デビルサバイバー2

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デビルサバイバー2
ゲーム:デビルサバイバー2 (DS)
デビルサバイバー2 ブレイクレコード (3DS)
ゲームジャンル シミュレーションRPG
対応機種 ニンテンドーDS
ニンテンドー3DS
開発・発売元 アトラス
ディレクター 髙田慎二郎
キャラクターデザイン ヤスダスズヒト
音楽 伊藤賢治
メディア DSカード (DS)
3DSカード (3DS)
プレイ人数 1人
発売日 日本の旗
2011年7月28日 (DS)
2015年1月29日 (3DS)[注 1]
売上本数 DS:10.9万本[4]
3DS:75,291本[5]
レイティング CEROB(12才以上対象)
漫画:
デビルサバイバー2 -Show Your Free Will-
原作・原案など アトラス
作画 沙垣長子
出版社 アース・スター エンターテイメント
掲載誌 コミック アース・スター
レーベル アース・スター コミックス
発表号 2011年9月号 -
巻数 全2巻
漫画:DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION
原作・原案など アトラス(原作)
上江洲誠(脚本)
作画 汐田晴人
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊Gファンタジー
レーベル Gファンタジーコミックス
発表号 2013年1月号 - 2014年11月号
巻数 全4巻
話数 全25話
アニメ:DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION
原作 「デビルサバイバー2」 (ATLUS)
監督 岸誠二
シリーズ構成 上江洲誠
キャラクターデザイン 佐嶋悦史
音楽 中川幸太郎
アニメーション制作 bridge
製作 「デビルサバイバー2」
アニメーション製作委員会、MBS
放送局 #放送局参照
放送期間 2013年4月4日 - 6月27日
話数 全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト コンピュータゲーム漫画
アニメ
ポータル ゲーム漫画アニメ

デビルサバイバー2』(デビルサバイバーツー、DEVIL SURVIVOR 2)は、アトラスより2011年7月28日に発売されたニンテンドーDSシミュレーションRPG

悪魔を使役し、侵略者と戦うシミュレーションRPG。『女神異聞録デビルサバイバー』の続編で、キャラクターデザインは前作に引き続きヤスダスズヒト。ボス(セプテントリオン)デザインは鬼頭莫宏

2013年4月より6月までテレビアニメ版が放送された。また、追加要素が含まれた『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』(デビルサバイバーツー ブレイクレコード。以下状況に応じて“ BR ”と略す)がニンテンドー3DS向けとして2015年1月29日に発売された。本項ではBRについても解説する。

ストーリー

セプテントリオン編
※『BR』よりDS版のストーリーは“セプテントリオン編”と称されるようになった。
平和な日本を突如襲った危機。悪魔を使役する力を得た主人公達・13人の悪魔使いは、謎の侵略者「セプテントリオン」と戦うことになる。しかし極限状態に追い込まれ、次第に仲間達との軋轢と対立が起こる中、主人公は未来への決断に迫られる。残された時間はあと7日間
トリアングルム編
※ 『BR』で追加された新規ストーリー。セプテントリオン編の後の出来事となる。
死闘を乗り越え、新たなる世界に辿り着いた主人公達。だが戦いは終わらなかった。未知なる侵略者「トリアングルム」の襲来とともに現れた人類の盾・スカイタワーに集結する仲間達。そこに現れた「峰津院都」を名乗る少女。かつての仲間・峰津院大和この世界には存在すらしていないのか? 謎が深まる中、主人公は再び悪魔を召喚する…。

ゲームシステム

縁システム
主人公と悪魔使いたちとの会話等で絆を深めることで縁(えにし)のステージがアップし、能力ボーナスや新たな悪魔の合体解禁などの特典が得られる。ストーリー展開、エンディングにも大きく関わってくる要素である。
当然のことながら、離脱してしまったメンバーのステージはそれ以上上昇しない。
ニカイア (Nicaea)
通称「死に顔動画」。将来的に深い縁を持つことがありうる人物(主要人物)の死に様が動画でアップロード・配信される携帯サイト。その映像の出来事は近い将来において起こるため、プレイヤーの行動次第でその死を回避することができる。なお、自分の死に顔動画は届かない。
アドオン (ADD-ON)
悪魔合体の際に使用すると、合体後の悪魔をプレイヤーの好みにカスタマイズして強化することができる。
効率の良いバトルを行うと取得される。HP・MP増加、能力上限解放、特定カテゴリのクラック済みスキルを与える等、種類は多彩。
使用できるのは一回の合体で一つだけで、スキル・パラメータ強化以外はその後の合体には影響しない。例外として、御霊合体と呼ばれる合体はこの「重複しない効果」を複数種類重複させることができる(通常の合体を行うと全て消滅)。
悪魔全書
初めて仲魔にした悪魔はデビルオークションや悪魔合体で入手した際、自動的に悪魔全書に登録され、以降はマッカを支払うことでも悪魔を仲魔に加えることができるようになる。
悪魔の解説文を閲覧できたり、成長させた仲魔を任意で上書き登録することも可能。成長させた悪魔ほど多くのマッカが必要になる。また、レベル制限を解除しない限り、現在のレベルを上回るレベルの悪魔は召喚できない。
マルチエンディング
誰と共にポラリスと謁見するかの選択によりエンディングが分岐し、土曜日にダイチにつくか、ロナウドにつくか、ヤマトにつくかを選べる。通常はこの3つだが、プレイヤーの行動次第で更に他の道を選ぶこともできるようになる。
3つのルートはそれぞれ4人賛同者がおり、異なるルートに所属するキャラは終盤で離脱する。離脱キャラは前述の「縁」のステージが一定以上の場合、規定ミッションクリア後に再度パーティに加入させることができる。ただし、ヤマト・ロナウド・サダクは加入ルートが限定されている。
サバイバーズ・アワード
いわゆる実績システム(やり込み要素)で、クリアデータをロードすると達成できた実績項目に応じてポイントが獲得でき、ポイントを使うことでクリア前に所持していた仲魔やマッカ、デビルオークションのデータを引き継ぐ、悪魔全書を割引できる、新たな悪魔(隠しボス)と戦えるなど、様々な特典が得られた状態でゲームの最初から新しく始めることができる。実績項目とその大凡の条件は1週クリア後のオプション画面で確認が可能。
ブレイクレコードでは、トリアングルム編の実績が追加された。また、セプテントリオン編とトリアングルム編で共有される他、必要となるポイントが上昇している。
種族スキル
前作も登場したシステムであるが、本作では高レベルになると種族スキルもパワーアップするようになった。
上位スキルになるとデメリット抜きで効果が様々な方向に強化され、一部は使用することで効果を発揮するようになる。対応しきれてないのか、追加された使用効果はCPUは使用してこない。
なお、本作で追加された種族「魔人」の種族スキルや「鬼神」の上位スキルにより、他の悪魔の種族スキル使用後に帰還させることも可能となった。この場合でも、既に効果を使用・発揮した種族スキルの影響は全て継続する。逆に、帰還後にも続くデメリット効果は存在しない[注 2]

登場人物

声は、テレビアニメ版およびパチスロ版の声優。DS版はボイスなし。『BR』版の声優は公式サイトでのキャラクター紹介ではテレビアニメ版と同じキャスティングになっている。

