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2020年2月14日 (金) 22:13時点における版

海浜幕張駅
南口(2013年12月)
かいひんまくはり
Kaihimmakuhari
JE 12 新習志野 (3.4 km)
(2.0 km) 検見川浜 JE 14
地図
所在地 千葉市美浜区ひび野二丁目110
北緯35度38分54秒 東経140度2分30.7秒 / 北緯35.64833度 東経140.041861度 / 35.64833; 140.041861 (海浜幕張駅)
駅番号 JE13
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 京葉線
武蔵野線直通含む)
キロ程 31.7km東京起点)
府中本町から82.9 km
電報略号 カヒ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
68,378人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1986年昭和61年)3月3日
備考 直営駅
みどりの窓口
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北口(2019年3月)

海浜幕張駅(かいひんまくはりえき)は、千葉県千葉市美浜区ひび野二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線である。西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。駅番号JE 13。なお、JR総武線幕張駅京成幕張駅とは約2kmの距離がある(後述)。

概要

幕張新都心業務研究地区(駅北口方面)

幕張新都心の玄関口となる駅であり、駅周辺には多くのオフィスビルホテルショッピングセンターが建ち並ぶ。駅南側には幕張メッセやプロ野球千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムといった施設が立地し、イベントや野球試合が開催される日は多くの乗客でにぎわう。2005年のプロ野球開幕日から、地元の要望により列車の発車を告げる音楽(発車メロディ)にも千葉ロッテマリーンズの球団歌「We Love Marines」のサビ部分が採用されている。

武蔵野線から直通する列車(「しもうさ号」を含む)の千葉県側の終点駅となっている。このため、武蔵野線直通列車と京葉線内の列車の両方が利用可能である。ただし、朝夕通勤時間帯以外の早朝・日中・深夜などは当駅までの直通列車を設定していないため、南船橋駅もしくは市川塩浜駅での乗り換えとなる。2002年12月1日のダイヤ改正以前は日中にも直通列車が設定されていたが、京葉快速の南船橋駅への停車に伴い廃止された。

京葉線東京駅 - 当駅間の区間列車も多数設定されている。特に土曜・休日の日中の各駅停車は全列車が東京駅 - 当駅間の運転である。

京葉線快速の蘇我駅・内房線君津駅・東金線成東駅(土休日のみ)終着、日中の外房線上総一ノ宮駅終着は、当駅以東は各駅に停車するが、「各駅停車」とは案内されず、「快速」のまま案内される。

京葉線の途中駅では唯一特急「わかしお」「さざなみ」が停車し、東京発16時までの下り列車および当駅発11時以降の上り列車すべてが停車する。また、幕張メッセで開催されていた「東京モーターショー」「Interop Tokyo」「CEATEC JAPAN」などの大型イベント開催時に当駅始発東京駅直行の「さざなみ」が運行されたことがあった(2009年の「CEATEC JAPAN」向け列車までは「わかしお」として運転された)。

JR東日本が進める「エコステ」のモデル駅として2013年9月13日に駅リニューアルが竣工した。その際、4番線ホームのさらに南にあるスペースに太陽光パネル風力発電機が設置されている。中央本線四ツ谷駅東北本線平泉駅に続いて3番目の「エコステ」である。

英語での正式駅名は「Kaihimmakuhari」であるが、周辺の案内看板・標識などでは「Kaihin-Makuhari」などといった表記も見られる。

歴史

京葉線が東京駅まで全通した当時は快速通過駅であったが、その後の幕張新都心の整備により駅周辺が発展し、現在では京葉線内の途中駅で唯一の特急停車駅となった。

年表

駅構造

「エコステ」モデル駅として設置された発電用風車

島式ホーム2面4線を有する高架駅で、高架下に駅舎がある。

直営駅で、みどりの窓口(営業時間7:00〜20:00)・自動券売機(指定席券売機を併設)・自動改札機自動精算機が設置されている。また、改札内外両方に1000円札専用のICカードチャージ機を設置している。

