でんでん

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でんでん
でんでん
本名 緒方 義博(おがた よしひろ)
生年月日 (1950-01-23) 1950年1月23日(74歳)
出生地 日本の旗 日本福岡県筑紫野市
身長 174 cm
血液型 A型
職業 俳優、元お笑い芸人
ジャンル テレビドラマ映画舞台
活動期間 1980年 -
事務所 アルファエージェンシー
公式サイト 所属事務所プロフィール
主な作品
テレビドラマ
コラ!なんばしよっと
プリズンホテル
あまちゃん
映画
CURE
冷たい熱帯魚
 
受賞
日本アカデミー賞
最優秀助演男優賞
2011年冷たい熱帯魚
その他の賞
報知映画賞
助演男優賞
2011年『冷たい熱帯魚』
キネマ旬報ベスト・テン
助演男優賞
2011年『冷たい熱帯魚』
毎日映画コンクール
助演男優賞
2011年『冷たい熱帯魚』
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でんでん1950年1月23日 - )は、日本俳優、元・お笑い芸人である。本名、緒方 義博(おがた よしひろ)。福岡県筑紫野市生まれ、中間市育ち。アルファエージェンシー所属。

来歴

高校卒業後、19歳の時渥美清に憧れて弟子入り志願のため上京するが本人には会えず断念。丸井に就職し4年ほどサラリーマンとして働くも、退社して劇団ひまわりに入団しエキストラとして3か月ほど活動。1980年、30歳の時に素人として『お笑いスター誕生!!』へ出演し8週勝ち抜き、金賞を獲得したのを機に芸能界デビュー。

お笑い芸人時代はスタンダップ・コメディ調の芸風で知られ、「ようみんなぁー、ハッピーかい?」「どうだい? 美しいだろぉー?」「今日はみんなにオイラのすばらしい歌を聞かせてやるぜ。」などの決め台詞でピン芸人として活動し、春風亭小朝と共演した「グリーン仁丹」のCMでも人気を博した。

1981年森田芳光監督の映画の・ようなもの』で俳優に転身し、以降多数の映画やテレビドラマに脇役として出演。

1995年にはラサール石井小宮孝泰らと「星屑の会」を結成。『星屑の町』シリーズや『ある晴れた日の自衛隊』シリーズなど水谷龍二作・演出の舞台に出演。

園子温監督の映画『冷たい熱帯魚』(2010年)で、表では笑顔を見せながら裏では連続殺人鬼という二面性を持った熱帯魚店経営者を演じ、芸歴31年にして初の受賞となった第36回報知映画賞を皮切りに[1]第35回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など国内の助演男優賞を次々と受賞し、高い評価を得た。

人物

  • 芸名の由来は「でんでん太鼓のように芸能界を打ち鳴らし、でんでん虫のように芸能界の一国一城の主になれ」という意味が込められている[1]。また、本人は2013年放送のラジオ番組で「麻雀をしている時の様子が殻に閉じこもった感じで、「でんでん虫」のような「緒方でんでん」と呼ばれたのが元で「でんでん」になった。」と語っている[2]
  • 村上ショージとは長年の友人である。

受賞

おもな出演

テレビドラマ

NHK

日本テレビ系

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

テレビ東京系

WOWOW

その他

Webドラマ

映画

舞台

  • 『渾身愛』(1989年)
  • 『流水橋』(1992年)
  • 『星屑の町』シリーズ(1994年~2008年)
  • 『ある晴れた日の自衛隊』シリーズ(1994年 - 1999年)

CM

脚注

  1. ^ a b でんでん、芸歴31年初めての賞…第36回報知映画賞”. シネマ報知. 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月29日閲覧。
  2. ^ 明日への言葉、でんでん(俳優)素の自分で演じる、2013年6月29日閲覧。
  3. ^ 日本アカデミー賞公式サイト“第35回日本アカデミー賞優秀賞発表!”. オリジナルの2013年5月24日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/bcSIl 2012年3月4日閲覧。 
  4. ^ 松山ケンイチ主演「の・ようなもの のようなもの」、笑顔あふれるポスター公開”. 映画ナタリー (2015年9月12日). 2015年9月14日閲覧。
  5. ^ 渋川清彦がゲスくてクズなインディー映画監督に、「下衆の愛」2016年公開”. 映画ナタリー (2015年10月19日). 2015年10月20日閲覧。

外部リンク