイテッドFC所属。スペイン代表。ポジションはミッドフィールダーであるが、ウイングのポジションも務めることができる。

頭の良い選手であり、ボールキープ能力やインテリジェンス、得点力に優れるプレイヤー[1]

クラブ経歴[編集]

レアル・マドリードCF[編集]

父親がブルゴスCFに在籍していた関係でカスティーリャ・イ・レオン州ブルゴスに生まれたが、その後父親がレアル・オビエドに移籍したこともありアストゥリアス州オビエドで育ち、レアル・オビエドの下部組織でサッカーを始めた。3シーズンの間レアル・オビエドの下部組織に在籍し、15歳の時にレアル・マドリードの下部組織に移ると、カデテA、フニベールC、フニベールBと順調に昇格した。フニベールAではリーグ戦で18得点を挙げ、コパ・デ・カンペオネス・フベニールでは3得点を決めて優勝に貢献し、フニベール・カップでも3得点を決めた。2006-07シーズンはレアル・マドリード・カスティージャに昇格し、アルバロ・ネグレドの18得点に次ぐチーム2位の9得点を挙げたが、クラブはセグンダ・ディビシオンB(3部)に降格した。

バレンシアCF[編集]

バレンシアでプレーするマタ

レアル・マドリードとの契約延長交渉が決裂し、2007年3月に4年契約でバレンシアCFに完全移籍した[2]ビセンテ・ロドリゲスの相次ぐ負傷やロナルド・クーマン監督の解任などが幸いして徐々にポジションを掴んだ。2008年3月20日のコパ・デル・レイ準決勝・FCバルセロナ戦では2得点し[3]、4月16日の決勝・ヘタフェCF戦では先制点を決めて3-1での優勝に貢献した[4]。2007-08シーズンの活躍からバレンシアCFのファンと選手が選ぶ最優秀若手選手賞に選ばれた。レアル・マドリードではトップチームに昇格できなかったが、バレンシアCFに移籍して花開くこととなった。

古巣レアル・マドリードと対戦した2008年のスーペルコパ・デ・エスパーニャではファーストレグで得点を決めて3-2で勝利したが、セカンドレグでは2-4で敗れ、2試合合計5-6で敗れて準優勝に終わった。2008-09シーズンの出だしは好調で、RCDマジョルカとの開幕戦で先制点を決めたほか、CAオサスナ戦ではダビド・ビジャからのロングボールをゴールネットに沈めた。ビジャとの連携は試合ごとに改善し、2008年9月25日のマラガCF戦ではビジャが決めた2得点の両方をアシストした。3日後のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦では1得点3アシストと4得点すべてに絡む活躍を見せた[5]。終盤戦のスポルティング・ヒホン戦では決勝点となる3点目を決め、ホームでのセビージャFC戦では2-1の勝利を決めるPKを決めた(本来のキッカーであるビジャが負傷交代していたため)。2008-09シーズンは11得点13アシストという成績を残し、アシストランキングではFCバルセロナシャビに次いでリーグ2位を獲得した。

チェルシーFC[編集]

2011/12シーズン[編集]

2011年8月21日にイングランドチェルシーFC移籍がバレンシア公式サイト上で発表された。背番号はバレンシア時代と同じ10番。アンドレ・ビラス・ボアス率いるチェルシーでのデビュー戦となった2011年8月27日のノリッジ・シティFC戦で移籍後初ゴールを記録するなど、プレミアリーグへの適応の早さを見せた[6]。チャンピオンズリーグ決勝のバイエルン戦では、ドログバのヘディングによる同点ゴールをアシストし優勝に貢献した。またプレミアリーグでは、ダビド・シルバに次ぐ2位となる14アシストを記録した[7]

2012/13シーズン[編集]

12得点12アシストの成績を修めた。アシスト数は同年度プレミアリーグトップの成績である[8]。また、2013年度PFA年間最優秀選手賞候補にもノミネートされた[9]

2013/14シーズン[編集]

監督に復帰したジョゼ・モウリーニョ監督の戦術的志向もあって、スターティングメンバーから外れることも多く、2014年W杯に向け移籍を志願するようになった。

マンチェスター・ユナイテッドFC[編集]

2014[編集]

