ジェネラル・ルージュの凱旋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
田口・白鳥シリーズ > ジェネラル・ルージュの凱旋
ジェネラル・ルージュの凱旋
著者 海堂尊
発行日 2007年4月
発行元 宝島社
ジャンル 医療・ミステリー
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 381
前作 ナイチンゲールの沈黙
次作 イノセント・ゲリラの祝祭
公式サイト 特集ページ
コード ISBN 978-4-7966-5754-9
テンプレートを表示

ジェネラル・ルージュの凱旋』(ジェネラル・ルージュのがいせん)は、2007年宝島社から刊行された海堂尊長編小説

概要[編集]

『田口・白鳥シリーズ』の第3作目。今回の作品では救命救急センターの部長・速水晃一の活躍と彼に掛けられた収賄疑惑に纏わる謎を主題に扱った物語となっている。

本作は著者が執筆時に原稿が1,000枚を超え上下巻になると見越していた『ナイチンゲールの沈黙』から分離して生まれた作品である。このような構成になったのは、『ナイチンゲールの沈黙』が上下巻になるのを編集部が許さず、編集者の「二つに分けよう」という提案があったため。内容は『ナイチンゲールの沈黙』と時系列は同一で、『ナイチンゲールの沈黙』の事件や出来事と並行して起きているストーリーを展開している。

執筆時のBGMは、BUMP OF CHICKENカルマ」。[1]

ストーリー[編集]

歌手の水落冴子が大量吐血で「東城大学医学部付属病院」に運び込まれ、救命救急センターの看護師・如月翔子の判断で、神経内科病棟のVIP病室・通称「ドア・トゥ・ヘブン」への受け入れに成功していた同じ頃、田口の元には、救命救急のエース・速水晃一が医療業者「メディカル・アソシエイツ」[2]と癒着しているという内部告発文が届いていた。事態を重く見た田口は院長・高階に相談した末、高階の提案でこの問題を倫理問題審査委員会(エシックス・コミティ)に委任することになった。だがエシックス・コミティは世間を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」以降、田口と浅からぬ因縁を持っていた。

田口が、エシックス・コミティへの書類作成や小児科患者への不定愁訴外来で多忙になる中、告発文を巡る問題は厚労省の白鳥の介入や、当事者の速水を巻き込んだ複雑な問題へと発展していく。

登場人物[編集]

浜田小夜、猫田麻里、権堂昌子、水落冴子はナイチンゲールの沈黙#登場人物を参照。

田口公平
東城大学付属病院神経内科学教室講師、不定愁訴(グチ)外来責任者。リスクマネジメント委員会委員長。電子カルテ導入委員会委員長。40代。渾名は「グッチー」、「行灯」。
白鳥圭輔
厚生労働省大臣官房秘書課付技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。「火喰い鳥」「ロジカルモンスター」の異名を持つ。
高階権太
東城大学医学部付属病院病院長。小柄なロマンスグレーで剛腕、白鳥曰く「タヌキ」、「アホウドリ」。昔の渾名、「ゴンちゃん」と呼べるのは藤原看護師のみ。
藤原真琴
不定愁訴外来専任看護師、元看護師長。年齢は60ちょっと過ぎ、年齢よりは若く見える。あだ名は「地雷原」「マコちゃん」「マコリン」。
兵藤勉
東城大学医学部付属病院神経内科学教室医局長兼助手。院内の情報通で渾名は「廊下トンビ」「歩く拡声器」。
島津吾郎
東城大学医学部付属病院放射線科助教授。小児科の子供達からの渾名は「がんがんトンネル魔人」。Aiの研究を推進しようとするが、エシックス・コミティの反対に遭い妨害されている。
黒崎誠一郎
臓器統御外科教授。リスクマネジメント委員会副委員長。速水からは「黒ナマズ」と呼ばれている。

東城大学医学部付属病院オレンジ新棟救命救急センター[編集]

