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「日本クラウン」の版間の差分

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その後、共に第一興商傘下に入った日本クラウンと[[徳間ジャパンコミュニケーションズ]](ミノルフォンの後身)は、[[2002年]]以降、販売部門を統合。[[2016年]]に日本クラウンと徳間ジャパンコミュニケーションズの本社を、東京都渋谷区から東京都品川区へと移転した。
その後、共に第一興商傘下に入った日本クラウンと[[徳間ジャパンコミュニケーションズ]](ミノルフォンの後身)は、[[2002年]]以降、販売部門を統合。[[2016年]]に日本クラウンと徳間ジャパンコミュニケーションズの本社を、東京都渋谷区から東京都品川区へと移転した。


設立から[[1998年]]まで、当時自前の流通網を持たなかった、[[エイベックス・グループ|エイベックス・ディー・ディー(現:エイベックス株式会社]])の販売を受託していた。
設立から[[1998年]]まで、当時自前の流通網を持たなかった、[[エイベックス|エイベックス・ディー・ディー(現:エイベックス株式会社]])の販売を受託していた。


== ロゴマーク ==
== ロゴマーク ==
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* クラウン徳間ミュージック販売株式会社
* クラウン徳間ミュージック販売株式会社
* 株式会社クラウンミュージック
* 株式会社クラウンミュージック
* 株式会社トライエム(映画部門は[[エイベックス・グループ|エイベックス]]に売却へ。メルダックレーベル関連事業も[[徳間ジャパンコミュニケーションズ]]に譲渡(現:同メルダック制作室))
* 株式会社トライエム(映画部門は[[エイベックス]]に売却へ。メルダックレーベル関連事業も[[徳間ジャパンコミュニケーションズ]]に譲渡(現:同メルダック制作室))


== 関連団体 ==
== 関連団体 ==
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* 『[[サブちゃんと歌仲間]]』(テレビ番組)
* 『[[サブちゃんと歌仲間]]』(テレビ番組)
* [[スーキャット]] - 1979年に発売したレコード「スーキャット・ソング」のジャケットに登場したオリジナルキャラクター。当時各社からキャラクター商品が発売され、1980年にはテレビアニメ化された。
* [[スーキャット]] - 1979年に発売したレコード「スーキャット・ソング」のジャケットに登場したオリジナルキャラクター。当時各社からキャラクター商品が発売され、1980年にはテレビアニメ化された。
* [[エイベックス・グループ|エイベックス]]
* [[エイベックス]]
* [[三菱グループ]]
* [[三菱グループ]]
** [[三菱電機]]
** [[三菱電機]]

2023年9月12日 (火) 01:37時点における版

日本クラウン株式会社
NIPPON CROWN CO., LTD
本社が入居する御殿山ビル
本社が入居する御殿山ビル
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
141-8573
東京都品川区北品川6丁目5-27
御殿山ビル3F
設立 1963年9月6日
業種 情報・通信業
法人番号 6011001047726 ウィキデータを編集
事業内容 1. 音楽ソフト・コンテンツの制作・販売・配信
2. 楽曲の制作
3. アーティストの発掘と養成
4. アーティストの興業その他出演に関する業務
5. 楽曲の管理と出版業務
6. 上記に関わる一切の業務
代表者 代表取締役社長 片岡恵介
資本金 2億5000万円
純利益 1億0822万4000円
(2023年02月28日時点)[1]
純資産 54億7302万9000円
(2023年02月28日時点)[1]
総資産 63億5450万9000円
(2023年02月28日時点)[1]
主要株主 株式会社第一興商
外部リンク 日本クラウン株式会社
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日本クラウン株式会社(にっぽんクラウン、Nippon Crown Co., Ltd.)は、日本の総合音楽企業。商標名はクラウンレコードで、1973年から1990年の間は、正式社名もクラウンレコード株式会社としていた。

沿革

1963年9月、日本コロムビア常務兼レコード事業部長だった辣腕プロデューサーの伊藤正憲が、有田一壽若松築港社長、後に新自由クラブ参議院議員)と三菱電機の支援を得て独立。

