ビッグコミックスペリオール

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ビッグコミックスペリオール
ジャンル 青年漫画雑誌[1]
刊行頻度 月2回刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 小学館
編集長 寺澤広蔵[2]
刊行期間 1987年 -
発行部数 37,167部(2023年10月 - 12月日本雑誌協会調べ)
ウェブサイト https://bigcomicbros.net/bigsuperior/
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ビッグコミックスペリオール』は、小学館発行の青年漫画雑誌[1]。月2回発売(第2・第4金曜日)[1]1987年7月1日創刊。創刊編集長は鈴木俊彦。2023年1月現在の編集長は寺澤広蔵[2]。判型はB5[1]

概要[編集]

創刊当時は月2回(毎月1日、15日)発行で、ビッグコミックオリジナル増刊号』からそのまま移動してきた漫画がほとんどを占めていたが、近年は『ビッグコミック』系の先発3誌(『ビッグコミック』、『ビッグコミックオリジナル』、『ビッグコミックスピリッツ』)と遜色ない連載陣になっている。[独自研究?]2000年に隔週金曜日に変更になったが、現在は月2回発行に戻っている。[いつ?]単行本はビッグコミックスレーベルで発売される。

小学館の「年代別漫画雑誌」戦略に基づいて、30歳代以上の社会人をターゲットとした『オリジナル』と、学生世代をターゲットとした『スピリッツ』の中間年代層に当たる、20歳代の社会人を主なターゲットとした青年漫画誌というスタンスを長年保っていたが、2012年に方針転換し[3]コアな層向けの漫画も載せるようになった。[独自研究?]

表紙は、創刊当初、坂井永年によるイラストが採用されていたが、2021年現在は連載作品や女性アイドルが表紙を飾っている。[独自研究?]

歴代編集長[編集]

連載作品一覧[編集]

2024年7号現在。

休載中[編集]

連載終了作品一覧[編集]

あ行[編集]

か行[編集]

さ行[編集]

た行[編集]

な行[編集]

は行[編集]

ま行[編集]

  • まあまあまあ、ちゃんと魔王は倒しますから、一回だけ〜非正規雇用の俺が勇者になったら不倫偏差値56〜(ニシヤ康隆)2021年12号 - 2021年15号、※短期集中連載
  • マーメイド(マーチン角屋
  • 舞姫 〜ディーヴァ〜(原作:倉科遼、漫画:大石知征)
  • まさちゅーせっつ(波南カンコ
  • マジスター 見崎先生の病院訪問授業(原作:山本純士、漫画:棚園正一)2018年11号 - 2019年5号、※シリーズ連載
  • マネーの拳三田紀房)2005年2号 - 2009年13号
  • 漫歌シリーズ(相原コージ)※「漫歌 アイハラ派」→「漫歌 アニマル派」→「漫歌 エロチカ派」と改題
  • ミツコの詩(榎屋克優)2016年10号 - 2017年5号、※シリーズ連載
  • ムシヌユン都留泰作)2014年1号 - 2018年3号
  • モクの関白宣言(松浦聡彦)2005年16号 - 2007年2号
  • ももたろう(小山ゆう

や行[編集]

ら行[編集]

わ行[編集]

ウェブサイトでの連載[編集]

スペリオールのウェブサイトにから連載コラムがあったが、2010年5月には漫画もウェブサイトでの連載を始めた。本誌の目次には、ウェブサイトで連載中の漫画も記載されている。

  • こども奥さん(たかはしけんじ)本誌で2008年21号からの不定期掲載を経て2010年5月からネット配信へ(無料)
  • ごもくえん(からすひじり)2013年4月 - 2014年10月
  • 天国ニョーボ(須賀原洋行)2015年1号 - 2017年21号
  • RAPID COMMUTER UNDERGROUND(地下鉄の座二郎)2012年4月 - 2013年12月

歴代編集長[編集]

発行部数[編集]

  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 370,400部[9]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 339,000部[9]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 318,959部[9]
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 305,000部[9]
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 277,042部[9]
発行部数(2008年4月以降)(一般社団法人 日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 273,667 部 262,000 部 252,667 部
2009年 243,500 部 237,334 部 227,334 部 213,500 部
2010年 204,000 部 200,000 部 199,000 部 197,500 部
2011年 190,000 部 180,834 部 175,667 部 169,834 部
2012年 164,500 部 152,500 部 146,000 部 145,167 部
2013年 139,834 部 138,834 部 135,000 部 127,334 部
2014年 122,334 部 117,667 部 114,667 部 114,000 部
2015年 114,000 部 115,334 部 112,667 部 112,000 部
2016年 110,667 部 110,000 部 108,667 部 108,000 部
2017年 108,000 部 108,000 部 108,000 部 107,667 部
2018年 105,500 部 103,000 部 104,000 部 101,000 部
2019年 98,667 部 94,000 部 90,500 部 85,000 部
2020年 80,000 部 78,500 部 73,500 部 72,000 部
2021年 72,667 部 72,000 部 66,333 部 63,667 部
2022年 59,333 部 56,000 部 51,333 部 48,667 部
2023年 45,667 部 42,667 部 40,000 部 37,167 部

新人賞[編集]

スペリオール発の大型新人漫画賞。

スペリオール・ダルパナ[編集]

スペリオール・ダルパナは、本誌が立ち上げたレーベル[10]。テーマは「絶望」[11]。レーベルの第1弾のラインナップとして、『空腹なぼくら』がある[10]。2022年4月4日には、レーベルのサイトが開始されている[11]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d ビッグコミックスペリオール”. 小学館. 2023年4月28日閲覧。
  2. ^ a b c “「天まで昇る読後感」「脳バグ体験をぜひ!」くせ者揃いの28タイトル”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月30日). https://natalie.mu/comic/column/508637 2023年1月30日閲覧。 
  3. ^ 『創』2012年5・6月合併号、編集長のインタビューでの発言
  4. ^ “恋愛マンガからダークファンタジーまで、26人の編集者が回答”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月31日). https://natalie.mu/comic/column/462518 2022年2月1日閲覧。 
  5. ^ “「ガンダム サンダーボルト」フルカラーで掲載 太田垣康男ファンミーティングも開催”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年2月9日). https://natalie.mu/comic/news/560499 2024年2月9日閲覧。 
  6. ^ “奥浩哉のボーイミーツガールSF「GIGANT」完結、最終巻は12月発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月24日). https://natalie.mu/comic/news/446435 2021年10月8日閲覧。 
  7. ^ a b 誌面で『覇-LORD-』から『SOUL 覇 第2章』に改題されたのは2012年5号からであるが、単行本では2011年13号掲載分より『SOUL』1巻に収録。
  8. ^ 「CONTENTS」『ビッグコミックスペリオール』2023年23号、小学館、2023年11月10日、ASIN B0CLVTZ999 目次より。
  9. ^ a b c d e 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。
  10. ^ a b “人間が食い尽くされたゾンビ社会…“人類養殖計画”に挑む「空腹なぼくら」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年12月26日). https://natalie.mu/comic/news/361202 2023年2月24日閲覧。 
  11. ^ a b スペリオール発デジタル漫画レーベル「ダルパナ」サイト、オープン!”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館 (2022年4月4日). 2023年2月24日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]