シザーズリーグ

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シザーズリーグ』は、1999年4月からフジテレビ系列で火曜日の深夜に放送されていた番組。同年11月には『シザーズリーグ2001』としてリニューアルされたが、翌2000年3月に放送を終了した。いわゆる「カリスマ美容師」ブームの火付け役となった。

番組概要[編集]

元々はCS放送・フジテレビ721で放送されていた『Cawaii.Com』の中の一コーナーだった。

石井竜也が「石井ビューティー」名義で司会を務め、都内の代表的な6つのヘアサロン(ACQUA、HAIR DIMENSION、ZACC、RITZ、anti、MINX)から精鋭の美容師を集め1対1のリーグ戦形式で対決。最終的には女性観客が「どちらの髪型に共感が持てるか」という基準で投票を行い、得票の多いほうが勝利するというシステムだった。

番組は開始当初から大きな人気を集め、同年7月に東京・新高輪プリンスホテルで開催されたイベントには1万円という高額な入場料にもかかわらず1万人以上の観客が集まるなど、文字通りの「カリスマ美容師」ブームを呼んだ。

1999年7月18日の『FNS27時間テレビ夢列島』にて最初で最後の生放送スペシャルが実行された。

しかし、番組で人気だったカリスマ美容師の一人である青山正幸(ACQUA)が実は美容師免許を持っていなかったことが週刊誌にスクープされたこと[1]などが契機となり、番組はリニューアルを行う。

リニューアル後は前記の6つのサロン以外からも美容師を集めるようになったほか、美容学校生を対象とした「スチューデント・シザーズリーグ」を開催するなど広く門戸を開放する方向に転換し、番組の人気も引き続き継続していたと言われるが、番組は2000年3月に突如打ち切りとなった。

美容師の無免許問題[編集]

前述の美容師無免許問題など、同番組に対する評価は大きく割れた。

同番組が火付け役となった「カリスマ美容師」ブームにより、当時は高校生の間で「将来なりたい職業」として美容師が上位にランクされるようになった。その一方で、必要以上に複雑な髪型を客に勧めたり、カリスマブームが去った後の新規就職者の急減などの悪影響を指摘する声があった。

日本の美容学校卒業を経る美容師免許を取得しないまま実務に就き、無免許であるにもかかわらず美容を業として、メディアを使いながら手っ取り早く有名になろうとする美容関係者の存在が問題視されている。

美容師は、「美容を業とする」日本の唯一の国家資格であり、厚生労働省管轄の業務独占資格である。パーマネントウエーブ染毛、ヘアカット、結髪、化粧、スキンケア、フェイシャルエステティック、サロンメイク、メイク講習、メイクボランティア等の方法により、容姿を美しくする専門職であり、美容師免許を有していなければ、美容を業としてはならない(美容師法第6条)。なお、業とは反復継続の意思をもって行うことで、有料・無料は問わない(美容師法、昭和32年法律第163号)。無免許のヘアメイクやメイクアップアーティスト、スキンケア、フェイシャルエステ、メイクボランティアは違法である。保健所から無許可の美容所も違法である。地域の保健所保健センター)が所管であり、違法行為には行政指導罰金等が発生する。

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]