キャラ解説は特筆無き場合、“セプテントリオン編”についてのもの。

攻略本によると、主人公と憂う者を除いた12人はそれぞれ十二星座が割り当てられている(名前は各星座のもじりなどになっている模様)。

主要人物

主人公(デフォルト名なし)
声 - 神谷浩史
本作の主人公。高校3年生の18歳。6月6日生まれのふたご座。好きな食べ物は甘いもの。好きな音楽はJ-POP・クラシック。特技は、小学生の間習っていたピアノ。家族構成は父・母。天然パーマの少年で、パーカーのフードにはウサギの耳を思わせる飾りが付いている。エンディング時のキャストでは「ヒーロー」と書かれている。
模擬試験からの帰り道途中、ダイチ・イオと行動をしていたことで「ニカイア」に自身の死に顔がアップされていることを知る。この動画の通り、災害発生により暴走した地下鉄に潰されそうになるも、ティコに生きる意志を示したことで出現した悪魔「邪鬼オバリヨン」に助けられたことで回避に成功[注 3]。襲撃してきたこれを打倒したことで悪魔を使役する力を得る。
自分の気持ちに関わらず、重大な選択を決めなければならないこととなる。前作と違い特殊な身の上ではないが、周囲を惹きつけるカリスマ性によりリーダーとして認められていく。
BRでは、メンバーで唯一回帰前の記憶を保っており、その影響か他の面々は彼と会話することで記憶が復活していった。一方、2日目からメンバーが見るようになった不吉な夢を見ることはなかった。また、2日目から時折体が霞むようになるという謎の現象が発生するようになる。これらの理由は、最初の回帰時にカノープスによる抹消攻撃をサダクをかばって受けたためで、以降抹消を担当していたトリアングルム撃破までその存在は脅かされることになる。
テレビアニメ版での名前はヒビキ / 久世響希(クゼ ヒビキ)。第一話で四聖獣ビャッコを召喚し、後にスザクも召喚する類稀なる資質の持ち主。最終話でルシファーを悪魔合体で召喚した。
漫画(沙垣版)での名前は景山紘(カゲヤマ ヒロ)。
パチスロ版での名前は瀬川脩太郎(セガワ シュウタロウ)。液晶演出ではオルトロスを召喚して使い魔としている。
ダイチ / 志島大地(シジマ ダイチ)
声 - 岡本信彦
主人公の幼馴染で親友。主人公と同じ学校に通う高校3年生の18歳。8月15日生まれのしし座(対応する星座も獅子座)。好きな食べ物は焼肉。家族構成は父・母。明るい現代っ子で、あまり物事を深く考えない。ちなみに、免許を持っている。
主人公と家に帰る途中に「ニカイア」のメールで自分が死ぬことを知り、悪魔を使役する力を得る。ドゥベ襲来時に他二人と散り散りになってしまい、自身の死に顔動画を見て探しに来た二人と合流したことで死の運命を回避した。
急変する状況に翻弄され、良くも悪くも一般人としての感性を持つ。終盤、極論すぎるヤマトとロナウドのどちらも選ぶことができず、争わずに済まそうとする第3の勢力のリーダーとして戦う事になる。
彼がポラリスに願う世界の理は「日常」。通常は、一方的な判断で世界を抹消しようとする管理者を廃し人の手に自由を齎すために戦うが、条件を満たすと災害発生以前の状態に回帰させるルートが選択できるようになる。彼のチームは根源的な思想を持たず曖昧な立場のため、全ルートで真っ先に狙われることになる。
BRでは、責任から逃げ回っていた態度が改められ、前向きになった。ただし、せっかく得た平和が脅かされてしまった事実に若干及び腰になっている。ミヤコに対して好意を抱くが、相手にしてもらえない。
アニメでは最初のうちはポルターガイスト(本作最弱の悪魔)、オバリヨンなどの弱い悪魔しか召喚できずに苦悩していたが、最終的には邪鬼最強の悪魔「じゃあくフロスト」まで召喚できるようになった。
イオ / 新田維緒(ニッタ イオ)
声 - 内田彩
主人公らと同じ学校に通う高校3年生。18歳。才色兼備の優等生、それでいて従順と男子生徒の憧れの的。控えめな性格で人に嫌われるのを怖れ、周囲の意見に合わせようとする。対応する星座は牡牛座。
主人公らと地下鉄の駅で出会い、ニカイアのメールで自分が死ぬことを知り、悪魔を使役する力を得る。
中盤、両親の死という事実に直面してしまい心が折れかけるも、主人公に励まされて何とか立ち直る。このことをきっかけに好意を抱いたようで、次の日から唐突に下の名前で呼び始めるなど告白こそしないがちょくちょく好意を示している。このことはアイリ・ヒナコにバレている模様(実は物語開始以前から気にはなっていたらしい)。
チーム分裂後はダイチチームに所属。ルーグの力を借りて魔神化し、他のメンバーを強化した。敗北後は思想云々ではなく主人公とともに居たいという理由で彼のチームへと降る。
BRでは、最初から主人公の友達ということになっており、おどおどした性格は一切見られなくなっている。主人公を真っ先に視界にとらえるため、悪気はないが一緒にいるダイチはおまけ扱いされることがある。
アニメではキクリヒメなどを召喚し、サポート役に回っていたがルーグを召喚した際に体を憑依される。
ヤマト / 峰津院大和(ホウツイン ヤマト)
声 - 諏訪部順一緒方恵美(幼少期)
気象庁・指定地磁気調査部、通称「ジプス」の若き局長。対応する星座は双子座。
ジプスの創始者一門である峰津院家の嫡男であり、17歳の若さで組織のトップとして局員を統率している。その縁で憂う者とも顔見知りであるが、「化物」と称して常に警戒している。
傲岸不遜な性格で、弱者を激しく嫌うが、悪人ではなく、強者にはそれなりに敬意を払う一面もある(正確には惰性と保身に腐心する「弱者に甘んじる人間」を嫌う)。日本守護のためには手段を選ばない冷徹さも持ち合わせる。専ら他人は苗字を呼び捨てるが、主人公だけは下の名前で呼ぶ。
峰津院家は代々日本防衛にその人生を捧げる定めにあり、彼自身その役割を拒絶してはいない。しかし、現在の日本には守る価値がないと考えており、ポラリスに謁見し世界を作り変え、自分が守るに値するような完全なる実力主義の世界を作り出そうとしている。そのために一般人には価値を認めておらず、当初は主人公も見下していたが、セプテントリオンを打ち破ってみせた彼の実力を評価し、それほどの力が市井に埋もれるような世界には価値無しとして強行に走る。また、自分が正当に評価される世界を望むなど、峰津院の扱いに納得していないという面もある模様。
一方で、国防のためにその人生を費やしてきたせいか、たこ焼きを知らなかったりと世間知らずなところも見せる。なお、たこ焼きは主人公に勧められて食べてみた結果、いたく気に入ったらしく部下に高級食材を使ったたこ焼きを用意したり友情の証なのかたこ焼きの写真を送ってきたりした
彼がポラリスに願う世界の理は「実力主義」。知恵・力・技術などに長けた者にこそ権利が発生するという、弱者の淘汰を目的としている。ロナウドは多少誤解しているが、これはヤマトによる世界支配ではなく自身もその理に飲まれて敗北する可能性も踏まえている。この摂理の中では医者であっても役立たずを救う義務はなく、才能が有れば子供が大人を率いる場合もある。ほぼ個人主義者で構築されたメンバーであるため、説得時の参入理由は人によってまちまちである。
サダクルート以外では通天閣に残った龍脈の力で自身を強化し、高速行動と強力な攻撃を発揮するようになる。ロナウドルートでは龍脈の酷使で崩壊した通天閣に押しつぶされ、サダクルートでは主人公をたぶらかしたサダクに恨み言を吐いて跡形もなく消滅した。ダイチルートでは、自分を破った主人公の望む世界を見極めるために降ることになる。
DS版の開発段階では双子の妹が存在していたうえ、デザイン画や名前もできあがっており、ストーリーの展開次第で影武者として登場する予定だったが、最終的には没案となっている[6]
アニメでもゲームと同じくケルベロスを召喚し、最後の闘いでは悪魔合体でサタンを作り出した。
『BR』新規ストーリー「トリアングルム編」では所在不明。ジプスにも峰津院家にも「ヤマト」と言う名前の者は居ないとされている。
囚われの身であるサダクからの情報で、かつてポラリスが座していた「アーカーシャ層」に留まっていることが判明。彼はそこで抹消攻撃を受けた主人公のデータのサルベージおよび修復作業を続けていた(この作業をしないと、主人公の情報は完全に抹消され、回帰による復活も不可能になる)。記憶を取り戻したダイチからアルクトゥルスを倒す方法を知っていると聞いた主人公らの説得により、修復作業を打ち切ってパーティに加わる。ミヤコに対しては辛辣な態度をとることが多い。なお、この世界の当主はあくまでミヤコであり、現在の彼は何者でもなく何も彼を縛るものはない。
マコト / 迫真琴(サコ マコト)
声 - 沢城みゆき
ジプス東京支局の局員。26歳。凛とした雰囲気を持つ大人の女性。悪魔使いとなった主人公達をジプスに誘う。対応する星座は蠍座。
かつてはシンクロナイズドスイミング日本代表を目指していたが、大怪我を負い、肩に痕が残ってしまったことで道を断念せざるを得なくなる。そんな失意の中にいた時ジプスに誘われたという経緯を持つため、新たな生き甲斐を与えてくれた組織に絶対的な忠誠を誓っている。
ヤマトの冷徹非情なやり方に疑問を抱く一方で、組織に逆らえないジレンマに悩んでいる。
チーム分裂後はヤマトチームに所属。実力主義を完全に認めたわけではないものの、組織の一員として忠誠を誓う。しかし、自分の意見を隠すために組織を言い訳にしていることを指摘されたことで、自分の意思で主人公へと降る。
主人公には一目置いており、オトメとの会話でも度々話題に出しているらしい。普段は自身を女性と意識した様子はあまり見せないが、主人公のことでからかわれると途端に挙動不審になる。
BRでは、回帰前の記憶のためか、前述の事故を回避することに成功するも生きがいを感じる仕事であるジプスに務めている。都に対してはその思想に賛同できはしないが理解者として近くにいるように心がけている。
フミ / 菅野史(カンノ フミ)
声 - 山口立花子
ジプス名古屋支局の局員。21歳。常に気だるげな表情をした二つ結びのおさげ髪の女性で、白いチャイナドレス姿が特徴。科学知識やコンピュータ技術に長け、様々な研究を行っている。対応する星座は蟹座。
研究ができるという理由でジプスに参加しているため、研究以外のことには全くの無関心(着用しているチャイナドレスも趣味ではなく、オトメに面白がって着せられたもの[6])。なお、なぜかノートパソコンを大量に携帯しており、凶器として扱うことも。
卓越した頭脳の持ち主だが、他人に対する思いやりに欠けた所がある。また、悪気はないが相手を馬鹿にした発言を取ることも多い。マッドサイエンティスト気味でジュンゴやダイチ、主人公などをちょうどいい実験対象とみなして度々巻き込んでいる。一般常識にも欠け、健康診断の際は(少なくとも上半身は)全裸にコートを羽織っているという凄い姿で登場している。一方で、アメリカのホストファミリーの写真をとても大切にしているなど、純粋に冷血ではない。
科学者であるが体は弱いというわけではなく、協力を渋るトランペッターを暴力で従わせるなど豪胆なところがある(ヤマト達さえも「アレは特別」「人類がみんなフミだったら超文明を築くか滅んでいる」などと評している)。