2013年(平成25年)9月13日にJR東日本で3番目の「エコステ」としてリニューアルし、同時に高架下にペリエ海浜幕張がグランドオープンした。LED照明、高効率空調、節水トイレ、壁面緑化、地熱利用換気システム、太陽光採光システム、Low-E複層ガラス、遮光フィルムなどを採用し、上りホーム南側軌道脇には太陽光発電パネル、南側正面防風壁には風力発電機を設置している。延べ床面積は約4,540平方メートルで、うち店舗が約2,240平方メートルである[2]

線路の構造上、複雑な方向・案内になっている。開業後しばらくは2・3番線に線路が敷設されていなかったが、1995年12月1日のダイヤ改正直前に敷設された。外側の1・4番線が本線、内側の2・3番線が副本線で、緩急接続や折り返しに使用される。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1・2 JE 京葉線 下り 千葉みなと蘇我方面 2番線は一部列車
2・3 JM 武蔵野線 - 西船橋新松戸府中本町方面
2・3・4 JE 京葉線 上り 南船橋舞浜新木場東京方面 2・3番線は当駅始発と一部列車

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 1・4番線の西側には京葉車両センターに接続可能な線路のスペースがある。更に4番線の南側にも通過線のスペースがあったが、太陽電池パネルの設置に活用され、線路の敷設は不可能になった。
  • 2018年2月6日よりATOS案内が更新され、接近放送の英語放送追加や文面変更(「黄色い線まで」→「黄色い点字ブロックまで」)など、新形式での案内が他駅より先駆けて導入された。
運転番線 営業番線 ホーム 東京・西船橋方面着発 蘇我方面着発 備考
1 10両分 到着可 出発可 下り主本線
2 到着・出発可
3 到着可
4 出発可 上り主本線
  • 主本線を発着する場合は通過が可能。
  • 上りの機関車牽引の列車については駅の直後が上り勾配のため主本線で待避する場合有。

* 参考資料:「武蔵野線・京葉線 建設の経緯と線路配線」『鉄道ピクトリアル』 第52巻8号(通巻第720号)2002年8月号

駅構内店舗

千葉ステーションビルにより、改札内に5店舗と改札外に22店舗の商業施設「ペリエ海浜幕張」が営業されている。詳細は公式サイト「ペリエ海浜幕張」を参照。また駅南口を出て蘇我寄りに第2幕張海浜保育園という保育施設がある。また南口高架下にはコインロッカーがある。2012年8月31日までは飲食店モール「Dila海浜幕張」が営業していた。

利用状況

混雑する駅構内(2011年12月11日

2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員68,378人である。

京葉線内の中間駅では、新木場駅舞浜駅に次いで第3位、千葉市内では千葉駅に次いで第2位である(JR東日本全体では武蔵境駅に次いで第68位)。また、単独路線の駅、他社線への乗り換えがない駅としては県内1位である(舞浜駅とリゾートゲートウェイ・ステーション駅を別駅とみなすと2位)。利用者は年々増加しており、2007年度には5万人を超え、2011年度には新浦安駅を上回った。

