国士舘大学

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国士舘大学
世田谷キャンパス
世田谷キャンパス
大学設置 1958年
創立 1917年
学校種別 私立
設置者 学校法人国士舘
本部所在地 東京都世田谷区世田谷
キャンパス 世田谷(東京都世田谷区)
町田(東京都町田市)
多摩(東京都多摩市)
学部 政経学部
体育学部
理工学部
法学部
文学部
21世紀アジア学部
経営学部
研究科 政治学研究科
経済学研究科
経営学研究科
法学研究科
工学研究科
人文科学研究科
スポーツ・システム研究科
救急システム研究科
総合知的財産法学研究科
グローバルアジア研究科
ウェブサイト 国士舘大学公式サイト
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国士舘大学(こくしかんだいがく、英語: Kokushikan University)は、東京都世田谷区世田谷に本部を置く日本私立大学である。1958年に設置された。大学の略称は国士大。

概観

大学全体

国士舘大学は1917年柴田徳次郎により創設された私塾である国士舘とそれに続く旧制中学校が母体となって設立された大学である。元来は青年期における人間形成を目的とした中等教育機関として発足しており、大学の設置は比較的遅い1958年である。現在、3キャンパスに7学部10研究科を有する。

建学の精神

設立趣旨

物質文明の弊日に甚だしく、人は唯だ科學智を重んじて、徳性涵養を忘る今日に於て敎育とは唯だ科學智の賣買たるのみ此の如きは唯だ物質文明に終る、精神文明なくして國家豈に一日の安きを得んや、蓋し精神文明は物質文明を統一指導するものなり、精巧の武器、萬種羅列するも、兵士起って之運用するに非るよりは、戦場に何の効果なからん、吾人は精神文明と精神敎育とを此際に唱道して國家の柱石たる眞知識を養成せん事を期す。

一國の最高學府は未た天下に公開されざるなり、若し公開されるゝとするも、ノート式の講義は單竟死學のみ、其説く處高遠深邃なるが如きも、遂に之れ形式範畴のみ、何等の情熱なく、信念なし、人を化するの力なし、形式、規則、規律、試験、之れ今日の所謂敎育なるものなり。

吾人茲に於てか卓落不覊高く形式の外に立つの士に依り、膝を交へて親しく活學を講ずるの道場を開設せんと欲す、法三章、唯だ眞に師たり弟たるの情誼に依って之を維持せん事を期す、來る者は拒まず去る者は追はず、天空海濶他の覊束なく、唯だ自ら守る禮節を尚ぶのみ。

而して此の道場は大自力を孕むの契機たるを期す、陋隘僅かに膝を容るるの一小寺小屋たりと雖も、大正維新の松蔭塾たる効果あらん、一心足つて萬能始めて用ゆべし、我が道場の期する處は、心學なり活學なり、信念の交感なり、理を説いて理に堕せず、術を語つて術に溺れず、舌頭萬有を吐呑して方丈裏に風雲を捲かんとするに在り。

(出典.1917(大正6)年11月4日に青年大民團と国士舘の併記で配布された配布物)

目的

寄付行為に定められている以下の内容を建学の精神あるいは設立趣旨と誤解しているケースがあるが、これは設立趣旨ではなく、あくまで国士舘における教育指針の3大要綱「読書」「体験」「反省」と4条目「誠意」「勤労」「見識」「気魄」の訓話を学校法人至徳学園設立時に寄付行為にしたものである。大学の理念の根底とはなっているが、正確には設立趣旨ではない。

聖人至徳を志し、不断の読書、体験、反省により、誠意・勤労・見識・気魄を涵養し、もって道義日本を建設し、世界の平和と進運とに貢献する有為の人材を養成する教育を行うことを目的とする。(出典.1919(大正8)年11月4日私塾国士舘入学式訓話、寄付行為自体は1952(昭和27)年10月10日に旧文部省によって認可され、その後改訂されていない)

教育および研究

体育学部を擁している高等教育機関であるため、警視庁神奈川県警をはじめとする警察への就職は多い。また、体育学部・文学部の両学部では、それぞれの所定の教職課程を修了することにより養護教諭一種を取得することができるカリキュラムが用意されている[1][2]。21世紀アジア学部においては、大学院のグローバルアジア研究科と合わせ修士課程を1年含め5年間で修了することが可能である。工学系においては、全日本学生フォーミュラ大会で好成績を収めている。また、平成19年度の科研費採択数は23件(新規採択+継続分)を数える。奨学金制度は、毎年4月ごろに各学部・各研究科で募集が行われている。首都圏西部大学単位互換協定会協定の会長校である。

