日枝神社 (千代田区)

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山王日枝神社
Hie Shrinejinja 2012.JPG
所在地 東京都千代田区永田町2丁目10番5号
位置 北緯35度40分29秒 東経139度44分22.50秒 / 北緯35.67472度 東経139.7395833度 / 35.67472; 139.7395833
主祭神 大山咋神
社格 官幣大社・別表神社
創建 不詳
別名 日吉山王社
日吉山王大権現社
江戸山王大権現
麹町山王
山王社
山王さま
例祭 6月15日(山王祭)
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日枝神社(ひえじんじゃ)は、東京都千代田区永田町二丁目にある神社江戸三大祭の一つ、山王祭が行われる。旧社格は准勅祭社東京十社)、官幣大社。

大山咋神(おほやまくひのかみ)を主祭神とし、相殿に国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)を祀る。

歴史[編集]

創建の年代は不詳である。文明10年(1478年)、太田道灌が江戸城築城にあたり、川越の無量寿寺(現在の喜多院中院)の鎮守である川越日枝神社を勧請したのに始まるという。徳川家康が江戸に移封されたとき、城内の紅葉山に遷座し、江戸城の鎮守とした[1]

慶長9年(1604年)からの徳川秀忠による江戸城改築の際、社地を江戸城外の麹町隼町に遷座し、庶民が参拝できるようになった。社地は家康により5石、元和3年(1617年)に秀忠により100石、そして寛永12年(1635年)に徳川家光からの寄付を加えて600石となった[2]

明暦3年(1657年)、明暦の大火により社殿を焼失したため、万治2年(1659年)、将軍家綱が赤坂の松平忠房の邸地を社地にあて、現在地に遷座した。この地は江戸城から見て裏鬼門に位置する。

明治元年(1868年)11月の東京奠都の際に准勅祭社に指定された。その後明治3年(1871年)に神祇官直下から東京府管轄に移され、明治5年(1873年)の官国幣社の選定時にも漏れ、そのまま東京府の府社となった。1881年(明治14年)に、氷川神社宮司で日枝神社の祠官を兼ねていた平山省斎が、皇城鎮護の神社が府社であっていいはずがないので、官幣大社にしてほしいと願い出た。この時は官幣大社にならなかったが、東京府・内務省の賛成を得て1882年(明治15年)1月9日に官幣中社になった[3]大正元年(1912年)には官幣大社に昇格した。

昭和20年(1945年)の東京大空襲で社殿が焼失し、昭和33年(1958年)に再建された。

裏参道 大鳥居(右側奥の建物は、現在は閉館となり無くなったキャピトル東急ホテル[4]

年表[編集]

  • 元和3年(1617年) - 麻生に100石の地を与えられた。
  • 寛永12年(1635年)6月 - 400石を加え500石を領した。
  • 万治2年(1659年)4月25日 - 現在地への遷座式。
  • 文政6年(1823年) - 楼門、回廊などを造営した。
  • 明治元年(1868年)11月5日 - 官幣使が参拝した。
    • 8日 - 准勅祭の神社になった。
  • 明治3年(1871年)6月30日 - 神祇官から東京府に管轄が移った。
  • 1881年(明治14年)6月 - 平山省斎が官幣大社にしてほしいと内務省に願い出た。
    • 7月6日 - 東京府が官幣中社昇格を支持する上申を出した。
    • 11月26日 - 内務省が日枝神社の官幣中社昇格を支持する上申を出した。
  • 1882年(明治15年)1月9日 - 官幣中社に列した。
  • 1912年(大正元年) - 官幣大社に昇格した。

文化財[編集]

国宝[編集]

  • 太刀 銘則宗

重要文化財[編集]

  • 太刀 銘国綱
  • 太刀 銘定利
  • 太刀 銘一
  • 太刀 銘長光
  • 太刀 銘備州長船住長光
  • 太刀 銘守家
  • 太刀 銘高包
  • 太刀 銘師光
  • 太刀 銘延房
  • 太刀 銘重久
  • 太刀 銘備前国新田荘住親依元徳四年云々
  • 太刀 銘備州萬壽住右衛門尉吉次作
  • 太刀 銘豊後国行平作
  • 薙刀 無銘 伝当麻

東京大空襲で焼失した旧国宝[編集]

  • 本殿
  • 幣殿
  • 拝殿
  • 中門
  • 透塀

交通アクセス[編集]

地下鉄 溜池山王駅から徒歩3分、国会議事堂前駅赤坂見附駅から徒歩5分。

宣伝活動[編集]

事件[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 日枝神社「日枝神社について」。『公文類聚』「東京府社日枝神社ヲ官幣中社ニ列ス」。「東京府社日枝神社ヲ官幣中社ニ列ス」pdfファイルの3頁めにある平山省斎の上申には、文明3年の勧請とある。
  2. ^ 「東京府社日枝神社ヲ官幣中社ニ列ス」PDFファイルの3頁め。
  3. ^ 「東京府社日枝神社ヲ官幣中社ニ列ス」。
  4. ^ 画像右(山王パークタワー側)に、上り専用のエスカレーターが設けられている。
  5. ^ 赤坂・日枝神社「神職の巫女レイプ事件」, 週刊朝日 2009年3月27日号
  6. ^ 東京・日枝神社の元神職に実刑 みこ強姦で地裁”. 共同通信 (2009年5月19日). 2012年2月26日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]