チーム分裂後はヤマトチームに所属。実力主義にはあまり執着があるとはいえず、研究を続けるためというのが主な理由。敗北後は、なお滾る探求心に従って主人公に降る。
BRでは、引き続きジプスに所属。あまり表立った変化は見られない。トリアングルム保管施設の監視を任されている。
 オトメ / 柳谷乙女(ヤナギヤ オトメ)
声 - 井口裕香
ジプス大阪支局の局員。24歳。女医としてジプスの医療全般を担当している。なお、フミやダイチからは「おトメさん」と呼ばれている。対応する星座は乙女座。
母性溢れる優しい性格の持ち主で、ユーモアもあり局内での人気は高い。小春という義理の娘(事故死した叔父夫婦の子供)がいるが、患者の治療対応に忙殺され、あまり娘との時間が取れていない。
洞察力が高く、女子の健康診断を覗きに来たダイチたちを看破している(今回だけは大目に見られたので、発覚はせず)。マコトの主人公に対する態度を察し、度々からかっている。
チーム分裂後はロナウドチームに所属。子供たちが幸せに生きる世界を作るために平等主義を目指す。しかし、その行動が肝心の子供たちに目が向いていないことを指摘されたことで主人公の下に降る。
BRでは、引き続きジプスに所属。小春の両親が健在であるため彼女の母親ではなくなっている(親子のように仲良しではある)
ケイタ / 和久井啓太(ワクイ ケイタ)
声 - 斎藤楓子
大阪在住の高校2年生。16歳。ボクシング部に所属し、プロ選手を目指している。異変発生後も合間を見てはトレーニングをしている。対応する星座は射手座。
馴れ合いを嫌い、誰ともつるまない一匹狼然とした少年で、強くなりたいという目的でジプスへの協力に乗る。
口が悪く、近寄りがたい雰囲気を持つが、根は優しい。何かと自分に構うジュンゴを鬱陶しがっているが、憎みきれないでいる。最終的には仲間というものを認めるようになるが口の悪さは変わらず、ツンデレ扱いされるようになる。
チーム分裂後はヤマトチームに所属。純粋な実力主義の賛同者である。敗北後もその意思は変わらないが、自分に勝利した主人公たちが掲げる思想こそが正義として主人公に降る。
BRでは、修行で大阪に来ていたジュンゴと出会い、友達となっている。ジュンゴ曰く、彼の「潰す」という発言は48パターンあるらしく、それによって気持ちを察されてしまっている。
ヒナコ / 九条緋那子(クジョウ ヒナコ)
声 - 小清水亜美
大阪在住のダンサー。19歳。着崩した着物+中央あたりの布を削ったへそ出しタンクトップというような、露出の高い派手な格好(キャラクターデザイン担当のヤスダスズヒト曰く「レーティングに引っかかったら修正しようと思っていたがそのまま通った」とのこと[6])をしたポニーテールの女性。日本舞踊の名家の生まれで、様々なダンスを勉強している。対応する星座は魚座。
正義感が強く、悪魔の蔓延る日本の惨状に我慢できず、自らジプスへの協力を申し出る。アイリからは、ヒナ(雛)=鳥ということで時折「ヒナポッポ」と呼ばれている他、年増扱いされることがある。
星に詳しく、ドゥベやメラクという名称が北斗七星の名前であることに気付いたことで、侵略者が北斗七星をモチーフにしている、すなわち全部で7体いることが判明した。
チーム分裂後はダイチチームに所属。表向きはヤマトとロナウドに対して切り込んだダイチの男気を見込んでということだが、実際はいずれの世界でも踊りしか取り柄のない自分の存在意義を見出せなかったため。そんな踊りの価値を認めてくれたことで、主人公に降る。
BRでは、アイリとともにアイドルグループを結成。まだ新人ながら、着実にファンを増やしている模様。
アイリ / 伴亜衣梨(バン アイリ)
声 - 阿澄佳奈
名古屋在住の高校1年生。15歳。家族は災害の際、九州に避難している。ヒナコには「バン子」と呼ばれている他、ほぼ全員から苗字で呼ばれている。対応する星座は山羊座。
かつてはピアニストを目指しており、コンクール優勝の経験もあるが、家庭事情により生活に困窮をきたしたため、道を断念している。しかし、それでもピアニストへの夢を諦めきれていない。
活発な少女だがひねくれた性格で、特にヒナコに対して憎まれ口を叩くことが多い。背などが小さいことを気にしている。ジュンゴ以外の目上の人間にはもっぱらさん付けで呼ぶが、気を許した相手や怒っているときなどは呼び捨てで呼ぶ。メンバー最年少であるためか、主人公からはたまに妹扱いされることがある。
少しヒステリックなところがあり、緊急事態には喚くことが多いものの明確な意見を出すことは少ない。
チーム分裂後はロナウドチームに所属。弱者のためという他の3人と異なり、誰も勝とうとしなければ負けなくて済むという理屈で参加している(ヒナコには子供のわがままといわれている)。しかし、それは失敗を他人のせいにしているだけだと指摘されたことで、主人公に降る。
BRでは、ヒナコ同様。路上で演奏していたところ、ヒナコがそれに乗って踊り始めたのが縁で組むようになった(ちなみに、ヒナコはこの結果日舞の発表会をすっぽかした)。
ジュンゴ / 鳥居純吾(トリイ ジュンゴ)
声 - 浪川大輔
名古屋在住の板前。19歳。一人称が「ジュンゴ」など、口調がやや片言。争いごとを嫌い、あまり感情を見せない物静かな少年。対応する星座は天秤座。
かなり天然で純粋かつ温厚、優しい性格だが、仲間を傷付けようとする者に対しては我を忘れるほどの怒りを見せる。この時の彼は恐ろしく強い。
得意料理は茶碗蒸しで、腰には亡き親方から貰った包丁を常時携帯し大事にしている。茶碗蒸し以外はあまり得意ではないらしい。
チーム分裂後はダイチチームに所属。喧嘩するのはよくないとして、仲裁目的で行動を共にしている。しかし、争わないだけが友達ではないと諭されたことで、主人公に降る。
BRでは、健在らしい親方により、修行で大阪に出向いたところでケイタと出会い、友達となってグルメツアーをしていた。
ジョー / 秋江譲(アキエ ユズル)
声 - 真殿光昭
貿易会社に勤める会社員。25歳。遅刻魔。飄々とした男でつかみどころがない。フミには「ジョーンズ」と間違えて呼ばれているが、本人もジュンゴの名前など間違って覚えていることが多い。対応する星座は水瓶座。
悪魔に襲われているところを主人公たちに助けられ、以降行動をともにする。どこか脱力した喋り方をしているが、真面目に喋る時はきちんとメリハリのある喋り方になる。本人いわく、大概の事態は好転するラッキーマンらしい[注 4]
名古屋に病弱で入院中の恋人がいるが、何故かあまり会いたがらない。主人公に促されて会いに行った結果、婚約して帰ってくるなど仲はかなり円満の模様(自分にはもったいないと語っている)。ちなみに、あるエンディングで後姿だけそれらしい人物が登場する。
チーム分裂後はロナウドチームに所属。可能な限りすぐに病人などの社会的弱者を守るために平等主義を目指す。それでもどうにもならないものはならないと内心気づいており、主人公の対話で改めてそれを認めて降る。
BRでは、自分には重すぎるとして会うのを避けていた恋人の所によく見舞いに行っている模様。
ロナウド / 栗木ロナウド(クリキ ロナウド)
声 - 小山力也
ジプスに反抗する暴徒たちをまとめる元刑事のリーダー。26歳。ジョーには「クリッキー」と愛称で呼ばれている。対応する星座は牡羊座。
生まれも育ちも名古屋だが、母親がブラジル人で、ブラジルではロナウド・アラメダ・クリキという名前を持つ[6]
かなりの熱血漢、正義漢であり、ジプスに見捨てられた人々のために立ち上がった。弱きを助け、強きを挫く性格だが、敵対する者に対しては非情な一面を見せることもある。
峰津院家とは何らかの因縁を持ち、ヤマトを憎悪している。しかし、その憎悪はジプス全体に向かいつつある。ストーリーが進むにつれ、ジプスの協力者でありながら共闘したり一般人のためにも戦う主人公に対し、友情を抱くようになる。
彼がポラリスに願う世界の理は「平等主義」。全ての者が自身と他人を等しく扱うようになり、親身に接することができる。なお、世界の性質上、ポラリスに「悪魔召喚」という力は不要とみなされ、ルートの中で唯一改変の条件としてその放棄を求められる。
彼の目標は一見理想的であるが、「正義のため」「弱者だから」という理由で「一方的な悪評を広める」「敵チームにSOSメールを送り、心配して探しにきた人間を包囲迎撃する」などの悪質な行動が許されるという負の側面を自ら体現してしまっている。結果、平和のためという理由でこう言った闘争が許されるのかという問いかけで己の過ちに気付く。ヤマト・サダクルートではそれでも曲げることはできないとして殺されることを覚悟の上で襲い掛かり、迎撃によって死亡する。
BRでは、刑事を辞めることなく活力旺盛に市民を守る職務についている。
憂う者(うれうもの)
声 - 櫻井孝宏
主人公達の前に現れる中性的な容姿をした銀髪の少年。神秘的で人ならざる雰囲気を持つ。
行く先ごとに姿を見せ、主人公のことを「輝く者」と呼び、様々な問いかけをし、時に協力、時に敵対する。
強力な悪魔を従えており、宙に浮かびメグレズの芽を瞬時に滅するなど自身も強大な力を秘めている。召喚アプリを使わずに悪魔を喚び出すことができる。
全てのチームを降した主人公に対し、ミザールの伴星、輔星のアルコルとしてセプテントリオンの姿で前に立ちはだかる。また、条件を満たして別の選択をすると仲間になり、その場合はアル・サダクと名乗る。人間ではないためヤマトとは別ベクトルの天然キャラ。
正体はポラリスの統一意思から離反したセプテントリオンであり、人類に文明を与えた存在。だがそれによって急速な発展を遂げた人類は種としての飽和を迎えたとポラリスに判断され、存在の抹消を決定させてしまった。それを悔いた彼はかねてから力を貸していた峰津院家の当主・ヤマトにそのことを伝え、人々に身を守る手段として死に顔動画と悪魔召喚アプリを与えた。なお、悪用することも人間の可能性として、その用途には関知しない。
本来、ヤマトへの情報提供は人を守ることが目的だったが、彼が弱者を切り捨てるという望まぬ選択を取ったことで決別。隙あらば殺そうとすらしている。
元々彼自身は世界に対する望みを持っていなかったが、主人公に諭されて新たなる管理者となることを決意。他3勢力全てを敵に回す過酷な戦いに挑むことになる。
BRでは、ヤマトにアルクトゥルス打倒を託されてミヤコに接触するも、彼女の計画のために囚われてしまう。なお、彼はポラリスの配下に過ぎないため、カノープスなどのさらなる上位存在は一切知らなかった。
ティコ
声 - 男:森嶋秀太 女:井上喜久子
死に顔サイト「ニカイア」のナビゲーター。
新規登録の際、執事風の姿をした男性かバニーガール風姿の女性かを選べる。男性は丁寧な口調で話し、女性は大雑把でテンションが高い。どちらを選んでも進行上の影響はない。
ゲーム序盤はプレイヤーに戦闘システムについて解説し、以降は1日の終わりごとにその日の出来事のおさらいをしてもらえ、聞くことができる。締めは「明日も良い一日ヲ」もしくは「ハブ・ア・ナイスた~✩」。
プレイヤーだけに見えるというわけではなく、他のキャラにも同様に語り掛けている模様。
憂う者の配下であり、ヤマトなどの敵対者には呼び方がぶっきらぼうになる。
立ち位置が人間でも管理者でもないためか、回帰しても記憶がリセットされない模様。