学風および特色

スポーツ関係で活躍する在校生・出身者が多く、柔道ではオリンピック金メダリストを輩出するなどスポーツにおける著名な卒業生は層が厚い。また、サッカー部はJリーガーとして活躍するプレイヤーを多く送り出し続ける実績は特筆できる一つである。全学部・学科において、各専攻に応じた教員免許状取得が可能な教職課程カリキュラムが設定されている[3]。さらに学部によっては、在籍学科を修了することで他の資格取得や受験資格を得られる[4]。大学関係者は、学生気質も以前に比べて柔らかくなり、かつての「硬派」「右より思想」というイメージは払拭されたと考え始めている[5][6]。「うごパン」という学生向け情報誌が年5回(4・6・9・10・12月を予定)各キャンパスで配布されている。

沿革

玄洋社跡

略歴

私塾国士舘は玄洋社の流れを組む青年大民團の思想を広める教育機関として設立された。 興亜専門学校(現在の亜細亜大学)と国士舘専門学校(旧制)における興亜科の関係は興亜専門学校の設立に興亜科の藤原繁やその他の教職員が加わっていたため、学校法人国士舘及び国士舘大学の正史には興亜科が国士舘専門学校より分離したと記述がある(設置申請者が財団法人国士舘であったが興亜科自体は独立経営であった)。ただし、興亜専門学校設置により興亜科は廃止となったのは事実である[7]

年表

国士舘の設立を協議する有志
前列左から頭山満野田卯太郎渋沢栄一徳富蘇峰、後列最右が創立者の柴田徳次郎
  • 1917年 私塾国士舘創設
  • 1919年 高等部を開設
  • 1919年 財団法人国士舘設立
  • 1923年 中等部を開設
  • 1925年 中等部を廃止、中学校を設置
  • 1926年 商業学校を開設
  • 1929年 専門学校を開設、弓道科・興亜科・国漢柔道科・剣道科を設置
  • 1930年 高等拓植学校を設置、高等部を廃止
  • 1934年 高等拓植学校を閉鎖
  • 1942年 高等拓植学校を再設置
  • 1941年 興亜科廃止
  • 1945年 第二次世界大戦終戦に伴い、高等拓植学校を閉鎖
  • 1946年 第二次世界大戦終戦に伴い、名称を至徳学園に変更
  • 1949年 商業学校を廃止
  • 1951年 学校法人へ改組
  • 1953年 名称を旧称である国士舘へ戻し、国士舘短期大学設置
  • 1955年 至徳専門学校を閉鎖
  • 1958年 国士舘大学設置、同時に体育学部(体育学科)を開設
  • 1961年 政経学部(政治学科・経済学科)を開設、翌年同学部に経営学科を開設
  • 1963年 工学部(機械工学科・電気工学科)を開設、翌年同学部に土木工学科、建築学科を開設
  • 1965年 鶴川キャンパスを設置、同時に1・2年の授業を同キャンパスで開始、政経学部二部(政治学科・経済学科)、大学院・政治学研究科(修士課程・博士課程)、経済学研究科(修士課程・博士課程)開設
  • 1966年 法学部(法律学科)、文学部(教育学科・史学地理学科・文学科)を開設
  • 1974年 教養部開設
  • 1992年 多摩キャンパスを開設、体育学部を同キャンパスへ移転
  • 1994年 大学院・工学研究科(修士課程)を開設
  • 1995年 大学院・法学研究科(修士課程)を開設
  • 1996年 教養部を廃止
  • 1997年 大学院・経営学研究科(修士課程)を開設
  • 1998年 世田谷キャンパスに中央図書館、体育・武道館を開館
  • 1999年 大学院・経営学研究科、法学研究科、工学研究科にそれぞれ博士課程を開設
  • 2000年 体育学部(武道学科・スポーツ医科学科)を開設
  • 2001年 法学部(現代ビジネス法学科)、大学院・スポーツ・システム研究科(修士課程)、人文科学研究科(修士課程)を開設
  • 2002年 同年3月国士舘短期大学を廃止 21世紀アジア学部(21世紀アジア学科)を鶴川キャンパスに開設
  • 2003年 大学院・スポーツ・システム研究科、人文科学研究科にそれぞれ博士課程を開設
  • 2006年 大学院・グローバルアジア研究科(修士課程・博士課程)、総合知的財産法学研究科(修士課程)を開設、政経学部二部を廃止し政経学部へ編入
  • 2007年 工学部を理工学部へ改組、創立90周年を迎える
  • 2008年 鶴川キャンパスに体育学部こどもスポーツ教育学科開設、世田谷キャンパスに梅ヶ丘校舎設置 政経学部、法学部、文学部に所属する1・2年生を世田谷キャンパスへ移転
  • 2009年 鶴川キャンパスの名称を、町田キャンパスに変更
  • 2010年 大学院・救急システム研究科(修士課程)を開設
  • 2011年 政経学部「経営学科」を分離独立させ、経営学部(経営学科)を開設
  • 2013年 大学院・救急システム研究科(博士課程)を開設
  • 2013年 旧第二体育館跡地に複合施設・メイプルセンチュリーホール竣工
  • 2017年 創立100周年を迎える