開業以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1985年(昭和60年) [備考 1]554 [* 1]
1986年(昭和61年) 747 [* 2]
1987年(昭和62年) 914 [* 3]
1988年(昭和63年) 1,843 [* 4]
1989年(平成元年) 7,150 [* 5]
1990年(平成02年) 15,400 [* 6]
1991年(平成03年) 19,445 [* 7]
1992年(平成04年) 23,024 [* 8]
1993年(平成05年) 29,764 [* 9]
1994年(平成06年) 31,970 [* 10]
1995年(平成07年) 33,553 [* 11]
1996年(平成08年) 32,362 [* 12]
1997年(平成09年) 34,302 [* 13]
1998年(平成10年) 33,219 [* 14]
1999年(平成11年) 35,766 [* 15]
2000年(平成12年) [JR 1]38,056 [* 16]
2001年(平成13年) [JR 2]41,730 [* 17]
2002年(平成14年) [JR 3]43,054 [* 18]
2003年(平成15年) [JR 4]43,662 [* 19]
2004年(平成16年) [JR 5]44,403 [* 20]
2005年(平成17年) [JR 6]48,813 [* 21]
2006年(平成18年) [JR 7]49,561 [* 22]
2007年(平成19年) [JR 8]53,366 [* 23]
2008年(平成20年) [JR 9]52,795 [* 24]
2009年(平成21年) [JR 10]53,022 [* 25]
2010年(平成22年) [JR 11]52,397 [* 26]
2011年(平成23年) [JR 12]53,722 [* 27]
2012年(平成24年) [JR 13]55,681 [* 28]
2013年(平成25年) [JR 14]59,515 [* 29]
2014年(平成26年) [JR 15]61,112 [* 30]
2015年(平成27年) [JR 16]63,225 [* 31]
2016年(平成28年) [JR 17]65,377 [* 32]
2017年(平成29年) [JR 18]67,572 [* 33]
2018年(平成30年) [JR 19]68,378
備考
  1. ^ 1986年3月3日開業。開業日から同年3月31日までの計29日間を集計したデータ。

駅周辺

幕張メッセ国際展示場(9 - 11ホール)
千葉マリンスタジアム(外観はQVCマリンフィールド時代)
幕張テクノガーデン
三井アウトレットパーク 幕張
幕張ベイタウンのマンション群

当駅は幕張新都心の玄関口であり、北西側と南西側にはイオン本社ビル(イオンタワー)をはじめとしたオフィスビルや商業施設・宿泊施設などが立地する。駅周辺は路上喫煙禁止区域となっている。

バス路線

幕張地区で運行される連接バス
京成バスのメルセデスベンツ・シターロG「シーガル幕張」

バスターミナルが北口側にあり、当駅近辺の施設を目的地とする多くの路線バスが運行される。とりわけ、総武線および京成千葉線幕張本郷駅を結ぶ路線は運行本数・利用者数ともに非常に多くなっている。そのため、日本では数少ない連接バスを一部系統で運行している。この他、茨城県潮来市神栖市鹿嶋市、千葉県匝瑳市銚子市東金市山武市羽田空港成田空港、中部・関西方面への高速バスも運行される。京成バス千葉海浜交通平和交通千葉シーサイドバスなどが乗り入れている。