その他の人物

ボティス
声 - 遠藤大智
憂う者の配下で、拘束具を身に纏った半人半蛇の姿を持つ堕天使。
主に忠実な性格。好戦的ではないが、邪魔する者には容赦しない。
ヤマトの戦力を削ぐためか、フミを操り名古屋支局をハッキングさせていた。中ボス的な存在であり他の雑魚と比べて明らかに強く、無理に倒す必要はないが、この時に倒すことが出来れば合体解禁や高レベルスキルがいち早く入手できる。倒さなかった場合、ゲーム終盤で決着を付けることになる。
ビフロンス
声 - 宮下栄治
憂う者の配下で、髑髏のような頭を持つ堕天使。黒い貴族服を身に纏い、燭台を携えている。
一人称は「ボク」、性格は悪魔らしく好戦的で残虐。命令を無視して殺戮に走ることもあり、憂う者にたしなめられていることも多い。また、渋々従っている節も見られる。
憂う者の命令を受け、撃墜されたアリオトが落下するであろう札幌にヤマトを足止めするため、ターミナルの交換器が存在する大阪のタワー「通天閣」を襲撃する。しかし、それにあたってオトメを殺してしまう可能性があったため、公平を期すために主人公にのみその死に顔動画の通知メールが届けられた。ボティス同様強敵であり、無理に倒す必要はない。倒さなかった場合もボティスと同じくゲーム終盤で戦うことになる。
カーマ
声 - 森嶋秀太
アリオトを撃破するためにジプスの手で封印を解かれた悪魔の1体。語尾に「ネ」をつけて喋る。フェティシストだが憎めない性格。
アイリの色気に魅せられ姿を現すが、顔やスタイルでは無く臍に反応して登場したため、彼女の怒りを買ってしまう。その後はヤマトに騙されてパスパタで焼き尽くされるなど不憫な扱いを受ける。
シヴァ
声 - 徳本英一郎
アリオトを撃破するためにジプスの手で封印を解かれた悪魔の1体。強力な破壊神で、神話上で殺されているカーマには非常に恐れられている。
ヒナコの舞踊に魅せられ、姿を現す。ストーリー展開次第ではプレイヤーの敵として立ちはだかる。
ルーグ
龍脈の龍を召喚する方陣の起動キーとして定められた悪魔。復活させようとした際は、封印されていた土地が無の侵食(後述)によって削られてしまったことで概念の一部を喪失、封印が解除されてもまともに実体化できなかった。やむを得ずイオの体に宿すことで顕現する。
龍脈開放後もイオにその力の一端は残ったらしく、敵対することになった際にイオはその力を解放して魔神化した。
龍脈の龍
峰津院家が管理する「龍脈」という概念エネルギーの塊に定義(力の方向性)を与えて召喚された存在。与えられた定義に応じてその姿を変化させる。
当初は無限に増殖するミザールに対応するため、「喰らい尽くす」定義を与えられて顕現した。そのためか、その体は大型の頭部の口から頭部が出ている、という構造を無数に連ねた形になっている。ミザールを食い滅ぼしたあとは、都庁の前で最後の頭部が石化した。
その後、ポラリスの元へ到達する術を求めた一行に目をつけられ、「動くこと」を望まれたためか石化が解けて活性化。最初の定義が維持されているのか、周囲の悪魔を手当たり次第に食い始める。沈静化したあとは、主人公の願いに応じて小型化し、ターミナルの強化に用いられた。
トランペッター
特殊な波動を操る悪魔。悪魔召喚システムをハッキングするベネトナシュに対応するため、封印を解かれた。
当初は誰の言葉も聞こうともしなかったが、業を煮やしたフミに大量のノートパソコンを投げつけられるなどの暴力を受けた結果、恐々と従う羽目になった。
じゃあくフロスト
憂う者の配下で、新人。ボティス・ビフロンスがともに倒されている場合のみに、終盤で登場する。
デラデカ
プレイヤーの行動次第で出会うことができる名古屋出身の刑事。帽子を深く被っているため顔はよく見えない。ジプスに狙われており、身を隠しつつも、ある人物を探している。
その素性は彼と絆を深めていくことで明らかになる。
BRでは、諸々の事件に巻き込まれることもなく、無事に刑事を務めている。
小春
声 - 小山さくら
オトメの義理の娘。幼いながらも、母と血の繋がりが無いことを気にしている。悪魔でしりとりするのがマイブーム。
じゅんご(選択によってポチ、タマも可能)
ジュンゴが拾った猫。負傷していたところを、主人公とオトメと共に助けた。選択肢によって名前が変わる。
ジュンゴによってたくさんの芸を教えられ、プロレス技もできる模様。身体能力が高く、悪魔の魔法攻撃を回避したこともある