基礎データ

所在地

町田キャンパス
多摩キャンパス
  • 世田谷キャンパス(世田谷区世田谷
    • 世田谷校舎
    • 梅ヶ丘校舎(34号館)(世田谷区梅丘)
      • 政経学部
      • 理工学部
      • 法学部
      • 文学部
      • 経営学部
  • 町田キャンパス(町田市広袴
    • 21世紀アジア学部
    • 体育学部 こどもスポーツ教育学科
  • 多摩キャンパス(多摩市永山
    • 体育学部 体育学科・武道学科・スポーツ医科学科

象徴

  • 校章はをイメージしている(中高に若干のデザインの違いがある)。
  • 大学歌はない。しかし、学校法人国士舘が設置している学校で統一的に舘歌として歌われている。(中高においては歌詞が“皇國”が“御國”、“殉す”が“ゆるす”となっている)
  • シンボルマークはアルファベットのKをデザインである。
  • スクールカラーは特に決まってはいないが、近年はシンボルマークのKの色を、深紅の楓の色をオリジナルの国士舘レッドとして使用している。

教育および研究

組織

学部

大学院

  • 政治学研究科
    • 政治学専攻(修士課程・博士課程)
  • 経済学研究科
    • 経済学専攻(修士課程・博士課程)
  • 経営学研究科
    • 経営学専攻(修士課程・博士課程)
  • 法学研究科
    • 法学専攻(修士課程・博士課程)
  • 工学研究科
    • 機械工学専攻(修士課程)
    • 電気工学専攻(修士課程)
    • 建設工学専攻(修士課程)
    • 応用システム工学専攻(博士課程)
  • 人文科学研究科
    • 人文科学専攻(修士課程・博士課程)
    • 教育学専攻(修士課程・博士課程)
  • スポーツ・システム研究科
    • スポーツ・システム専攻(修士課程)
      • スポーツ教育コース
      • スポーツ科学コース
    • スポーツ・システム専攻(博士課程)
      • スポーツ教育コース
      • スポーツ科学コース
  • 救急システム研究科
    • 救急システム専攻(修士課程)
      • 救急救命システム専攻
      • 救急救命システム専攻(1年コース)
    • 救急救命システム専攻(博士課程)
      • 救急医療体制・政策分野 
      • 病院前救急症候・鑑別診断分野
      • 災害医療・防災・災害危機管理マネージメント分野
  • 総合知的財産法学研究科
    • 総合知的財産法学専攻(修士課程)
  • グローバルアジア研究科
    • グローバルアジア専攻(修士課程)
    • グローバルアジア研究専攻(博士課程)

附属機関

  • 情報科学センター
  • イラク古代文化研究所
  • 武道・徳育研究所
  • アジア・日本研究センター
  • 生涯学習センター
  • ウエルネス・リサーチセンター
  • 理工学研究所(理工学部内研究所)
  • 政治研究所(政経部内研究所)
  • 経済研究所(政経部内研究所)
  • 経営研究所(政経部内研究所)
  • 比較法制研究所(法学部内研究所)
  • 最先端技術関連法研究所(法学部内研究所)
  • 体育研究所(体育学部内研究所)
海外拠点