速水晃一
東城大学医学部付属病院救命救急センター部長。「ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)」の異名を持ち、オレンジ新棟を取り仕切る暴君。田口とは友人。いつもチュッパチャプス を舐めている。
如月翔子
救命救急センター看護師。オレンジ二階小児科看護師・浜田小夜とは同期で仲がいい。小夜とは対照的に学業の成績は芳しくなかったが、実技の腕は高い。快活でノリのいい性格だが、勝気な部分もあり、上司でも物怖じせずに率直に意見し、時に周囲を振り回す行動を取ることから「ICUの爆弾娘」の渾名を付けられている。速水に対し、ほのかな恋心を抱いている。美男子愛好同盟・ネット検索エンジン本部長を自称し、美男子の鑑定を娯楽としている。『医学のたまご』ではオレンジ新棟小児科治療センター看護師長を務めている。
花房美和
救命救急センター看護師長。田口宛に届いた告発文では速水と共に癒着に関わっているとされている。外科、整形外科、循環器内科そして手術室勤務という華やかな経歴を持った東城大学看護課のエースで「将軍の近衛兵」と称されるICU病棟を取り仕切る。現総師長の松井の直系で猫田とは次期総師長候補を争うライバル、先輩である猫田のことを意識している。年齢は40代、だが年齢を感じさせず、隙のない身だしなみで気品が漂う風貌が特徴。重大な決断を思い切って決められる潔さも所以して、「ハヤブサ」と呼ばれている。彼女も速水に想いを寄せている。現場で物怖じしない発言をし、その上速水に同じく好意を抱き速水に注目されている翔子に頭を悩ませている。
佐藤伸一
救命救急センター副部長代理。本来の副部長である五十嵐が休職中のため実質救命救急センターのNo.2、事務全般も受け持っている。速水から厳しい指導を受けており、兵藤情報によるとその指導に不満を抱いている模様。会話の合間に寒い駄洒落を挟むのが口癖。
姫宮香織
直属の組織の命を受け、高階を経由してICUに看護研修にやって来た看護師見習い。現場では数々の失敗を繰り返すことから「ミス・ドミノ」と呼ばれている。看護学校出身ではないため、看護経験は皆無だがAiに造詣があるなど医学知識を持ち合わせている。実は国家公務員試験をトップで通過し抜擢された白鳥の部下で、厚生労働省大臣官房秘書課付医療技官・医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長補佐という身分。通称・氷姫ターミネーター
森野弥生
翔子の5年先輩の救命救急センター看護師。久保とは同期の間柄だが性格は対照的。体型はふくよかだが俊敏、茫洋な雰囲気の持ち主。翔子の良き理解者で何かと親身になってくれている。
久保圭子
救命救急センター看護主任。翔子のことを快く思わっておらず、嫌味な態度を取る。なおかなりやせている。また翔子の株を下げるために黙視していた。

エシックス・コミティ(倫理問題審査委員会)[編集]

前リスクマネジメント委員会委員長の曳地が半年前に創立した研究や医療問題全般の倫理問題を審査する委員会。ここでの審議案件は優に三十件を超えながら、原則を遵守する余り、審議に通った課題は未だゼロで臨床医からの評判は悪い。あちこちにエシックスの息が掛かった医師達がおり情報収集力は高い。メンバーは曳地シンパで構成され、田口が「バチスタ・スキャンダル」の際に曳地に恥をかかせたとしたことからの因縁で高階からは「対田口リベンジチーム」と評されている。

沼田泰三
東城大学医学部付属病院精神科助教授、エシックス・コミティ委員長。曳地と親交が深く、曳地から委員長を直々に任命されたことからも曳地の後継者と目されている。頭が切れる原則論主義者で、原則に則った論理的に重箱の隅を突くような言動で相手を攻撃する陰湿さを持つ。曳地と因縁のある田口を目の敵にし、「愚痴外来が精神科の領域を侵犯している」など田口を非難している。
三船
東城大学医学部付属病院事務長、エシックス・コミティ委員も務める。厚生労働省の肝いりで病院経営コンサルタントから派遣された医療経済配分のスペシャリストでアメリカ帰りの切れ者。厚生労働省出身でもあり、白鳥はかつての先輩。莫大な資金が必要なドクターヘリ導入に反対し、速水と対立する。
野村勝
エシックス・コミティの外部委員、桜永弁護士事務所の弁護士。「医療過誤問題を検討する市民審査会」に民間代表として所属し、白鳥とは面識がある。
中野美佐子
エシックス・コミティの外部委員、桜宮女子短期大学倫理学教授。
神田
エシックス・コミティ委員、放射線科放射線科主任技師。
権堂昌子
エシックス・コミティ委員、小児科病棟看護主任。
日垣
呼吸器内科講師、曳地の直系。教室での出世頭だが、臨床センスに乏しい上、病棟での評判も良好でなく患者が愚痴外来送りになった経験がある。
谷村
循環器内科講師。日垣と同様の評判と経験を持つ。
工藤
精神科講師、沼田の腰巾着。
曳地均
呼吸器内科学教室助教授、前リスクマネジメント委員会委員長。「バチスタ・スキャンダル」の後処理で田口や高階に面目を潰されたことでリスクマネジメント委員会を辞職後、高階が入り込む余地もないエシックス・コミティを創り上げた。

