レスター・シティFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
レスター・シティFC
原語表記 Leicester City Football Club
愛称 The Foxes, (The Blues, City [locally]), trad. The Filberts, blue army
クラブカラー     青(ブルー)
創設年 1884年
所属リーグ プレミアリーグ
ホームタウン レスター
ホームスタジアム King Power Stadium.JPGキング・パワー・スタジアム
収容人数 32,312
運営法人 キングパワー・インターナショナル・グループ英語版
代表者 空席
監督 北アイルランドの旗 ブレンダン・ロジャーズ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

レスター・シティ・フットボール・クラブLeicester City Football Club)は、イングランド中部・レスターシャーレスターをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。クラブカラーは

概要[編集]

1884年にレスター・フォッセとして創立され、1919年に現在の名称となる。2002年に現在の本拠地、キング・パワー・スタジアム(2011年までの名称はウォーカーズ・スタジアム)に移転した。現在はプレミアリーグに所属し、同リーグにおいて1回の優勝記録を持つ(2015-2016シーズン)。

キング・パワー・スタジアムのイースト・スタンド

歴史[編集]

1990年代後半はエミール・ヘスキーロビー・サヴェージムジー・イゼットらを擁してプレミアリーグのトップ10圏内に食い込む健闘をしていたが、2003-04シーズンにチャンピオンシップに降格してからは、下部リーグでのシーズンが続いた。2007-08シーズンは降格圏内の22位で終了したため、クラブ創設以来初となる3部リーグへの降格が決定した。2008-09シーズンにリーグ1を制し、1シーズンでのチャンピオンシップ復帰を決めた。

2010年、経営難に陥ったことから、タイの資本家ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバが経営権を取得[1]。以後、阿部勇樹岡崎慎司などアジア人の獲得に積極的になっていく[2]

2013-14シーズン[編集]

2014年4月、 2-1でシェフィールド・ウェンズデイに勝利し、さらにQPRダービー・カウンティが敗れため、その時点で2位以上が確定し、プレミアリーグ復帰を4月の段階で決定させた。レスターのプレミアリーグ復帰は2003-04シーズン以来、10年ぶりである。4月22日、アウェイでボルトン・ワンダラーズに1-0で勝利し、2013-2014シーズンのチャンピオンシップでの優勝が決定した。

2014-15シーズン[編集]

2014-15シーズンはリーグ終盤まで最下位に沈んでいたが、2015年4月以降の9試合は7勝1分1敗と強烈な追い込みで見事プレミアリーグに残留し、最終順位は14位であった。2015年6月26日、日本代表の岡崎慎司の獲得を発表したが、4日後の30日には残留の立役者であった監督のナイジェル・ピアソンを解任。解任の要因としてシーズン中に相手選手の首を絞める問題行動を起こしたことと、6月17日にピアソンの息子のジェームズが5月に行われたアジアツアー中に乱交パーティーを行い、人種差別的発言をしたことで解雇された責任を問われたとされている[3]

2015-16シーズン[編集]

2015-16シーズンに達成したプレミアリーグ初優勝

2015-16シーズンの開始にあたり、ピアソンの後任としてかつてチェルシーなどを率いたクラウディオ・ラニエリが就任した。ラニエリ自身が強調するようにシーズン当初のチームの目標はあくまでリーグ残留であり、勝ち点の獲得目標も40程度であった。しかし、シーズン開幕後はジェイミー・ヴァーディと岡崎の2トップからプレスをかけ、そこからリヤド・マフレズがクロスを入れる戦術がチームにフィットし、勢いに乗る。特にヴァーディはルート・ファン・ニステルローイによる2003年のリーグ戦連続ゴール記録(10試合連続)を抜いて11試合連続ゴールを達成するなど主力選手の好調が続き、シーズン前には誰も予想もしていなかった快進撃によってアーセナルに次ぐ2位で前半戦を終えた。後半戦もチームに勢いをもたらした運動量は衰えず、5連勝を記録するなどし、2016年4月10日にサンダーランドに2-0で勝利したことでクラブ初となるUEFAチャンピオンズリーグの出場権獲得を確実なものとした。そして2016年5月2日、前日に引き分けたレスターは試合がなかったものの、優勝を最後まで争ったトッテナムがチェルシーに引き分けたことで追いつく可能性がなくなり、クラブ創設132年目にして、プレミアリーグでは1978年ノッティンガム・フォレスト以来38年ぶりとなる初優勝を果たした[4]。この優勝は各メディアで「奇跡」と称えられ、大方の予想を覆してリーグを制したレスターは「ミラクル・レスター」として讃えられた。