セプテントリオン

ドゥベ
貪狼星を司る日曜の侵略者。火炎属性。
三角コーンを逆さにしたようなカラフルな下部と赤紫の饅頭のような上部を持つ、アイスクリームまたはキノコに似た形状。上部が徐々に膨張し、最終的に爆発を起こす。その威力は巻き込まれた人々が灰と化すほどで、爆発の範囲は膨張の大きさによる。ちなみに、空高く跳ぶこともできる。災害発生後、作中での登場以前から派手に暴れまわっていたようで、軍隊のあらゆる兵器も歯牙にかけず、ヘリや航空機をもれなく叩き落とすという圧倒的戦闘力を示していた。
戦闘の際は万能を含む全ての攻撃が無効化されるため打つ手無しという極めて悪質な特性を持つ。隙を突いて逃げようとした主人公に対して過去最大級まで膨張して自爆を試みるが、爆発寸前にダイチのトラック特攻を受けて暴発。自爆によって本体下部が損傷したことで、再度の爆発が不可能になった上に攻撃が効くようになる。
ダイチの特攻後もドゥベが無敵状態のままでいるので進行不可能となるマジコン対策が施されている。
アニメ版では更に円形部分の穴からビームを発射する能力をもつ。
メラク
巨門星を司る月曜の侵略者。氷結属性。
2体1対で大阪の通天閣を狙って出現(戦うのは1体だけ)。しいて言うならマンボウに近い姿を持つ。自爆を行う円形の子機「メラクミサイル」を無数に排出する他、強力な冷気のレーザーを前方に向けて発射する。
正面3マスに対して無限射程のマップ攻撃を使うなど凶悪な攻撃能力を持つ反面、何かしら容易に倒しかねる特性を有することの多いセプテントリオンの中では珍しく防御能力が全くない。
フェクダ
禄存星を司る火曜の侵略者。電撃属性。
水晶に似た組織で構成された輪のような全身から、強力な雷撃や風を放つ。1体の巨大な侵略者に見えるが、その正体は2体の異なる個体からなるセプテントリオン。定期的に分離・合体を繰り返し、合体時は全属性が無効という特性を有する。ただし、ドゥベと違って普通の耐性として「無効」止まりなので貫通特性を帯びた物理攻撃や万能属性は通じる(どちらにせよ1週目では習得困難だが)。
メグレズ
文曲星を司る水曜の侵略者。衝撃属性。
3体1対で機雷のような姿を持ち、球状の体表には棘のような「芽」が至る所に存在している。太平洋に出現し、「芽」を日本各地へと放っている。体表の「芽」自体が自動で悪魔を召喚したり地震を起こしたりして人間を襲う。また、3体を同時に倒さないと復活してしまうため、東京・大阪・名古屋のタワーを狙って港湾に接近した来たところをチームを3つに分けて迎撃することになる。
余談であるが、太平洋のいずこかから射出している芽だけでも日本全国に相応の被害を出しており、太平洋にいる限り手の出しようがなかったため、接岸はむしろ人間にとってチャンスとなった、
芽のデザインは前述のドゥベの下部と同じであり、ドゥベはメグレズの「芽」が成長したものとされている。ただし、芽の名称は「メグレズ」となっており、何を以て「ドゥベ」と定義されるのかは不明。また、ベネトナシュも同じ芽を射出する(こちらは名称が「ベネトナシュ」)。
アリオト
廉貞星を司る木曜の侵略者。魔力属性。
地上絵を思わせる外殻を纏い、大気圏を飛行している。体内には強力な神経毒を溜めこんでおり、それを爆弾として上空から落下させる。セプテントリオンの中でも屈指の巨体を誇り、高高度を飛行するという撃破困難な相手。ゲーム中ではその中枢であるアリオトコアのみと戦う。
コアだけとなっても接近してきたものを寄せ付けないほどの毒を溜め込んでおり、迂闊に近づけば強力な毒による迎撃「毒素防衛」を受ける羽目になる。
ミザール
武曲星を司る金曜の侵略者。物理属性。
巨大な紫色の球体に、小型の球体が数珠繋ぎとなった触手を持つ。中心には「∴」を繋げたような模様あるいは窪みがある。攻撃が加えられるもしくは時間経過で末端が分裂して急成長し、巨大化して新たなミザールとなる。こうして無限に分裂と増殖を繰り返すため完全末梢が困難という、凶悪な存在となっている(1日でミザールだらけになるとのこと)。
その無限分裂を封じるために召喚されたヤマトの切り札である龍脈の龍に食いつかれ、都庁の頂上に追い詰められる。それでもなおこらえるミザールに引導を渡すため、都庁を掴んでいる触手を倒すことになる。
ベネトナシュ
破軍星を司る土曜の侵略者。万能属性。
他のセプテントリオンと比べてやや小型で、涙滴型を逆さにしただけの非常にシンプルな外観をしている。その地味な姿に「威圧感を感じない」などと評されるも、身体から悪魔召喚アプリの召喚シーケンスに干渉する特殊な波動を発し、悪魔を強制帰還させることや新たな悪魔の召喚を封じることが可能。さらに、人間の攻撃を一切受け付けない「人間不可侵」というスキルを所持している。
その実態は日曜から金曜までの全てのセプテントリオンの力を持ち、内部にも他のセプテントリオンを内包する(ドゥベとメグレズ、メラクとフェグダ、ミザールとアリオトと、それぞれのセプテントリオンの特徴を組み合わせた3体と、黒地に白の縞模様が入った本体に分裂する能力)という、最強の存在である。
悪魔使いに特化したといわんばかりに無敵に近い特性を有し、初遭遇時はなす術もなく撤退する羽目になった。一方で、人間不可侵は本体以外の分裂体は有さず、悪魔帰還は制御できておらず自分の配下の悪魔さえ抹消し、セプテントリオンの能力は事前対策抜きで倒せる程度の劣化コピーに過ぎない、というように実の所その能力は全てが中途半端である。
アルコル
輔星を司る。決まった属性を持たない。
7体のセプテントリオンを倒し、自らの意思を示した主人公の前にポラリスとの謁見する力があるか見定めるために最後のセプテントリオンとして立ちはだかる「憂う者」。
人間の姿と同様の赤と黒の縞柄の六面体として姿を現す。戦闘が進むとさらに尖ったテトラポットのようなデザインへと変化、相対したものが放った攻撃と同特性の反撃を繰り出してくる。しかし、この能力はむしろプレイヤー側の強力な武器となりうる。
ポラリス
声 - 榊原良子
北極星を司る最後の審判者。厳密にはセプテントリオンではない。天の玉座と呼ばれる円盤の下におり、その姿はスポイトに近い。サダクからは「彼」と呼ばれるが、声は女性。なお、管理者の座は固定ではなく、次なる北極星に継承されていくシステム。
大災害を起こした元凶であり、「世界の管理人」なる存在。人間は生きる価値を失った存在と判断し、世界を崩壊させた。それでも生き残った人間に生きる意志があるか試すため、「試練」としてセプテントリオンを送り込む。本作のラストボス。
人間が秩序正しく生きることを望んでいるが、自身に逆らう者は許さず、ストーリー展開次第では主人公たちを見下し、「虫ケラ」呼ばわりしている。
全部で3戦存在し、1戦目は7体7属性を担当する「ポラリス守護」を展開しての戦い、2戦目は守護を合体せて胴体としたポラリスが仕向けるルートごとのテーマに沿った条件戦闘、3戦目は2体の連星を伴って最終形態を現したポラリスとの決戦。
ダイチはポラリスの力を借りて元の世界に戻すか、ポラリスを倒して支配からの脱却を目指すかの二択を示す。
ヤマトはポラリスの力を借りて自らの野望を実現させようと目論んでいる。
ロナウドはポラリスの力を借りて全てにおいて平等の世界を作ろうとしている。
アル・サダクは人類の自由のため自らが新たな世界の管理人になろうとしている。