書籍情報[編集]

映画[編集]

ジェネラル・ルージュの凱旋
The Triumphant General Rouge
監督 中村義洋
脚本 斉藤ひろし
中村義洋
原作 海堂尊
製作 佐倉寛二郎
山内章弘
佐藤毅
製作総指揮 間瀬泰宏
出演者 竹内結子
阿部寛
堺雅人
音楽 佐藤直紀
主題歌 EXILE 「僕へ」
撮影 佐々木原保志
編集 阿部亙英
製作会社 映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」製作委員会
配給 東宝
公開 日本の旗 2009年3月7日
上映時間 123分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 チーム・バチスタの栄光
テンプレートを表示

2008年12月1日に『チーム・バチスタの栄光』(映画版)の続編として、2009年3月に劇場公開されることが発表、2009年3月7日に公開された。前作同様に竹内結子阿部寛主演、中村義洋監督で製作され、速水晃一役を堺雅人が演じる。

この作品で、堺雅人は、第33回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞している。

映画版では速水の収賄疑惑以外にも殺人の要素が付加され、原作よりも白鳥の出番が増えており、原作とは若干異なる展開となっている。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

テレビドラマ[編集]

チーム・バチスタ2
ジェネラル・ルージュの凱旋
ジャンル テレビドラマ
放送時間 毎週火曜 22:00 - 22:54(54分)
放送期間 2010年4月6日 - 6月22日(12回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 関西テレビ放送
MMJ
演出 今井和久(MMJ) 他
脚本 後藤法子
プロデューサー 豊福陽子(関西テレビ) 他
出演者 伊藤淳史
仲村トオル
加藤あい
木下隆行
浅見れいな
林隆三
名取裕子
戸次重幸
白石美帆
西島秀俊
音声 ステレオ放送
字幕 文字多重放送
データ放送 連動データ放送
テンプレートを表示

関西テレビメディアミックス・ジャパン(MMJ)の共同制作により、フジテレビ系列2010年4月6日から同年6月22日まで毎週火曜日22:00 - 22:54(JST)に伊藤淳史主演の『チーム・バチスタの栄光』の第2シリーズとして、『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』のタイトルで連続ドラマが放送された。

第1話は22:00 - 23:09の15分拡大放送。第2話は22:15 - 23:09の放送。最終話は22:10 - 23:14の10分拡大放送。

ドラマ版は速水の収賄疑惑を物語の主軸としながらも原作・映画版とは異なり、田口・白鳥そして速水ら救命医達が救命救急センターに運び込まれた患者が侵された病気の全容を突き止める一話完結型の推理ミステリーとなっている。尚、速水の収賄疑惑における展開も改変が加えられ、ドラマ独自の展開を見せている。速水は田口ではなく白鳥と医学部時代の同級生となっている

2011年1月2日の22:00 - 23:30(JST)には『チーム・バチスタSP2011〜さらばジェネラル!天才救命医は愛する人を救えるか〜』が放送された。最終回で発生したコンビナート爆発炎上事故直後の東城医大が舞台となって物語が始まる。

キャッチコピーは『謎を解け。命を救え。』。

ストーリー[編集]

東城医大病院の救命救急センターは「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれる救命医・速水晃一によって束ねられていた。田口は愚痴外来に通院経験のある救命救急センターに運ばれた患者の異変の究明に関わったことから、救命救急センターの精神医療責任者として救命医達と次々と運ばれてきた患者の謎を究明することになっていく。