2014年1月24日、ジョゼ・モウリーニョはマタがマンチェスター・ユナイテッドFCのメディカルチェックを受けることを発表、同日マンチェスター・ユナイテッドがクラブ史上最高額でマタの移籍について合意したと発表した[10]。背番号は8番を着用することになった。 1月28日のカーディフ戦でマンチェスター・ユナイテッドFCの選手としてデビューし、アシストを記録し勝利に貢献した[11]

2014/15シーズン[編集]

2015年3月にはリヴァプール戦でプレミアリーグのベストゴールにノミネートされるゴールを決めるなど、クラブのプレーヤーオブザマンスに選ばれた[12]

2015/16シーズン[編集]

9月には、リーグ戦の3試合で2ゴール2アシストを記録、3連勝に貢献し、クラブのプレーヤーオブザマンスに選ばれた[13]。FAカップ決勝クリスタル・パレス戦では同点ゴールを決め優勝に貢献した[14]

2016/17シーズン[編集]

2016-17年よりモウリーニョが監督に就任、シーズン前のコミュニティーシールドではリンガードに代わり途中出場したが、ロスタイムにムヒタリアンと交代させられるなど、関係性が悪いとささやかれたが[15]、開幕戦でゴールを決めたり[16]、途中出場などから度々ゴールを決めるなど、徐々に先発出場も増え、フットボールリーグカップの優勝に貢献した。3月17日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦第2戦ロストフ戦にて決勝ゴールを決め8強入りに貢献したが[17]、怪我のため3月31日に手術を受け全治2か月となった[18]

代表経歴[編集]

UEFA EURO 2012トロフィーを掲げるマタ(中央)

2006年UEFA U-19欧州選手権にはスペイン代表の主力として参加し、 アルベルト・ブエノに次ぐ4得点を挙げて優勝に貢献した[19]。2007年2月1日、まだ18歳10カ月であったがイニャキ・サエス監督によってU-21スペイン代表に追加招集され、U-21イングランド代表との親善試合に出場した。この時のチームメイトにはFWロベルト・ソルダード、MFホセ・マヌエル・フラド、DFセルヒオ・サンチェス、DFミゲル・トーレス、MFエステバン・グラネロアントニオ・アダンなどがいた。

2008年11月14日、ビセンテ・デル・ボスケ監督によってスペインA代表に招集された。この時のチリとの親善試合では出場機会がなかったが、2009年3月28日の2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選トルコ戦で63分にFWダビド・ビジャとの途中交代で初キャップを記録した。2009年6月にはFIFAコンフェデレーションズカップ2009に出場し、グループリーグのイラク戦で先発出場の機会を得た。準決勝のアメリカ戦ではMFアルベルト・リエラに代わって途中出場したが、0-2で敗れて3位に終わった。9月9日の2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選・エストニア戦で初得点を記録した。本大会ではグループリーグのホンジュラス戦でFWフェルナンド・トーレスとの途中交代で出場した20分間しか出場機会がなかったが、世界チャンピオンのトロフィーに名を刻んだ。

人物[編集]

マドリード工科大学で身体運動科学とジャーナリズムを専攻している。趣味は卓球[20]と読書で、元チームメイトのエステバン・グラネロの影響で日本文学に興味を持ち、村上春樹の小説を愛好する[21]

父親のフアン・マヌエル・マタ・ロドリゲスレアル・オビエドブルゴスCFUDサラマンカ等でプレーした元サッカー選手であり、FIFA公式代理人資格も持っている彼は息子の代理人を務めている[22]

個人成績[編集]

2017/04/1現在
クラブ シーズン リーグ 背番号 リーグ戦 カップ戦 リーグカップ戦 欧州カップ戦 合計
試合 ゴール 試合 ゴール 試合 ゴール 試合 ゴール 試合 ゴール
R・マドリード・B 2006–07 セグンダ 39 9 - - - - - - 39 9
バレンシアCF 2007–08 プリメーラ 16 24 5 8 4 - - 1 0 33 9
2008–09 37 11 4 2 - - 6 1 47 14
2009–10 10 35 9 2 0 - - 14 5 51 14
2010–11 33 8 3 0 - - 7 1 43 9
合計 129 33 17 6 - - 28 7 174 46
チェルシーFC 2011–12 プレミア 10 34 6 7 4 1 0 12 2 54 12
2012–13 35 12 6 1 5 2 14 4 64 20
2013–14 13 0 0 0 2 1 2 0 17 1
合計 82 18 13 5 8 3 28 6 135 33
マンチェスター・ユナイテッドFC 2013-14 プレミア 8 15 6 16 7
2014-15 33 9 2 1 0 0 35 10
2015-16 38 6 4 3 1 0 11 1 50 8
2016-17 22 6 3 0 3 2 9 2 37 10
合計 108 27 9 4 4 2 20 3 142 36
総合計 358 88 37 14 13 5 76 16 484 128

