ダンジョンエクスプローラー
| ジャンル | アクションRPG |
|---|---|
| 対応機種 | PCエンジン [PCE] バーチャルコンソール [Wii] |
| 開発元 | アトラス |
| 発売元 | ハドソン |
| 人数 | 1~5人 |
| メディア | [PCE] HuCARD(3Mbit) [Wii] バーチャルコンソール |
| 発売日 | [PCE] 1989年3月4日 [Wii] 2006年12月2日 |
| 価格 | [PCE] 5,800円 [Wii] 600Wiiポイント |
| デバイス | [PCE] マルチタップ対応 |
『ダンジョンエクスプローラー』(Dungeon Explorer)は、1989年3月4日にハドソンよりPCエンジン用のゲームソフトとしてHuCARDで発売された。開発はアトラス。マルチタップにコントローラーを5つ繋げて最大5人同時プレイが行えるのが特徴。
目次 |
概要 [編集]
プレイヤーは8つある職業の内の1つを選びスタート、王様から指定されたダンジョンを順に探索していく。ショットと魔法を駆使してフィールド上を進んで行き、各エリアの1番奥の部屋で待ち構えているボスと対決するという流れとなる。マルチタップにコントローラーを繋げれば最大5人までの同時プレイが可能であり、発売当時はこれが最大のセールスポイントとなっていた。
本作のゲームデザインは、アタリが1985年に発表した『ガントレット』をモチーフとしており、本編の所々にはオマージュ的な要素が見受けられる。当時のゲーム誌では和製ガントレットとも評され、一種のリニューアル版ともいえる内容となっている。
ストーリー [編集]
遠い昔のこと…美しい自然に囲まれたコーネリアという国があったという。人々は争うことも忘れ、共に助け合い幸せに、そして平和に暮らしていた。しかし、いつの日からか現れた魔物により、長きに渡った平和な時代にも終焉の時が訪れたのだった。戦う術を持たぬ人々は平和の望みをコーネリアに伝わるアイラの玉に託した。
伝説は伝える。
「アイラの玉を手にし者こそ、民を治め地を支配し悪しき者を滅ぼす…」
コーネリアからアイラの玉を探し出せれば、再び平和が訪れると皆がそう信じていた。荒らされた街や傷ついた人を見てアルデ城王は言った。
「この国のどこかに眠るという、アイラの玉を探す者はおらぬか…」
こうして、国の運命をかけた長い旅が今始まろうとしていた。
操作方法 [編集]
- 基本操作
- 8方向キーパッド:プレイヤーの移動
- Iボタン:魔法の使用
- IIボタン:ショット(弾数無制限)
- セレクトボタン:魔法の選択
- RUNボタン:ポーズ・メニュー表示
ゲームシステム [編集]
プレイヤーはゲーム開始時の酒場で8つある職業から1つを選んでスタート。王様から探索を依頼されたダンジョンを順に攻略していくという流れになる。各ダンジョンやフィールドは他の階に繋がる階段やワープゾーンなどで繋がっており、道中には敵モンスターや敵の巣となるジェネレーターが多数待ち構えている。これらをショットや魔法で破壊しつつ先へと進んで行き、1番奥のフロアにいるボスと対決して勝利すれば1クエストクリア。再び王様に会い、次に指定されたダンジョンの探索へと進む。なお、これらの手順を踏まなくてもゲーム自体は先に進めることは可能である。
- プレイヤーステータス
各プレイヤーにはレベルと以下のステータスが設定されており、ボスを倒した後に出現するクリスタルや、道中に落ちているアイテムを回収することにより、レベルアップおよび各ステータスをアップさせることができる。(各プレイヤーのレベルとステータスはパスワードで保存)
- Agility/素早さ(移動速度)
- Attack/攻撃力(武器による攻撃の強さ)
- Strength/体力(プレイヤーのHP)
- Intelligence/知性(魔法の効力)
使用キャラクター [編集]
プレイヤーがスタート時に選択することができる使用キャラクターの職業は8つ。ゲーム中に特定の条件を満たせば2つ追加される。なお、多人数プレイ時には複数が同じ職業のキャラクターは選べない。
- FIGHTER(ファイター)
- 攻撃、防御力ともにバランスの取れた戦士
- 白魔法:マジックシールド/一定時間防御力2倍
- 黒魔法:マジックソード/一定時間攻撃力2倍
- THIEF(シーフ)
- 足が速い盗賊。倒した敵からアイテムが出やすい
- 白魔法:マジックキュアリング/毒の治療(接触中の仲間にも有効)
- 黒魔法:ウォーサイレン/敵全体にダメージ
- WARROCK(ウォーロック)
- バランスの取れた能力を持つ呪術師
- 白魔法:マジックバインディング/一定時間敵の動きを止める