教育

採択されているプログラム

学生生活

学園祭

国士舘大学ではキャンパスごとに学園祭が独立開催されている。

  • 世田谷キャンパス
    • 楓門祭(ふうもんさい)
    • 11月2日、3日
芸能人のコンサートやミスコンテストが開催されている。なお、国士舘大学では、ミスコンテストの優勝者を『ミス国士舘』ではなく学章の楓にちなんで『メイプルクイーン』と呼ぶ。
近年はコンサートよりお笑い芸人のステージが多い。
昭和42年に創立50周年を記念して明治祭として開催され、昭和52年より楓門祭となる。
開催名は他祭と違い、第○○周年楓門祭
  • 町田キャンパス
    • 鶴川祭(つるかわさい)
    • 5月下旬の土曜日、日曜日
新入生歓迎の運動会が始まりであったため、現在においてもスポーツ大会が多く開催されている。また、ちびっ子剣道大会、ちびっ子空手大会などの近隣参加企画も準備されている。かつてはバスケットボール、バレーボール、ソフトボール、モンゴル相撲等の大会があった。
第1回旧鶴川祭は昭和44年に明治祭に併設され開催。現在の鶴川祭は、昭和60年より開催。
    • アジアンフェスタ
21世紀アジア学部が設置される1年前より開催され、設置後は21世紀アジア学部の学生のみで組織され実施されている。第1回は21世紀アジア学部設置の1年前、平成13年度に開催。平成20年度より鶴川祭を継承する。
  • 多摩キャンパス
    • 多摩祭(たまさい)
    • 11月第3土曜日、日曜日
体育会を中心としたスポーツの祭典である。柔道部や相撲部の学生が出場するカラオケや各競技のユニフォームで参加する部対抗駅伝が開催されている。また、近隣住民も対象としたビンゴ大会をメイン企画として運営しており、多くの家族連れが集まる。
平成7年に多摩カップとして開催され、平成8年より開催。

スポーツ

学内奨学金

  • 入学試験に係わる学内奨学金
    • 成績優秀奨学生制度
  • 学業優秀奨学生
  • 運動技能優秀奨学生
  • 修学援助奨学生
    • 奨学生A:納入金の全額免除
    • 奨学生B:入学金を除く納入金の免除
    • 奨学生C:授業料の免除
    • 奨学生D:授業料の5割免除
  • 塩沢奨学金(理工学部)
  • 田中奨学金(理工学部)
  • 中村宗雄奨学基金(法学部)
  • 公益信託 橘高倫一記念奨学基金(文学部在籍・千葉県内高校卒業者限定)
  • 外国人留学生奨学金
  • 国際交流センター
    • 国士舘大学外国人留学生奨学生
  • 交換留学生対象
    • 国士舘大学留学奨励金
  • 国士舘大学同窓会奨学融資(長期・短期)

大学関係者と組織

大学関係者一覧

施設

キャンパス

交通

すべてのキャンパスが小田急線で結ばれている。

学生食堂

  • 町田キャンパス
    ニコラス精養堂
    アンブラン
  • 多摩キャンパス
    新東京食堂


学生寮

全寮制として設置された学校の名残として、現在も下記の寮が開設されている。

  • 世田谷キャンパス
    • 世田谷寮(昭和43年竣工)
    松陰寮(一般男子学生のみ)
    ゲストハウス(留学生のみ)
  • 町田キャンパス
    • 鶴川寮(昭和42年竣工)
    望嶽寮(一般男子学生と硬式野球部/サッカー部のみ)
    すみれ寮(一般女子学生のみ)(昭和45年設置)

過去に存在した寮

  • 男子寮
    • 回天寮
    • 正気寮
    • 時習寮
    • 青雲寮
    • 富士見寮
    • 錦楓寮
  • 女子寮
    • 常盤寮
    • 松柏寮
    • 清節寮
    • 菊寮


対外関係

他大学との協定

大学院単位互換交流協定(人文科学研究科 人文科学専攻)
  • 地理学分野の単位互換協定・協定校
    • 駒澤大学大学院 人文科学研究科地理学専攻
    • 専修大学大学院 文学研究科地理学専攻
    • 日本大学大学院 理工学研究科地理学専攻
    • 法政大学大学院 人文科学研究科地理学専攻
    • 明治大学大学院 文学研究科地理学専攻
    • 国士舘大学大学院 人文科学研究科人文科学専攻

協定校

系列校

いわゆる大学を頂点とする「附属学校」ではなく、同一学校法人が運営する独立した学校の集合体という形態を取っている。

脚注

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外部リンク