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

国際Aマッチ 41試合 10得点(2009年- )


スペイン代表 国際Aマッチ
出場 得点
2009 7 3
2010 3 0
2011 6 2
2012 4 1
2013 12 3
2014 2 1
2015 4 0
2016 3 0
通算 41 10

ゴール[編集]

出典[23]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

バレンシアCF
チェルシーFC
マンチェスター・ユナイテッドFC

代表[編集]

U-19スペイン代表
スペイン代表

個人[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Mata makes his move”. UEFA.com (2009年1月16日). 2010年12月23日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ El Valencia le quita al Real Madrid al prometedor y cotizado Mata” (Spanish). Marca (2007年3月17日). 2010年12月23日閲覧。
  3. ^ Mata seizes final chance for Valencia”. UEFA.com (2008年3月20日). 2010年12月23日閲覧。
  4. ^ Morientes glad as Valencia get relief”. UEFA.com (2008年4月16日). 2010年12月23日閲覧。
  5. ^ Villa goals ensure Valencia victory”. UEFA.com (2008年9月28日). 2010年12月23日閲覧。
  6. ^ MATA: LONG-TERM AIMS”. チェルシーFC公式サイト (2011年9月15日). 2011年11月27日閲覧。
  7. ^ Chelsea Statistics 2011/12”. KickOff.co.uk. KickOff.co.uk. 2017年4月10日閲覧。
  8. ^ Barclays Premier League Stats: Assists Leaders - 2012-13 (英語) プレミアリーグ公式サイト 2013.6.15 02:25 (UTC) 閲覧
  9. ^ PFA Players' Player Of The Year 2013 Nominees Announced (英語) sport.co.uk 2013.6.15 02:31 (UTC) 閲覧
  10. ^ ユナイテッド、マタ加入でクラブ間合意と発表”. Goal (2014年1月25日). 2014年1月25日閲覧。
  11. ^ Manchester United 2–0 Cardiff”. BBC Sport (2014年1月28日). 2017年4月10日閲覧。
  12. ^ Thompson, Gemma (2015年3月27日). “Juan Mata wins Player of the Month award”. 2015年3月28日閲覧。
  13. ^ Mata wins September Player of the Month award” (2015年10月15日). 2016年7月14日閲覧。
  14. ^ Crystal Palace 1–2 Manchester United (aet)”. BBC Sport (2016年5月21日). 2016年5月24日閲覧。
  15. ^ Manchester United midfielder Juan Mata's latest row with Jose Mourinho may mean no more Mr Nice Guy”. Telegraph (2016年8月8日). 2017年4月2日閲覧。
  16. ^ Bournemouth 1-3 Manchester United:Jose Mourinho made a winning Premier League start as Manchester United manager”. BBC Sports (2016年8月14日). 2017年4月10日閲覧。
  17. ^ Manchester United 1 FC Rostov 0 (agg 2-1): Juan Mata's goal adds gloss to forgettable performance as United reach quarter-finals”. Telegraph.co.uk (2017年3月17日). 2017年4月2日閲覧。
  18. ^ Juan Mata injury blow for Manchester United after groin surgery”. metro.co.uk (2017年3月31日). 2017年4月2日閲覧。
  19. ^ Spain sweep into U19 final”. UEFA.com (2006年7月26日). 2010年12月23日閲覧。[リンク切れ]
  20. ^ Juan Manuel Mata's biography” (Spanish). 公式サイト. 2010年12月2日閲覧。
  21. ^ “VALENCIA バレンシア 16 フアン・マタ”. OCNスポーツ. http://www.ocn.ne.jp/sports/liga/valencia.html 2010年12月2日閲覧。 
  22. ^ “Valencia contract to complete Barcelona move”. Football Directa. (2009年8月5日). http://footballdirecta.com/2009/08/05/mata-could-buy-out-valencia-contract-to-complete-barcelona-move/ [リンク切れ]
  23. ^ Mata, Juan”. National-Football-Teams.com. 2017年3月2日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]