用語

悪魔召喚アプリ
本作は「COMP」ではなく携帯アプリとして、ニカイアに登録した者が持つ携帯電話に強制インストールされる。同系統の技術を扱うジプスですらまともな解析ができないほどの超技術で作られている。
呼び出された悪魔を倒し、契約することで悪魔使いとなれるが、ある程度霊力を持った者でなければ扱うことはできない。逆に持ち主が殺されてしまった場合、その携帯電話は瘴気を放ち悪魔を延々呼び出すようになってしまう。
携帯電話のディスプレイを横長に持った画面は3DSの上画面と同じものが表示されている。
アニメでは召喚主の命令に「ムリムリ」と背く行動等も見受けられた。
携帯電話はあくまで何処かに存在する悪魔召喚システムに対して特殊な波動によってオーダーを送る端末であり、それによって発信された悪魔の構成情報を元に周囲の暗黒物質「マグネタイト」をタンパク質などの実体化に必要な物質へと変成させることで悪魔召喚を行う、というメカニズムである。逆にいえば、本作では明確に魔界というものが存在せず、悪魔という存在はその特性を有効利用されることはあっても能動的に何か企んでいることはあまりない。
ジプス(Japan Meteorological Agency, Prescribed Geomagnetism research Department. 略称:JP's)
気象庁・指定地磁気調査部。大災害に見舞われた際に姿を見せ、活動を開始する。一般の局員は黄色の制服、上層部の局員は黒い軍服を着用している。
何らかの目的を追っているらしく、主人公たち悪魔使いを取り込み日本防衛のため、セプテントリオンと戦う。当初は独自に悪魔召喚の儀式を簡略化・デジタル化したものを使っていたが、ニカイアのアプリの存在を知ったあとはその有用性からそちらに乗り換えた。
食糧や薬を独占しており、被災者を救済しないために一部の被災者が反感を抱き、暴徒と化している。また、召喚アプリを悪用する不正使用者の排除も行っている。
一部には被災者を気遣う局員もいるが、その意見は上層部には受け入れられていない。
制御卓
悪魔の封印やターミナル(瞬間移動装置)、ギミック制御といった諸々に使用される円筒状の装置。石碑や床下などに隠されており、携帯電話からコードを送って起動させると結構な音とともに出現する。名称はBRで判明。
悪魔の封印の場合、力を持った悪魔を土地に封印するために用いられる。封印が解除されるとその悪魔は自由に動き回ることができるようになり、再封印されない限りは状況に応じて再登場したりする。
ターミナルは峰津院に伝わるオーパーツを使用したもので、ストーリー開始当初はフミが行方不明だったのもあって調整できずにいた。曰く、調整が失敗すると体の一部あるいは全部がどこぞへと掻き消えてしまうらしい。
セプテントリオン
ポラリスによって日本各地に1日1体ずつ送り込まれる悪魔とは異なる存在である侵略者。極めて無機的な外見が特徴。ラテン語北斗七星を意味し、各個体の名称は北斗七星を構成する星の名前からとられている[7]。憂う者が生み出した悪魔召喚アプリにはその名前が自動で表示される。
憂う者曰く、「絶対の剣」。事態を予期して悪魔を与えた憂う者ですら倒せるとは思っていないほど強力な存在であり、それぞれが凶悪無比な特性を有する。一方で、知性といえるものはないようで簡単に欺かれるケースもあった他、「人間を試す」という意図があるため最低一回は人目にその姿を晒してくるという弱みがある。
タワー
作中において東京タワー通天閣名古屋テレビ塔などを差す。それらは戦後に峰津院家によって用意された結界生成装置であり、国防の要ともいえるシステムである。そのため、セプテントリオンは稼働中のタワーの破壊を最優先としている。
他にも福岡大分札幌にもあるようだが、前者2つは無の侵食による衝撃に耐えられなかったのか、序盤で倒壊してしまっていた。札幌はアリオトの落下によって倒壊。
無の侵食
ポラリスによって放たれた、世界抹消攻撃。たった一度で世界の大半を消滅させ、タワーの結界によって防がれた地域もジリジリと侵食していっている。主人公たちが知るのは中盤であるが、それ以前からすでに近くで発生していた(2日目に「世界が崩れた」と語る人物がいる)。
その様子は「黒い傷」と称されるように抉られたような形になっており、その先はありとあらゆる概念が存在することが許されない「完全な無」となっている。侵食された場所に触れると、瞬く間に掻き消えてしまう模様。
アカシックレコードの概念に従ってデータ的にいえば、その場所に該当する「フォルダ」が内部のデータごと削除された状態にある。
作中冒頭に発生した地震は、この攻撃を結界で防いだ余波である模様。そのためか、渋谷や大阪城は崩壊状態なのに周辺道路は無事だったりなど、被害の発生状況はエリアや建造物によってかなり異なっている。
天の玉座
過去・現在・未来の全ての情報が記録された媒体「アカシックレコード」を編集することが可能な、「管理者」のみが座することを許される玉座。
本来、ポラリスの跡を継ぐのは次の北極星「エライ」のはずであるが、ポラリスを完全に滅することができれば別の存在が成り代わることも可能。
作中での主な用途は任意の思想やルールを世界に定着させる「世界改変」、世界の過去データを現在に上書きすることで発生した事象をリセットする「世界回帰」、管理者の干渉を一切受けない新しい世界を作り出す「世界創造」の3つ。

主題歌

「夢幻の世界」
作詞 - 小林鉄兵 / 作曲・編曲 - 伊藤賢治 / 歌 - 嵯峨絹子

主要スタッフ

デビルサバイバー2 ブレイクレコード

ニンテンドー3DS用ソフトとして2015年1月29日に発売された。オリジナル版に加えて新シナリオ「トリアングルム」編の追加などを加えたアップグレード版。(2つのシナリオはどちらからでもプレイ出来る)既存キャラ(主要人物)の声はアニメ版と同じ。

当初、2013年7月11日発売予定だったがクオリティアップのために2013年秋に発売を延期。その後、さらに2014年(時期未定)に発売延期告知の後、長らく動きが無かったが、2014年9月に上記の通りに再告知された。

追加楽曲は伊藤賢治ではなく、目黒将司が担当している。

登場人物

トリアングルム編

ミヤコ / 峰津院都(ホウツイン ミヤコ)
声 - 田中理恵
局長としてジプスを指揮する少女。17歳。主人公達とはスカイタワー頂上で出会う。ヤマトとは違い、可能な限り人々を救済しようとしているが、多数の救済の為には少数の犠牲を払う事をためらわない冷徹さも併せ持つ。しかし、彼女の語る理想と実際の行動にはいくらか齟齬や不自然さがみられる[注 7]。ヤマトと同じ峰津院という姓を名乗るが、彼女の話では峰津院家に大和という名前の者は存在しないと言う。
ヤマト救出後は余興と称して彼のことは「兄様」と呼ぶ。後に仲間に加わった後は、人間としては主人公に好意を抱く。
アラミサキ
勝鬨橋に封印された荒神
スピカ本体との対決の為に封印を解く事になる。主人公に一目惚れし、一時的に主人公に取憑く。そのためか、合体に使うと切れる。
シキオウジ
アルクトゥルスとの対決の為に封印を解く事になる。自身が認めた太夫(陰陽師)にしか従わない。

