i-revo

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株式会社インターネットレボリューション
Internet Revolution
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 i-revo、アイレボ
本社所在地 107-8342
東京都中央区銀座1丁目11番1号
設立 2006年2月1日
業種 情報・通信業
法人番号 2010401060540
事業内容 ポータルサイト「i-revo」の運営
代表者 正延光弘(代表取締役社長)
資本金 1億円
純利益 2400万円
(2022年03月31日時点)[1]
総資産 28億9800万円
(2022年03月31日時点)[1]
主要株主 (株)コナミデジタルエンタテインメント 70%
(株)インターネットイニシアティブ 30%
外部リンク www.i-revo.jp
特記事項:2022年10月1日、コナミデジタルエンタテインメントに吸収合併。
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i-revo(アイレボ)は、日本情報通信企業・株式会社インターネットレボリューションが運営していたインターネット上のポータルサイトである。

略史[編集]

2006年2月1日コナミインターネットイニシアティブの合弁会社として株式会社インターネットレボリューションを設立[2][3]

2006年2月27日に音楽・映像配信サービスを先行オープンし[4]、同年3月14日に正式サービスを開始した[5]

2007年7月3日に、携帯電話フィーチャーフォン)向けゲームアバターデコレーションメールの無料サイト「モバレボ」をオープンしたが、2012年12月19日をもってモバレボの全サービスを終了した[6]

また、2012年3月からはカルチュア・コンビニエンス・クラブ子会社のTSUTAYA.comとの提携によりスマートフォン向けSNSゲームサイト「TSUTAYA.com kiwi」を運営[7]、2014年1月30日以降は「kiwi」と改名して運営していた[8][信頼性要検証]が、2015年3月31日をもってサービスを終了 [9]。サービス終了に先立ち、2014年11月28日に現行のkiwiアカウントを親会社であるコナミデジタルエンタテインメントのアカウントサービスである「KONAMI ID」に統合・移行した[9]。アカウント統合後は、旧kiwiアカウントのID(メールアドレス)とパスワードで、eAMUSEMENTコナミスタイルなどコナミデジタルエンタテインメントが提供するオンラインサービスも利用できる[9]

2022年10月1日に、インターネットイニシアティブへ法人向けインターネットプロバイダ事業とクラウド再販事業を吸収分割し、コナミデジタルエンタテインメントに吸収合併された。[10]

概要[編集]

サービスコンセプトは「きずな、安心、やさしさ、感動」。

運営主体となるコナミインターネットイニシアティブ(IIJ)のそれぞれの得意分野を生かし、幅広い年齢層・ユーザー層に受け入れられるポータルサイトを目指している。

ロゴマークはコナミグループの企業イメージカラーである赤(コナミレッド)に彩られ、「i」の字には「人と人とが抱き合う姿」を重ね合わせている。

D4エンタープライズがコナミの「i-revo」に立ち上げにかかわることになり、コナミにMSX用作品をプロジェクトEGGで配信したいと相談したところ、コナミも「i-revo」で往年の作品の配信を企画していたことが判明したため、PCエンジン他4機種の作品の提供をD4エンタープライズが担うこととなった。のちに、これがD4エンタープライズがバーチャルコンソールにかかわるきっかけとなった。[11]

終了したサービス[編集]

i-revoアクセス[編集]

インターネット接続サービス。

NTT東日本西日本フレッツを利用したブロードバンドインターネット接続コースが用意されている。

2022年2月24日に、2022年5月31日をもってサービスが終了することが発表された[12]

i-revoマイポータル[編集]

ブログソーシャル・ネットワーキング・サービスメールなどの機能を融合させたオンラインコミュニケーションツール。投稿先を切り替えるだけで、同じ記事を自分のブログに投稿したり、メールとして他人に送信したり、共通の趣味を持つコミュニティに公開したりできる。またポータルサイトとしてニュース天気予報・経済情報なども提供されていた。

コナミグループ企業ということもあり、コナミのゲームタイトルやシリーズの公式・準公式コミュニティや、コナミ所属クリエイターの公式ブログなども公開されている。コナミが公式に開設したブログについては、URL上のユーザーIDがその人物に関連したものになっており、一般ユーザーについてはランダムな文字列となっている。

