籠神社

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籠神社
籠神社 拝殿
籠神社 拝殿
所在地 京都府宮津市字大垣430
位置 北緯35度34分58秒
東経135度11分48秒
主祭神 彦火明命
社格 式内社(名神大)・丹後国一宮・国幣中社・別表神社
本殿の様式 神明造
別名 元伊勢籠神社・内宮元宮・籠守大権現
例祭 4月24日(葵祭)
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傘松公園から見た籠神社境内
左下に本殿屋根、中央に鳥居が見える。右上に見えるのが天橋立。
籠神社 一の鳥居
奥に二の鳥居、さらに奥には神門が見える。
籠神社 神門
籠神社 本殿
赤、黄、緑に彩色された欄干の擬宝珠は「五色の座玉」で、格式の高い神社であることを表しているとされる。
籠神社の絵馬
籠神社の絵馬には六芒星が描かれている。

籠神社(このじんじゃ、こもりじんじゃ)は、京都府宮津市天橋立の近くにある神社である。式内社名神大)、丹後国一宮で、旧社格国幣中社(現、神社本庁別表神社)。元伊勢の一つであり、元伊勢籠神社とも称する。別称 元伊勢根本宮、内宮元宮、籠守大権現、籠宮大明神。丹後国総社は不詳であるが、当社が総社を兼ねていたとする説もある。

目次

[編集] 祭神

彦火明命(ひこほあかりのみこと、別名:天火明命、天照御魂神、天照国照彦火明命、饒速日命)を主祭神とし、豊受大神(とようけのおおかみ、別名:御饌津神)、天照大神(あまてらすおおかみ)、海神(わたつみのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)を相殿に祀る。

祭神には諸説あり、『丹後国式社證実考』などでは伊弉諾尊(いざなぎ)としている。これは、伊弉諾尊が天に登るための梯子が倒れて天橋立になったという伝承があるためである。

[編集] 歴史

社伝によれば、元々真名井原の地(現在の境外摂社・奥宮真名井神社)に豊受大神が鎮座し、匏宮(よさのみや、与佐宮とも)と称されていた。『神道五部書』の一つの「豊受大神御鎮座本紀」によれば、崇神天皇の時代、天照大神が大和笠縫邑から与佐宮に移り、豊受大神から御饌物を受けていた。4年後、天照大神は伊勢へ移り、後に豊受大神も伊勢神宮へ移った。これによって、当社を「元伊勢」という。

養老3年(719年)、真名井原から現在地に遷座して主祭神を彦火明命とし、豊受・天照両神を相殿に祀り、社名を籠宮に改めた。真名井原の元の鎮座地は摂社・奥宮真名井神社とされた。後に海神・天水分神が配祀された。祭神が籠に乗って雪の中に現れたから「籠宮」という社名になったという伝承がある。

延喜式神名帳では「丹後国与謝郡 籠神社」と記載され、名神大社に列し、月次・新甞の幣帛に預ると記されている。

社家海部氏は、彦火明命を祖とし、当社の創建以来、代々奉斎をしてきたとされ、現在は82代目である。4代目の倭宿禰命は、神武東征の際に速吸門で亀に乗って神武天皇の前に現れ、大和国へ先導した。「海部氏系図」が国宝に指定されている。

[編集] 施設

天橋立の砂州の付け根近くにあり、山上展望台へのケーブルカー(天橋立鋼索鉄道)始発の府中駅の近くである。

[編集] 境外社

本社の北東約400mの所に、当社の元の鎮座地である奥宮真名井神社(まないじんじゃ)がある(北緯35度35分11秒東経135度11分55秒)。

本殿はなく、拝殿の裏に2つの磐座がある。右の磐座主座は豊受大神を主祭神とし、相殿に罔象女命、彦火火出見尊、神代五代神を祀る。左の磐座西座は天照大神を主祭神とし伊射奈岐大神伊射奈美大神を配祀する。 真名井神社の真西の延長線上に大宮賣神社、比沼麻奈為神社、久次嶽山腹の応石、久次嶽山頂が位置していることから、それらの関連がうかがえる。

真名井という社名は、境内に「真名井の水」という神水が涌き出ていることによる。

[編集] 境内社

  • 摂社 蛭子神社(彦火火出見命・倭宿彌命))
  • 摂社 天照皇大神社(天照大神和魂あるいは荒魂)
  • 摂社 真名井稲荷神社(宇迦御魂保食神・豊受比売) -- 明治末期まで奥宮真名井神社に鎮座していたものを、1991年に本社境内に再建した
  • 末社 春日大名神社(春日四神
  • 末社 猿田彦神社(猿田彦神

[編集] 宝物

籠名神社祝部氏係図(海部氏系図
1976年国宝指定。社家である海部氏系図で、平安時代初期に書写された、日本最古の現存する系図である。
海部直伝世鏡 息津鏡・辺津鏡
息津鏡は約1950年前の後漢代の作で直径175mm、辺津鏡は約2050年前の前漢代の作で直径95mm。出土品でない伝世鏡としては日本最古である。鏡の名は十種神宝のうち2鏡と一致するが、関係は不明。神社の伝承では饒速日命が天津神から賜ったものである。

[編集] 外部リンク

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