- 黒魔法:サンダーボルト/敵全体にダメージ
- WITCH(ウィッチ)
- 全体的に平均的な能力を持つ魔女
- 白魔法:マジックキュアリング/毒の治療(接触中の仲間にも有効)
- 黒魔法:サンダーボルト/敵全体にダメージ
- BARD(バード)
- 未知の可能性を秘める吟遊詩人
- 白魔法:リターン/一瞬で酒場に戻る
- 黒魔法:リクエスト/BGMを変化させる
- BISHOP(ビショップ)
- 魔法が強力な司教
- 白魔法:マジックヒーリング/HP回復(接触中の仲間にも有効)
- 黒魔法:モータルブレス/いずれかの敵を即死させる
- ELF(エルフ)
- 足が速く、毒に耐性があるが、攻撃力は低い
- 白魔法:マジックヒーリング/HP回復(接触中の仲間にも有効)
- 黒魔法:ウォーサイレン/敵全体にダメージ
- DWARF(ドワーフ)
- 体力が最も高いが、移動や攻撃速度が遅い
- 白魔法:マジックバインディング/一定時間敵の動きを止める
- 黒魔法:ウォーサイレン/敵全体にダメージ
- PRINCESS(プリンセス)
- アイフィルと言う名前の王女で、ゲーム中に救出すればパスワードを教えてもらえ、途中から使用可能となる
- 白魔法:マジックヒーリング/HP回復(接触中の仲間にも有効)
- 黒魔法:マジックソード/一定時間攻撃力2倍
- HERMIT(ハーミット)
- バードがHP50以上の状態でハーミットの館に行くことで転職できる。全体的にステータスが高いが、移動速度は遅い
- 白魔法:サンダーボルト/敵全体にダメージ
- 黒魔法:モータルブレス/いずれかの敵を即死させる
アイテム [編集]
- 通常アイテム
- White Potion/白魔法の使用回数が1つ増える
- Black Potion/黒魔法の使用回数が1つ増える
- Drink of Vigor/HPが回復する薬
- Boots of Agility/素早さが上昇する靴
- Edge of Attack/攻撃力が上昇する斧
- Crown of Intelligence/知力が上昇する王冠
- Ring of Invisibility/一定時間透明になり敵に気づかれなくなる
- Holy Water/一定時間敵が逃げていく聖水
- Mirror of Reflex/一定時間武器が壁を反射するようになる鏡
- Ring of Healing/HPの最大値が上昇するリング
- Seed of Life/プレイヤーの残機が増える
- クリスタル
ボスと特定の雑魚を倒すと出現するクリスタル。一定時間毎に色が変わり、取った時の色により上昇するステータスが異なる。また、ボスを倒して出現したクリスタルはプレイヤーレベルも上げる。
- オレンジ/Agility
- 水色/Attack
- 紫/Strength
- 緑/Intelligence
音楽 [編集]
本作のサウンドは、『女神転生シリーズ』などのサウンドコンポーザーとして有名な増子司が担当していた。PCエンジンの波形メモリ音源を最大限に生かした、透明感のある音色でのステレオサウンドはプレイヤーから高い評価を得た。本ゲームのタイトル画面には「STEREO」という表記もあり、制作側のこのゲームに対するサウンドの位置づけが高かったことを示していたといえる。
シリーズ作品 [編集]
- 1993年3月26日にハドソンより発売された続編。CD-ROMの大容量を生かしたビジュアルやCD音源によるBGMなどが加わり、全てのキャラがクラスチェンジ可能となった。前作と同様に5人まで同時プレイが可能。
- ちょっとダンジョンエクスプローラー(Flash対応端末用ゲーム)
- ゲーム&コミュニティーサイト「ハンゲ.jp」より無料配信されていたFlash対応端末用のゲーム。
移植 [編集]
- WiiのダウンロードコンテンツのバーチャルコンソールにてPCエンジン版を配信(要600Wiiポイント)。
- プレイステーション3およびプレイステーション・ポータブル用のダウンロードコンテンツの、ゲームアーカイブス内のPCエンジンアーカイブスにてPCエンジン版を配信(販売価格600円)。
- iOS(iPhone/iPod touch用アプリ) 2010年12月20日
- iPhone/iPod touch向けのアプリ『PC Engine GameBox』内に収録され配信。複数収録されたPCエンジンのゲームの中から、毎日ランダムで選ばれる1タイトルを無料で10分間お試しプレイが可能で、ゲーム単体は350円で販売。iPhone 3GS以降及びiPod touch 第3世代以降で動作。
- 携帯アプリの『着☆あぷ♪ボンバーマン』のPCエンジンコーナーで配信。1人プレイ専用だが、オプションとして助っ人の仲間を2人連れていける。