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2020年2月14日 (金) 23:23時点における版

金町駅
南口(2015年5月5日)
かなまち
Kanamachi
地図
所在地 東京都葛飾区金町六丁目4-1
北緯35度46分10.4秒 東経139度52分13.7秒 / 北緯35.769556度 東経139.870472度 / 35.769556; 139.870472座標: 北緯35度46分10.4秒 東経139度52分13.7秒 / 北緯35.769556度 東経139.870472度 / 35.769556; 139.870472
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 キン
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
51,707人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1897年明治30年)12月27日
乗入路線 2 路線
所属路線 常磐線(各駅停車)
(正式には常磐線
駅番号 JL 21
キロ程 11.8km(日暮里起点)
綾瀬から4.1 km
JL 20 亀有 (1.9 km)
(3.9 km) 松戸 JL 22
所属路線 総武本線(貨物支線・新金線
キロ程 8.9 km(小岩起点)
*新小岩信号場 (6.6 km)
乗換 京成金町駅京成金町線
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
区 東京都区内
* この間に千葉支社東京支社境界あり(当駅は東京支社管内)
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北口(2015年5月5日)
ホーム(2006年3月30日)
びゅうプラザ 2017年3月31日営業終了(2017年2月25日撮影)

金町駅(かなまちえき)は、東京都葛飾区金町六丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである。葛飾区最北端の駅である。

概要

当駅は東京都と千葉県松戸市の境界江戸川付近に位置し、水元公園、JRの駅としては柴又帝釈天寅さん記念館山本亭の最寄り駅である[注釈 1]

乗り入れ路線

当駅に乗り入れる路線は、常磐線総武本線支線(通称:新金線)である。新金線は貨物列車専用となっており、常磐線の快速線上に設けられた貨物駅構内から分岐している。

旅客駅は、常磐線の緩行線を走行する常磐線各駅停車のみが停車する。駅番号JL 21

また特定都区市内制度における「東京都区内」に属しており、常磐線では当駅がその最東端となっている。ちなみに、当駅 - 松戸駅間の営業キロは3.9kmで、東京支社管内の常磐線(日暮里 - 取手間)の駅間距離としては最長である。

当駅の南口向かいには、京成電鉄金町線が乗り入れている京成金町駅があり、当駅からの乗り換えが可能となっている。

なお、当駅接続で京成電鉄との連絡定期券の購入が可能である。

当駅における運行形態

  • 下り(松戸新松戸我孫子取手方面)
    • 日中は概ね1時間に6本の各駅停車の電車(我孫子行)が停車する。我孫子より先の取手方面は朝と夕方の通勤通学時間帯以外の運行はなく、我孫子以北へ利用する場合は松戸、柏、我孫子で常磐線快速電車に乗り換える必要がある。朝と夕方には松戸行の電車も加わる[1]

歴史

駅構造

緩行線上に島式ホーム1面2線を有する高架駅盛土駅)である。 直営駅駅長配置)であり、管理駅として亀有駅を管理下に置いている。

改札は地下道の北口寄り西側に立地し、対面の東側に自動券売機みどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)がある。当駅は東京都区内の駅のため、JR西日本のインターネット予約サービスのe5489が受け取り可能となっている。


コンコースは南北各出入口を連絡する通路になっている。駅周辺の南北間の連絡路が他に乏しいこともあって、事実上の生活道路となっており、JR利用者以外が頻繁に行き来する姿が目に付く。車両は通行できないが、自転車類に限っては降車して通過が可能で「自転車は降りて通行してください」という放送もある。北口には段差があり、車椅子の通行に不便がない程度のスロープが常設されている。

ホームと改札階を連絡するエレベーター1基とエスカレーター上下各1基が設置されている。トイレは改札内正面に設置しており、障害者などの利用を想定した多機能トイレが既設トイレの導入部近くへ増設されている。

ホームの松戸寄りには待合室が、亀有寄りにはNEWDAYS MINIが、中央にある階段裏には立ち食い蕎麦店が設置されている。

当駅から日暮里・上野方面へ行く場合、2番線の電車を利用の上、北千住で乗り換える必要がある。その場合、綾瀬駅 - 北千住駅間を含めて全区間がJR線として扱われる。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 JL 常磐線(各駅停車) 下り 松戸我孫子方面
2 上り 北千住西日暮里C 千代田線OH 小田急線方面