2016-17シーズン[編集]

昨シーズンの快進撃を受け、その立役者となったヴァーディやマフレズ、ダニー・ドリンクウォーターなどに移籍報道が相次いだが、最終的にはエンゴロ・カンテのチェルシー移籍のみに留まり、イスラム・スリマニアーメド・ムサらを補強した。

開幕戦では昇格チームであるハル・シティに敗れ、前季プレミアリーグ優勝チームとしては初の開幕黒星となった[5]。2016年9月14日、初出場となったUEFAチャンピオンズリーグ第1節のクラブ・ブルージュ戦で3-0と勝利して、その後全6試合の終了を待たずして決勝トーナメント進出を果たした。しかし、リーグ戦では昨シーズンが嘘のように不用意な失点を繰り返し、ヴァーディ、マフレズもスランプに陥り勝ち点3はおろか引き分けすら叶わない負のスパイラルに陥る。2017年2月17日のFAカップ5回戦ではフットボールリーグ1(3部相当)所属のミルウォールFCに0-1で敗れた。2月21日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の第1戦、アウェイでのセビージャFCとの試合は1-2で敗れた翌日の2月23日、ラニエリの解任が発表された。ここまでリーグ戦では5勝14敗6引分で17位で降格圏の18位との勝ち点の差はわずか1、年明けはリーグ戦全6試合無得点で、1引き分けの後に5連敗という散々な結果となっていた[6]。コーチのクレイグ・シェイクスピアが暫定監督として指揮を執る事となった。3月14日、欧州CL1回戦の第2戦では本来の堅守速攻を取り戻して、2戦合計3-2でクラブ史上初のベスト8進出した。 監督交代後は様々なフォーメーションを模索していたラニエリとは対照的に、優勝した昨シーズンの配置、戦術への原点回帰を試み成功、リーグ戦でも連勝を重ね残留争いを脱出した。しかし、CLベスト8で激突した前年度ファイナリストのアトレティコ・マドリードには2戦通じて試合巧者ぶりを見せつけられ惜敗。初挑戦の欧州の舞台はベスト8で幕を閉じた。

2017-18シーズン[編集]

シェイクスピアが正式に監督に就任。セビージャFCからビセンテ・イボーラマンチェスター・シティからケレチ・イヘアナチョを獲得。一方で、主力だったドリンクウォーターがチェルシーに移籍したが、その代役として見込まれていたアドリエン・シウバの移籍が期間内に間に合わず、登録できないという事態が発生した[7]。開幕戦のアーセナルFCマンチェスター・ユナイテッドチェルシーFCリヴァプールFCといった強豪クラブに敗戦して降格圏内に入ってしまったため、2017年10月にてシェイクスピアを解任[8]。後任にはクロード・ピュエルが就任した。

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

国際タイトル[編集]

なし

過去の成績[編集]

シーズン ディビジョン FAカップ リーグ
カップ
欧州カップ / CL / EL / その他 最多得点者
リーグ 順位
2003-04 プレミア 38 6 15 17 48 65 33 18位 3回戦敗退 3回戦敗退 ポール・ディコフ
レス・ファーディナンド
13
2004-05 チャンピオン 46 12 21 13 49 46 57 15位 準々決勝敗退 2回戦敗退 デヴィッド・コノリー 13
2005-06 46 13 15 18 51 59 54 16位 4回戦敗退 4回戦敗退 マルク・デ・フリース
ジョーイ・グジョンセン
イアン・ヒューム
9
2006-07 46 13 14 19 49 64 53 19位 3回戦敗退 3回戦敗退 イアン・ヒューム 14
2007-08 46 12 16 18 42 45 52 22位 3回戦敗退 4回戦敗退 イアン・ヒューム 11
2008-09 リーグ1 46 27 15 4 84 39 96 1位 3回戦敗退 2回戦敗退 リーグトロフィー 北セクション
準々決勝敗退
マッティ・フライアット 32
2009-10 チャンピオン 46 21 13 12 61 45 76 5位 4回戦敗退 2回戦敗退 マッティ・フライアット 13
2010-11 46 19 10 17 76 71 67 10位 3回戦敗退 4回戦敗退 アンディ・キング 16
2011-12 46 18 12 16 66 55 66 9位 準々決勝敗退 3回戦敗退 デヴィッド・ニュージェント 16
2012-13 46 19 11 16 71 48 68 6位 4回戦敗退 2回戦敗退 デヴィッド・ニュージェント 16
2013-14 46 31 9 6 83 43 102 1位 3回戦敗退 5回戦敗退 デヴィッド・ニュージェント 22
2014-15 プレミア 38 11 8 19 46 55 41 14位 5回戦敗退 2回戦敗退 レオナルド・ウジョア 13
2015-16 38 23 12 3 68 36 81 1位 3回戦敗退 4回戦敗退 ジェイミー・ヴァーディ 24
2016-17 38 12 8 18 48 63 44 12位 5回戦敗退 3回戦敗退 チャンピオンズリーグ ベスト8 ジェイミー・ヴァーディ 13
コミュニティ・シールド 準優勝
2017-18 38 12 11 15 56 60 47 9位 6回戦敗退 準々決勝敗退 ジェイミー・ヴァーディ 20
2018-19 38 15 7 16 51 48 52 9位 3回戦敗退 準々決勝敗退 ジェイミー・ヴァーディ 18
2019-20 38