「マリーンズ号」は南口にあるプレナ幕張のグッズショップ「マリーンズボールパーク」前の特設バス停から発車する。

路線バス

海浜幕張駅

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
1番 幕01 免許センター 幕張本郷駅 京成バス
2番 幕01 幕張メッセ(東口) 幕張海浜公園入口 ZOZOマリンスタジアム
医療センター 休日運休
幕張メッセ中央
3番 海62 豊砂公園 新都心営業所
イオン62 豊砂公園・イオンモール幕張新都心ファミリーモール前
イオン63 豊砂公園 イオンモール幕張新都心ファミリーモール前 京成バス
ちばシティバス
イオン65 イオンモール幕張新都心イオンスタイル口
稲91[注 1] ちばシティバス
千葉海浜交通
幕22 神田外語大学 コロンブスシティ 幕張本郷駅 京成バス
4番 海01 タウンルート 海浜幕張駅 京成バス
海02 タウンルート→海浜幕張駅→ハイテク通り 平日朝のみ
海03 タウンルート 平日夕方のみ
海11 タウンルート→イオン幕張店 日中運行
タウンルート 海浜幕張駅 平和交通
タウンルート→海浜幕張駅→ハイテク通り 平日朝のみ
(ハイテク通り発)タウンルート 平日夕方のみ
タウンルート→イオン幕張店 日中運行
5番 海21 海浜幕張駅南口→マリンルート 海浜幕張駅 京成バス
海22 海浜幕張駅南口→マリンルート→海浜幕張駅→ハイテク通り 平日朝のみ
海03 海浜幕張駅南口→マリンルート 平日夕方のみ
海23 イオン幕張店→タウンルート→イオン幕張店 日中運行
海浜幕張駅南口→マリンルート 海浜幕張駅 平和交通
海浜幕張駅南口→マリンルート→海浜幕張駅→ハイテク通り 平日朝のみ
(ハイテク通り発)海浜幕張駅南口→マリンルート 平日夕方のみ
イオン幕張店→タウンルート→イオン幕張店 日中運行
海51 キヤノンマーケティングジャパン 京成幕張駅 京成バス 平日のみ夕方以降運行
海52
海53 平日1本のみ
6番 八千02 新検見川駅・花見川区役所 八千代台駅 京成バス
稲91[注 1] 幕張総合高校千葉西警察署 稲毛駅 ちばシティバス
千葉海浜交通
海56 ZOZOPARK(内回り) 海浜幕張駅 京成バス
千葉海浜交通
7番 幕張総合高校 新検見川駅 千葉海浜交通
検見川浜駅稲毛海岸駅 稲毛駅
海浜打瀬小学校 海浜病院
海浜打瀬小学校・海浜病院 海浜公園入口
ZOZOマリンスタジアム イオンモール幕張新都心ファミリーモール前
JR幕張駅・実籾駅 八千代台駅 千葉シーサイドバス
日立製作所
JR幕張駅 長作町
JR幕張駅・長作町 花島公園
JR幕張駅
JR幕張駅・東大総合運動場 花見川区役所
幕張メッセ中央
ZOZOマリンスタジアム
放送大学 幕張駅入口 平日朝1本のみ
総合教育センター・幕張2丁目 幕張本郷駅
8番 幕張町一丁目 平和交通 平日のみ
幕張駅入口・検見川町5丁目 稲毛駅
深夜急行バス 千葉駅・大網駅 山田インター入口 あすか交通
  1. ^ a b ちばシティバス運行便のみ。

高速バス

海浜幕張駅3番乗り場
海浜幕張駅9番乗り場(国際大通り上)
ホテルグリーンタワー幕張前
ホテルスプリングス幕張アネックス前

付記

  • 京葉線全線開業20周年記念キャンペーンの出発式イベントが2010年3月10日に当駅で開催された[3]
  • 幕張」は幕張新都心の玄関駅である当駅周辺を指すことが多いが、本来は総武線幕張駅幕張本郷駅および京成千葉線京成幕張駅京成幕張本郷駅周辺を指しており、当駅とこの4駅とは、最短の京成幕張駅でも2km程度離れている。当駅周辺は埋立地で地名がなかったため、北を通る幕張駅・幕張本郷駅を拝借する形で駅名が決められた。
  • 開業前の仮称は「新幕張」であった。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JE 京葉線
通勤快速
通過
快速
南船橋駅 (JE 11) - 海浜幕張駅 (JE 13) - 検見川浜駅 (JE 14)
各駅停車
新習志野駅 (JE 12) - 海浜幕張駅 (JE 13) - 検見川浜駅 (JE 14)
JM 武蔵野線直通
各駅停車・しもうさ号
新習志野駅 (JE 12) - 海浜幕張駅 (JE 13)

脚注

記事本文

出典

  1. ^ 2000年12月 ダイヤ改正について II.在来線 - 東日本旅客鉄道、2000年9月22日。
  2. ^ a b c 交通新聞2003年7月2日
  3. ^ "京葉線全線開業20周年になります" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道 千葉支社. 22 February 2010. 2013年2月12日閲覧
広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

  1. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
  2. ^ 千葉市統計書 - 千葉市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

関連項目

外部リンク