中山神社

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中山神社
Nakayama Jinja 09.JPG
拝殿(手前)と本殿(奥)
所在地 岡山県津山市一宮695
位置 北緯35度06分0.78秒
東経133度59分40.53秒
座標: 北緯35度06分0.78秒 東経133度59分40.53秒
主祭神 鏡作神
社格 式内社名神大
美作国一宮
国幣中社
別表神社
創建 (伝)慶雲4年(707年
本殿の様式 中山造
別名 仲山大明神・南宮
例祭 4月29日(御田植祭)
主な神事 御注連祭
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鳥居(中山鳥居)

中山神社(なかやまじんじゃ)は、岡山県津山市一宮にある神社式内社名神大社)、美作国一宮旧社格国幣中社で、現在は神社本庁別表神社

社名は現在「なかやま」と読むが、かつては「ちゅうぜん」「ちゅうざん」と音読みしていた。別称として仲山大明神南宮とも。

祭神[編集]

祭神は以下の3柱。これらは『中山神社縁由』に基づく。

主祭神
  • 鏡作神 (かがみつくりのかみ)
相殿神
  • 天糠戸神 (あめのぬかどのかみ)
  • 石凝姥神 (いしこりどめのかみ)

『延喜式頭注』には大己貴命、『作陽誌』には吉備武彦命、『大日本史』『神祇志料』には吉備津彦命と記されている。他に金山彦命とする説もある。『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』では、当社の祭神は猿神であるとされている。

歴史[編集]

創建[編集]

社伝(『中山神社縁由』)では、慶雲4年(707年)4月3日の創建とする。ただし実際には和銅6年(713年)、美作国備前国から分立した時に吉備中山から勧請を受けて創建されたものとみられている。

概史[編集]

貞観6年(864年)に官社となった。『延喜式神名帳』では「美作国苫東郡 中山神社 名神大」と記載され美作国唯一の名神大社に列したほか、美作国一宮として崇敬を受けた。

天文2年(1533年)、尼子晴久の美作攻めの際、境内に陣を置く敵を攻略するために火が放たれ、社殿が焼失した。美作平定後の永禄2年(1559年)、晴久自身によって再建された。

明治4年に近代社格制度において国幣中社に列し、第二次大戦後は神社本庁別表神社となった。

神階[編集]

  • 貞観2年(860年)正月27日、正五位下から従四位下 (『日本三代実録』) - 表記は「中山神」
  • 貞観6年(864年)8月14日、官社に加列 (『日本三代実録』) - 表記は「仲山大神」
  • 貞観7年(865年)7月26日、従三位 (『日本三代実録』) - 表記は「仲山神」
  • 貞観17年(875年)4月5日、正三位 (『日本三代実録』) - 表記は「中山神」

境内[編集]

本殿(重要文化財)
拝殿
  • 社殿
現存の社殿は永禄2年に尼子晴久によって再建されたときのもので、入母屋造妻入の他地方には例を見ない「中山造」と呼ばれる構造となっており、大正3年(1914年)に国の重要文化財に指定されている。
  • 鳥居
境内正面入口のものは「中山鳥居」と呼ばれる独特の構造である。

摂末社[編集]

摂末社はかつては112社あったが、尼子晴久の美作攻略の際に焼失し、現在は5社のみが残る。

  • 総神殿 - 祭神:山上山下120社
  • 国司社 (くにししゃ) - 祭神:大国主命
  • 御先社 - 祭神:稲荷神
  • 猿神社 - 祭神:猿多彦神。本殿裏に鎮座。今昔物語集等の記述は猿神社に由来するものとみられる。安産の御利益がある。

祭事[編集]

12月に行われる御注連祭(おんしめまつり)は、鎌倉時代元寇(蒙古襲来)のときに当社を含め各地の社寺で行われた異国降伏祈願に由来するもので、かつては鉾祭・鉾立祭と呼んでいた。

文化財[編集]

重要文化財(国指定)[編集]

  • 本殿
中山造と呼ばれる構造で、永禄2年(1559年)尼子晴久による建造。大正3年(1914年)4月17日指定。

津山市指定文化財[編集]

津山市指定重要文化財
  • 神門
津山城二の丸にあった四脚薬医門を明治初頭に移築したもの。昭和50年(1975年)11月15日指定。
  • 戦国武将文書
美作を支配した戦国武将の戦勝祈願・奉納の文書で、尼子晴久判物、毛利元就判物、毛利元就書状、吉川元春外三名連署書状、浦上宗景判物の計5通を、津山藩家老長尾勝明元禄3年(1690年)に一巻にまとめたもの。昭和50年(1975年)11月15日指定。
津山市指定天然記念物
  • 中山神社祝木のケヤキ
昭和48年(1973年)10月20日指定。

現地情報[編集]

所在地
交通アクセス
  • 津山駅JR西日本姫新線津山線)から、
    • 中鉄北部バス(西田辺方面行き)で、「中山神社前」バス停下車 (下車後徒歩すぐ) - 1日2本のみ
    • 中鉄北部バス(上横野行・一宮局前行き)で、「一宮局前」バス停下車 (下車後徒歩10分)
    • 中鉄北部バス(東一宮車庫行き)で、「一宮小学校前」バス停下車 (下車後徒歩15分)
    • 中鉄北部バス(スポーツセンター行き)で、「グリーンヒルズ入口」バス停下車 (下車後徒歩20分)

参考文献[編集]

  • 岡山県高等学校教育研究会社会科部会歴史分科会/編 『新版 岡山県の歴史散歩』(山川出版社、1991年)197-198頁
  • 現地説明板

外部リンク[編集]