馬淵玄三五木寛之の連作小説[注釈 1]のモデルになった同社文芸部ディレクター)、斎藤昇(同ディレクター、後に社長〜会長)、星野哲郎(作詞家)、米山正夫(作曲家)、北島三郎水前寺清子美川憲一らが伊藤を慕い行動を共にした。

日立グループの日本コロムビアから三菱グループへの鞍替えに困難が伴い、北島の楽屋を訪れた斎藤と星野が脱藩の決意を眼力だけで訴えた経緯は、盃事に脚色した『兄弟仁義』に昇華、レコード・映画化され大ヒット。同社の礎を築く[2]

日本クラウンは、追って創立されたミノルフォンと共に、自前の工場を持たず制作とプロモーションに特化してアーティスト主導の業務内容を打ち出した日本初のレコード会社で、プレスは、プレス専業社のヤンマー音響や東洋化成等に外注する形を採っていた[注釈 2][3][4][出典無効]。1970年代後半までミュージック・テープはポニー(現:ポニーキャニオン)が生産する場合があった。

1967年に長寿ラジオ番組『クラウンレコード千円クイズ』(後の1万円クイズ、ラッキープレゼント)を開始。1970年2月、日本テレビとの共同出資でユニオン映画を設立、映像部門に進出。1972年市川昭介(作曲家)を専属に迎え入れる等、布陣拡充を図ったが、主力の演歌市場の停滞に伴い経営は悪化、三菱グループ側が保有株式をカラオケ大手の第一興商へ徐々に譲渡した結果、第一興商の持分会社化・連結対象化し、三菱グループから離脱、現在に至る[注釈 3]

その後、共に第一興商傘下に入った日本クラウンと徳間ジャパンコミュニケーションズ(ミノルフォンの後身)は、2002年以降、販売部門を統合。2016年に日本クラウンと徳間ジャパンコミュニケーションズの本社を、東京都渋谷区から東京都品川区へと移転した。

設立から1998年まで、当時自前の流通網を持たなかった、エイベックス・ディー・ディー(現:エイベックス株式会社)の販売を受託していた。

ロゴマーク

  • ロゴマークは、横文字の「CROWN」が使われており、特に「W」の形が、王冠に似ている。

レーベル

  • CROWN
  • CROWN RECORDS
  • PANAM
  • GENESIS WORLD
  • CROWN STONES(2006年10月設立)
  • CROWN GOLD(2006年10月設立)
  • playlist Zero(2008年2月設立) - CROWN RECORDSがスタートさせたクラブ対応の新レーベル[5]
  • DANZEN MUSIC(2013年設立) - 日本クラウンとニューワールドグループにより設立の男性アーティスト専門レーベル[6]
  • e-stretch RECORDS(2014年設立) - ヤマハミュージックアーティスト及びヤマハミュージックパブリッシングとの共同レーベル[7]
  • CROWN VenuS(2014年11月設立)[8]
  • GEAEG RECORDS(2017年11月設立) - インストユニットDarjeelingが日本クラウン内に設立したレーベル[9]
  • TEPPAN MUSIC(2020年8月設立) - ベリーグッドマンが設立したメジャーレーベル。
  • ULTRA STUPiD RECORDS(2021年1月設立) - BiSのプライベートレーベル。2019年3月設立のRevolver recordsが前身となっている。[10]

所属アーティスト

演歌・歌謡曲(CRCN–)

J-POP/ロック(CRCP–)