現所属メンバー[編集]

2018-19シーズン 基本フォーメーション

Soccer Field Transparant.svg

2019年8月15日現在
No. Pos. 選手名
1 デンマークの旗 GK カスパー・シュマイケル (副主将)
2 イングランドの旗 DF ジェームス・ジャスティン
3 イングランドの旗 DF ベン・チルウェル
4 トルコの旗 DF チャグラル・ソユンク
5 ジャマイカの旗 DF ウェズ・モーガン (Captain sports.svg) (Flag of England.svg)
6 北アイルランドの旗 DF ジョニー・エヴァンズ
7 イングランドの旗 MF デマレイ・グレイ (Flag of Jamaica.svg)
8 ベルギーの旗 MF ユーリ・ティーレマンス (Flag of the Democratic Republic of the Congo.svg)
9 イングランドの旗 FW ジェイミー・ヴァーディ
10 イングランドの旗 MF ジェームズ・マディソン
11 イングランドの旗 MF マーク・オルブライトン
12 ウェールズの旗 GK ダニー・ウォード
13 アルジェリアの旗 FW イスラム・スリマニ
14 ナイジェリアの旗 FW ケレチ・イヘアナチョ
15 イングランドの旗 MF ハーヴィー・バーンズ
No. Pos. 選手名
16 クロアチアの旗 DF フィリプ・ベンコヴィッチ
17 スペインの旗 FW アジョセ・ペレス
18 ガーナの旗 DF ダニエル・アマルテイ
20 イングランドの旗 MF ハムザ・チョードゥリー (Flag of Grenada.svg) (Flag of Bangladesh.svg)
21 ポルトガルの旗 DF リカルド・ペレイラ (Flag of Cape Verde.svg)
22 イングランドの旗 MF マティ・ジェームズ
23 ポルトガルの旗 MF アドリエン・シウバ (Flag of France.svg)
24 フランスの旗 MF ナンパリス・メンディ (Flag of Senegal.svg)
25 ナイジェリアの旗 MF ウィルフレッド・ディディ
26 ベルギーの旗 MF デニス・プラート
27 マリ共和国の旗 FW フォッセニ・ディアバテ (Flag of France.svg)
28 オーストリアの旗 DF クリスティアン・フックス
31 アルジェリアの旗 MF ラシド・ゲザル (Flag of France.svg)
35 スイスの旗 GK エルディン・ヤクポヴィッチ (Flag of Bosnia and Herzegovina.svg) ★

※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

監督

ローン移籍[編集]

in
No. Pos. 選手名
out
No. Pos. 選手名
-- デンマークの旗 GK ダニエル・イヴェルソン (ロザラム・ユナイテッドFC)
-- イングランドの旗 GK マックス・ブラムリー (AFCテルフォード・ユナイテッド)
No. Pos. 選手名
-- ウェールズの旗 MF アンディ・キング (レンジャーズFC)
-- イングランドの旗 FW レイトン・ヌドゥク (サウスエンド・ユナイテッドFC)

歴代監督[編集]

歴代所属選手[編集]

GK[編集]

MF[編集]

FW[編集]

関連書籍[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]