同じ頃、白鳥もまた抜き打ち監査のため救命救急センターにやってきていた。だが速水と医療代理店「メディカル・アソート」の社員・佐々木のただならぬ関係に気づいた白鳥は、監査後も患者と向き合う田口をフォローしつつも、速水の収賄疑惑を独自に調査する。

スペシャル[編集]

コンビナート爆発炎上事故が発生し、救命救急センターのメンバー達が次々と運び込まれた患者の処置に当たってから数日後、速水宛に患者が急変して死ぬという匿名の脅迫文が送り込まれてくる。田口と白鳥も調査を開始するが、一人の患者が予告通りに急変し、以降も速水宛に送られた予告状通りに患者の容態は急変していく。犯人候補は速水に恨みを持つものあるいは救命救急センターから去ろうとする速水を留めさせたい者、そして速水と関わった過去の患者達。それぞれの可能性を追求しながら田口と白鳥は事件の謎に挑んでいく。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

田口 公平〈29〉
演 - 伊藤淳史
心療内科医・特別愁訴外来責任者。高階の指示で救急センターの入院患者のメンタルケアのため救急精神医療責任者も兼任する。かつて白鳥と共に「チーム・バチスタ」事件を調査し解決した。
白鳥 圭輔〈43〉
演 - 仲村トオル
厚生労働省大臣官房秘書課付技官、医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長、兼、保険局特別監査室室長代理(この肩書は今作から追加された)。今回は救命救急センターの監査のために東城医大病院に現れ、以後も速水の収賄疑惑を追求するため、病院内に出入りする。速水とは医学部の同級生。かつて外科医を志していたが、買収・裏金などの一面を見たことより「医者は金を見るのではなく人を見る」という思いから、医者の世界の「内面」を変えるべく役人になった。

東城医大病院救命救急センター(チーム・ジェネラル)[編集]

速水 晃一〈42〉
演 - 西島秀俊
救命救急センター部長。かつて城東デパート火災で運び込まれた多くの患者の治療に当たり、自ら指示を出し最前線を切り抜いた過去の出来事から「ジェネラル・ルージュ血まみれ将軍)」の異名を持つ天才救命医。第一外科(心臓血管外科)出身で血管内治療を専門とする。表情をあまり出さず、冷静沈着で鋭い洞察力を持つ。病室が満床であろうと患者の受け入れを決して断らずに治療したり、患者を救うためなら設備の不十分な初療室で手術を行うという無茶をするなど「患者を救う」という気持ちは誰よりも強いと同時に底知れない。冷静故に正論や厳しい言葉も言うが、時には冗談などを言う茶目っ気も持ち合わせている。部長就任後、各科の選りすぐりに人材を引き抜き「チーム・ジェネラル」という救命チームを作り上げた。白鳥とは医学部時代の同級生で白鳥は自身曰く「唯一勝てなかった奴」。また感情で自分に向かう田口にも関心を持っている。ロリポップキャンディを食べていることが多い。
和泉 遥〈29〉
演 - 加藤あい
同センター救命医で、センターの中の救命医では紅一点的存在。男勝りで気が強く、自分の意見をハッキリ言い、度々辛辣な言葉やキツイ物言いもする直情的性格。自分の医師としての技術や能力を過信している自信家。幼い頃に城東デパート火災から速水に命を救われた事から、速水を信奉し好意を寄せていた。速水のやり方に何も思わずただついていくことを決意している。花房とは緩やかに対立している。田口とは同期の間柄。
佐藤 伸一〈37〉
演 - 木下隆行TKO
同センター副部長代理。第一外科出身で消化器外科を専門とする。速水の腕を認めており、速水からは「佐藤ちゃん」と呼ばれている右腕的存在。センターの経営業務を一任したり(三船曰くセンターは佐藤でもっているようなものとのこと)、速水の強引かつ受け入れを決して断らない姿勢に無理を感じつつ「ジェネラルの言葉は絶対」というルールに従っているなど、苦労人でもある。スタッフ達に対し、心配や気配りをするなど、心優しく穏やかな一面を持つ。妻と子供三人の父親だが、救命の激務から家族と会えない日が続くことが多く、一度も子供の誕生日を祝ったことがない。
花房 美和〈35〉
演 - 白石美帆
救命救急センター看護師長。冷静沈着で仕事に対して生真面目。決して他人に本音などを言わない。速水のサポート役でもあり彼の傍らにいる事が多い。速水を誰よりも信じていると同時に昔から強い好意を寄せている。和泉からは「女房気取り」と非難された。
栗山 弥生〈25〉
演 - 浅見れいな
看護師。
滝沢 秀樹〈26〉
演 - 松坂桃李
研修医。冷静沈着で知識が豊富。研修医の中では最も腕が良い。
永山 康友〈25〉
演 - 足立理
研修医。気弱な性格で、研修医の中では気後れすることもある。
浅野 和彦〈25〉
演 - 竹内太郎
研修医。
長谷川 崇〈35〉
演 - 戸次重幸
同センター救命医。第二外科出身で、脳神経外科を専門とする。速水に見込まれて「チーム・ジェネラル」に入る。口数は少ないが、言いたいことをハッキリ言う気丈さを持つ。物事を俯瞰的に見る性格で、ベッドが満床時でも患者を受け入れる速水の腕を認めつつも冷やかな目を向けている。また、速水のやり方についていけなさを持っており、その強引さに対し時には意見することもある。第4話ではついに感情が爆発し、辞表を出すも速水に簡単に破り捨てられてしまい、自由に辞めることさえできないことに絶望を受ける。