トリアングルム

デネボラ
第一の侵略者。
上空に浮かぶ傘の骨のような姿をした巨大なトリアングルムで、中心部から強力なビーム攻撃でスカイタワーを砲撃して破壊しようとした。また、傘部分からもビームを放ち、周辺都市を破壊している。
巨大な姿は実は砲台で、本体はスカイタワー頂上に存在した。他の悪魔相当のサイズに見えるが、チャンバーに入っている際の姿を見る限りそれなりに大きい模様。欠点はビームのチャージに半日ほどかかること。なお、砲台は本体撃破後に崩壊しながら落下した。
スピカ
第二の侵略者。
5つの連星からなるためか、複数登場する。計5体現れ、まず2体ずつ名古屋テレビ塔と通天閣を破壊しようとする(残り1体はミヤコが撃破)。最初は何の耐性も持たないが、倒すたびに止めに使われた属性の耐性を得るという厄介な特性を持つ(万能属性も例外ではない)。他にも、強烈な冷気を放っている。
先の二ヶ所に現れたのは実は子機で、後に本体は東京湾に現れる。その目的はデネボラと同じくスカイタワー破壊で、水上を凍らせつつアクアライン、レインボーブリッジ、勝鬨橋のルートで侵攻してくる。アラミサキに妨害されたことで襲い掛かってくる。
なお、この時ミヤコはジプスの活動の折衝に出かけており、到着したのは撃破後だった。このため、アクアラインとレインボーブリッジに配置されていた職員はむざむざ殺される結果となった。
アルクトゥルス
第三の侵略者。ポラリスに変わる新たな管理者。
主人公以外の仲間達の夢に登場するが、誰もその姿を覚えていなかった。人類・悪魔全ての攻撃を無効化するためそのどちらにも属さない力しか通じない上、相手の防御耐性を弱体化させて焼き尽くすという極めて悪質な戦法を取ってくる。さらに、それでなお真の姿を隠している。
コル・カロリ
カノープスがエラー修復の為に生み出した存在。人間を守りたいという本人も説明不可能な衝動ともいえる欲求を持つ。
同種の存在としての先輩であり、自分をサポートしてくれたサダクに好意を抱く。後に、サダクに愛の告白同然のセリフを言われた時は恥ずかしくて逃げてしまった。
星としてのコル・カロリは春の大三角と共に春のダイヤモンドを構成する。
カノープス
管理者システムの監視装置。ポラリスやアルクトゥルスより上位の存在であり、トリアングルムとコル・カロリの創造者。トリアングルム編のラストボス。
通常は休止状態にあるが、管理者システムにエラーが発生すると起動してエラーを修正する。エラー修正後は再び休止状態に戻る。ただし、その修正動作は決して的確とは言えない[注 8]
本編でカノープスが起動したのは2回、どちらも世界回帰が行われたタイミングである。逆にいうと、管理者が倒された程度では起動にあたらない模様
熱・重力・時間・空間の根源的ファクター(要は摂理そのもの)を操り、本来はいかなる手段をもってしても滅することが不可能な存在。

用語

回帰
トリアングルム編開始以前のセプテントリオンとの戦いの果てに実行された解決策。その内容は、開始時にティコの説明を受けることで知ることができる。
本来の「回帰」はポラリスに頼んで行う形であり、仮に再び人間が可能性を飽和させるようならば再度世界は抹消される危険性があった。そのため、憂う者と共謀してポラリスを抹殺して彼を管理者代行として天の玉座で回帰を行うことで災害の発生を半永久的に防ぐという計画が、主人公から提案された。要は、ダイチ・回帰ルートとサダクルートのハイブリットにあたる。
スカイタワー
「トリアングルム編」に登場。「人類の盾」とも称される通り、対トリアングルムの要として世界最強の霊的結界を生成している。タワーの下部にはカラマチと言う商業施設がある。
曰く、他のタワーの結界にも影響を及ぼしており、スカイタワーが破壊されるとたちまち滅亡の危機を迎えることになるという。逆にいえば、全てのトリアングルムの本体はスカイタワーを狙い撃ちにしてくるということである。
トリアングルム
「トリアングルム編」に登場する敵。セプテントリオン同様、日本各地に1日1体ずつ何処からともなく出現し、防衛の要であるタワーを狙ってくる。その名はラテン語で三角を意味し、各個体の名称は春の大三角を構成する星の名前からとられている[注 9]
人間を試す意図のあったポラリスと違い、こちらは早々に人間を殲滅せんと無の侵食をすさまじい勢いで進めている。
管理者システム
世界を管理者が管理すると言うシステム。システムはカノープスによって監視されている。管理者は代替わりし、かつてはベガトゥバンなどが管理者をしており、2000年後はエライが管理者になると言う[注 10]
管理者の条件は管理者システム直下の存在であること、管理者権限を有すること、実空間で自身の意思を体現する「剣」を有していることの3つ。サダクはこれを満たしていないため、アカシックレコードを制御することは重大な規約違反となる。なお、管理者と剣との明確な区分はないので、剣であってもその条件を満たせば管理者となれる。
管理者権限
アカシックレコードをコントロールする装置「アストロラーベ」を制御する権限。管理者システムの影響下にある限りは新たな管理者が現れると自動で受け継がれるほか、アストロラーベで任意に権限の譲渡が可能。
BR開始前の段階で、管理者権限はサダクから主人公ら13人に分割譲渡されている。これは、管理者システムの影響下にあるサダクが保有したままだと次の管理者が到来した時点でサダクの手を離れてしまうため。ちなみに、分割されていると全員が管理者に殺されてようやく管理者権限が移る模様。
なお、管理者権限があってもアストロラーベは人間に制御することはまず不可能(ヤマトだけは龍脈制御の応用で辛うじてデータ修復が可能)。
人間に譲渡されたことで初めて判明したが、管理者権限は所有者の意思や願いを世界にフィードバックする機能を有している。回帰後の世界で本来起こるはずだった事故などが発生しなかったのはこれが理由。

漫画

デビルサバイバー2 -Show Your Free Will-
作画:沙垣長子、『コミック アース・スター』(アース・スター エンターテイメント)連載、2011年09月号 - 。
新田維緒の視点で物語が描かれている。ゲーム本編の主人公には「景山 紘」(かげやま ひろ)という名前が付けられている。
DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION
脚本:上江洲誠、作画:汐田晴人、『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス)連載、2013年1月号 - 。

ソーシャルゲーム

2013年4月10日からソーシャルゲーム『デビルサバイバー2 THE EXTRA WORLD』がMobageでリリースされた。基本プレイ無料のアイテム課金制。

テレビアニメ

DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION』(デビルサバイバーツー ジ・アニメーション)のタイトルで、2013年4月より6月まで『アニメイズム』第2部 (B2) にて放送された。

メガテンシリーズ『ペルソナ4』 (P4) のアニメ版『Persona4 the ANIMATION』の監督を担当した岸誠二が再びメガテンシリーズのアニメ版監督を担当した作品でもあるが、アニメ制作は『P4』とは異なり、bridgeが担当している。

ゲームとは、主人公(ヒビキ)が最初から白虎を召喚したり、悪魔合体が最終回まで登場しない等の差異がある。

スタッフ

  • 原作 - 「デビルサバイバー2」(ATLUS)
  • 監督 - 岸誠二
  • 助監督 - 平井義通
  • シリーズ構成・脚本 - 上江洲誠
  • キャラクターデザイン原案 - ヤスダスズヒト
  • 悪魔デザイン原案 - 金子一馬
  • セプテントリオンデザイン原案 - 鬼頭莫宏
  • キャラクターデザイン - 佐嶋悦史
  • アニメーションデザイナー - 伊藤依織子
  • 悪魔デザイン - 神戸洋行
  • プロップデザイン - 中山初絵
  • エフェクトデザイン - 松本剛彦
  • 悪魔総作画監督 - 韓賢重(第3話 - 第13話)[注 11]
  • 美術監督 - 下山和人
  • 色彩設計 - 舟田圭一
  • 撮影監督 - 佐藤勝史
  • CGプロデューサー - 井野元英二
  • CGディレクター - 越田祐史
  • 編集 - 高橋歩
  • 音響監督 - 飯田里樹
  • 音響効果 - 奥田維城
  • 音楽 - 中川幸太郎
  • 音楽プロデューサー - 松下直樹
  • エグゼクティブ・プロデューサー - 菊池貞和、丸山博雄
  • プロデューサー - 石原良一、福田順、川村仁、町田晋、田中文啓、植竹なつき、新宿五郎、須田泰雄、前田俊博
  • アニメーションプロデューサー - 須田泰雄
  • 制作 - bridge
  • 製作 - 「デビルサバイバー2」アニメーション製作委員会、MBS

主題歌(アニメ)

レーベル:TOY'S FACTORY

オープニングテーマ「Take Your Way」(第1話 - 第8話、第11話 - 第13話)
作詞・作曲・編曲 - kz / 歌 - livetune adding Fukase (from SEKAI NO OWARI)
エンディングテーマ「Be」(第1話 - 第9話、第11話 - 第13話)
作詞 - KG-K9shot、武雄 / 作曲 - WolfJunk、KG-K9shot、武雄 / 編曲 - 安達練、WolfJunk、Song Riders / 歌 - Song Riders
挿入歌「Each and All」(第10話)
作詞・作曲・編曲 - kz / 歌 - livetune adding Rin Oikawa (from Q;indivi)
第10話ではEDとして使われた。

