玖保キリコ
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玖保 キリコ(くぼ きりこ、1959年5月21日[1] - )は、日本の女性[1]漫画家。東京都文京区出身[1]。本名・福住 幸恵[2]。東洋大学文学部英米文学科卒業[1]。
東京の大学で英米文学を教えていたイギリス人と結婚し1996年に渡英し[3]、現在はロンドン在住[4]。
概要
[編集]1982年『LaLa』掲載の「物思いモノローグ」でデビュー。『シニカル・ヒステリー・アワー』の連載で人気を得る。『いまどきのこども』で、男性読者にも知られるようになった。
ピッキーピクニックというバンドにも参加していた。
小学館の『マミイ』の表紙に、2000年4月号から2007年9月号までイラストレーションを掲載した。
主な作品
[編集]- シニカル・ヒステリー・アワー(1982年 - 1995年、白泉社 LaLa、全14巻)のち文庫
- くるくるシニカル 帰ってきたツネコちゃん(2005年 - 2007年、白泉社 Silky、全1巻)
- いまどきのこども(1986年 - 1994年、小学館 ビッグコミックスピリッツ・小学一年生・小学六年生、全13巻)のち文庫
- シンプルマインズ 白泉社、1987
- アレルジィ 白泉社、1988
- キリコのコリクツ(エッセイ)本本堂、1989 のち角川文庫
- 女社長(1991年 - 1993年、小学館 ビッグコミックスピリッツ、全3巻)
- キリコのドッキリコ みぢかなところにキケンがいっぱい 角川文庫 1992.9
- 夫とその妻 マガジンハウス 1992.3
- 現代犯罪図鑑 別役実共著 岩波書店 1992.3
- バケツでごはん(1993年 - 1996年、小学館 ビッグコミックスピリッツ、全8巻)のち文庫
- それなりのジョーシキ 角川書店 1994 のち文庫
- 電脳繁盛記 毎日コミュニケーションズ 1996.3
- 非常識がジョーシキ 角川書店 1996 のち文庫
- ジョーシキ一本釣り 角川書店 1997 のち文庫
- はんきいぱんきい 白泉社 1997.8
- ちょべりぶ(1998年 - 1999年、小学館、全3巻)
- ホテルニューからまつ 文藝春秋 1998.3
- キリコ百貨店 節分ショー(2000/2、小学館 My First BIG)
- キリコ百貨店 祝ひな祭り(2000/3、小学館 My First BIG)
- キリコ工場(2000/5、白泉社 ジェッツコミックス)
- キリコ・ロンドン 角川書店 2000.8
- カエル屋敷のベンジャミン 小学館 2001.5(ビッグコミックスペリオール)
- 動物占い
- アニマルマニア(2000年 - 2002年、小学館 ビッグコミックスピリッツ、全3巻)
- となりのモモゴン 岩崎書店 2002.11
- 中級キリコ・ロンドン 角川書店 2002.12
- しましまおばけ 白泉社 2003.11
- モモゴンのクリスマス 岩崎書店 2003.11
- ヒメママ(2007年 - 2009年、ウフ マガジンハウス、全3巻)
- 三匹、おうちにいる(福音館書店 母の友)
- てきとーロンドナー(2009年 - 、白泉社 Silky)※連載中
- ロンドン丼 英国暮らしは毎日がドッキリコ! 角川書店 2012.07
- カンデム地球防衛隊(2018年11月25日 - 隔週日曜日更新、白泉社 マンガPark)※連載中
注釈
[編集]- ^ a b c d まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、133頁
- ^ 四方田犬彦『待つことの悦び』P. 99
- ^ 漫画家 玖保キリコさん - ジャパンアップデート
- ^ ヘルシートーク:漫画家・玖保キリコさん(2021年11月20日閲覧)
外部リンク
[編集]- 玖保倉庫玖保キリコのブログやブログ内のマンガもある。