(出典:JR東日本:駅構内図

緩行線の南側に快速線と貨物列車用の側線がある。

利用状況

2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員51,707人である。JR東日本の駅では高円寺駅に次いで第96位。常磐線の快速通過駅では最多である。近年は周辺の再開発が進むにつれて増加傾向にある。毎年7月下旬に「葛飾納涼花火大会」が行われる際は、多くの利用客が当駅を利用する。

近年の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 47,641 [* 1]
1991年(平成03年) 47,937 [* 2]
1992年(平成04年) 48,373 [* 3]
1993年(平成05年) 48,027 [* 4]
1994年(平成06年) 47,995 [* 5]
1995年(平成07年) 47,702 [* 6]
1996年(平成08年) 47,668 [* 7]
1997年(平成09年) 46,291 [* 8]
1998年(平成10年) 45,159 [* 9]
1999年(平成11年) [JR 1]44,384 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 2]43,816 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 3]43,380 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 4]42,777 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 5]42,973 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 6]43,154 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 7]43,607 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 8]42,950 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 9]43,528 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 10]43,703 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 11]43,592 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 12]43,971 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 13]44,053 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 14]44,774 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 15]47,887 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 16]47,484 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 17]49,356 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 18]50,859 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 19]51,615 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 20]51,707

貨物取扱

臨時車扱貨物のみを取り扱っており、定期貨物列車の設定は無い。

2003年までは専用線発着の車扱貨物を取り扱っていた。かつて駅北西に三菱製紙中川工場があり、そこへ続く専用線が存在していた。工場内にあった倉庫紙製品を輸送するため八戸臨海鉄道北沼駅 - 八戸貨物駅 - 当駅間に有蓋車ワム80000形)で組成された貨物列車が運行されていたが、工場の閉鎖に伴い同年3月18日限りで廃止された。それ以前は三菱製紙中川工場の北側にある三菱ガス化学東京工場へ続く専用線もあった。現在はその跡地が遊歩道となりイトーヨーカドー金町店の敷地や建物の形状にもその名残がある。

新金線を経由する貨物列車は側線で待機することがある。 JR貨物の車扱貨物の取扱量推移は下記の通り。

年度 総数 車扱貨物 コンテナ貨物 出典
発送トン数 到着トン数 発送トン数 到着トン数 発送トン数 到着トン数
1990年(平成02年) 818 118,437 818 118,437 [6]
1991年(平成03年) 1,548 107,735 1,548 107,735 [7]
1992年(平成04年) 1,939 102,747 1,939 102,747 [8]
1993年(平成05年) 1,715 94,864 1,715 94,864 [9]
1994年(平成06年) 2,186 83,371 2,186 83,371 [10]
1995年(平成07年) 7,926 121,944 7,926 121,944 [11]
1996年(平成08年) 9,317 128,974 9,317 128,974 [12]
1997年(平成09年) 10,212 134,232 10,212 134,232 [13]
1998年(平成10年) 13,924 128,459 13,924 128,459 [14]
1999年(平成11年) 21,576 117,630 21,576 117,630 [15]
2000年(平成12年) 20,999 122,942 20,999 122,942 [16]
2001年(平成13年) 22,275 115,177 22,275 115,177 [17]
2002年(平成14年) 31,570 96,099 31,570 96,099 [18]
2003年(平成15年) 0 0 0 0 [19]

駅周辺

東京都区部の東端で、駅周辺1キロ圏内は全般的に住宅・建物が密集している。ただし、東方にある千葉県境の江戸川が区切りとなっており、川向こうの松戸市市街地(隣駅の松戸駅周辺)とはさらに松戸市側の郊外地域を挟むため、市街地が連続していない。

駅南口の金町六丁目市街地再開発では2番地および6番地に商業施設公共施設(区立図書館)を含む41階建て複合型ビル「ヴィナシス金町」が2009年6月末に完成した。2010年4月1日に8番地および7番地の一部を使用して国道6号と駅南間を結ぶ連絡道路(区道)が開通した。

駅北西の三菱製紙中川工場跡地に葛飾区により東京理科大学が誘致され、「葛飾キャンパス」として2013年4月に開学している。

南口

南口広場向かいにある京成金町駅
南口広場向かいにある京成金町駅
金町浄水場取水塔
金町浄水場取水塔
金町駅前の市街地再開発事業により誕生した高層マンション『ヴィナシス金町』。2009年竣工。
金町駅前の市街地再開発事業により誕生した高層マンション『ヴィナシス金町』。2009年竣工。