2017年3月31日にサービスが終了した[13]

i-revoゲーム[編集]

これまでに家庭用ゲーム機パソコン向けに発売されたゲームソフトをオンラインでレンタルもしくは購入し、同時に提供される専用エミュレータ上でプレイすることが出来る。2006年3月にサービス開始され、2011年3月31日に終了した[14]

ファミリーコンピュータスーパーファミコンPCエンジンMSXのソフトウェアが配信されていた。料金は30日間の定額料金制で、3タイトル選択(315円)・5タイトル選択(525円)・全タイトル(1050円)の3通りのプランを選択できた。また、1タイトル単位で個別に買い取る(ソフトごとに価格は異なる)ことも可能だった。

対応していたソフトについてはCategory:I-revoゲーム対応ソフトを参照。

ソフト供給元[編集]

i-revoミュージック&ムービー[編集]

正式なサービス名称は「i-revoミュージック&ムービーICE」。2008年5月22日にサービスが終了した[15]

日本国内で販売されている音楽CDやDVD映像ソフトをオンライン購入することができた。また、音楽・映像ソフトのオンライン配信も行われていた。音楽・映像コンテンツのオンライン販売の運営は同じくコナミグループのハドソンが行っていた。

i-revoブックス[編集]

自分の作品を簡単に電子書籍化して発行できるサービス。無料配信のほか、2007年2月以降は有料販売も可能になった。2009年7月30日にサービスが終了した[16]

i-revoケンコウ[編集]

同じコナミグループであるコナミスポーツクラブの協力により、健康・スポーツに関する情報の掲載や、商品の販売などを行っていた。現在はi-revo内でのサービスは終了し、コナミスポーツクラブオンラインとして運営されている。

出典[編集]

  1. ^ a b 株式会社インターネットレボリューション 第17期決算公告
  2. ^ コナミとIIJ、総合ポータルサイトの運営で合弁会社“株式会社インターネットレボリューション”を設立」『ASCII.jp』、2006年1月19日。2022年3月24日閲覧。
  3. ^ 株式会社インターネットレボリューション”. 2022年3月24日閲覧。
  4. ^ コナミとIIJが手掛けるポータル「i-revo」がプレオープン -アニメ「極上生徒会」を独占配信。音楽配信/CD通販も」『AV Watch』、2006年2月27日。2022年3月24日閲覧。
  5. ^ 石田 賀津男「インターネットレボリューション、ポータルサイト「i-revo」を開設 コナミやハドソンなどのゲームを100タイトル以上配信」『GAME Watch』、2006年3月14日。2022年3月24日閲覧。
  6. ^ ■重要■モバレボのサービス終了について”. インターネットレボリューション. 2022年3月24日閲覧。
  7. ^ スマートフォン向けゲームサイト『TSUTAYA.com kiwi』グランドOPEN!”. カルチュア・コンビニエンス・クラブ. 2022年3月24日閲覧。
  8. ^ TSUTAYA.com kiwi Tポイントサービス終了”. ポイ探ニュース. 2022年3月24日閲覧。
  9. ^ a b c 【重要】kiwiアカウントとKONAMI IDの統合のお知らせ (2014.10.31)”. コナミアミューズメント. 2022年3月24日閲覧。
  10. ^ インターネットレボリューションが解散 一部事業をインターネットイニシアティブに移管 その他事業はKONAMIと合併へ”. gamebiz. 2024年4月12日閲覧。
  11. ^ “EGGコンソール”インタビュー。Switch向けに名作PCレトロゲームを配信。“名作を後世に残したい”という思いに突き動かされて | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2024年1月19日). 2024年1月20日閲覧。
  12. ^ 提供サービス終了のお知らせ|i-revoアクセス i-revoからのお知らせ”. 2022年3月22日閲覧。
  13. ^ i-revoマイポータル終了のお知らせ(2017年3月31日)”. インターネットレボリューション. 2022年3月24日閲覧。
  14. ^ i-revo お客様サポート 重要なお知らせ
  15. ^ i-revoミュージック&ムービーICEサービス終了のお知らせ(2008年4月10日)
  16. ^ i-revo お客様サポート

外部リンク[編集]