東城医大病院関係者[編集]

藤原 真琴
演 - 名取裕子
特別愁訴外来看護師。温厚かつ穏やかな女性で田口の身の回りをフォローしているが、今作では若手の看護指導をしていた(そのため登場回は一話と最終話しかない)。城東デパート火災が発生した時には彼女も処置現場に携わっており、速水の異名となった「ジェネラル・ルージュ」のもう一つの由来を知っている。
高階 権太
演 - 林隆三
東城医大病院院長。
三船 大介
演 - 利重剛
東城医大病院事務長。慇懃無礼な態度の嫌味な性格。速水の失脚を目論んでおり、そのために佐藤に近づいている。だが魂胆は病院の財政を立て直すために、赤字を続ける救命救急センターの三次救急の廃止を考えており、現場の声にも耳を貸さない。

その他[編集]

佐々木 英二
演 - 堀部圭亮
救急センターで使用されるカテーテルを取り扱う医療代理店「メディカル・アソート」の営業部長。頻繁に速水を尋ねており、速水とは只ならぬ関係を築いている。
鴨志田 一郎
演 - 本田博太郎
国会議員。元厚生労働省の官僚。佐々木とも繋がりがあり、彼と共に、速水の疑惑と関連がある「メディカル・アソート」主導の病院開発計画を推進している。
岡村 智
演 - 吉家章人
鴨志田一郎の秘書、元刑事。

ゲスト[編集]