かつて所属したアーティスト

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

コンピレーションアルバム

発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1996年06月26日 CARAMEL PAPA PANAM SOUL IN TOKYO CRCP-28105
2001年07月25日 THE BEST OF JAPANESE HIP HOP REMIX & ORIGINS CRCP-20277
2002年02月21日 THE BEST OF JAPANESE HIP HOP REMIXES & ORIGINS Vol.2 CRCP-20288
2003年04月02日 THE BLUE HEARTS SUPER TRIBUTE CRCP-40032
2003年07月24日 ルパン・ザ・カヴァー CRCP-40035
2003年08月21日 UNITY CRCP-40036
2003年10月22日 東北6県ロール!(トウホク・ロッケンロール) CRCP-40045
2003年12月21日 INDIES FESTIVAL 1987 LIVE CRCP-40052
2003年12月21日 琉球魂〜マブイ〜 CRCP-40051
2004年02月25日 CANNONBALL Vol.1 CRCP-40057
2005年03月02日 AOSORA〜FOR SEASON〜 CRCP-40102
2005年06月22日 CANNONBALL vol.2 CRCP-40113
2006年08月23日 姫スカ!"PRINCESS SKA"COMPILATION ALBUM CRCP-40154
2007年08月08日 「元気でSKA〜!?」〜DRAMATIC SKA〜 CRCP-40181
2007年08月08日 「元気でSKA〜!?」〜春夏秋冬〜 CRCP-40182
2008年08月06日 萌レゲェ CRCP-40209
2008年08月06日 IRIE IRIE〜J-Reggae DIVA Compilation〜 CRCP-40208
2008年12月10日 shibuya NUTS presents 「This is...」 CRCP-40214
2009年02月04日 涙レゲエ CRCP-40229
2009年04月08日 YOU KOBAYASHI presents CHOPIN HOUR CRCP-40236
2009年07月15日 FIGHTERS KAMAGAYA SONGS CRCP-575
2009年12月02日 涙レゲエ2 〜talkin' blues〜 CRCP-40261
2010年09月08日 涙レゲエ3 〜HOPE〜 CRCP-40280
2011年01月19日 36.5℃ CRCP-40288
2011年04月13日 SOUL JAMMIN' Presented By Jazzy Jam Dancehall CRCP-40292
2011年07月20日 涙レゲエ〜HIKARI〜 CRCP-40298
2011年10月05日 I LOVE TOKYO 〜FOR ANIME MUSIC LOVERS〜 CRCP-40303
2012年09月26日 BabyPod VocaloidP×歌い手 collaboration collection CRCP-40329
2012年11月07日 ちとせげっちゅ!! CRCP-40333
2013年06月05日 ラブラブラブラブラブソング CRCP-40342
2014年03月26日 Yes, We Love butchers 〜Tribute to bloodthirsty butchers〜 Night Walking CRCP-40366
2014年05月28日 Yes, We Love butchers 〜Tribute to bloodthirsty butchers〜 The Last Match CRCP-40369
2016年08月03日 ソウル・フラワー・ユニオン&ニューエスト・モデル 2016トリビュート CRCP-40473
2016年10月05日 楽曲派! -GAKKYOKUHA- selected by マーティ・フリードマン CRCP-40480
2017年06月07日 涙のフォーク&ポップス 〜僕の胸でおやすみ〜 CRCP-20547
2017年10月11日 三百六十五歩のマーチ 2017 CRCP-10388

業務提携

子会社

関連団体

  • クラウン少女合唱団 - クラウンレコードの専属合唱団として発足[11]
  • クラウン少年合唱団
  • クラウン混声合唱団

脚注

注釈

  1. ^ 艶歌の竜』=高円寺竜三シリーズ
  2. ^ ヤンマー音響は日本ビクター(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)等からも、東洋化成はキャニオン・レコード(現:ポニーキャニオン)フォーライフ・レコード(現:フォーライフミュージックエンタテイメント)等からも受請。後者はカッティング・マスタリングも受請していた。
  3. ^ 日本クラウンが第一興商の子会社となったのは2001年7月である。
  4. ^ 1980年代の数年間はクラウンを離れ東芝EMIに在籍。
  5. ^ 1980年代の数年間はクラウンを離れRVCに在籍していたが、その後クラウンに復帰。
  6. ^ 1970年代に数年間ビクターレコードに在籍。
  7. ^ プラチナム・レコードからUNLIMITED RECORDSへ移籍。日本クラウンとは販売受託契約のため、品番が"CR○U-〇"が振り分けられていた。アルバム1作で終了。UNLIMITED RECORDSは原盤供給先のレーベルがアーティスト毎によって異なる。
  8. ^ プラチナム・レコードからUNLIMITED RECORDSへ移籍。日本クラウンとは販売受託契約のため、品番が"CRCU-〇"が振り分けられていた。シングル2作・アルバム1作で終了。UNLIMITED RECORDSは原盤供給先のレーベルがアーティスト毎によって異なる。

出典

関連項目

外部リンク