北口

バス路線

[草39]浅草寿町行
[草39]浅草寿町行
アイリスループ
アイリスループ

金町駅、特に南口からの発着は比較的多い。柴又・小岩・亀有高砂浅草上野水元公園・三郷・八潮方面の路線バスが発着する。柴又方面は京成金町線よりも路線バスの本数が多い。成田空港行き深夜急行バスも運行されている。北口のりばは手狭なため、北口直近のルートを除いた大半が南口から発着する。

南口

1番のりば
2番のりば
  • 草39 青戸車庫・東向島広小路・本所吾妻橋浅草雷門経由 浅草寿町行(都営バス)
  • 都営バス 草39 青戸車庫・東向島広小路・本所吾妻橋・浅草雷門・浅草寿町・上野駅経由 上野松坂屋行(平日日中のみ運行)(都営バス)
  • 都営バス 草39 青戸車庫行(都営バス)
3番のりば
4番のりば
  • 金61 水元公園・戸ヶ崎操車場経由 八潮駅南口行(京成バス)
  • 金61 水元公園経由 戸ヶ崎操車場行(京成バス)
5番のりば
6番のりば
  • 金02 三郷中央駅行、三郷駅南口行(みさと公園前・三郷中央駅・三郷市役所経由(一部便にて、三郷市役所・総合体育館非経由便あり))(京成タウンバス)
  • M01-3 三郷駅行(三郷市役所・総合体育館非経由)(マイスカイ交通
  • M01-4 三郷駅行(同上)
  • M10(LED方向幕は、「M01」表示) 三郷中央駅行(同上)
7番のりば
  • 金63 水元公園循環(金町駅 - 水産試験場跡 - はなしょうぶ園 - 水元大橋・噴水広場 - ポプラ並木 - 水元かわせみの里 - ポプラ並木 - 水元大橋・噴水広場 - 水元公園内溜 - しばられ地蔵 - 東金町四丁目 - 金町駅)(3月から11月までの土・日曜、休日のみの運行)(京成バス)

北口

0番のりば
  • 金01 アイリスループ・南水元循環(飯塚商店街・飯塚小学校入口経由)(京成バス)
1番のりば
  • 金62 水元公園・幸田小学校経由西水元三丁目行、 大場川水門行(京成バス)
  • 金61 水元公園経由 戸ヶ崎操車場行(深夜バスのみ運行)(同上)
  • 金01出入 都営新宿団地経由 金町営業所行(同上)
  • 金02出入 にいじゅくみらい公園・都営新宿団地経由 金町営業所行(同上)

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JL 常磐線(各駅停車)
亀有駅 (JL 20) - 金町駅 (JL 21) - 松戸駅 (JL 22)
総武本線貨物支線(新金貨物線 : 東日本旅客鉄道が第一種鉄道事業者、日本貨物鉄道が第二種鉄道事業者である)
新小岩信号場駅 - 金町駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 私鉄では京成金町線柴又駅が最寄り駅となる。

出典

  1. ^ a b 金町駅時刻表.駅探
  2. ^ 葛飾区編 | 『増補 葛飾区史 下巻』
  3. ^ 葛飾区編 | 『増補 葛飾区史 年表』
  4. ^ “発車メロディーが駆け込み乗車を助長? JR常磐線で実証実験” (日本語). MX NEWS. http://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=46513069 2018年8月4日閲覧。 
  5. ^ 常磐(各駅停車)線 車外スピーカーを使用して発車メロディを流す取り組みについて 2019年3月12日 東日本旅客鉄道株式会社 東京支社
  6. ^ 第42回東京都統計年鑑 222ページ
  7. ^ 第43回東京都統計年鑑 228ページ
  8. ^ 第44回東京都統計年鑑 222ページ
  9. ^ 第45回東京都統計年鑑 232ページ
  10. ^ 第46回東京都統計年鑑 218ページ
  11. ^ 第47回東京都統計年鑑 236ページ
  12. ^ 第48回東京都統計年鑑 252ページ
  13. ^ 第49回東京都統計年鑑 252ページ
  14. ^ 第50回東京都統計年鑑 252ページ
  15. ^ 第51回東京都統計年鑑 252ページ
  16. ^ 第52回東京都統計年鑑 252ページ
  17. ^ 第53回東京都統計年鑑 252ページ
  18. ^ 第54回東京都統計年鑑 252ページ
  19. ^ 第55回東京都統計年鑑 252ページ
広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

  1. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  2. ^ 葛飾区統計書 - 葛飾区
JR東日本の1999年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

関連項目

外部リンク