新金貨物線
|
新金線・中川放水路橋梁と
貨物列車(2007年3月) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 路線総延長 | 8.9 km | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 軌間 | 1067 mm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 電圧 | 1500 V 架空電車線方式(直流) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新金貨物線(しんかね/しんきんかもつせん)は、東京都江戸川区南小岩七丁目にある小岩駅と東京都葛飾区金町六丁目にある金町駅を結ぶ総武本線の貨物支線の通称である。路線名は新金線(しんかねせん/しんきんせん)とも呼ばれる。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄・路線距離:東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)・日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
- 小岩駅 - 金町駅間 8.9km (小岩駅 - 新小岩信号場駅間2.3kmは本線と重複)
- 軌間:1,067mm
- 駅数:3
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:全線・直流 1,500V
- 保安装置:ATS-SN
- 最高速度: 95km/h
- 運転指令所:東京総合指令室(運転取扱は新小岩信号場駅、金町駅)
金町駅付近(新小岩信号場駅起点6.0kmポストから金町駅寄り)のみJR東日本東京支社、それ以外の区間は同千葉支社の管轄である。
[編集] 沿革
明治期及び大正期の国鉄総武本線の東京側の終着駅は両国橋駅であった。隅田川への架橋がなかなか行われなかったためである[1]。そのため国鉄の貨物列車は次のような経路で千葉県内外との連絡をはかっていた。総武本線亀戸駅/東武亀戸線亀戸駅 -(東武亀戸線)- 曳舟駅 -(東武伊勢崎線)- 東武北千住駅/常磐線北千住駅[2]。あるいは、千葉県内から輸送されてきた貨物は両国橋駅で荷馬車や船に積み替えて隅田川を渡り、隅田川西岸へ運ばれた[1]。
総武本線の貨物列車が隅田川を渡れないことは物流にとって非常に不便なことであり、千葉県の経済にも影響が大きいため、1920年(大正9年)に総武本線新小岩信号場 - 常磐線金町駅を結ぶ本貨物線 (7.1km) が計画され、1926年(大正15年)7月1日に開通する。同時に貨車の入れ換えを取り扱うために新小岩操車場も開業する。本貨物線の開業により、総武本線の貨物列車は本貨物線と常磐線を経由して隅田川西岸へ直通することができるようになった[3]。
その後、両国橋駅止まりだった総武本線は関東大震災の復興計画として中央本線御茶ノ水駅まで延伸することになり、総武本線は隅田川西岸へと伸びることになる[4]。ただし、ここで延伸された御茶ノ水 - 両国間は、秋葉原駅の前後が電車列車のみ通過することを前提として急勾配で敷設されたため、その後も貨物列車は本貨物線経由で運転された。
1984年(昭和59年)2月1日の国鉄貨物輸送の大改革によって貨物列車の運行形態が大きく変わったが、本貨物線は総武本線と常磐線の連絡線として今も役目を果している。イベント列車の経路としても使われることがある[5]。
全区間が単線。用地は複線分確保されているが、一部は駐車場等に転用されている。
[編集] 年表
- 1920年(大正9年)本貨物線が計画。
- 1926年(大正15年)7月1日 新小岩操車場 - 金町駅間 (7.1km) が開通。新小岩信号場を新小岩操車場に変更。
- 1928年(昭和3年)7月10日 新小岩操車場を新小岩駅に変更。
- 1933年(昭和8年)6月12日 新宿駅発のイベント列車「行先不明列車」が本貨物線を経由[6]
- 1959年頃 新中川掘削工事のため、一部線路の付け替え。
- 1964年(昭和39年)9月25日 電化[7]。
- 1968年(昭和43年)6月1日 新小岩駅の貨物取扱・操車場業務が分離され新小岩操駅開業。
- 1986年(昭和61年)11月1日 新小岩操駅を廃止し新小岩操車場に変更。これに伴い起点を小岩駅に変更。
- 1987年(昭和62年)3月31日 新小岩操車場を貨物駅に変更し新小岩操駅開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道が第一種、日本貨物鉄道が第二種鉄道事業者となる。
- 2011年(平成23年)3月12日 新小岩操駅を新小岩信号場駅に改称。
[編集] 駅一覧
| 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|
| 小岩駅 | - | 0.0 | 東日本旅客鉄道:総武本線(本線) | 東京都江戸川区 |
| 新小岩信号場駅 | 2.3 | 2.3 | 東日本旅客鉄道:越中島支線 | 東京都葛飾区 |
| 金町駅 | 6.6 | 8.9 | 東日本旅客鉄道:常磐線 |
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳 3号』関東1、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790021-0。
- 白土貞夫 『ちばの鉄道一世紀』 崙書房、1996年7月10日。ISBN 978-4845510276。
- 宮脇俊三・原田勝正(編) 『全線全駅鉄道の旅4 関東JR私鉄2100キロ』 小学館、1991年、p. 224。ISBN 978-4093953047。