複数話出演
目黒 和男
演 - 嶋田久作(第一話〜第四話)
フリージャーナリスト。取材中のマンションの建設場所から転落して救命救急センターに入院した。佐々木の事を知っており、入院中は速水と佐々木の不穏な関係を嗅ぎ付け探っていたが、佐々木に阻止される。その後、一般病棟に移る直前に心筋梗塞に遭い生死を彷徨った。
目黒 光子
演 - 広田レオナ(第一話・第四話)
目黒の妻。仕事に明け暮れて、なかなか家に帰らない夫との離婚を考えていた。
寺内 昭三
演 - でんでん(第七話〜最終話)
救命救急センターに運ばれた老人。元気であるのに腰痛を理由に救急車を使い、以後も傍若無人な態度をとっている。鴨志田の後援会に入っている関係から、鴨志田と繋がりがある。東城医大にも糖尿病で通院している。入院中、末期ガンに侵されていたことが判明し、絶縁していた娘と孫と心を通わしたことで、鴨志田に関わる重要な事を田口と白鳥に告発しようとした矢先に不審死を遂げる。
坂崎 裕美子
演 - 渋谷琴乃(第八話〜第十話)
寺内の娘。7年前に寺内の反対を押し切って結婚したため絶縁状態になっていたが、寺内の病状を知って面会に現れる。昭三のたった一人の孫である陽太という喘息を持つ一人息子がいる。
坂崎 陽太
演 - 鈴木福(第八話〜第十話)
寺内昭三の孫。坂崎裕美子の息子。5歳。母に連れられて昭三の面会に現れる。祖父と母が絶縁状態の間に生まれたため、昭三は面会のときまで陽太の存在を知らなかった。
第一話
杉山 沙希
演 - 田畑智子
キャビンアテンダント。2年前にCAになる以前に一度だけ愚痴外来に通院したことがある。またその時期に他の女性との結婚を理由に交際していた男と別れている。原因不明の失神に見舞われ、救命救急センターに運ばれ、以降も謎の失神に襲われている。
高山 美穂
演 - 水谷妃里
沙希の同僚で友人。沙希の事を気に掛ける一方で、沙希を振った嶋田に良い感情を抱いていない。
嶋田 武
演 - 伊藤高史
沙希と交際していたパイロット
三嶋 千里
演 - 松岡璃奈子
嶋田の婚約者。
第二話
青木 恵理
演 - 藤井美菜
ミスコンの決勝を控えるモデル。レッスン中に他のモデル達と共に過呼吸で運び込まれるが、手足の麻痺を理由に入院、その後神経障害やがては幻覚に襲われる。ミスコンを控えているため、他のモデルに差をつけられることに焦りを感じている。
菅原 誠
演 - 金井勇太
恵理の婚約者。救命救急センターで恵理に面会を求めるが、恵理に拒絶させられる。モデルとなる以前の恵理も愛する恋人思いの男性。
第三話
塚田 康史
演 - 渡辺哲
「アース文具株式会社」の会社員を努める中年の男性。風俗の店が並ぶ繁華街で若者に刺され入院した。普段は温和で人のいい人物だが、若者に刺された際も入院以降も何故か激情的な人格に豹変し暴れまわる。
塚田 基子
演 - 根本りつ子
塚田の妻。
塚田 浩之
演 - 荒木宏文
塚田の息子。就職を止めてミュージシャンを目指そうとしていることから、父親の康史と口論になり家出している。
第五話
真山 香苗
演 - 岩田さゆり
全国ツアーを控えた人気歌手。レコーディング中に倒れ、救命救急センターに入院した。1歳の時に養護施設からみどりに引き取られる。マイコプラズマ肺炎かと思われたが、入院中に発疹さらには吐血までしてしまう。
真山 みどり
演 - 森口瑤子
香苗の母親でマネージャー。いわゆるステージママで、香苗と一卵性親子と呼ばれる。香苗がツアーを控えている香苗の退院を急かしたりと高圧的な態度を取るため、センターのメンバーらを辟易させる。20年前に子宮を摘出し、子供を産めない体となるが、どうしても子供を諦められなかったため、養護施設から香苗を引き取る。
斉藤 彩子
演 - 麻生祐未(特別出演)
佐々木と鴨志田が通うクラブ「彩子」のママ。佐々木らの内情にも精通し、それを探りにクラブに通う白鳥に取り合おうとしなかったが、最後は彼らと速水の繋がりを示唆するものを白鳥に見せる。
後に第十一話にも登場。落下した看板の下敷きとなって重傷を負って救命救急センターに運ばれてきた。城東デパート火災で娘を亡くした過去があり、黒のトリアージ・タッグを付けられたとはいえ娘が速水の治療を受けてもらえなかったことがトラウマとなり、東城医大病院での入院を拒絶し転院手続きを取る。その間、速水と直接話をして、速水の真意を知ったことを機に過去に関するわだかまりを解いた。
第六話
山崎 健人
演 - 桜田通
車椅子の少年。かつて不慮の事故に遭い車椅子の生活を余儀なくされた。その事故から速水に命を救われたことがあり、速水を命の恩人として信頼している。速水に自分の事を覚えていないと言われたことで速水に襲い掛かるが、直後に痙攣を起こす。自分のせいで母親が苦労していると考えており、悲観的な態度を取る。
山崎 智子
演 - 大路恵美
健人の母親。自宅で倒れ、健人の連絡で救命救急センターに運ばれた。
第七話
勅使河原 聖也(鈴木 浩)
演 - 八神蓮
ホストクラブ「Club流星」で働くホスト。バースディイベントの最中、痙攣を起こして倒れるが、急性アルコール中毒と診断され退院。その後自宅マンションで錯乱状態となり、ベランダから飛び降りようとしたところを救命救急センターに運ばれる。
下村 理沙子
演 - 末永遥
聖也の客で、救命救急センターに付き添う。聖也の自宅に通って料理を作るなど、献身的な一方で、聖也との関係についても悩みを抱いている。
第八話
黒崎 誠一郎
演 - 榎木孝明
心臓血管外科教授で倫理委員会のメンバー。「チーム・バチスタ事件」の一件以来、白鳥を良く思っていない。
沼田 泰三
演 - 石丸謙二郎
精神科教授で倫理委員会のメンバー。
第九話
曳地 敦夫
演 - 佐野圭亮
放射線科前作にも出演)。
第十話〜最終話
武田 剛
演 - 山中崇[4]
神奈川県警の刑事で階級は警視。寺内の不審死を捜査するために東城医大病院にやってくる。家庭教師だった白鳥の生徒だったことから、白鳥には頭が上がらない。
スペシャル
神宮寺 章
演 - 山本學
白鳥と速水の医学生時代の先生、元外科医。コンビナート爆発炎上事故に巻き込まれ、外傷性クモ膜下出血となったが、一命を取り留める。白鳥と速水を「最悪の教え子」と悪態はついているが、彼らのことも気にかけており、彼らが教授の手術に意見して退学の危機になった際に庇ったことから、恩義を感じられている。
ヨシハラ
演 - 川野直樹
救命救急センターに出入りする資材部のバイトスタッフ。勉強熱心で頼もしいと藤原に評価されている。
高木 ミチル
演 - 岩佐真悠子
コンビナート爆発炎上事故に巻き込まれ、救命救急センターに運び込まれた女性。田口が対応にあたるが、速水と話すことを要求する。整形外科病棟に移る予定。
神宮寺 政子
演 - 泉晶子
神宮司の妻。故人。

スタッフ[編集]

  • 脚本 - 後藤法子山田あかね徳永友一、田中眞一
  • 音楽 - 羽岡佳
  • TD - 松岡良治
  • 撮影 - 初瀬康一
  • VE - 山下輝良(連続ドラマ)、塩津亮児(SP)
  • 照明 - 原田洋明
  • 音声 - 関皮力央
  • 編集 - 白水孝幸
  • ライン編集 - 萩原隆司
  • 選曲 - 谷川義春
  • 音響効果 - 竹嶋あゆみ
  • MA - 大石佳奈
  • 美術プロデュース - 津留啓亮
  • デザイン - 根本研二
  • 美術進行 - 石川利久
  • 装飾 - 佐竹諭(連続ドラマ)、鷲沢栄一(SP)
  • 大道具 - 大地研之
  • 操作 - 坂井貫浩(連続ドラマ)、結城卓也(SP)
  • 建具 - 石井洋介
  • 電飾 - 谷口雅彦
  • アクリル装飾 - 鈴木竜
  • 植木装飾 - 後藤健
  • 持道具 - 山本恵(連続ドラマ)、武藤浩一(SP)
  • メイク - 佐々木彩河野明子(1-最終話、SP)
  • 特殊造形 - 松井祐一(1、8話)
  • 衣装 - 田中まゆみ
  • スタイリスト - 中川原寛、佐藤美保子(6-7話)
  • タイトルバック - RACHAKRIT.S、KNOT(2-SP)
  • CG - 前田嘉孝 (ナイス・デー)(1-3、5-6、8-10、最終話)、奥田圭一(イレブングラフィックス)(4、7、11、最終話)、相川はじめ(SP)、福井直人(イレブングラフィックス)(SP)
  • スチール - 桂修平
  • スタジオ - 金子康貴
  • スタンドコーディネーター - 釼持誠(7話)
  • 医療監修 - 原田智幸(東京女子医科大学救命救急センター講師)、天野篤(順天堂大学医学部心臓血管外科教授)(4話)
  • 脚本協力 - 大久保ともみ(7話)、黒田雅彦(東京医科大学)(SP)
  • 医療脚本 - 高橋明仁、Kittipong Srivatanakul(6話)、宮内博幸(10話のみ)
  • 医療指導
    • 東京女子医科大学救命救急センター
      • 並木みずほ(1、8話、SP)、永井怜恩(1、2話)、諸井隆一(2、11話)、及川恵子(3、最終話)、斎藤倫子(3、9話)、名取恵子(3、9、11話)、小林博之(5、10話)、後藤泰二郎(5話)、矢口有乃(6、8、最終話、SP)、康美理(6話)、武田宗和(7、最終話)、斉藤真樹子(7話)、阿部勝(10話)、鈴木秀章(SP)
    • 角南博(藤井病院)(1、最終話)
    • 中濱一(福山市民病院循環器内科)(7、最終話)
    • 後藤大輔(8話)
  • 看護指導 - 石田喜代美
  • 解剖指導 - 高木徹也(杏林大学医学部法医学教室)(10話)
  • 医事指導 - 後藤大輔、中島真理子(10、最終話)
  • 法律監修 - 中山ひとみ 、本山信二郎(広尾マイスター法律事務所)(最終話)
  • 医療担当 - 野土谷麻美(SP)
  • 編成 - 浦邊日出彦(関西テレビ)、水野綾子(フジテレビ)
  • 宣伝 - 豊増雄(関西テレビ)
  • ホームページ - 栄川歩美(関西テレビ)
  • 営業 - 大島直影(関西テレビ)(連続ドラマ)、中村道郎(関西テレビ)(SP)
  • スケジュール - 八木一介
  • 制作担当 - 北田宏和
  • 制作主任 - 伊藤宏
  • 記録 - 小宮尚子(1-2、4、6、8、10、最終話、SP)、山本明美(3、5、7、9、11話)
  • 助監督 - 吉原通克
  • プロデューサー補 - 佐藤利佳、堀江愛佳
  • 演出 - 今井和久・植田尚(MMJ)、星野和成、白木啓一郎(関西テレビ)
  • プロデュース - 豊福陽子(関西テレビ)、遠田孝一・八巻薫(MMJ)
  • 制作 - 関西テレビMMJ

主題歌[編集]

放送日程[編集]

連続ドラマ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
episode 1 2010年4月6日 失神 後藤法子 今井和久 12.4%
episode 2 2010年4月13日 集団過呼吸 14.5%
episode 3 2010年4月20日 人格変貌 山田あかね 植田尚 14.7%
episode 4 2010年4月27日 心筋梗塞 後藤法子 白木啓一郎 14.2%
episode 5 2010年5月4日 劇症型肺炎 徳永友一 星野和成 12.6%
episode 6 2010年5月11日 後遺症 後藤法子 今井和久 14.8%
episode 7 2010年5月18日 中毒 植田尚 16.0%
episode 8 2010年5月25日 宣告 今井和久 14.7%
episode 9 2010年6月1日 医療ミス 田中眞一 星野和成 14.6%
episode 10 2010年6月8日 病巣 徳永友一 植田尚 13.8%
episode 11 2010年6月15日 記憶喪失 後藤法子 今井和久 15.6%
Last episode 2010年6月22日 危篤 15.1%
平均視聴率 14.4%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
  • 平均10%超えは白い春以来1年ぶり。

スペシャル[編集]

放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
2011年1月2日 チーム・バチスタSP2011
〜さらばジェネラル!天才救命医は愛する人を救えるか〜
後藤法子 今井和久 8.1%
関西テレビフジテレビ 火曜10時枠
前番組 番組名 次番組
まっすぐな男
(2010.1.12 - 2010.3.16)
チーム・バチスタ2
ジェネラル・ルージュの凱旋
(2010.4.6 - 2010.6.22)
逃亡弁護士
(2010.7.6 - 2010.9.14)

注釈[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 『ジェネラル・ルージュの伝説〜海堂尊ワールドのすべて』
  2. ^ 映画版では「メディカル・アーツ」、ドラマ版では「メディカル・アソート」へと変更されている。
  3. ^ 後に『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』では北山審議官を演じている。
  4. ^ 映画版「チーム・バチスタの栄光」では斉木役で出演している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]