各話リスト

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
EPISODE 01 1ST DAY
憂鬱の日曜日
平井義通 佐嶋悦史、糸島雅彦
稲吉智重、大塚健
桜井正明、相坂ナオキ
中山初絵、韓賢重
佐嶋悦史
EPISODE 02 2ND DAY
激動の月曜日I
古田丈司 清水一伸 佐嶋悦史、韓賢重
森本由布希、高乗陽子
山口光紀、渡邊健一
河合桃子、糸島雅彦
岡山思菜子
EPISODE 03 2ND DAY
激動の月曜日II
政木伸一 稲吉朝子、住本悦子 森本由布希
EPISODE 04 2ND DAY
激動の月曜日III
柿本広大 鎌仲史陽 梶本鐘男、深川可純
津幡佳明、森本由布希
高木晴美、渡邉健一
-
EPISODE 05 3RD DAY
不穏の火曜日I
橋本裕之 石原恵治、高乗陽子
伊藤依織子、渡邉健一
深川可純、佐嶋悦史
桜井正明、佐藤陵
EPISODE 06 3RD DAY
不穏の火曜日II
京極尚彦 中川聡 青野厚司、安藤義信
古川秀一、韓賢重
森本由布希、渡邉健一
佐藤陵
EPISODE 07 4TH DAY
変容の水曜日I
古田丈司 中山初絵、伊藤依織子
森本由布希、桜井正明
韓賢重
-
EPISODE 08 4TH DAY
変容の水曜日II
小林孝志 河合桃子、山口光紀
深川可純、実原登
韓賢重
佐藤陵
EPISODE 09 5TH DAY
驚愕の木曜日
政木伸一 牛島勇二 桜井正明
EPISODE 10 6TH DAY
決別の金曜日
神代冬弥
松園公
江副仁美 こかいゆうじ、松本勝次
佐々木一浩、渡邊健一
石川恵理、深川可純
河合桃子、高木晴美
番由紀子
佐藤陵
EPISODE 11 7TH DAY
それぞれの土曜日
平井義通
小林孝志
小林孝志 高乗陽子、深川可純
佐藤陵、SNIPES
山口光紀、渡邊健一
廣瀬智仁、鎌田祐輔
柿田英樹(エフェクト)
桜井正明
EPISODE 12 LAST DAY
結実の日曜日I
橋本裕之 後藤孝宏、北丘しのぶ
築山翔太、桜井正明
伊藤依織子、番由紀子
渡邊健一、深川可純
安藤義信、梶本鐘男
石川恵理、臼田美夫
-
EPISODE 13 LAST DAY
結実の日曜日II
古田丈司 平井義通 伊藤依織子、河合桃子
高木晴美、福島勇
森本由布希、渡邊健一
桜井正明

中盤以降、次回予告が放送されなかったり『恋愛ラボ』番宣に差し替えられ、後日公式サイトや配信サイトで公開する形式となった回もある。

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
近畿広域圏 毎日放送 2013年4月5日 - 6月28日 金曜 2:05 - 2:35(木曜深夜) TBS系列 製作局
字幕放送
関東広域圏 TBSテレビ 2013年4月6日 - 6月28日 土曜 2:25 - 2:55(金曜深夜) 字幕放送
中京広域圏 中部日本放送 土曜 3:10 - 3:40(金曜深夜)
日本全域 BS-TBS 2013年4月14日 - 7月7日 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) BS放送
ニコニコ生放送 日曜 23:30 - 月曜 0:00 ネット配信
ニコニコチャンネル 2013年4月15日 - 7月8日 月曜 0:00 更新(日曜深夜)
バンダイチャンネル 2013年4月16日 - 7月9日 火曜 0:00 更新(月曜深夜)

Blu-ray / DVD

発売:ポニーキャニオン

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2013年6月19日 第1話 PCXG-50261 PCBG-51611
2 2013年7月17日 第2話 - 第3話 PCXG-50262 PCBG-51612
3 2013年8月21日 第4話 - 第5話 PCXG-50263 PCBG-51613
4 2013年9月18日 第6話 - 第7話 PCXG-50264 PCBG-51614
5 2013年10月16日 第8話 - 第9話 PCXG-50265 PCBG-51615
6 2013年11月20日 第10話 - 第11話 PCXG-50266 PCBG-51616
7 2013年12月18日 第12話 - 第13話 PCXG-50267 PCBG-51617
BOX 2015年1月30日 全13話 PCXG-60062

Webラジオ

TVアニメ「デビルサバイバー2」 ラジオ ニカイア
2013年4月4日から7月11日まで、HiBiKi Radio Station音泉で隔週木曜日に配信されていたラジオ番組。パーソナリティは、森嶋秀太(ティコ 男ver 役)[8]

パチスロ

デビルサバイバー2 最後の7日間』のタイトルで2015年3月にオリンピアよりリリース。

脚注

注釈

  1. ^ 当初、2013年7月11日発売予定だった[1]。その後、2013年秋、さらに2014年(時期未定)と2度の発売延期を経て[2]、2014年9月上記の通りに再告知された[3]
  2. ^ デメリット持ちの種族は邪龍・邪神で、射程が長くなる代わりにEXTRAターンが発生しなくなってしまう。しかし、邪龍の上位スキル(射程+4)を使用して帰還させると、射程が伸びたままEXTRAターンが発生するようになる。
  3. ^ 悪魔たちは、自らの手で召喚者を殺せば自由になれるという契約を結んでいる。そのため、事故死されては困るのである。
  4. ^ 例を挙げると、首になりかねない遅刻をしたときに災害が発生し、悪魔に追われているところで変革の中心となる主人公と遭遇するなど、不幸な時にそれを帳消しにする事態が発生する模様。ただし、そのツケは周囲に及ぶ。
  5. ^ 今作では主要人物とジプス局員のみ担当。
  6. ^ 龍脈の龍、ポラリスのデザインも担当。
  7. ^ 後述のスピカの件や、ヤマト救出に必要なターミナルを用意して警備員を配置しないなど。
  8. ^ イリーガルな改変を行おうとしたサダクを抹消しようとして誤って主人公を消し、その隙に改変が完了したことで追撃を止め、その後もサダクは無視して主人公だけを消そうとしている。また、ヤマトの代理でミヤコを生み出しておきながら、性別も思想もヤマトとは全く違う上に人間を守ろうとしていることに対して何もしないなど、その真意は不明。
  9. ^ ただしトリアングルムと言う言葉は前述の通り三角と言う意味しかなく、他の大三角やさんかく座などにも用いられている。春の大三角のみを特別に指す言葉ではない事には注意が必要。
  10. ^ これらは北極星であった、もしくは北極星になる星の名前である。ちなみにアルクトゥルスは紀元前58,000年頃に北極星だった。
  11. ^ クレジットされたのは第7話からだが、第7話では「悪魔総作画監督#03〜#07」となっている。

出典

  1. ^ 「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」の発売日が7月11日から「2013年秋」に延期へ”. 4Gamer.net. Aetas (2013年5月10日). 2013年5月10日閲覧。
  2. ^ デビルサバイバー2BR発売延期のお知らせ”. デビサバエクスプレス. アトラス (2013年10月31日). 2013年11月11日閲覧。
  3. ^ デビサバ2BR 1月29日発売決定!”. デビサバエクスプレス. アトラス (2014年9月20日). 2014年9月20日閲覧。
  4. ^ 【週間ソフト販売ランキング TOP50】1位は3DS『デビサバ2BR』が獲得(1月26日~2月1日)”. 電撃オンライン. アスキー・メディアワークス (2015年2月5日). 2015年4月4日閲覧。
  5. ^ 週刊ファミ通 2016年1月28日号』KADOKAWA、2016年、9頁。 
  6. ^ a b c d 週刊ファミ通編集部『デビルサバイバー2 公式設定資料集』エンターブレイン、2011年10月27日。ISBN 978-4-04-727639-0 
  7. ^ 「デビルサバイバー2 発売直前プレイレポート」『ニンテンドードリーム』第16巻第9号、徳間書店、2011年7月、p.37、2011年7月23日閲覧 
  8. ^ TVアニメ「デビルサバイバー2」ラジオ配信決定”. ライツ&アセットラボラトリーズ. 2013年5月25日閲覧。

外部リンク

毎日放送 アニメイズム B2
前番組 番組名 次番組
絶園のテンペスト
※26:00 - 26:30
DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION