キム・ヨンジャ
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キム・ヨンジャ | |
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基本情報 | |
生誕 | 1959年1月25日(61歳) |
出身地 |
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ジャンル |
演歌 トロット 歌謡曲 |
職業 | 歌手 |
活動期間 | 1974年 - |
公式サイト | キム・ヨンジャ オフィシャルホームページ |
キム・ヨンジャ(金蓮子[1][2]、김연자、Kim Yeon-ja、1959年1月25日 - )は、韓国の演歌歌手である。全羅南道光州市(現・光州広域市)出身。
来歴[編集]
- 1984年、NHKホールコンサート・公演ライブテープ、レコードが日韓同時発売。
エピソード[編集]
- 1989年10月5日発売の暗夜航路の当初のタイトルは「港ひとり唄」だったが、五木ひろしの「港・ひとり唄」と類似するため変更された[6]。
- 日本での活動では演歌、バラードなどの様々なジャンルをこなしていたが、2012年以降に韓国での活動を再開した時には「自分のイメージがトロット(韓国の演歌)ジャンルに限られている状態だった」と振り返っている[7]。また、韓国での日本大衆文化の流入制限の影響により、韓国の地上波のテレビでは日本でのヒット曲が歌いづらいことや、日本と韓国ではいわゆる演歌の好みが違うなどの要因もあり、ヨンジャ本人も歯がゆかったと産経新聞のインタビューで述べている[8]。
- 日本での活動でポップス、ニューミュージック、バラードを歌ってきた経験は演歌しか知らなかったヨンジャにとって「二回りも、三回りも大きくしてくれた」と語り、日本での経験がのちに韓国でのEDMを取り入れた「アモール・ファティ」のヒットにつながることとなり、ヨンジャは「今の私があるのも日本のおかげです」と語っている[9]。
- これまでに、大韓民国(韓国)、日本、アメリカ、カナダ('84'87)、リビア、イギリス、スイス、フランス('87)、ブラジル、ベトナム、メキシコ、キューバ、コスタリカ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、中華人民共和国(中国)、ロシア、フランス('08)などで公演を行っている。
- 木浦市の孤児院「共生園」に愛の音楽堂(総工費5億ウォン200坪2階建) 建設のためのチャリティーショーを日韓両国にて50回公演。
ディスコグラフィ[編集]
韓国[編集]
- 教えてください (말해줘요)(1974年)
- 歌の花束 (노래의 꽃다발)(1977年)
- 天生縁分 (천생연분)(1982年)
- ダメよ (안돼)(1982年)
- 失われた33年 (잃어버린 33년)(1983年)
- 他人の顔 (타인의 얼굴)(1984年)
- 水銀灯 (수은등)(1984年)
- 天下壮士 (천하장사)(1986年)
- 朝の国から (아침의 나라에서)(1986年)
- あなたは憎い蝶々 (당신은 얄미운 나비)(1987年)
- 10分以内に (10분내로)(2009年)
- アモール・ファティ(아모르 파티)(2013年)(ドイツの哲学者ニーチェによって提唱された運命愛がタイトルの由来)
- 夜の列車(밤열차)(2016年)
日本[編集]
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 発売日 | |
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朝の国から | 吉岡治 | 吉屋潤 | 川口真 | 1988年 | ソウルオリンピック讃歌 |
叱ってあげる | 荒木とよひさ | 三木たかし | 川口真 | 1989年 | |
暗夜航路 | 吉岡治 | 弦哲也 | 馬場良 | 1989年10月5日 | |
愛の伝説 | 吉岡治 | 岡千秋 | 桜庭伸幸 | 1991年4月21日 | |
哀恋歌 | 吉田旺 | 岡千秋 | 南郷達也 | 1992年2月21日 | |
北の海明け | 里村龍一 | 杉本真人 | 桜庭伸幸 | 1993年4月1日 | |
春告鳥 | 星野哲郎 | 弦哲也 | 前田俊明 | 1993年10月1日 | |
道しるべ | 坂口照幸 | 弦哲也 | 南郷達也 | 1994年6月1日 | |
ひとり居酒屋 | 三浦康照 | 安藤実親 | 丸山雅仁 | 1995年6月1日 | |
涙の鎖 | 田久保真見 | 浜圭介 | 川村栄二 | 1995年10月1日 | |
BIG DON DONG YOL | 真名杏樹 | 羽場仁志 | 船山基紀 | 1996年4月5日 | 宣銅烈応援歌 |
熱い河 | 田久保真見 | 浜圭介 | 川村栄二 | 1996年6月26日 | |
北の迷い子 | 池田充男 | 浜圭介 | 竜崎孝路 | 1996年10月23日 | 浜圭介とのデュエット |
涙のしずく | 岡田冨美子 | 浜圭介 | 竜崎孝路 | 1997年3月21日 | |
北の法善寺 | 田久保真見 | 浜圭介 | 川村栄二 | 1997年10月1日 | 浜圭介とのデュエット |
東京の夜は短くて | 岡田冨美子 | 浜圭介 | 川口真 | 1998年3月25日 | |
東京運河 | 吉岡治 | 浜圭介 | 竜崎孝路 | 1998年6月5日 | |
人生海峡 | 吉岡治 | 水森英夫 | 前田俊明 | 1999年4月21日 | |
陽は昇る | 吉岡治 | 水森英夫 | 前田俊明 | 2000年5月24日 | |
湯情の宿 | 星野哲郎 | 船村徹 | 蔦将包 | 2001年2月21日 | |
愛★アリガトウ | 真名杏樹 | 杉本真人 | 川口真 | 2001年9月21日 | 日韓共同開催 ワールドカップ応援歌 |
夢千里 | 池田充男 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2002年2月21日 | |
かんにんや… | 松元重孝 | 小田純平 | 竜崎孝路 | 2002年11月21日 | |
北の雪虫 | 池田充男 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2002年11月21日 | 売上15万枚[10] |
助演女優賞 | 田久保真見 | アルマンド・マンサネロ | 竜崎孝路 | 2003年9月25日 | |
北の秋桜 | 池田充男 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2003年9月25日 | |
東京のあんちくしょう | 田久保真見 | 市川昭介 | 伊戸のりお | 2004年4月21日 | |
はぐれ恋 | 吉岡治 | 水森英夫 | 前田俊明 | 2004年4月21日 | |
北のともし灯 | 池田充男 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2004年9月29日 | |
哀愁砂漠 | 岡田冨美子 | ひうら一帆 | 若草恵 | 2005年4月27日 | |
南十字星 | タバシマサヒロ | 川口真 | 川口真 | 2005年9月21日 | 40位 |
櫻橋 | 吉岡治 | 弦哲也 | 前田俊明 | 2006年4月5日 | 28位 |
始発駅 | 池田充男 | 徳久広司 | 萩田光雄 | 2007年2月7日 | 31位 |
天国の門 | 田久保真見 | 三木たかし | 若草恵 | 2007年9月19日 | 67位 |
命火 | 吉岡治 | 水森英夫 | 前田俊明 | 2007年9月19日 | 売上10万枚[11]、28位 |
夜明け前 | 吉岡治 | 水森英夫 | 前田俊明 | 2007年11月21日 | 25位 |
北のアカシヤ | 池田充男 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2009年4月8日 | 17位 |
再会 | 田久保真見 | 田尾将実 | 竜崎孝路 | 2010年3月3日 | 14位 |
望郷千里 | 志賀大介 | 沢しげと | 伊戸のりお | 2010年10月6日 | 57位 |
約束 | 田久保真見 | 田尾将実 | 竜崎孝路 | 2010年10月6日 | 22位 |
情熱のバラ | 湯川れい子 | 水森英夫 | 桜庭伸幸 | 2011年7月6日 | 24位 |
月下美人 | 田久保真見 | 田尾将実 | 竜崎孝路 | 2012年1月11日 | 19位 |
酒ごころ | 久仁京介 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2013年6月5日 | 29位 |
ヤーヤーヤー・恋は止まらない | パク・ムブ 円香乃 |
チョン・ギス | 伊戸のりお | 2014年1月29日 | 63位 |
雨の港町 | 久仁京介 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2014年10月8日 | 20位 |
情恋歌 | 門谷憲二 | 花岡優平 | 川村栄二 | 2015年8月5日 | 63位 |
こころ花 | 久仁京介 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2015年8月5日 | 39位 |
哀愁の酒 | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | 前田俊明 | 2016年7月27日 | 49位 |
赤い涙 | 門谷憲二 | 杉本眞人 | 美野春樹 | 2017年8月2日 | 40位 |
花ふたたび | 菅麻貴子 | 水森英夫 | 石倉重信 | 2018年8月1日 | 44位 |
北のウミネコ | 池田充男 | 徳久広司 | 前田俊明 | 2019年6月25日 | 49位 |
主な音楽受賞歴[編集]
- MBC10大歌手歌謡祭・歌手賞(1982年)
- MBC10大歌手歌謡祭・歌手賞(1983年)
- MBC10大歌手歌謡祭・歌手賞(1984年)
- 韓国健全歌謡大賞(1987年)
- 第43回日本レコード大賞企画賞受賞(2001年)
- 第45回日本レコード大賞「北の雪虫」吉田正賞受賞
- 第36回日本有線大賞 最多リクエスト歌手賞受賞(2003年)
- 第37回日本有線大賞 有線音楽優秀賞受賞(2004年)
- 第38回日本有線大賞 有線音楽優秀賞受賞(2005年)
- 韓国KBSトロット大祝祭受賞(2010年)
- 韓国KBSトロット大祝祭受賞(2011年)
NHK紅白歌合戦出場歴[編集]
年度 | 放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 |
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1989年(平成元年) | 第40回 | 初 | 朝の国から | 7/20 | アラン・タム |
1994年(平成6年) | 第45回 | 2 | 川の流れのように | 23/25 | 谷村新司 |
2001年(平成13年) | 第52回 | 3 | イムジン河 | 22/27 | 谷村新司 (2) |
脚注[編集]
- ^ 歌姫キム・ヨンジャの「超浮き沈み人生」(上) あの別荘で歌った「イムジン河」(3/3ページ)、産経ニュース、2019年4月29日 10時0分。
- ^ a b 歌姫キム・ヨンジャの「超浮き沈み人生」(下) 再ブレーク呼び込んだ名曲「アモール・ファティ」、産経ニュース、2019年4月30日 10時0分。
- ^ 読売新聞社文化部『この歌この歌手―運命のドラマ120〈下〉』現代教養文庫、1997年、289頁。ISBN 4390116029
- ^ 東日本大震災、キム・ヨンジャ&ソル・ウンドが賞金を寄付
- ^ “キム・ヨンジャ離婚していた、18歳年上夫と”. サンケイスポーツ. (2012年7月4日) 2012年7月6日閲覧。
- ^ 『この歌この歌手―運命のドラマ120〈下〉』290頁。
- ^ “元祖韓流スター”キム・ヨンジャ、韓国に帰国「日本で夫と離婚…無一文で自立」第二の人生に意欲TVREPORT 2014年8月14日。
- ^ 歌姫キム・ヨンジャの「超浮き沈み人生」(下) 再ブレーク呼び込んだ名曲「アモール・ファティ」、産経ニュース、2019年4月30日 10時0分
- ^ 歌姫キム・ヨンジャの「超浮き沈み人生」(上) あの別荘で歌った「イムジン河」、産経ニュース、2019年4月29日 10時0分
- ^ 「北の雪虫」15万枚突破、大ブレイクの予兆 日本クラウン、キム・ヨンジャ浅草寺で大ヒット祈願
- ^ キム・ヨンジャ「日本デビュー20周年」 6月9日、厚生年金会館